塗り替えられる物語~英雄譚から復讐譚へ~(モブ×クリームヒルト ※生前if)
Added 2022-06-26 07:24:46 +0000 UTC※NTR要素があります。苦手な方はご注意ください。
※筆者は『ニーベルンゲンの歌』は未履修のドにわかです。あくまで”もしもの話”としてお読みいただくようお願い致します。
◆
とある小国の王宮。その主たる男の私室にて。
寝台の上に仰向けに転がる見目麗しい裸の美女と、その美女に覆い被さった王宮の主――――美女とはまるで釣り合わない裸の醜男の姿があった。
「まさか、あのクリームヒルトが余の側女になるとはなぁ……!」
豚のような顔を好色に歪め、舌なめずりでもしようかという表情で男は眼下に組み敷かれた女――――クリームヒルトの裸体を見下ろす。
血の気の薄い白い肌。起伏に富んだ女性的なボディライン。幼さすら感じさせる小さな乳首の色素は肌の色と同様に薄く、秘部も未亡人とは思えぬほど貞淑に閉ざされている。
「……この戦乱の世、寡婦が一人で渡っていけるとは思いません。
であればいくら仇の端くれ相手であっても、生きていくためには必要だというもの」
裸身をまじまじと観賞される屈辱の中で、クリームヒルトはそれでもそう言った。
可憐な少女のようでありながら、どこか病んだような深い闇を感じさせる声音。気の弱いものであれば震えあがるだろう声を、しかし男は鼻で笑って受け流す。
「そうかそうか。それは結構な心掛けだ。
亡夫に捧げた操を、その夫を戦場に散らせる結果をもたらした男に捧げてまで。そうしてまでも生き続けることを望むとは」
煽る言葉はどこまでも下劣で、それでもクリームヒルトは何も言葉を返さない。
整った表情を凍り付かせ、しかしその目の奥には異様なほどの暗い炎を燃やしたままで、クリームヒルトは男を見上げて身体を寝台に預けている。
「まぁ、何でも構わんさ。
余としてはお前のような美女を抱けるのならばなんだって構わぬ」
「寛大なご判断に、心よりの感謝を。
返礼には些か不足でしょうが、せめて我が身をもってお楽しみいただけましたなら」
下種な言葉に返される、心など一つも籠っていない社交辞令の言葉。
どこぞの町娘なんかであれば激昂して首の一つも刎ねてやるところだが、しかし目の前の美女に対しては、そうするよりも余程面白い事がある。
「そうかそうか、殊勝な事で大変に結構。
では遠慮なく愉しませてもらおうぞ?彼の英雄ジークフリートの妻よ」
“ジークフリート”の名前に僅かながらに表情を歪め、それでもクリームヒルトは動揺を表出させることもなく、「はい」とただ一言頷いた。
これで合意は成立した。これから行われるのは陵辱でも蹂躙でもない、王に対して側女が行う夜伽という事になる。
男は下劣な欲に胸を高鳴らせ、指先を痙攣するように蠢かしながら、まずはクリームヒルトの豊かかつ真っ白な胸へとその手を伸ばしていく。
愛しい人のものとは似ても似つかない無遠慮な行動に、クリームヒルトはため息を吐きたくなる衝動を抑えて、ただ揺らがない目で男の事を眺めるだけだった。
◆
男は王としては暗愚だったが、しかし心底より愚劣だったわけではない。
少なくともただ欲だけに駆られてクリームヒルトを側女としたわけではなく、当然にその目の奥に潜む復讐の炎の危険性にも気が付いていた。
(大方ジークフリートを殺した者たちへの復讐だろう。
健気な事だが、表情だけで狙いが丸わかりだ。所詮は女の浅知恵に過ぎぬ)
だがそれでも、男はクリームヒルトの復讐心を”その程度”と理解する。
