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ミズウミ
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異説:魔園建立の裏話(蘆屋道満×スカサハ=スカディ)



「――――ふむ、相済まぬがやめておこう」


 白紙化地球—―――かつては北極圏と呼ばれていた真っ白な大地。

 見渡す限り何もない白紙の風景に、カルデアから無断でレイシフトを行ってきた二騎のサーヴァントが向かい合っていた。


「ふむ…………お止めになる、と」


「ああ。魅力的な申し出ではあったがな。

 とはいえ、軽々しく飛びつくわけにも行かぬ。許せよ、蘆屋道満」


「ンソソ…………成程なるほど、ご決断は相分かり申した。

 しかしながら、エエ、何卒その結論に至った理由程度はお聞かせ願えればと」


 向き合う二騎のサーヴァント――――スカサハ=スカディと蘆屋道満。

 生前に直接的な因縁はなく、カルデアに召喚されたサーヴァントとしても深い縁を結んでいるわけでもない二騎は、しかしこうして白紙の北極で向かい合っている。


 道満によって北極に呼び出されたスカディは、何処からか道満が手に入れたらしい聖杯を用いて、夏を彩る特異点の作成を依頼されたがそれを断った。

 現在の状況を表すにはその程度の言葉だけで足りていて、スカディは問われた”理由”についても、言い淀むことはなくさらりと心のままの言葉を口にする。


「真に楽しめる催しであれば良いが、これはあくまで特異点であろう?

 となれば必然、マスターは”特異点の解消”を目的として動く。……愉快で平和な世界を作り、彼らがそれを楽しめば楽しむほど、それを切除する傷は深くなってしまう」


 一時の快楽のため、そのような傷を刻ませることは私の望むことではない。

 スカディは言葉をそう締めくくり、しかしその言葉に道満は鷹揚に微笑んだまま――――しかし「ンンン」と不気味に唸り声を響かせる。


「ンンン成程。流石は北欧異聞帯を治めた優しき女神。

 流石の深謀遠慮は、拙僧の如き下賤な者にはまるで及びもつかぬ慈悲深さのようで!」


 称賛しているようでありながら、どことなく悪意が滲んでいるその言葉。

 スカディは僅かに警戒心を高めたが、しかし道満は獣のような目を形だけは笑むように細めて、それから幾度か柏手を打つように白紙の大地に音を響かせた。


「うむ、まぁそういう事だ。

 期待に沿えず申し訳ないが、今回は縁がなかったと――――」


「ンンンいえいえ!そのようなわけには往かぬのですよ、スカサハ=スカディ殿」


 そして唐突に、道満の骨ばった大きな手がスカディの肩を掴んだ。

 ぞわりと総毛だつ身体。スカディは当然、原初のルーンを用いて反撃を試みるけれど、しかしどういうわけかルーンは発動せず、スカディは白い大地に押し倒されてしまう。


「っ!?き、貴様!何を……っ!?」


「聖杯が在れど、特異点を形にして維持できる存在は稀だ。

 つまり貴殿に断られてしまえば、この聖杯も行き場を奪われてしまうというもの!」


「そんな事は私には関係ない!マスターに渡せば済む話であろう!

