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ミズウミ
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博も識も蕩かす淫蠢(雷蛍術士×リサ)



「うふふふふ…………手こずらせてくれたわねぇ💛

 『モンドの女たる者、淑女であるべし』だったかしら。淑女とは思えない暴れぶりだったけれど、こうなってしまえば可愛いものね?」


 モンドの郊外に存在する、人目似つかない洞窟の内側。

 湿った空気が満ちるその場所に、ひどく不安定な女の声――――それでいて、不安定さに似つかわしくない知性を宿した声が響いた。


 雷元素を纏った虫の羽音。モンドの歴史書を引用しつつの含み笑いの声。

 酩酊したような足取りで、女はくるくるとたたらを踏みながら、眼下に縛り付けた一人の女の姿を仮面越しに見下ろして、口端を長い舌で舐めあげる。


「く……!この……っ!」


「ああ、動かない方がいいわよ?

 雷元素で麻痺した身体を無理に動かす――――その痛みは貴女が一番知っているでしょ?」


 仮面の女――――ファデュイに所属する雷蛍術士が見下すように嘲笑いながら、眼下の女の頭から特徴的な帽子を奪い、手元でくるくると弄ぶ。

 縛られた女は、そんな行為に抵抗の一つも見せられず、ただ心底から悔しそうにその目をきつく吊り上げるだけだった。


「西風騎士団の図書司書――――リサ・ミンツさん。

 スメール教令院きっての天才も、随分と平和ボケしたものじゃない」


 特徴的な帽子を放り捨て、高いヒールのブーツで踏み躙りながら術士は嗤った。

 両腕を縄で後ろ手に一まとめにされ、脚は大きくM字に開いた状態で札を張られ、僅かに動かすことも許されないほどに固定されている。


「法術士が一人で危険な場所に赴く――――その危険性も分からなくなったの?

 それとも、モンドでちやほやされるうちに、そんな基本も忘れちゃったのかしら💛」


「……その言葉、そっくりそのままお返しするわよ。

 偶然の勝利をそこまで喜ぶなんて、ファデュイには経験を用立てる頭もないのかしら?」


 術士の挑発に、それでもリサはあくまで強気を崩さずに返す。

 戦闘の中で衣服は乱れて傷だらけ。神の目も法器も奪われ、身体も動かせなければ抵抗の余地はリサ自身には一つもない。


 けれど、ここはリサにとって勝手知ったるモンドの地だ。

 エウルアやアンバーやガイア、あるいは騎士団ではないけれどロサリアなんかはモンドの地のあらゆる場所に散らばって、不穏分子と戦っている。

 当然、この程度の洞窟はいつ発見されてもおかしくない。精々が数日――――その間を耐え凌げば、今度は追い詰められるのは目の前のファデュイの女の方だ。


「…………ふふ、うふふふふふ!!

 ――――――あぁ、随分と怒らせてくれるじゃない。状況分かってる?」


 そしてリサの挑発は、術士の女の感情を狙いよりも激しく爆発させた。

 踏み躙った特徴的な帽子を足蹴にして、それから術士の女はリサに視線を合わせるようにしゃがみ込んで、目の前の豊かな胸へと当然のように手を伸ばす。


「っ……!」


「あら、本当に分かっていなかったのかしら💛

 こんな事をされても、それ以上の事をされても。抵抗なんてできないのよ?」


 可能性として理解はしていた。けれど生理的な嫌悪感が拭えないだけだ。

 術士はその細い指をひどく粘っこく蠢かして、乱された衣服の布越しに、リサの豊かかつ柔らかな乳房を揉みしだいて弾ませる。


「ほら、抵抗してみなさい?無理だろうけど、ね?」


「っ、あ…………!」


 そしてそのまま、ふるりと衣服の布地が剥ぎ取られる。

 元より戦闘で乱されていた薄い布地。それを捲るように剥がれ、その下のバイオレットの可憐な下着を真正面から視姦されて、リサの頬に濃い紅色が差した。


「ふふ、エッチなブラをしてるのね?