聞けばジークフリートは、妻を得てからも乞われるがままに各地の戦場へ赴いていたから、クリームヒルトとの夫婦生活は有って無きようなものであったらしい。
そしてそうであるならば、持て余した女の身体を刺激してやれば、復讐の炎程度容易く揺らがせ消し飛ばせるはずだと、男はそう踏んだからこそ彼女を組み敷いている。
「ふ、ぅ……っ!」
豊かな胸に男の指が食い込み、そのままさわさわと蠢きだした。
針がありつつも柔らかなそれは、汗ばんだ男の指を深くまで受け止めて、本能を刺激する感覚でぞわぞわと男の欲情を煽り立てる。
それに何より、極上の感触を掌一杯に味わう度に、押し殺しきれていない甘美な喘ぎ声が響き、その揺らいだ声音が何より男の興奮を高めていく。
少女然とした声音と、微かに逸らされた視線。恥じ入るようなその態度は男の嗜虐心を刺激し、下種な性根を浮き彫りにするような言葉を口から零させる。
「ジークフリートには、さほど抱いてもらえなかったのかね?」
敏感な身体。喘ぎを零すことすら恥じらう貞淑さ。
そこから導き出せる推測をぶつけてやれば、クリームヒルトは無言ながらに息遣いを揺らがせて、それからふいと見上げた視線を明確に逸らした。
羞恥と屈辱が表情に色濃く映し出され、男はそれに興奮を覚える。
無聊を慰めるための売女ではなく、富や名声を求めて自ら股を開きに来た妃や側女どもでもない、”生の女”を辱しめることによって得られる下卑た快感。
「ふ、ふふふ、そうかそうか。
ならば久方ぶりの身体を、まずは念入りに解してやらねばなるまいなぁ?」
「ひ……っ!ぁ、くぅ……っ!は、あぁ……っ!」
ふるふると弾ませるように乳房を揉まれ、同時に指先で乳首を刺激される。
少女同然の薄桃色の乳首は、乳輪すら目を凝らさねばわからないほどに小さい。そして小さいからこそ、男の肥えた指が蠢かされるたびに明確に全体を弾かれてしまう。
「く……っ!」
「おっと、手で口を隠すなどと詰まらぬことはするなよ?
その表情が見えねば台無しだ。側女として全てを曝け出して喘げ」
口元に伸ばされた手を、男は機先を制するように言葉で止めた。
クリームヒルトの表情が悔し気に歪み、しかし性感によって紅が差した顔では、どれだけ睨んだところで抵抗にはなり得ない。
「やはり相当に溜め込んでいたと見えるなぁ?
わかるだろう?この程度の愛撫で、既に胸先がぷっくりとそそり立っている」
指先で幾度か乳首を弾きながら、男が知らしめるように言いながら腹肉を揺する。
クリームヒルトは屈辱と羞恥に表情を歪めるけれど、それでも彼女は態度の上では従順に、愛した夫とは真逆に位置する醜い男の欲情を受け止め続けるしかない。
「ジークフリートも実に勿体ない事をしたものだ。
こんなにも極上の女を娶っておきながら、さして肉欲にふけることもないままに戦場に出て無残な最期を遂げることになろうとは」
「は、んぅ……っ!か、彼の事は……関係、っ、ありません……!」
ジークフリートの名を出せば、クリームヒルトはどうしようもなく反応してしまう。
あまりにも容易い、”復讐”を嘯くにはどこまでも浅慮な女の振る舞いと策謀。それを心中で嘲笑いながら、男は指先を細かく蠢かしていく。
「く、ひぃ……っ!ぁ、あぁ……っ!ん、ん、ん、ん……っ!」
たかが胸への責めだけで、どうしようもなく跳ねていく身体。
男の指に触れる乳首は、小さいながらにぷっくりとそそり立ち、僅かに乳輪を浮き上がらせるように張り詰めて快楽を貪ってしまっている。
「ふぁ、ぁ、や、やめ……っ!あ、あぁんっ!