 くっ……!この、放せっ!このような狼藉、マスターに知れればどうなるか――――」


 どれだけ強力な原初のルーンを知っていても、それらは発動しなければ意味がない。

 スカディの戦力骨子を支える魔術――――キャスターとしての強みを封じ込められ、どうであればスカディと道満の戦力差は明らかに歴然だった。


「ンンンご安心を!この場は密会用に編んだ結界の内です故。

 内部からの魔術的な干渉も、外部からの詮索も、全て全て無意味な行いかと!」


 スカディの身体を抑え込み、愉快そうに嘲笑を響かせる道満。

 ケルトのスカサハと同一視されていようとも、”ランサー”と”キャスター”であれば肉体的な性能も性格的な適性も、あまりにも違い過ぎる。


 道満の眼下に組み敷かれたスカディは、細い体を必死に身じろがせて抵抗を示す。

 そんな姿に嗜虐的な欲を煽られて、だからこそ道満は言葉もないままに、まずはその華麗な紫紺のドレスの胸元を掴み、そのまま一息に音を立てて引き裂いた。


「ひっ――――!?ぁ、ひっ、きゃぁああぁぁぁっっ!!」


 スカサハ同様の――――あるいはそれよりも豊かな胸を躊躇なく晒されて、スカディはスカサハでは決して口にしないだろう甲高い悲鳴を上げる。

 羞恥によって真っ赤に染まった顔と、潤みながら睨んでくる赤い目。そんな振る舞いに一層嗜虐心を煽られて、道満は鷹揚な笑みを浮かべながら豊かな胸を鷲掴みにする。


「ふ、ぁっ!やめ……っ!ぁ、やめよ……っ!いや、ぁあ……っ!!」


「エエ、勿論やめましょうとも。

 貴殿が我が聖杯を受け取り、特異点の王となって下さるのであればね」


 道満の大きな手に、それでも収まりきらないスカディの乳房。

 白く豊かな双丘が、獣にも例えられる男の手によって揉みしだかれて、込められる圧力によって好き勝手にその形を変えられる。


 じんわりと染み込ませるように指の熱が乳房から伝わってきて、スカディはその感覚に身もだえしそうになるほどの羞恥を覚えた。


「んぅ……っ!は、あぁっ……!この……なんなのだ、貴様は……っ!

 こんな事をして、マスターが、許すとでも……っ、ふ、んぁっ!は、あぁんっ!」


「そんな事を口になさる割に、声は随分と蕩けていらっしゃるご様子ですが?

 これではマスターからは、合意の上で睦みあっているようにしか見えぬかもしれませぬなァ?」


 跳ねてしまう声音を殊更にせせら笑われ、スカディは羞恥で顔を染めてしまう。

 “女神”でありながらにしてひどく清純な――――生娘を組み敷き穢しているような感覚に欲を煽られつつ、道満はゆっくりと責めの質を変えていく。


「ぁ、あ、ぁ、ぁう……っ!く、ぁ、ひぁっ!?ん、やめっ!あぁぁっ!!」


 乳房を鷲掴みにして揉みしだくのではなく、ゆっくりと乳房の先端を嬲る指遣い。

 禍々しい黄緑に塗られた鋭い爪。その先端がくすぐるように敏感な肉芽を掠めていく感覚に、スカディはビクビクと身体を跳ねさせ、乳房を揺さぶりながら悲鳴を上げた。


「ンン、これはこれは。随分とマァ敏感な反応をなさるもの。

 聞けば異聞神話にて、数多の神から慕情を抱かれていたとのことでしたが……それも頷けるほどに”男”の欲を煽る反応を理解しておられるようで」


 ビクビクと扇情的に跳ねる肢体。弾むように揺れる乳房。屹立していく胸先。

 美しくもどこか成熟しきっていない印象の喘ぎ声もまた、”脆く儚いものを穢している”という歪んだ欲望を煽り立て、道満の抱く昏い衝動を燃え上がらせる。


 「放せ」「やめろ」と喘ぎ混じりに吐かれる言葉を嘲笑いながら黙殺し、段々と屹立していく胸先の小さな肉芽を弄ぶように嬲っていく。

 淡雪のような白肌に、それでも目を凝らさねばわからないほどの小さく幼い乳首。豊かに成熟した乳房と裏腹なそれは、妖しい爪の蠢きに素直すぎる反応を返してしまう。


「ふ、んぅぅっ!ぁ、やめ、いや……っ!ぁ、く、ううんぅぅっ!

 はっ……!はぁぁっ!やめろ……っ!ん、ぁあぁやめ、て……っ!だめ……っ!」


「ンンンそうは言っておきながら、その身の方は先を求めておられるようで。

 お判りでしょうスカサハ=スカディ殿?こうして胸先を爪弾かれるだけで、肉芽がむくむくと浅ましく屹立し、打ち震えだしている事を」


 見下ろす嘲笑は、欲の熱と相まって獲物を狙う肉食獣の表情となっている。

 女神としての強みなど発揮する事も許されず、スカディはただ”狩られる兎”となった自分自身を突き付けられつつ、女としての身を暴かれ嘲られるしかない。


「ふ、んぁっ!やめ……っはぁ……ぅ、んぅっ、く、ぁ、んぅぅあぁぁいやっ!!