 見せたい人がいるの?それとも欲求不満かしら💛」


 嬲るようにフロントホックを弄びつつ、女は羞恥に染まったリサの目を見る。

 自分などより余程知識のある才人が、羞恥によって言葉を詰まらせてただ睨んでくるという状況は、女の倒錯的な欲をひどく満たすように興奮させた。


「――――ふふ、黙っていたら何もわからないわよ?」


「――――やっ!ぁ、やめ――――!!」


 そしてそのまま――――欲望の赴くままに可憐な下着のホックを外して、女はリサの豊かかつ柔らかな巨乳を、直接外気に晒してしまう。

 下着による縛めから解かれて、それこそ”弾むよう”という形容そのままにふるりと揺さぶられる白い双丘の姿は、強く強く女の視線をその場所に引き寄せた。


「へぇ、遊んでいるんだろうと思ってたけど、綺麗なおっぱいしてるじゃない💛

 乳首も薄ピンク色で、おっぱいも重いけど柔らかい。ふふ、きっとあなたと関わった男の人達は皆、このおっぱいを好きにしたいと思ってたでしょうねぇ?」


 言いながら、女は直接晒された双丘に手を伸ばす。

 掬い上げるように双丘を持ち上げて、まずはゆっくりと熱を染み込ませるように、手玉に取って跳ねさせながらじっくりと揉みしだく。


「っ、ふ、ぅぅ……っ!随分と、妄想がお好きなのね……っ!

 ファデュイなんかやめて、作家にでも、なった方が……っ、ぁ、あ、あぁ……っ!」


 真っ白な双丘が手玉に取られて跳ねさせられるたび、豊かな乳房と比してあまりに小さいその中心――――薄桃色の乳首も同様に揺さぶられる。

 ふる、ふる、と揺れるそれは、外気に擦られる刺激だけでも僅かずつ性感を得て、やがて段々とその柔らかく小さな内側に弾力を帯びさせてしまう。


「あら?それなら、こんな一文はどうかしら?

 『女は抵抗を口にしつつも、その身体はどこまでも正直であった。豊かな乳房が揺さぶられるたびに、可愛らしい乳首はむくむくと素直に屹立していく』」


 リサの言葉を受けて、その言葉をそのまま皮肉で返すかのように、女は目の前で起こっているリサの反応を官能小説の一節のような言い回しで嘲笑った。


「っ、んぅ……っ!文章の、センスが、足りないわね…………っぁ、ひっ!」


 屈辱に喘ぎ、下卑た感覚に悶え、リサはそれでも気丈に言い返す。

 けれどじっとりと染み込んでくる――――おそらくは微弱な雷元素を宿した薄布越しの指の感覚は、リサの乳房を責め苦の内側に捕らえたままで放さない。


 微かな疼きと掻痒感が乳房の下部からジワリと沁みて、ゆっくりとリサの身体は快楽に蕩かされて、同時に焦燥が心を揺らがせる。

 耐えればいい――――そんな風に高をくくっていた筈なのに、たかがその程度の”耐える”という行いが、今ではあまりに難しくなってしまっている。


「へぇ、そう?それならもっと資料を提供していただける?

 こんな風に拷問するのは初めてじゃないけれど、それを文章として物語にするなんて、私からしても初めての事だから💛」


「ひっ……!や、ぁ、んぅ……っ!

 くぁっ!ひぅっ!ぁ、あぁぁ…………っ!」


 リサの言葉を受け流して嘲笑いながら、雷元素を帯びた指がゆっくりと乳房を撫でるように移動して、まずはそっとその中心に触れた。

 ピリ、と痺れるような感覚が小さくも屹立した肉芽に伝わり、リサは喉奥から絞り出すように喘ぎを漏らし、縛められた身体をびくりと跳ねさせる。


「ふふ、可愛い反応するじゃない。

 もしかして、慣れたフリして実は結構ウブだったりするのかしら💛」


 そしてそのまま、術士は雷元素を薄く纏わせた指で、屹立した薄桃色の肉芽をゆっくりと撫でまわすように、指の腹で刺激し始めた。


 女の細指に揺さぶられ、僅かな痺れと共に揺さぶられる小さな乳首。

 屹立してもなお小さなそれは、ほんの僅かに色づきながら弾力を帯び、微かな痺れによって内側の神経を鋭敏に昂らされてしまう。


「ふ、んぅぅ……っ!ぁ、あぁ、や、やめ……っ!

