こんにちは、ほしです。
今回もイラストの制作工程まとめていきます。
Blenderで制作した背景は以下にアップロードしました。
使用したのはBlender3.1です。
規約により配布できないテクスチャ・データは含まれていませんので、ご了承ください。
今回のテーマは「敵対者」です。
主人公の属する組織以外にも、怪異に関わったりその力を欲している組織は色々あるはず…。ということで、敵対者を描いて世界観に広がりを持たせられたらと思いました。
以前アモニットさんという方に二次創作していただいたこちらのキャラをお借りしました(ご本人から許可をいただいております)。強いけどチョロいところもある敵対者ちゃんです。とても可愛い…。
人様のキャラを描くからには、なんとしても可愛く描きたいという気持ちで取り掛かりました。
まずはラフを3枚描きました。
1.登場シーン 上から威圧的に見下ろしてくる
2.戦闘シーン 舞台は深夜の公園
3.その後の日常シーン 学生なので、日中は普通に通学しています
この時点で意識したことは、主人公と敵対者の力関係です。
1→2→3と場面が進むにつれて、最初は敵に上から見下ろされていた主人公が、逆に敵対者を上から見下ろす構図になるようにしています。
戦闘シーンの勝敗は直接描いていませんが、最終的に主人公が勝ったんだなと仄めかす意図でこうしてみました。
敵対者と、彼女が連れているドローンが大きく映るシーンです。
ありがたいことに各デザインは決まっているので、まずBlenderでドローンのほうをモデリングしていきました。
ミノムシをモチーフにした、防御力の高そうなドローン。
「random flow」という有料アドオンを使って、装甲の表面に細かい凹凸をつけてみています。
できました。一つ装甲を作れば、それを自在に並べることができるのは本当に3Dの強みだと思います。
早速画面に配置し、キャラの色もざっくりと置いてみました。
ここからひたすら、設定画とにらめっこしつつ、キャラを可愛くするための調整地獄が始まります。登場シーンの印象はとても重要だと思うので、気を抜かず頑張っていきます。
何か違う…
これも違う…
ひたすらキャラの顔を描いては消してを繰り返すこと3日間。
可愛さとは何なのか、自分の中でゲシュタルト崩壊を起こしていきます…。
気晴らしで光の当たり方を正面下からに変えてみたあたりで、ようやく可愛さがつかめてきた気がしました。
可愛く描けたと思います…!
姿勢を少し変更するなどして、1枚目ができました。
どこで戦っているのかぱっと見でわかってもらえなければいけないので、次に背景をしっかり作っていきます。
舞台は深夜の公園です。
フリーの人骨モデルなどを配置しておくと、遊具のサイズを調整するのに役立ちます。調べても寸法がわからないものを作るときは、人間の大きさと比較しながら作るのが良い気がします。
Blenderのジオメトリノードという機能を使って、手すりを自動生成しつつ配置しています。
それまで使ったことのない機能を勉強しながらの作業なので大変ですが、1つでも新しいことを制作に取り入れていると、マンネリ化がある程度防げます。
今はyoutubeにたくさんチュートリアルがあることも助かっています。
色々と遊具を増やしていきます。(結局大きい滑り台は使いませんでした)
立体パズルを組んでいるような気持ちになります。
人骨モデル・遊具やあらかじめ作っていたドローンなどを配置し、構図の確認です。
奥の木々は、Vegetationという植物のアセットパックアドオンを使っています。
植物類は綺麗に作るのが本当に大変なので、画面のメインモチーフにならない限りは素材やアドオンを使っています。
更に、Scatter5という草を生やすアドオンで地面の情報量を増やします。
Vegetationといういろんな種類の木々や草花のパックアドオンです。
一気にクオリティが上がったと思います。
遊具類も遠くに置くことで、
「ここで走り回りながら戦闘できそう」と思える空間を作ってみました。
これは私が漫画アシスタントの仕事をしているときに教えてもらったことなのですが、
下図のように物をジグザグに、遠くに行くほど密度が上がるように配置していくと、遠近感が出しやすいです。
次にキャラクターを描きいれていきます。
装備中の武器表示UIもデザインしてみました。もろに今遊んでいるエルデンリングの影響を受けていますね…。
鉄パイプは別途モデリングしました。今後も別のシーンで使えそうです。
一枚目と比べるとキャラクターの顔が大きく映らないので、とても気楽に描き進めることができました。
細かいところを調整していきます。
これで2枚目ができました。
続いて、敵対者ちゃんとの日常シーン。
【羊羹と引き換えにノートを借り、主人公の賢さパラメーターを上げることができる】という妄想です。
この背景は、以前このイラストを描いたときに作った3Dモデルをほぼそのまま使っています▼
この構図もキャラクターの顔がはっきり映るので、できる限り可愛くなるよう丁寧に描いていきました。
1枚目と比べると、すんなり可愛さが出せた気がします。
特に主人公の顔が一番画面に近いので、髪の質感など丁寧に描きました。
いつも通り画像にドット調の処理をかけつつ、ハイライトをわずかに足すなどしていきました。
これにて完成です!
二次創作キャラを描かせてもらったということで、今回のイラストは三次創作ということにもなります。
Pixivで開催されていたPixivファンタジアなど、他の方が描いたキャラやアイテムをお借りしてまた別の創作をするような企画に私自身参加していたこともあり、とても楽しく描くことができました。
いろんなゲームや怪異のオマージュを取り入れつつ、今後も世界観を広げていけたらと思っています。
1枚目のイラストで少し台詞にある通り、次は商店街のシーンになる予定です。
大量にモデリングを必要とするシーンになりそうなので震えていますが、よければまた見ていただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!