 やめ、や、いやだっ!いやだ……っ!も、だめっ!だめなのに……っっ…………!!」


 ぷっくりと弾力を帯びてなお小さな肉芽が、じわりじわりと掻き嬲られる。

 刃のような鋭い爪。それに敏感な場所を嬲られるという危険な行為は、しかしスカディの内側の性感を煽り立てて、毒のように全身を熱に浸していってしまう。


「はぁ……っ!はぅっ!んっ、あぁ……っ!んっ、くぅっ!」


 痺れるような疼きが、胸の先端から全身へと広がっていく。

 身体が跳ねて乳房が弾み、羞恥で蕩けてしまいそうなほど体が熱いのに、碌な抵抗もできずに辱めを受け続けるしかない。


「随分と耐えるものですなァ。拙僧、些か貴殿を見誤っておりましたか。

 ただ『聖杯を受け取る』と、そう言いさえすればこのような辱しめは終わるというのに」


 そして同時に、道満は悪辣な”逃げ道”をスカディに与えてしまう。

 神としての矜持を捨て、マスターに傷を刻み込むことを是とするか、それとも現状の責めの中で屈服を待つように嬲られ続けるのか。


 スカディにはどちらも選べない。

 だが”選べない事”こそが、この場においては何より致命的だった。


「は、んぅっ!く、くぅぅぅっっ!やめっ、ぁ、やめて…………っ!!

 は、ぁあぁぁっ!んぅっ!っっく、ふぁっ!?ぁ、あぁぁ――――~~~~っっっ!!」


 爪弾かれるだけだった乳首が、二本の指で摘まみ上げられて刺激される。

 性感神経が密集する場所。そこを痛みと紙一重の強さで抓りながら扱き上げられて、スカディは道満の眼下で腰を持ち上げて、悲鳴を上げながら果ててしまった。


 いかにも容易く絶頂し、浅ましく身を震わせる女神の姿。

 それを見下ろしながら道満はスカディの胸先から指先を放し、胸元以外は無傷で残っている紫紺のドレスの上――――絶頂したばかりの女の腹に逆五芒星の呪印をなぞった。


「ふ、んぅっ!な、やっ、え…………っ!?」


「濡れそぼったままの衣服を纏っているのは、些か気分が悪くありましょう?

 それがただの水などではなく、自らの内より湧いた浅ましき淫水ならば殊更に」


 スカディの動揺を善意のように黙殺して、道満はニタリと嗤う。

 パラパラと風化するように崩れ落ちて言ったドレスと下着。破り捨てられることもなく一糸まとわぬ全裸に剥かれ、スカディは必死に晒された身体を隠そうとした。


「ま、待てっ!や、やだ……っ!

 やめろ、こんな……っ!ぁ、あぁぁ見るなぁ……っ!」


「ンンン!その態度もまた、なんとも欲を煽るというもの!

 これでは拙僧、滾る欲を鎮めることなど到底出来そうもありませぬなぁ?」


 胸と秘部を隠そうとした手は、道満の片手で一纏めに抑え込まれてしまう。

 白肌の上を這う無遠慮な獣の視線。しかしその程度に身を硬くするスカディを嘲笑うかのように、隠しようもなく晒された秘部に硬く滾った熱が押し付けられた。


「ひっ……!や、やだ……っ!それ、だけは……それだけはダメ……っ!」


 恐怖に上擦った言葉に対し、道満はニタリと口角を持ち上げるだけだ。

 知らぬわけではない欲望の熱――――けれど愛もなく労わりもなく、ただ目的を果たすために与えられようとするそれは、スカディの心胆を恐怖に凍えさせるに十分すぎた。


「ンンンなんとも哀れましきことですが、拙僧にも目的があります故。

 恨むも嘆くも筋違い。どうか受け入れられますよう、拙僧からはそれだけでございまする」


 慇懃かつ酷薄に言いながら、濡れた膣口を道満の巨根がゆっくりと割り開く。

 少女のような無毛の秘部。閉じたその場所は巨根によって限界まで開かされ、しかし胸先への責めで濡れそぼったその場所は、残酷にもそんな蹂躙を受け止めてしまう。


「あ……っ!う、ひぅ、っくぅぅ…………っ!

 い、いやっ、やめろっ!抜け……っ!抜い、てぇ……っ!」


 一気に穿ち抜くような乱暴さはなく、ゆっくりと肉楔の感覚を味わわせるための抽挿。

 悪辣な意図が透ける道満の行動に、スカディは必死に抵抗しようとするけれど、今の彼女に出来る抵抗は、むしろ道満の嗜虐心を煽るものにしかなり得ない。


「ンンンフフフ!睨んでおられるのか、それとも媚びておられるのか。

 赤らめた顔に潤んだ目でそうも見つめられては、拙僧も昂りを抑えられませぬな?」


「っ、ぁ、ひぅっ!んんぅぅぅっ!