く、き、ひぅうぅぅぅっ……!っ、くぅうぅ…………!」
そのままゆっくりとそそり立った乳首を幾度か弾いてやれば、それだけで艶めいた喘ぎ声が漏れ、屈辱を示すような呻きがそれに続いた。
歯を食いしばり、昏い目を睨む形に細め、喘ぎを必死に押し殺そうとする。
だが紅潮した顔にどんな表情を浮かべたところで、それらは男の欲を煽り立てるだけだ。
小さな乳輪を撫でるように指先を蠢かされつつ、じわりと熱を染み渡らせるように豊かな乳房を揉みしだかれ、次第にクリームヒルトの身体が跳ね始める。
寝台のシーツがだんだんと白い身体の動きに合わせて乱れていき、クリームヒルトは本能的にシーツの布地を掴み、自らの口元に押し当ててしまった。
「おっと、言ったはずだぞ?声を抑えるなと」
だがそんな本能的な抵抗は、男によって片手で払いのけられてしまう。
クリームヒルトの左胸から手を離し、男は彼女の華奢な手首を掴んで恋人のように指を絡めながら抑え込み、左胸の先へと自身の顔を近づける。
「ひ……っ!や、や、や、やぁあぁっ!!」
そしてそのまま、唇と舌先で乳首を嬲られ始めれば、クリームヒルトの口からはひどく甲高く扇情的な喘ぎが響き渡った。
奇妙な程に倒錯的なその感覚は、わざとらしい唾液の音と共に夫を失ったばかりの未亡人を苛み、その身の奥から痛烈な性感を引きずり出していく。
「や、や、や、ぁ、ひぅっ!んん……っぁ、くぅぅっ!
や、やめ、おやめくださ――――っっぁ、あぁんっ!や、やぁあぁぁっ!」
乳首の根元を舌先がほじくるように刺激し、同時に指で嬲られている乳首が何度も何度も不規則に弾きまわされて、波状の性感が白い肌を朱に染めていく。
昏い炎を宿す目が潤んで、目の前の女が性感に浸されていく事が、男にはそれこそ手に取るようにわかってしまう。
「や、や、や、だめっ!だめ、です……っふ、ぅぁあぁっ!
だめ……っ!ぁあぁだめだめだめだめイく……っ!ぁ、あぁぁイくっ!イく……っ!」
クリームヒルトの身体が跳ねる。無様な言葉と喘ぎが連鎖する。
そして男が僅かに乳首に歯を立てたことで、クリームヒルトの身体は与えられる快楽に耐えきれずに、一度大きく跳ねながら限界を迎えた。
「ふ、ぅぁあぁぁっ!や、や、や、イくっ!!ぁああぁぁぁああぁぁっっ!!!」
細い腰を持ち上げて、シーツの上でのけ反りながら絶頂する女。
男が吸い付いていた乳首から唇を離せば、唾液の糸が男の舌とそそり立った乳首を結び付け、それからその透明な糸が数秒で途切れて落ちた。
絶頂の余波で身を震えさせるクリームヒルト。
白い肌を朱に染め上げ、昏い炎を宿した目を潤ませ、身体を僅かに震えさせながら荒く息を吐き、恥ずかし気に手で顔を隠そうとするその姿。
「うぁ、ぁ、はぁ…………っ……!」
そんな痴態も、零れる微かな喘ぎ声の響きも。
あらゆる全てが異様なほどに男の欲を煽り、だからこそ男はそれこそ獣じみた乱雑さでパンパンにそそり立ったペニスを秘部へ宛がい、ニタリと笑みを形作った。
「ひぅ……っ!」
「どうだ?太いだろう?今からこれがお前を女にするのだ。
中古の側女に味わわせることは本来ないのだが、貴様の場合は特別になぁ?」
あくまでもクリームヒルトという女を見下しながら、男は醜い豚のような顔を満面の嗜虐に歪めて、ゆっくりと秘部に押し付けたペニスを押し出していく。
絶頂したことで濡れおぼってこそいるが、クリームヒルトの秘部はそもそもが細い。体型的な理由もあるが、そもそも彼女はこうした行為にまるで慣れていないからだ。
だがそんな事情などお構いなしに、男は細い膣穴を容赦なく穿とうとする。
細い腰を無遠慮に両手で掴み、クリームヒルトの身体をそのまま自分の方に引き寄せるようにしながら、ずぶずぶと抵抗を叫ぶ穴に肉の楔を埋めていく。
「っ、く、ぅうぅ……!か、は、ぁぁぁ…………っ!」
ぎゅっと目を瞑り、脂汗を体に浮かせるクリームヒルト。
久しく感じることのなかった”女”と言う身体の脆さを突き付けられている反応に、男は舌なめずりをしながらゆっくりと肉穴を押し開き続ける。
「良い締まりだなぁ?つくづくジークフリートは惜しい事をしたものよ。
余であれば途方もない程に抱き潰し、この穴も多少は緩くなっていただろうに……っ!」
「――――っっ、ぁ、かは……っ!」
細い膣穴の中でも、ほんの僅かに窄まったような脆い場所。
そこを無理矢理に潜り抜けられ、クリームヒルトは吐息を漏らしながら大きく上体を逸らし、ひくひくと全身を打ち震えさせた。
そもそもの圧迫感もさることながら、凶悪すぎるほどのカリの段差が肉壁の脆い場所を削るように擦っていく感覚が、あまりにも耐え難すぎる。
「ふっ、ふぅ……っ!く、んぅぅ……っ!はぁ……っ!」
「ほれ、声を抑えようとするなと何度言えばわかる?