 は、ぁ、あぁ……っ!っ、く、ひ、ぃっ!!ぁ、んぅぅっ!」


「ふふ、勃起乳首くりくりされて、随分イイ声が出てるじゃない💛」


 低周波マッサージのような――――それこそローターで僅かに乳首を震わせられているような感覚と共に、悪辣に敏感な乳首を責め立てられる。


 欲に駆られた男では不可能な、同性としての弱味を熟知しているからこそできる、極限まで性感を焦らし尽くす女としての責め。

 微弱な振動を乳首に伝えながら、撫で上げ、僅かに摘まみ、根元をくすぐり、扱くように根元から先端までを愛撫する。


「っっっ!は、あぁぁっ!く、ひ、やぅっ!ぁ、あぁんっ!

 やめ、なさ――――っ!ぁ、ぁぐっ!やめっ!やめ、て……っ!っ、あ、あぁっ!」


 責めに抗う事も、無様に転げ回って快楽を逃すこともできない。

 ただビクビクと身体を痙攣させ、白く美しい肌を汗ばませて、リサは美しい顔立ちをどこまでも淫らに蕩かされながら、言葉による抵抗を繰り返すしかない。


 理知的かつ理性的な、落ち着いた司書のお姉さん。

 斯く在れかしと定められたようなリサのキャラクター性は、それこそ彼女の精神が屈服する間際の堰となって、彼女の心を正気に留めてしまう。


「本当に?本当にやめてほしいのかしら?

 貴女の可愛い乳首はもう、イきたくてイきたくてうずうずしちゃってるのに?」


 その通りだと認めてしまう。自分の身体の反応は自分が一番理解できる。

 微細な振動と嬲るような指遣いによって、リサの身体はもう乳首を弄られただけで限界にまで追い込まれようとしている。

 現に、戦闘で乱れたままのホットパンツの下からは薄くではあるが愛液が染み出し、そうでなくともこれ以上は耐えがたいとでも言わんばかりに乳首が内側から充血している。


「ち、が、うわ……っ!ちがう、ちが、ぁ、く、ぅぅっ!

 は、ぁ、はぁ……っ!は、ぅ、く、んぅ、う、うぅぅ~~~~~~~~っ!」


 耐えろ。耐えろ。耐えろ――――そんな根性論が虚しく頭を過り続ける。

 けれど無理だ。もうどう足掻いたってリサの身体は性感に耐えきれていない。まだ深い絶頂に落とされずに済んでいるのは、ただ目の前の女が焦らす責め方を徹底しているからだ。


「ふふ、強がっちゃって💛本当は自分が一番わかってるでしょう?

 その証拠にほら、ホットパンツの布地だって、見てわかるくらいに湿っちゃってるもの💛」


 リサの左胸から手を離し、女はその手をリサの股間部に触れさせる。

 ホットパンツの布地――――リサの華麗な装束に合わせたような可憐なデザインの薄い布地を、雷元素で焼き切るように引き千切り、女は巧みにリサの下着を外気に晒す。


 ブラジャーと同じバイオレットの下着。女はそのクロッチ部分をゆっくりと指に引っ掛けてずらし、それからゆびですりすりと貞淑なクレバスを軽く撫でまわした。


「ふふふ💛可愛いおマンコね?処女みたいにピッタリ閉じてる。

 でもこんなに濡れ濡れになってたら、指くらいそのまま入っちゃうんじゃないかしら?」


 ローターめいた微弱な振動を宿した指で、すりすりとなぞられる陰唇。

 絶頂間近に追い込まれた身体が跳ねて、けれどそこには未だ”決定打”だけが存在しない。


 右胸と秘部は雷元素を宿した指に責められ、左胸の先端は元素によって導かれてきた一匹の雷蛍によって、その細い脚でくすぐるように責め立てられる。

 ピリピリと三点の性感帯がしびれて疼く。あえて掠めるようにして、けれど直接触れられもしないクリトリスがやがてぷっくりとそそり立ってしまう。


「ふ、ん、ぅうぅ……!ぁ、あ、んっ!ぁあぁっ!

