だから俺は父を犯した3
Added 2020-09-22 09:55:48 +0000 UTCくたばりそうだった。 肉体のほうは全然だけど、精神的な方面で死にかけていた。 罪悪感で重くなった足取りは鉄アレイでも乗せたみたいに遅い。 曲がった背は脂汗でいっぱいになり、股ぐらもベトベトさせていた。 なんで部活帰りの制服を強要されなくなったんだ? 俺は今、練習用のユニフォーム姿で家に向かっていた。 スライディングで土臭くなった胸元や太ももに土がついている。 「どうしてだよ……」 俺がボイコットしていたと噂された野球部の活動。 それは度が過ぎると周りからも囁かれていたが顧問は無視した。 次にパパが何度も電話していたらしく、聞き届けられなかったそうだ。 最後に、パパは部活動の保護者たちに連絡し直談判に出たらしかった。 小さいながらパパは仕事人らしい行動力を活かし、俺の助けになってくれた。 「こんなんじゃ顔向けできないよ」 自分の腋や股間からのぼる体臭は一ヶ月前の部活帰りと比べて土の匂いが濃くなっていた。 カバンの中に畳んである制服は、臭うワイシャツを洗い残りは干して消臭剤でも吹きかければ問題ないレベルになった。 晴天だった空は夕焼けに変わっている。 「つまんない部活がマシになるなんて……」 ちゃんとした練習をさせてもらえるし自主練習を軽く済ませての帰宅だ。 同級生たちと野球の練習を楽しみ、筋トレにも熱が入り皆で仲良く尻尾を振った。 先輩たちも話してみれば結構いいひとたちで、長身をネタにされたり投球フォームを学ばせてくれた。俺は肩に力が入りすぎているから、もっと脱力しながら足を意識するよう注意してもらうのも初めての経験だった。 バッティングにしても腕はいいが下半身と捻りが悪いとのこと。 球拾いはもちろんしたけど、アキユキいったぞ! と掛け声があった。 部活がよくなった原因を、パパの活動を知ったのは部活が終わった自主練のとき。 楽しかった時間があっという間に飛んでしまった。俺の父親の話題が急に出て何事かと思ったら、保護者の何人かが職員室に乗り込んでいった話を聞かされる。 それも昨日の話だったらしい。 よりにもよって俺がパパにトコロテンさせた日。 疲れてたろうに、体の不調もあったんじゃないかな。 こんな聞き分けのない息子の我儘に振り回されていたというのに。 ちょっと用事があると自主練を切りあげ、お礼を言おうと駆け足になろうとした。 「だけど俺ここ一ヶ月どんなことしてた?」 パパがオナホールの存在を知っていたのだって、俺が「父さんも使ってみてよ」と言ったからだ。使用済みのそれを鼻に押し当て「俺は父さんを使うよ」だか嘲笑い組み伏せていた。哀しいことに、パパはオナホールを目にしたとき「お風呂で膨らむ玩具?」とか言っていた。 「俺が教えたんだ……」 ひでえ息子もいたもんだ。 尻尾を股に入れながら俯き加減になる。 足は速度をあげられず、踵を擦りながらだったが気がつけば玄関前。 呼び鈴を鳴らせばすぐパパがやってきてくれる。 「アキユキ、おかえり」 ドアを開け、一ヶ月前と同じような笑顔で迎え入れてくれた。 晩ごはんの良い匂いまでして、エプロンが様になってきたパパは言う。 「お風呂に入りなさい。それはすぐ洗濯するよ」 「うん」 ただいまを口にするのも忘れ、手を出すパパにバッグを渡した。 その後ろ姿を見ながらシューズを脱ぎ、固唾を呑み脂汗を意識する。 「怒ってない?」 どころか嫌悪している様子さえ見当たらず、逆に見切りをつけられたんじゃないかと勘ぐり始めてしまった。 「アキユキ。部活はどうだった?」 入浴し、着替えた俺に切り出してきたのはパパだった。 夕飯も食べ終わり、食器はそのままにソファーに座るパパが隣を叩き座るよう促ししてきた。自室へ逃げようとしていたのに、既に気づかれていたのだろうか。 