余は寛大だがなぁ?それでも限度というものがあるのではないか?んん?」
「ぁ、ひぅっ!く、ぁ、も、申し訳ありませ――――っ、あぁぁっ!」
言いながらずぶりとペニスを押し進められ、備えることもできずに最奥を叩かれ、謝罪の言葉すらも喘ぎによって覆い潰される。
プライドの高い女――――その心をへし折って”ただの女”に変えるための方法を男は実践し、クリームヒルトは男の望み通りにその表情を段々と”雌”のものへ揺らがせていく。
「ほう?これが英雄の妻の膣奥か。
なるほど、良い締まりと狭さ。世の子種を注ぐに不足はなさそうよな」
膣奥を検分するように腰を蠢かし、男は眼下の女の反応を愉しむ。
羞恥と屈辱。それでも未だ消えない目の奥の炎。けれどそれは確かに揺らいでいて、だからこそ男はそれが消えゆく様を味わおうと、ゆっくりと腰を引いていく。
「ひ、ぁ、お、お待ちください……!
ど、どうか、子種は、子種はご勘弁を……!」
「ほう、それは何故か?」
「わ、私のような側女に早々に種を注いだとあらば……!
そ、それは陛下のご評判にも差し障りがあろうかと――――ひ、ぃっ!」
怯えと焦りの中で必死に導き出したのだろう理屈は、しかしまるで意味がない。
そもそもここまで欲を煽り立てられておきながら、目の前の女の膣奥に種を注ぎ込めぬなど、それの方が男からすれば耐えがたい事に他ならない。
「ふむ、だが安心せよ。
余の評判などこれしきで揺らぎはせぬわ」
そもそも民草共からの評など、いちいち気に留めてすらいない。
だから男はクリームヒルトの必死の抵抗を鼻で笑って切り捨て、そのまま膣の半ばほどまで引いたペニスを、勢い強く再び膣奥へと叩きこんだ。
「ひっ……!ぎぃ……っ!!」
クリームヒルトの整った顔が苦痛に歪み、濁った悲鳴が零れ落ちる。
巨根によって与えられた衝撃は、細くも肉感的な身体をシーツの上で跳ねさせ、豊かな乳房が誘うようにふるりと震わされた。
そしてそのまま、容赦のないピストンが続けられる。
細い膣は縋りつくように男の巨根を締め付け、しかし濡れそぼってしまったことでほとんど抵抗もできぬままに、その膣奥までの道を何度も何度も擦らせてしまう。
「ふ、んぅぅっ!ぁ、あぁっ!あんっ!
や、おやめ、くださ……っ!は、ぁうっ!んんぅぅぅっ!」
「そう言う割に、随分と淫らに声を揺らがせているようではないか。
それに貴様の膣内も随分と吸い付いてくる。貴様の言葉とは裏腹に、なぁ!」
語尾と共に強く膣奥を突かれ、子宮すら押し潰すようなピストンに晒される。
ぶじゅ、と下品な水音と共に押し開かれて裂けそうになっている膣口から愛液の雫が散り、けれど男はその程度の事には何の意識も向けはしない。
「ふ、ぅぅぅぐ……っ!や、や、ぁあっ!