 や、や、だめ……っ!も、やめ、てっ!ぁ、だめっ!だめぇ……っ!」


 耐えがたい疼きが全身を巡り、白い肌を淫らに紅潮させていく。

 指で嬲られる右胸の先が、扱くように上下する刺激に反応して打ち震える。虫の脚に擽られる左胸の先が、内側から熱と疼きで震わせられる。


 耐えなければいけない。屈するわけにはいかない。

 この程度の責めに屈するなどあってはならない筈なのに、なのにどうしようもなくリサの身体は女として昂り、その限界を間近にしてしまう。


「ほぉら、ちょっとずつ聞こえてきたわよねぇ💛

 貴女のおマンコがくちゅくちゅ音を立ててるの。割れ目の部分をすりすりされてるだけなのに、もう音がするくらいに濡れちゃってる」


 微細な振動を帯びた指が、これ見よがしにクレバスの際を擦る。

 本当に微弱な音――――けれど聴覚に意識を集中させられてしまえば、リサの耳にはどうしようもない程に、自分の身体が奏でる屈服の音が届いてしまう。


「っっ、ひ!や、や、ぁ……っ!ぁ、あぁぁっ!やめ、て……っ!

 っ、くぅぅっ!ぁ、あんっ!や、や、や、ぁあっ!やぅっ!ひ、んんぅっ!」


 そしてそんな音をリサに意識させてから、女はどこまでも嗜虐的に、ゆっくりと焦らしに焦らしを塗り重ねながらクレバスの内に指を滑り込ませていく。

 熱く柔らかく濡れそぼった膣穴。しかしそこは処女同然の締まりも維持していて、名器と呼ぶべき締まりが女の細い指を包み込んだ。


「――――へぇ?本当に遊んでないみたいね?

 ふふ、あんなエッチな格好してたくせに、遊び相手はいなかったんだ?」


 嘲笑、あるいは挑発に、しかしリサはもう言葉を返すこともできない。

 右乳首を嬲っていた手はいつの間にかもう一匹の雷蛍へと変わり、女の淫らな手技による責めの標的は、とうとうリサの貞淑な秘部に移されてしまう。


「やめなさ――――っあ!はぁ、んっ!やめ、ぁ、やめてっ!

 や、や、や、や、やっっ!ぁ、あぁぁっ!だめっ!動かさ、ないでぇっ!」


 膣内の浅い場所で、ゆっくりと蠢かされ始める指。

 微弱な雷元素による痺れと、丹念かつ執拗に昂らされた神経への待ちわびたような刺激が、女としてのリサの身体を大きく揺らがせて跳ねあがらせる。


 くちゅ、くちゅ、くちゅ、と指の蠢きに合わせて淫らな水音が奏でられる。

 柔らかく蕩かされた膣肉が蠢き、膣内に埋められた女の指に吸い付くことで、その微細な振動をより一層鋭敏に感じてしまうという悪循環。


「は、ぁ、ああぁっ!あ、あぁんっ!

 や、ぁ、んんっ!や、やめっ!やめてっ!ぁんっ!ん、ぅぅうっ!」


「わぁ、凄い濡れ方ね?お漏らししたみたいになってるじゃない💛

 ふふ、あの天才さんが、私みたいな女の手でこんなに乱れ狂ってるなんて💛」


 倒錯的な嗜虐欲が、女の指遣いを一層残酷に加速させる。

 膣口の浅い場所から一切指は進ませず、けれど指の蠢きを速めながら、女は空いているもう一つの手をゆっくりと秘部に向け、ひくつく肉芽を柔く摘まみ上げた。


「ひっ――――ぁ、ぁ、きひ、ぅうぅぅっ!!」


 そしてただそれだけで、リサの身体は残酷な”決定打”を与えられてしまう。

 触れられずともくっきりと浮かび上がるほどに勃起してしまったクリトリス。それを唐突に摘ままれる感覚に、リサの身体が大きく跳ねた。


 そのまま幾度か痙攣し、膣壁がきゅっと収縮して女の指を締め付ける。

 同時に失禁ではありえない飛沫が指を咥えこんだ秘裂から噴出して、明らかすぎるリサの身体の屈服に、女は仮面の下で下卑た形に口角を吊り上げた。


「は、ぁ、うぅぅ…………っ!く、ん……ぁ、あ、あぁ………っ!」


「――――あーあ、こんなに簡単にイっちゃって、はしたなーい💛

 『モンドの女たる者、淑女であるべし』なんでしょう?ふふ、なのに、ねぇ?」


 あからさまな嘲笑と共に、女は絶頂したばかりのリサの表情を覗き込む。

 気丈に吊り上がっていた目は蕩け、美しい白肌は羞恥と快楽によって紅に染まり、口は半開きになって喉を鳴らすような荒い呼吸を繰り返している。


「っ…………!」


 だがそれでも、リサはその表情を即座に引き締め、気丈に女を睨み返した。

 目を潤ませ、荒く息をして、膣内に埋まったままの指や乳首を嬲る雷蛍の脚に意識を千々に乱されておきながら、それでも彼女は気丈さを失わない。


「この、程度で……っ!ふ、ぁ、うぅ……っ!