「楽しかったよ」 「それはいいことだ」 こうして父と子の当たり障りのない会話が始まった。 何をどうはなしていたのかあんまり覚えてない。ただ俺は一刻も早く逃げようとしていて、質問のほとんどをはぐらかしていた。 学校のこと、友達のこと、気になる子はいるのかとか。 担任がどうだとうか、最近ハマっているものはとか。 とにかく思春期が親にされたら面倒臭がる内容で盛り上がっていた。 次第に俺も口が緩み喋るのが楽しくて、部活の話が一番多い。 だから理解できた。 当たり前すぎて気づけもしなかった答えが閃いた。 俺って俺が想像する以上に、野球が好きだったんだ。 「あっちの野球部じゃなくて良かったと思えそうか? 手続きはすぐ出来ると思うが」 「いいよ。まだこっちの部活がどんなものかわかってないし、勉強がしたいのも本当だからさ」 会話が途切れた。 いま家族で暮らしたかったと打ち明けるか? 壁掛け時計を見ていれば、一分半ほど無言でいた。 だけど気不味さはない。とてもゆったりした時間だ。 「顧問の先生は」 またパパが切り出してくる。 前かがみになり、手を組みながらだ。 「家庭トラブルで機嫌が悪かったのを生徒に当たり散らしていたらしくて、本当はとてもいい先生だと、ほかの先輩たちからも『許してあげてください』と頭を下げられたんだ。もしかするとあっちより素晴らしいプレイが出来るかも知れないぞ」 「……へえ、そんなことがあったんだ」 俺はずっと顧問が俺に対し冷たいんだと思っていた。 先輩たちも同調して、俺に嫌がらせしていたんだと思っていた。 だけど、俺が思ったより先輩たちも優しかったし丁寧なひとらだ。 もしかしたら、顧問の性格に合わせ変わっていったのかも知れない。良くも悪くも。 「アキユキの言っていたことと、色々違ったんだ。もちろん間違ってはいなかったろうし、当たり散らしたことがいいわけないけどな」 「そうみたいだけど、うん、八つ当たりは嫌だったよ」 「僕もアキユキに思っていたことは、間違っていたんだと思う。すまなかった、アキユキは自慢の息子だから大丈夫だと、本当は自分に言い聞かせていたみたいだ」 深刻な面持ちで頭を下げられる。 だけど俺がこれまでしてきたことも十分すぎるほど悪い。 「いいよ、謝んないで」 「帰ってきてから、どんな顔をして接すればいいのか、よくわかっていなかった。優しくしてあげよう、できることをしてあげよう。そんなことばっかり考えていたんだが」 パパは頭をあげ、俺をじっと見た。真摯な瞳は子犬みたいだと茶化せないくらい真剣だった。 「アキユキはどうしたかった? 僕と一緒にいて、不満はなかいか? これからも家族として接しても、嫌じゃないか?」 「嫌なわけないし不満だってない。俺はずっと家族と過ごしたくて、友達とか家族旅行したり親とバーベキューした、ゲームを買ったって話てるのが羨ましかった。叱られるのも褒められる話だって、俺にない経験をして笑ったり泣いたり、怒ったりしてるみんなが羨ましかった」 ダムが決壊したみたいに、俺は一気にまくし立てる。 「俺が邪魔だから傍にいてくれないんじゃないかって仕事のほうが大事なんだ、どうせ一回も迎えに来てくれないし、一度だって俺と、俺と、真剣に向き合ってくれることなんてないんだって、パパもママもいないし、家族三人そろうのだって数える程度だ。たまに親戚のおばちゃんがきたりしたけど、それだけで、毎日ひとりだったのに受験の前にパパが帰ってきてくれた。それを俺がどんなに嬉しかったかパパは考えもしてくれない。もっと俺のこと考えて欲しい、俺のこと好きでいて欲しい。俺の傍から離れないでくれよ」 最初っから、こんなふうに言えればよかった。 「すまなかった。僕が不甲斐ない父親なのは申し開きのしようがない。夢を叶えようとするばっかりでアキユキを蔑ろにしてしまった。