ビッグ・マイ・ラブ ~Another~ (大スカ注意)
Added 2021-08-31 11:00:00 +0000 UTC夫婦団欒と言うのは、各家庭によって形があるだろう。例えば、同じ番組を見る。お茶を淹れて会話に興じる。はたまた、イチャイチャとスキンシップをする。 彼ら夫婦もその例に漏れず、同じ番組を見ながらコーヒーを飲み、お互いの体に触れあっていた。 と言っても、触れられる面積は圧倒的に妻――千雪の方が多い。 200kgを越えて久しい規格外の肥満体は、その体に余すことなく大量の贅肉を付けているのだ。ソファに並んで座れば、それだけで彼の体は千雪の横にせり出した尻や、太い足に触れる。 彼の腕が、まるでそこが定位置と言わんばかりに千雪のせり出したクッションのような巨腹に乗っている。その腕を両腕で抱えるように千雪が抱き寄せている。 成人男性の筋肉質な腕が、ぶよぶよとした贅肉に沈んでいる様子はいささか不格好だ。 そして、彼の腕が千雪の体の反対側まで届いてないという状況もまた、充分に規格外である。 肩に手を回すには千雪の体はいささか腹や尻が横に大きすぎて腕が回しづらい。かと言って、流石に大きな胸に手を乗せるわけにもいかない。そんな経緯があって、彼の腕の定位置はここになった。 「そういえば千雪」 自分の妻にもたれかかり、腹に手を乗せるという状況を最早変だとも思わない彼が、ふと何かを思い出したように声を上げた。 「はい?どうかしましたか?」 「いや、今週末急に空いちゃったから、何かしようかって」 「今週末、ですか?何かあったんでしょうか…?」 「いや、大したことじゃないよ。先方のタレントさんが急にスケジュール変わっちゃったみたいでリスケになったんだ。他に撮影もなかったから社長がたまには二日ゆっくり休めって」 「そうなんですね。でも、うーん。何しましょう…」 「買い物……はこの間行ったしな。模様替えって感じでもないし……」 「……ふふっ、いっそ二日間、ダラダラしちゃうなんてどうでしょう?」 「ダラダラ?」 「はいっ♪ダラダラですっ。出来合いの物を食べたり、横になって映画を見たり…そういうの、あんまりしてないなあって」 「……ははっ、そうだな。そうしようか。じゃあ、ダラダラするって事で」 そんな会話を交わして、二人は顔を見合わせて笑った。 「ダラダラって言っても、何すればいいかわかんないな」 そんな事を言う彼は、干したばかりのシーツが風になびくのを眺めていた。 「ふふ、あなたはたまに、そうやってゆっくりした方が良いんです♪」 「そういうもんかな…?」 朝一番で洗濯を終え、本当に何もする事のない真昼。テレビでは映画が流れているが、二人ともどこか気もそぞろだ。 いつものようにベッドソファに座る千雪は、雑誌に目を落としている。彼はそんな千雪の体を枕に、少しばかり微睡んでいる。 昼食は珍しく出前を頼んだ。何店か迷って、結局全部頼んでシェアしても食べきれるのは、今の千雪の胃袋あってのものだ。6~7人前が、胃袋にするする落ちていった。 頭の後ろ、少し張り詰めた胃袋がぐるぐると消化をしている。 数千kcalで千雪の巨体をさらに肥やすために動いているのだ。 なるほど、これは確かにダラダラだと、彼は小さく笑った。 やがて、彼の寝息が聞こえてきた。千雪は雑誌から顔を上げ、そんな彼を見て微笑む。自分の腹肉を枕にし、瞼を閉じて眠る彼が心底愛おしい。 彼を起こさないように、千雪はそっとローテーブルに常備しているスナック菓子に手を伸ばす。腹の奥で少し余裕ができた胃の隙間を埋めるために、またカロリーを摂取し始めた。 「ん、ああ……寝てたか。ごめん、千雪」 「ふふっ、いいえ。やっぱり、疲れが溜まってたんですね。とっても気持ち良さそうで…」 「あー……はは、枕が良かったのかもな」 自分の妻の腹肉を枕にするという、おおよそ普通の旦那には味わうことのできない経験。それを当たり前のように言いながら彼が体を起こした。 「もう良いんですか?」 「ああ、スッキリしたよ。今何時……ああ、もうこんな時間か」 彼が壁掛け時計に目をやって、ソファから立ち上がった。もう午後3時になるところだ。 千雪のおやつの時間である。