やめ、て……っ!ぁ、ぁ、乳首、今、だめぇ……っ!」
膣奥をぐりぐりと刺激されながら、手慰みのように乳首を摘まれる。
ピンとそそり立って鋭敏になった胸先をさわさわとまさぐられるだけで、クリームヒルトは自分の奥底から異様な疼きが湧き上がってくることを悟ってしまう。
シーツの上で藻掻き、快感を逃がそうとする女の姿。
けれど膣奥までを肉の楔で穿たれ、胸の先を摘まれている現状ではどれだけ身を捩ったところで、それは男の欲を煽る淫らな動きになるだけだ。
「そんなに声を上ずらせて、何が『ダメ』だ?この淫婦め。
そもそも貴様の肉穴も悦んで余のモノを締めつけている。そもそも夜伽の任すら果たせぬくせに、側女の人が務まるとでも思っておるのか?」
嗜虐的な欲望のままに、男はクリームヒルトに残酷な無体を強い続ける。
貪るように夢中で腰を振り、乳首を捏ねまわし、抵抗を言葉によって封じ込めて、”英雄の妻”を好きに扱える肉穴に至るまで零落させようと試みる。
そもそもの話、男にとって最初から”ジークフリート”という英雄は妬ましかった。
眉目秀麗にして古今無双の剣豪。そうであるにも拘らず増長するような傲慢さは欠片もなく、何もかもを投げうってでも誰かの望みのために戦う男。
「弁えよ、女。貴様はもう”英雄の妻”などではない。
さぁ言え。貴様はもうジークフリートの妻ではなく、余の側女であるのだと!その口で惨めかつ淫らに宣言し、その身の屈服を認めろ!」
そんな男が愛した女を、他ならぬ自分が屈服させるという優越感。
どこまでも自分本位な感情の赴くままに、男はクリームヒルトの細い腰を後が残りそうなほどに強く掴みながら、膣奥を打ち砕かんばかりに乱雑なピストンを繰り返す。
「あ、あ、あぅっ!っ、ひぅ、ぐぅぅっ!!
や、や、あぁっ!だめっ!だめっ!あぁぁだめぇぇっ!!」
クチュ、ぐちゅ、と淫らな水音がピストンに合わせて響き渡る。
自由に動かせるはずの両手も、怒涛のように与えられる快楽に耐えるためにシーツを掴むばかりで、もはやクリームヒルトは何の抵抗も示せてはいない。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱん、ぐちゅ、ぱん、ぱん。
断続的に響く音に合わせ、乳首を指先で吊り下げるように引っ張られたまま、汗ばんだ豊かな乳房がふるふると揺さぶられて、喘ぎ声が寝室の空気を淫らに揺らす。
あの優しい英雄では絶対に聞き出せなかっただろう、妻が暴力的な性感によってヨガり狂う淫らかつ無様極まった声。
そんな歪んだ嗜虐心と優越感は男に腰遣いをより一層早めさせ、そうすることでとうとうクリームヒルトの口からは、男の望む”言葉”が吐き出される。
「うぁ、ぁ、あぁぁっ!い、いいっ!いいですっ!!
うぁ、あぁぁ、あの人、より……っ!ぁ、気持ちいいっ!気持ちいいですぅっ!」
目を潤ませ、喘ぎと共に、媚びるような言葉が吐き出される。
男を突き動かす嗜虐心と優越感――――あの英雄ジークフリートを下したという歪んだ愉悦が男の内側に下劣な焔を燃え広がらせ、だからこそ男は当然の行動に及ぶ。
「そうかそうか……!ならばわが子種を受け取れ!
その胎に――――英雄の子を為すはずだったその胎に、我が子種を宿すが良い!」
暴虐的なピストンが、クリームヒルトの最奥を何度も穿つ。
乳首を抓り上げられ、痛みと快楽をない交ぜにされた状態で、クリームヒルトは抱き潰すように男に密着されたまま、甘い喘ぎを木霊させ続けるだけだ。
「うぁ、あぁぁっ!ひ、や、だめっ!イくっ!