生まれたときから大好きなのに長く距離を起きすぎた」 そう言って頭にさわられる。 並べば身長はより際立っているから、見上げながら手をあげての格好だ。 かっこ悪いなんて思わないし、こんなふうにしてもらえるのを憧れてきた。 「アキユキごめんな。やりたいことにばっかり時間を使ってきて、これからおまえとの時間を増やしても迷惑じゃないか?」 申し訳無さそうにするパパに撫でられながら、涙が出てきてしまった。 「うん。俺はそうして欲しい、甘えるのも撫でられるのも、してもらいたい」 自分からパパに倒れ込んでみた。やっぱり俺は他より育ちすぎているせいで、パパをソファーに背もたれに押し当てる格好になってしまった。 俺の歪んだ親子愛や憎しみを向けられているとわかっているのに、それでもなお俺を大切にしてくれている。 「パパ……」 涙をこぼしながら父を呼び、耳を潰すように触られる。 家にいないと落ち着かないのだって理由はわかっていた。 俺だってパパが家にいるから、どう接すればいいのか悩んだ。 もし感情的になれば距離を開かれる気がして、波紋を呼ばぬようにした。 二十分くらいか。俺が泣き止むまでパパは胸の中であやしてくれていた。 昔からこうしてもらえたら、あの厄介な高揚感に苦しめられなかったのかな。 いろいろ思うところはあるが、これから一緒に過ごせるなら何でもよかった。 目を細め膝上で可愛がられる猫みたいに過ごす。あったかくて安らげた。 「落ち着いたか?」 「いま安心してる」 と、言い切ったというのに一分もせず悪い動悸が始まってしまう。 せっかく家族としてやっていけそうなのに、どうしてこう余計なものが湧いてくる。 性欲にまみれた下劣な思惑こそ出てこないにしろ、甘えながら股間に血が流れていた。 上半身をパパに乗せているのだから、腰のあたりにチンコがあたっている。もう気づかれる、危ない。 「遠慮しなくていい。触れさせてくれ」 離れようとしたらパパは腕を締めつける。 そうじゃないんだと言い訳をしたいが焦りからか喉は窄まった。 「僕も出来るならアキユキにこうしてあげたかった。たとえ高校生になっても、身長が百八十を超えていても構わない」 ああ……終わった。 むくっと膨らんでいった俺の勃起が、パパのどこかに当たっている。 少し経ち、気づいたのだろうパパは無言で俺を抱きしめ、力んで毛を膨らませていた。 しばらく気まずい空気が漂いだしているが、俺はもうパパをレイプしたいと思ってない。 だけど最初からそうだった。レイプしたいから勃っていたんじゃない。甘えたいから勃っていたんだ……忘れてたけど、パパが家にいると落ち着かないって言ったから俺がイライラしたのがレイプの始まりだった。 どれだけそうしていたのか、パパは鼻をかいた。 「アキユキ。大丈夫だから僕の言うことを聞きなさい」 「わ、わかったよ」 年配者の余裕だろうか。 あれだけ犯してきたのにパパのほうが落ち着いてる。ちょっとかっこいい。 「僕に恋愛感情を持っているわけではないんだろ?」 「そ、それはそうだよ。持つわけ無いだろ父親を相手に、恋愛なんて、甘えたいのは本当だし頭のなかが子供のまんまなのは仕方ないだろ…………」 「そうか」 パパは言いながら思案をするみたいに唸った。何度かそうして、咳払いし、思い切った質問をしてくる。 「念のために聞くがアキユキは、本当にゲイじゃないのだろう?」 「……本当だけど、こんなの説得力なさすぎるから信じなくていいよ」 いくら父親に恋愛感情を持たず同性愛者でもないと言い切ったところで、パパに撫でられながら高揚し、チンコをこんなに硬くしているのなら誰が聞いたって「こいつは父親に興奮する同性愛者」としか思わないだろう。俺だって最初はそう疑っていたんだ。 けれど腑に落ちないのは、どうして今その質問をしたのかだった。 