 この程度で、わたくしを、手籠めにできると、思わないでもらえるかしら……!」


「ええ、もちろん💛この程度で堕ちられたら面白くないもの💛

 でも、そうねぇ?まだそんなに余裕なら、もうちょっと深い責めもしてみましょうか💛」


 だがこの場にあってなお折れないリサの気丈さは、同性を弄ぶサディストにとってはどうしようもない興奮材料でしかなかった。

 指先に纏わせた雷元素、その振動をほんの少しだけ強めつつ、女はゆっくりと膣内に自らの指を深く深く埋めていく。


「ふ、ん、ぅうぅっ!ぁ、ぁ、あ、あぁぁっ!」


「ふふ、これキくでしょう?雷元素の指バイブ。

 シニョーラ様に教えていただいた責め方なんだけど、お気に入りなんだぁ💛」


 小刻みに振動する指――――膣内という敏感な場所だからこそ感じられてしまう蠢動が、内側からリサの本能を痛烈にかき乱す。

 小刻みに泡立てるようにかき混ぜられる愛液。けれどゆっくりとゆっくりと、指はピンと伸ばされたままリサの内側を這い上っていく。


「んっ、ん、ぅぅ……っ!ぁ、あぁぁ、ひ……っ!!

 ――――あっ!!あぁあぁっ!!や、だめ……っ!ふ、ぅぁあっ!」


「――――見ィつけた💛貴女のとっても弱い場所」


 そして、そこからがリサにとっての最悪の時間の幕開けだった。

 どうあっても性感を引き出す震える指が、一層強く性感を引き出した場所。その場所に女は指先を押し付けて、そのまま勢いよく指を曲げ伸ばしし始める。


「ぁっ!?ぇ、うぁっ!や、や、だめっ!あ、あぁぁぁっ!!

 い、いやっ!や、いやぁぁっ!ぁ、あぁぁんっ!やめ、なさっ!ぁあぁやめてっ!」


 乳首、膣口、クリトリス――――それらへの責めとは明らかに異なる反応。

 Gスポットと呼ばれる女体の弱点を完璧に探り当てられて、その場所をバイブの振動を宿した指で搔き乱されるという陵辱を肥えた性拷問がリサの心身を責め立てる。


「あら?さっきまでの強気はどうしたのかしら💛

 簡単に手籠めにされないんでしょう?なのにこんなに喘いじゃって💛」


「ひっ!ぁ、あぁぁ、やめ――――っっぁああぁぁぁっっ!!

 ひ、ぁ、だめだめだめイって……っ!ぁぁぁだめっ!今っ!ぁぁぁイってるのにぃっ!」


 くちゅくちゅと響く水音と共に、リサの秘部から飛沫が噴出する。

 勢いよく噴出したそれは、リサの身を責め立てる女の身体をも濡らすけれど、身に浴びる潮の感覚は女の嗜虐的な欲望に油を注いでしまうだけだ。


 自らの指で慰めた時も、心通わせた男と眠った時も。

 これほどまでに痛烈ではなかったはずの絶頂。リサという女の全てを押し流すような暴力的な奔流は、それこそ彼女に抵抗の余地も残さない。


「ふ、ぅぁっ!ぁ、あぁぁだめだめだめだめだめっっ!!

 ぁあぁまた、イくっ!ぁ、あぁぁイくっ!イ――――ぁ、あ、ぁぁぁイっっくぅっ!」


 重い絶頂に苛まれた身体。潮を噴いている最中にもGスポットを掻き回される。

 自らの胎の奥底で、子宮が快楽を求めて収縮しているのが分かってしまう。だがそれでも女の指は、執拗にリサのGスポットを狙いすまして掻き回すだけだ。


「ふふ、情けなくてはしたなくて、とっても惨めねぇ天才サン?