 はっ、ぁ、あぁぁ、そこ、やめ……っ!は、あ、んぅぐっ!んんっ!」


 膣奥までは至らずとも、膣内に遍在するいくつかの弱点。

 その場所を狙いすましたようにカリの段差で擦られて、スカディは絶頂の余韻も相まったひどく乾いた絶頂に身を跳ねさせられた。


 媚びるように膣肉が蠢動し、道満の巨根を包み込むように扱き上げる。

 血管を浮かべた太く長い肉楔がビクビクと膣内で蠢動しているのが感覚だけで理解できてしまい、スカディはその悍ましさに泣き叫びそうになった。


「ンン、こちらもまた生娘のような反応ですなぁ。

 未通というわけではなさそうですが、あまり経験はないのでは?」


 喉から零れ落ちそうになる泣き声を、懸命に堪えながら道満を睨むスカディ。

 しかし道満はそんな敵意をも愉楽とするように、あくまでも悪辣な煽りの言葉を並べ立てながら、膣内の脆い場所を何度も何度もカリの段差で擦り付ける。


「んっ!は、ぁ、んぅぅっ!んぁっ!あぁんっ!

 そこ、ぁ、だめっ!だめぇ……っ!いま……っっはぁ、うぅぅっ!!」


「いやはや脆い。あまりに脆すぎて拍子抜けですぞ?スカサハ=スカディ殿。

 この程度の責めに屈するとは、異聞北欧に生きた民たちもさぞ失望しましょうや!」


 もはや道満は、悪辣なその本性を隠すつもりもなくスカディを嬲る。

 彼女にとって最も深い傷――――愛すれど守り切れなかった北欧異聞帯の民たちのことを引き合いに出しながら、彼女の膣内の脆い場所を痛烈なほどに擦り付ける。


 スカディは、上がってしまう声を必死に押し殺そうとする。

 けれど彼女はあくまで”女神”だ。”女”という冠詞をつけられた神である以上、スカサハ=スカディという神は女の本能には抗えない。


「ふ、ぁ、んんぅっ!ぁ、や、言うな……っ!は、あぁぁぁやめ……っ!

 っく、ぁ、ひぃッ……!!ん、ぁ、いやっ!!ぁ、あぁぁぁだめだめだめだめ……っ!!」


 顔を赤らめ、屈辱で眉間に皺をよせ、それでもスカディは果ててしまう。

 意識を白く染めるには至らない乾いた絶頂。体が震え、膣肉が埋められた巨根を締め付け、奥から湧いてくる愛液が圧し拡げられた膣口から滴り落ちていく。


 信じたくない感覚は、しかしそれでも紛れもない現実だ。

 そんな残酷な現実をスカディが受け止めるよりも早く、道満はあくまでも”スカディを嬲る”ために、彼女の呼吸に合わせて勢いよく膣奥を穿ち抜く。


「んぁっ――――~~~~~ッッ!!!っっ、はっ!ぁひ……っ!!

 んく、ぁ、うぅぅっ!やめ、ろ……っ!そこ、だめっ!ぁ、あぁあぁぁっ!!」


 とんとんとノックするように膣奥を突かれ、軽く絶頂するスカディ。

 絶頂させることそのものではなく、絶頂に伴うスカディの反応を残酷に愉しみながら、道満は自らの欲を埒外に置いた残酷な責めを繰り返す。


「耐えきれぬというのであれば、拙僧の提案に乗ればよいのです。

 それともそんなに我らがマスターを信じられませぬか?たかが一夏の特異点!それを消滅させた程度を気に病むほど、我らの主は脆弱の徒であると?」


「んぁっ!ぅうぅっ!ぁ、やぅっ!や、ぁあんっ!