「これから父親専門のゲイにならないって約束できるか? ゲイになるのは否定したりしないが」 「だからゲイじゃないしパパに恋愛感情はないんだってば! なんでいま聞いた?」 ちょっと否定が大きくなったのはパパにそんなこと言われたくなくて、俺もそんなふうじゃないって言いたくて、ああもうよくわかんない。だけど、いま聞いた理由は知りたかった。 「アキユキの子供を、孫を抱きしめたいからだ。これは僕の我儘だし、もし男とカップルになるなら……止めはしないが……すぐ納得できないことは許して欲しい」 「だからゲイじゃないってば! これからもならないよ、好きなひといるし」 「え!? どんな子?」 「食いつかないでよ恥ずかしいな。内容を戻すよ」 勃起を擦りつけながら抱きしめられて、恋バナなんてしたくない。だから逸れた話題を定位置に移動させる。 「信じなくていいけど、そんなに言われるとは思ってなくて、変に理解を出されたら余計に心苦しくなる。約束できるし、ゲイにもならないとおもうよ」 「そうか。わかった、信じよう」 パパは安堵しきった溜息を混ぜ、俺の体が手酷い静電気を浴びたみたいビクッとした。 パパがズボン越しに俺の勃起を撫でたせいだ。目を白黒させ、俺はしどろもどろに慌てて離れる。何かのはずみで触ってしまったんだろう、また犯したくなる最低な俺が出てこないよう理性を保ち、ドキドキしながらソファーから転げ落ちた。 俺は見上げていたら、パパは服を脱ぎ始めていた。 あいも変わらずブリーフ派で小さい体に似合っている。 「パパ……?」 「アキユキも脱ぎなさい。激しいのとか異常なのは嫌だが少しくらいなら、一緒にしてあげるからな。これも異常な考えだとわかっていても……折り合いをつけるなら、僕の方から近づかないと」 全裸になって気恥ずかしそうにしているパパは、やはり息子に勃起はしてない。 あれは生理現象が起きているだけで、俺の刺激に反応したせい順応していたようだ。 「それこそ、なんで?」 「僕がアキユキの、親でいたいからだよ」 パパはそっと近づいて、前かがみになった。 みっともなく尻もちした俺の肩をつかみ引き寄せて、ほんのりマズルを当ててきた。 俺の口に伝わる感触はやわっこい。そして暖かく非常にくすぐったいものだった。 前は舐めるだけだった。まさかパパの方からキスしてくれるとは思わず、股間が痛くなる。本当は愛情だけを感じたいんだけどな……どうして性欲まで膨らむのか肉体と精神の不一致が憎たらしいが、ありがたくもある。 「パパ」 マズルと鼻に伝わってきた父親のぬくもりが恋しいけど。 俺も服を脱いで立ち、後ろめたさない心でパパを腕の中に寄せる。 「ま、前から思っていたが随分と大きい子になってしまったな。僕のほうが小さいし、アキユキはこんなに肉体が出来上がってる。僕も筋トレしたらアキユキくらいになるだろうか?」 「なんなくていいよ、瓶の蓋だって俺が開けるし、高い位置の荷物はとってあげる」 「どっちが子供かわからないが、僕も強い子に育ったアキユキに甘えさせてもらおう」 パパが俺を頼りにしてくれると言った。 もっと感触を確かめたかったけど、いまが引き際だろう。 俺のなかにある怯えを払うみたいに、パパは目尻に触れた。 「小さい頃は泣いてたんだろうに。今日まで知らないふりをしてきた」 「いいよ。心配してくれてたのがわかった」 現実と父親から逃避してきた俺だけど、パパもそうだった。 性欲で乱れた思考回路でもハッキリと受け取れた。父親の心持ちに感謝する。 「ありがとう」 「いいんだ。座りなさい」 ソファーに腰を沈めた途端に、亀頭にぬめりを感じた。そして鼻息が腹回りにまで振りかけられる。竿を握ったパパが先端に舌をあてペロっとしたんだ。 「嫌じゃないか?」 「パパこそ……俺は嬉しいよ」 「嫌だけど、嫌いにはなれない感じだ」 満たされていく。 