 ふふふふ、あははは!それじゃあそろそろ、最高の快楽を味わわせてあげようかしら💛」


 連続する絶頂で弛緩しきったリサの身体。

 右手の指を膣内に埋めて蠢かし、左手でクリトリスをくすぐるように爪弾いて弄び、元素フェロモンを操って乳首に留まる二匹の蟲を操る。


 そのまま一度すべての責めを止めてやれば、リサは怯えの滲む表情で女を見た。

 そしてそれでも、そんな彼女の素の表情が見られたのは一瞬だけ。リサはやはり怯える表情を引き締めて、女の事を睨もうとする。


「ふ、ぅ、っっ…………!」


「ふふ、ふふふふ!あははははは!

 耐えられるといいわね?その程度の我慢強さで――――💛」


 だが、リサにとっての”最悪”は前触れすらなく与えられる。

 Gスポットを嬲る指の震えが加速し、クリトリスを摘まむ指も同様に震えだす。


「っっっひっ!?ぁ、あぁああぁぁ――――っっ!!

 や、や、や、だめっ!ぁあぁいやっ!いやぁぁっ!だめだめだめだめっっ!」


 そしてそこからが、本当の意味で”残酷”な責めだった。


 膣内から流し込まれた雷元素は、リサの内側の神経を鋭敏極まる形で励起させ、同時に彼女の全身を帯電しているのと同質の状態に変えてしまう。

 そしてそんな”帯電”した身体に宿る雷元素――――それはリサの乳首にすり寄っている雷蛍にとって、麻薬にも近しい好物になってしまう。


「っひ!?ぇ、ぇ、あ、う、ぁああぁぁっっ!!

 や、だめっ!ぁ、ひっ!?乳首、だめっ!ぁ、噛まないで!だめぇぇっ!!」


 小さな口でリサの乳首に食らいつき、その内側に宿る雷元素を吸おうとする蟲。

 遠慮も躊躇いもなく肉芽を啜るように噛まれ、リサは痛みと紙一重の性感に身を放させて、そして次の瞬間だった。


「――――く、ぁ、ひ、ぃうッ!!」


 のけ反りかかったリサに、Gスポットを強く押し込まれる性感が雪崩れ込む。

 鋭敏な身体になだれ込む性感は、彼女の身体の動きを一瞬留め、それから夥しい量の脂汗と共に、溜め込まれた性感を一挙に炸裂させた。


「ぁ、あぁあぁぁああああああああぁ――――――っっ!!!

 や、や、ぁ、だめっ!ぅうぅっ!や、や、ぁあぁ指、も、抜いてっ!抜いてぇっ!!ぁあぁイってる!も、もぉ、だめっ!イってるのぉっ!」


 炸裂する性感と、絶頂の最中でも膣内で蠢く指。

 乳首を食む蟲の口も、クリトリスを縊る指の強さも。リサがどれだけ絶頂に追い込まれようとも変わらずに、彼女の心身を責め苛み続ける。


 絶頂の内側に絶頂が重なり、噴き出す潮の飛沫に段々と失禁が混ざりだす。

 それでも責め苦は終わらない。リサも女も、愛液と尿に塗れながら絡み合い、どこまでも退廃的に湿った洞窟の内側を染め上げていく。


「うぁっ!ぁ、あぁぁいやっ!いやぁぁっ!

 お、ねがいっ!だからぁっ!も、もぉ、だめっ!ナカ、掻き回さないでぇっ!」


「うふふふふふ💛そんなに可愛くおねだりされたら、もっと意地悪したくなるでしょ?」


 やめて。許して。乳首を、クリトリスを、膣内を解放して。

 リサが理知をかなぐり捨てて獣のように喘ぎ叫んでも、女はリサを解放しない。


 結果として見れば、確かにリサが当初に思っていた通りに助けは来た。

 けれどそれは数日後の事――――既にファデュイの女は逃げ去り、リサは無慈悲な快楽責めによって心身を喪失した状態になった後の事だ。


 理知も理性も、知識も知恵も、残酷な本能の前では何の意味も成し得ない。

 “天才”と謳われた紫薔薇の魔女は、その智を誰にも譲り渡すことはなく、ただ数日にわたった淫らな蠢きに捕らわれて、そうして二度と咲き誇りはしなかった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は7月22日に更新予定。

内容は『FGO』より「新宿特異点で燕青に嬲られるジャンヌ・オルタ」にする予定です。楽しみにお待ちいただければ!


それでは、次回もお読みいただけると嬉しいです!



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