 ちがっ、違う……っ!私は……っ!ぁ、わたし、はぁっ!んっ、んくぅうぅっ!!」


 問いかけておきながら、それでも答えを返させようとはしない。

 言葉を返す余裕を生むように僅かに責めを緩め、スカディの口から喘ぎ以外の言葉が漏れ出始めた瞬間に、膣奥を小刻みに震わせるように突き抉る。


 スカディの中に蓄積されていくのは、性感と絶望と無力感だけだ。

 民たちを守り切れなかった無力な母。自らの権能と治世にのみ圧し掛かっていたはずの無力感は、しかし道満の悪辣な手管によってより強く実感させられてしまう。


「答えることすら叶いませなんだか。ンンン何とも何とも。

 ”女神”と呼ばれるのが聞いて呆れるほどの醜態!などと!マァ謗られても些か否定の使用のない姿であろうとは思われますが!」


 悪辣に表情を歪めながら、道満は演技めいた長台詞でスカディを嬲り続ける。

 屈辱の中で、それでもきゅうきゅうと蠢いて巨根を締め付けてしまう膣肉。零れてしまう喘ぎも、疼き汗ばむ全身も、全てがスカディの羞恥と屈辱を煽る。


 道満はスカディの全てを、自らの下に屈服させようとする。

 それはただの――――ただの八つ当たりのようなものだ。スカディが道満の申し出を断る時に、”あんな物言い”をしなければ、彼女はここまで惨く責められることはなかっただろう。


「”一時の快楽”に身をやつし、淫悦に喘ぎ熱情に狂うその有様!

 “神”たる者が自らの言をも翻しても浅ましく乱れ狂うなど!ンンンフフハハハハ!」


 当て擦りのように言いながら、道満は小刻みにスカディの膣奥を突く。

 ただでさえ脆い場所を、余韻すら感じられない細切れの絶頂によって蕩かされ、スカディは屈辱をも多い潰す性感に、ただ淫らな声で喘がされるしかない。


「ふ、んぁっ!あぁぁちがっ、ぅ、違う……っ!

 私、は……!は、んんぅっ!んくっ!やめ……っは、はぁっ!ぁん、ぅうぅぅっ!!」


 浅ましいと謗る言葉も、最早否定するに足る材料はなかった。


 真っ白な大地に無理やりに押し倒され、衣服を剥かれ胸先を嬲られ、そして挙句の果てに膣奥を小刻みに震わせられて、淫らな声を上げて果て続けている。

 女神としての威厳も、北欧世界を治めた母としての矜持も失われた、本能的な快楽に喘ぐだけの獣のような自分自身を、スカディはもう認める以外にない。


「ふ、んぅっ!ぁ、あぁぁっ!やぇっ!も、いやっ!いやだっ!ぁ、あぁぁっ!」


 人間的な悪意を持って女神を辱しめる、獣に例えられる人間。

 人間の似姿を取らされた結果、尊厳を辱しめられ獣のように喘ぎ狂う女神。


 外形と内実と本質の全てが噛みあわずにぐちゃぐちゃに掻き混ぜられていく中で、とうとうスカディの口から屈服を示す言葉が零れた。


「ふ、んぅっ!く、ぁ、わかっ、わかっ、たぁっ!

 も、ぁ、んぅぅっ!ふ、やめっ!受け、取るっ!聖杯、受け取る、から……っあぁっ!」


 蕩けた顔と跳ねる声。組み敷かれた状態で懇願する女神。

 その痴態にゾクリと震えるほどの快感を覚えながら、道満は小刻みな腰遣いを休めることもなく、長い舌でじっとりと口端を舐めあげる。


「ンンン、ご英断にございますなァ。

 拙僧としてもそれは願ったり叶ったり。貴殿の英断に謝意を示さねば」


「んっ!く、ぁ、はぁ、んぅぅっ!!

 そ、んなの、いい、から……っ!ぁ、早く、これ、やめて……っぁ、んぅっ!あぁんっ!」


 だが言葉で屈服を示しても、スカディを襲う責め苦は止まない。

 蘆屋道満という男の悪辣さ――――それは獲物を絡め取る手練手管でも、あるいは獲物を責め立てる手段の多彩さでもない。


「ふ、んぅっ!聞い、て……っ!ぁ、聖杯、受け取るっ!受け取るからっ!

 は、ぁ、んぅぅうひっ!ぁ、やっ!待っ――――ぁ、なんで、早く、っ、んぅうぅぅっ!!」


「ンンンフフフ!ですがですが!さりとて、エエ、口約束であれば如何様にでも繰り言を述べることも叶いますからなァ?

 であれば、エエ、”霊基の深い場所”に契約を刻んでおけば、それが保証になるものでございましょう?」


 スカディの表情が恐怖に凍り、その表情を受けた道満は深く激しく腰を振る。

 逃れようと身を捩るスカディを眼下に力強く抑え込み、貪るように深くまでの道行きを何度も何度も擦っては叩きつける道満の有様は、それこそ獣のようだった。


 蘆屋道満の悪辣さは、獲物を絡める手練手管でも責め立てる手段の多彩さでもない。

 僅かに抱かせた希望を、果たされる直前で取り上げ踏み躙り弄び、希望を絶望に変じさせるという外道の振る舞いに対する躊躇のなさ。


 “リンボ”であったが故の名残か、それとも生前からの悪趣味なのか。

 ともかくそんな外道ぶりを余すことなく発揮しながら、道満は希望を踏み躙られて零落しかかった女神を、眼下に組み敷いたまま徹底的に辱しめ続ける。


「やっ、いやっ!いやだっ!ふざ、けるなぁ……ふ、ぁうっ!あぁぁっ!