心と体に、湯を流されるみたいにポカポカする。 パパの舌が俺の大事なところに当てられて、唾液がにじむ。 洗いざらいをぶちまけ、パパの心を知り俺は変わったのか。 心臓はバクバクしてるのに理性は繋ぎ止められている。 頭を掴んで喉まで犯したいとか、苦しみ嗚咽を漏らすエロい表情をみたいとか、考えていない。 「ん……」 勢いに任せているのか、パパは意外に積極的だった。 俺の快楽が許容範囲を超えるのはそう遠くなさそうだ。 浮遊していく開放感に沈んでいく俺の肉体に、痛ましい勃起の色合いに口を離したパパが注目していた。 「すごい大きさだな……こんなにして苦しいだろう」 「いつもどおりだけど、うん、出したい」 「そうか」 男としてやっぱり羨ましかったり、するんだろうか。 俺の太ももを掴みながら後頭部を下げるみたいにフェラしてくれる。 しゃぶりつき、最初の二往復はビクビクしていたパパだがすぐ慣れた。 欲望に衝き動かされてきた浅ましい息子の竿を舌で絡め、玉袋にマズルがあたるくらい頭を上下させてくれた。 「んぅ……!」 おもわず身をよじり、ぴちゃぴちゃいやらしい唾液に欲情する。 パパにフェラチオしてもらっている、背徳感と本能が頭で掻き回される。 こんなにも大事にされているのか、愛されているのかと俺は幸せでいた。 ひざだちになりながらチンコを頬張ったパパの上目遣い。それだけで物凄い多幸感が脳を焦がし、思わず身震いする。 「あとすこし……」 口から舌をこぼしながら現状を訴えた。 パパは口内で硬さを確かめるみたいに閉じればカリ首を上顎で、裏筋に舌全体が接触し過剰なくらい痙攣した。それこそ快楽が電気になったみたいに、涙目で我慢できなくなった。 「出る……」 つぶやき、だけどパパは離れようとしなかった。 うなずくみたいに根本まで咥え込み、パパの口腔で果ててしまった。 どびゅるって、たぶん喉にまでぶちまけた。安堵感の混ざる今までにない興奮のせいか普段よりも出がよくて、痙攣の回数も多いから量もいつも異常なんだろう。 「んぅぅ……」 それをパパは口全体で、受け止めていた。 けほっと咳き込みながらパパがチンコを口から抜き、テーブル上のティッシュをとる。 どろどろっとした精液のたまりを数枚のティッシュの上に垂らし、新しいティッシュで口周りを拭き取った。何度か喉まで犯したこともあるからか、パパはむせもせず味に顔をしかめてる程度でいた。 「もう大丈夫かな? アキユキはこんなに出すのか……」 何度も出していたけど、まじまじとティッシュのザーメンを手の上で弄ばれたら何か変な気になってくる。照れくさそうに頬をかいていた俺だけど勃起は収まらず、パパもすぐ察していた。 「いつもみたいに激しいと声が抑えきれないから……ゆっくりだぞ?」 テーブルに置かれたローションの側で。 パパは手をつき薄茶色のお尻を後退させる。 意味はわかる、俺がやりやすいように足を伸ばしてた。 これなら立ったまま出来る。ただ心遣いはありがたいが、ここまでされるのは心苦しくもあった。 「疲れるから早くしなさい」 「うん」 筋肉のちょっとついた、パパのお尻。 今日も尻尾を乗せるようにして、縦割れになったアナルをひくつかせていた。 だいぶ申し訳ないことをしたんだと思いながらも、甘えさせてもらおうとする。 自分の厚かましさに苦笑しながらもローションを手になじませ、温めてからパパの穴に塗りたくり、指を挿入しておいた。 「今日は冷たくないな」 やっぱり冷たいのが嫌だったらしい、心でお詫びした。 ローションで濡れた手でパパの腰を掴み、強すぎないよう指を閉じた。 鈴口から先走りを垂らしている俺のチンコを、パパの縦穴にあてがった。 「それくらいで足りるのか?」 「いつもよりは多いくらいだよ」 経験上これだけ濡れていれば問題ない。これなら無理なくセックスできる。 「パパ。