ぁぁぁいやっ!ぁ、イくっ!ひ、ぁ、だめっ!だめぇっ!!」
「さぁ、さぁぁっ!孕め!クリームヒルト!孕めぇっ!!」
押し潰すように体重を掛けられ、クリームヒルトはせめてもの抵抗のように白い脚をばたつかせ、それでも男の巨体を揺らがすことはできない。
ジークフリートの妻――――あの忌々しい英雄が愛した女。それを組み敷いているという実感が男の中の欲を加速させ、そしてそれは最後の一突きと共に炸裂する。
「――――あ、あ、あ、出て……っ!ひ、ぅうぅぐぅぅっ!!
や、や、ぁぁぁだめっ!や、いやっ!!いやぁぁぁあああぁぁぁぁっっ!!!」
子宮の奥底に向けて、雪崩れ込むように襲い掛かる男の子種。
凄まじい熱に悲鳴を上げるクリームヒルトは、男に押し潰されるようになりながらひくひくと華奢な身体を幾度か痙攣させ、そのまま全身を弛緩させて寝台に身を預けた。
男もまた、クリームヒルトの膣内に最後の一滴に至るまで精液を搾り取られ、僅かに息を荒げながら名器と呼ぶべき穴からペニスを引き抜く。
ぽっかりと開いた穴は愛液と精液の混合物を垂れ流し、それでもひくひくと蠢動して元の締まりを取り戻そうとしているようだった。
「うぁ、ぁ、あ…………!」
「……ふん、英雄の妻とて所詮はただの”女”か。
ジークフリートめ、精々向こうで眺めて歯噛みしていろ。貴様の妻を余が手籠めにするところを、これからじっくりと見せつけてやる」
どこまでも下劣な事を独り言として呟きつつ、男はシーツの上に散ったクリームヒルトの美髪でペニスに残った精液の残滓を拭う。
それから男は寝台の周囲に脱ぎ散らかした服を着て、侍女に湯を用意させるべくその部屋を大股で去っていった。
◆
「………………はぁ」
そして男の足音が遠ざかっていってから、クリームヒルトが寝台から起き上がる。
ついさっきまで男に組み敷かれていたとは思えないその動き。何よりその表情はひどく凍り付いていて、目の奥の昏い炎はむしろも激しく燃え盛っているようだ。
「……本当に愚かな人。私を手籠めにするなんて、出来ると思っているのかしら」
ああ、きっとそう思っているのだろう。
愚かしい。愚かしすぎて怒りもわかない。むしろ笑いをこらえるのに必死になる。
「ふふ、それに、”ジークフリートに捧げた操”だったかしら……!」
顔を覆い、肩をゆすって裸のままで笑いながら、クリームヒルトは呟いた。
愉快そうな声音とは裏腹に、薄皮一枚の下に憎悪と憤怒を込めた言葉。それは間違いなく”女”ではない――――”鬼”か"悪魔"の言葉に他ならなかった。
「ふ、ふふふふ…………!」
精液と愛液と汗のにおいが満ちる、薄暗い部屋。
その中で嗤い続ける女が、物語の結末を変えていく。
竜殺しの大英雄・ジークフリートが紡いだ英雄譚から、無慈悲な大渦のように全てを巻き込む復讐譚へと。
大英雄が愛した女の重すぎる情念によって、物語が塗り替えられていく。
「ふふ、ふふふ、ふふふふあはははは……!!あはははははははははは…………!!
今更そんなもの……!”捧げた操”なんてとっくに――――とっくに、捨てたに決まっているでしょう……!」
顔を覆って笑い続ける、復讐譚のヒロイン。
押し殺したような笑い声は、狂気に満ちているようであり――――けれどどこか、引き連れた心を押し潰しながら泣き喚いているようでもあった。
暗愚な王の治める国――――ジークフリートによって救われ、その恩をあだで返した者が治める、けれどそれ以外は何の変哲もないただの社会的集合体。
その国が内乱によって分裂して崩壊し、その全てが悉く死に絶える結末を迎えるのは、王が新たな側女を得た僅か数週間後の事であったという。
≪了≫
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次回の更新は7月4日もしくは7月8日になると思います。
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次回の内容は現時点では未定。
『FEH』より「水着ミカヤが岩陰で陵辱される話」が有力ですが、確定し次第Twitterの方でアナウンスさせていただきます。
それでは、次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!