 こんな、こんな事、許されない……っ!い、いやっ!いやぁあぁっ!ぁ、ふ、んぅぅっ!」


「ンンン孕むわけでもないのに、そうまで拒むとは!

 エエ、エエ、分かりますとも!愛なき行為で精を注がれる嫌悪!本能が反応してしまう屈辱!自らが浅ましく振る舞ってしまう事への絶望!」


 精液に似せた契約の魔力――――道満はそれを自身のペニスの内に充填する。

 精液に似せる必要などなく、そもそも完全にスカディを組み敷いた現状であれば、ただ彼女の霊基に契約を書き込めばそれですべては済む話だ。


 けれど蘆屋道満はそうしない。

 自らの愉楽のため――――無聊を慰めるためだけに、人面獣心の男は本来ならば触れることすら能わない筈の女神を、その恵躯の下に組み敷いて陵辱する。


「ですが、ですが、エエ、ですが!!貴殿の孔は拙僧のモノを求めておられる!

 蠢き、掠め、媚びるように纏わりつき、我が身の内から浅ましくも白濁を搾り取らんと蠢きまわっておられるようで!」


「んぁっ!は、ぁぅぐっ!違うっ!ちが、うぅっ!!

 こんな、やめっ!いやっ!いやだっ!ぁあぁおねがい!お願いだからぁっ!!」


 どれだけ嘆き叫んで懇願しても、道満の悪辣はむしろ加速していくばかりだ。

 ぐじゅ、じゅぷ、と音を立てて膣奥を掻き回され、打ち震える子宮口を小刻みに何度も突かれ、そしてとうとうビクリと膣奥で肉茎が跳ねた。


「ンンンンフフフハハハハハハ!!さぁお受け取りを!

 膣奥に刻んだ契約をもって、我らが魔園の管理権を委ねましょうぞ!!」


「ぁ、あぁぁいやっ!いやぁあぁぁぁっっ!!

 だめっ!だめぇっ!あぁぁぁやめて!や、ぁああぁあぁ――――~~~~っっ!!!」


 膣奥に流れ込み、華奢な腹の奥底に広がっていく淫らな熱。

 子宮内にどろりと濁った魔力――――蘆屋道満とスカサハ=スカディを繋ぐ魔力パスを繋がれながら、スカディは与えられる感覚に絶叫しながら淫らに果てる。


 腰を持ち上げ、道満の身体に自身の身体を密着させるような体勢。

 淫らな表情も蠢く膣内も、ひっきりなしに膣口から漏れ落ちる愛液も、何もかもが完膚なきまでにスカサハ=スカディという女神の零落を示すようだった。


「うぁ、ぁ…………!は、ぁ、んぅ…………!ぅ………………」


 粘つく魔力が霊基の奥底を絡め取っていく感覚が、スカディに絶望を抱かせる。

 しかしルーン魔術も行使できない現状では、彼女に出来るのはただ絶望に浸り、奥底に魔力を注ぎ込み続ける道満を愉しませることだけ。


 斯くして数日後、北極圏と呼ばれていた白紙の大地に特異点が観測されることとなる。


 “アークティック・サマーワールド”――――カルデアの記録にそう刻まれることとなった特異点の影で、どのような”契約”が結ばれていたのか。

 それを知る者はただ二人――――蘆屋道満とスカサハ=スカディだけであり、その真相もまた誰に知られることもなく、ただ当事者たちの内側に刻み込まれるだけだった。


≪了≫




お読みいただきありがとうございました!


次回は9月10日に更新予定。

内容は『FE風花』より、「学生編時空、ベルナデッタが盗賊に捕まって剃毛と異物挿入をされる話」です。


ミズウミにしては若干リョナ要素強めなので要注意。

あと陰毛とか腋毛とかの描写もあります。個人的に学生編ベルナデッタは小汚いイメージだったので、かなりニッチ需要ですがお許しを。


それでは次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!



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