ありがとう」 「僕こそありがとう。父親だと認めてもらえて救われた」 自分の緊張をほぐすため声をかけるつもりだったのに、雰囲気がいっそう暖かくなる。 俺が泣いてしまう前に、勃起を慰めるべく腰を前にやった。周りの毛に竿が軽く擦れていくのも普段と変わらない。 ズズズッ 腰を押しつければ、そのぶんチンコがパパの中に収まっていた。 一ヶ月、ほとんど休みなく俺はパパを犯した。だから、すんなり挿入されてしまう。 亀頭をすっぽり呑まれる。半ばまで入り、いまは脈打つ血管を肛門で感じているだろうか。 「全部はいったよ……」 パパにぶつかりながら挿入を最後までやり遂げる。犯し抜いたせいでパパは肛門が開発されたのか、ちょっと息を荒げているしチンコも勃っていた。 「動くから辛いときは言って」 そのままスローに腰を引いていった。 パパは上ずった呻きをあげるが顎を閉じ封じ込めていた。 縦になった肛門はローションで濡れ俺のチンコを咥えこんでる。 露出したところは特に肉色が強く黒っぽさもくっきりうかがえた。 「んぅ」 俺も快感で呻き、再度スローで埋めていった。 ねっとりしたローションの行き渡った内臓の感触に、父親と息子で繋がれている。異常なのに充足感に浸れた。 パン……パン……パン お尻に俺がぶつかっては恒例の音をあげた。 ペースを崩さないよう腰を振っていると、パパのものが動いていた。 俺が主導権をもちパパを犯しているように思えるが、注意に従い激しくはしない。 「んっ……はっ…………キャ……」 テーブルに手を当てたパパは俯きながら嬌声をあげる。 パン……パン……パン 一定のリズムで振るのも悪くなかった。 「はっ……きゃっ…………」 絡みつき甘やかせてくれるパパの内側にチンコを前後させる。 途切れ途切れながら感じた声をあげていて、無理矢理では味わえない一体感を得た。 俺のチンコに肉穴の全体がまとわりつき、より搾ってやろうとするみたいに狭まった。 何度もレイプで広げてきた穴の解れた感触は甘噛みされるみたいで、限界が近づいた。 パン、パン、パン 注意されたようにやっていたピストンも、気づけば速めていた。 パパに思いの丈を精一杯伝えようと背伸びしたみたいに、腰を打ちつける。 こんなに大きくなっても、ずっと思っていたんだよと体中で伝えたかった。 「あっ……キ…………」 パン、パン、パン、パンと父に子がぶつかる音のなかで、パパが俺を呼んでくれた。 羞恥も意地もいらない。ただこの瞬間に、すべてをぶつけたかった。やがて思い切り奥に押し当てて、玉袋に溜まっていたものを感情ともども噴きつけた。 どびゅぅぅ! 噴水みたいにパパの肉穴に注いだ……俺の痙攣に合わせ脈動し、吸い上げるみたいに律動してくれる。鼻に香るムッとした大人の臭いに、テーブルに撒き散らしたんだろうトコロテンの香りがした。肛門から振動がある、パパのものが上下していて、口がにやけてしまう。 「アキユキ」 涙目で振り向いたパパは凛々しい父親の笑顔になっていた。 「今日はもういいだろう。掃除するぞ」 「わかったよ」 名残惜しかったけど俺は腰を引き、チンコをパパから抜いた。 どろどろのザーメンが蠢く肛門に呑まれていって、また勃ちそうになる。 だけどパパにティッシュを渡され股間を拭っていれば、パパはトコロテンをしたテーブルを決まりが悪そうに拭っていた。 「辛かったら僕に言うんだぞ。出来るときはしてやるから」 「……うん」 嬉しいというか、照れくさくて恥ずかしかった。 この日から俺とパパの関係はまたしても変わっていった。 物理的な距離はほぼなくなったし、心に建てられた壁はなくなった。 セックスに関してはお尻みたいにゆるくなり、パパが疲れてなく暇なときは、甘えながらさせてくれるようになっていた。 かなり爛れて変な関係になってしまった。 だけど、俺は家に親が居てくれるのが幸せだ。