と言っても一日中何かしら口にしている気がしないでもないが。 ただダラダラ食べ続けるのと、おやつとしてちゃんと食べるのとでは気分が違うのだ。 「千雪、なにが良い?」 もはや食べる事は確定しているためわざわざ確認するほどでもない。ソファに座り込んだまま立ちあがる素振りすらない(と言うよりも彼の手助けが無いとひどく億劫なため立ちあがれない)千雪のリクエストを尋ねると、千雪は冷蔵庫の中身を思いだしながら少し悩んでいるようだった。 「そうですね……やっぱり、夏はアイスかなあ。アナタも一緒にどうですか?」 「あー、うん。そうだな、そうしようか」 冷凍庫から、まとめ買いしたアイスクリームを二つ取り出した。一つはごく普通のサイズ、もう一つは千雪用の大きいサイズ。おおよそ200mlの普通サイズのアイスと5倍に及ぶ1リットルのアイス。まさか一人でこれを平らげるとは製造者も思っていないだろう。 冷蔵庫から、チョコクリームのスプレーを取り出した。スーパーでは業務用はバニラしか置いてない事も多く、味を足したいとき用にクリームスプレーやジャムも常備されている。 小さなスプーンと、カレーを食べる時のような大きなスプーンを食器棚から出して、愛妻の待つソファに戻る。 「はい、今日はチョコの気分だったんだ」 「わぁっ、私も丁度そう思ってたんです♪」 「気が合うな」 「ふふっ、似たもの夫婦ですね」 食の好みは確かに似ている。と言うよりも似てきたと言うべきだろう。一緒に生活を共にすれば、味覚まで似てくるのかもしれない。――量の方は差がつく一方だが。 おおよそ一人で食べる量ではないアイスクリームを腹の上に抱え、蓋を取り太い指でチョコクリームスプレーをかけていく。乳白色のアイスクリームが、茶色に染まる。このクリームだけでどれほどカロリーがあるだろうか。 隣の彼も、軽くチョコを足すが、千雪の方を見れば誤差の範囲だ。 大きなスプーンでひと匙入れて、肉のついた口を大きく開き、茶色と乳白色のアイスクリームを頬張る。 「ん、おいひい……んっ、どうかしました?」 幸せそうに食べる千雪を自分のアイスそっちのけで眺めていた彼の視線に、千雪が不思議そうな表情を浮かべる。 「ああ、いや。……なんかこういうの良いなって。ダラダラも悪くないな」 「……ふふ、そうですね」 彼のリラックスした表情に、千雪も頬を綻ばせる。 そして再びアイスをスプーンで掬い、口に運ぶ。甘く冷たい感覚が、全身にじわじわと広がる。 普段は忙しない彼が、今は自分に身を預けていると言う事実は、まるで止まり木になれたような嬉しさがある。 「美味しい……」 呟く千雪に、彼が笑いかけた。何となく視線が合って、唇を近づけた。尻肉の分か千雪の視線は彼とだいぶ近い高さだ。お互い、アイスを落とさないようにしながら不格好に唇を寄せる。 それすらも、ダラダラとした日常の一幕だった。 おやつを食べて、結局二人とも見ていなかった映画を再度最初から再生する。今度は二人とも肩を寄せ合い画面に視線をやっている。 彼が、クッションのような千雪の腹肉に手を伸ばし、無意識に手の平で少し押したりする。千雪がくすぐったそうに笑って、彼の手を摑まえる。そんな事を繰り返す。 千雪の胃袋が、1リットルのアイスクリームをぐるぐると消化する音が聞こえる。大量のカロリーを体に蓄える音だ。 「あ……お手洗い、良いですか……?」 「ん、ああ。じゃあ一回止めるな」 彼が小さいリモコンを操作する。微妙に間の抜けた表情の俳優が固まる。 リモコンをローテーブルに置くと、両手を伸ばした千雪の体を抱きかかえるようにしてソファから立ちあがらせる。 「んっふ……ふぅ…よいっしょ……」 彼の手を借りながら200kgを超える巨体を持ち上げた千雪は、それだけではぁはぁと息を荒げていた。 ロングスカートのホックを外す。肉で埋もれて、手さぐりになってしまうがそれでも脱ぎやすい部類だ。 ぎちぎちと150cmを優に超える下腹を締め付けていたスカートが外れ、だらんとした腹肉が更にだらしなく垂れる。 体を左右にぶるぶると振ってスカートを落とす。脱衣と言うより、脱皮だ。 「それじゃあ、脱がせるぞ」 「んっはぃ…お願いします……ふぅ……」 巨大な胸を上下させながら千雪が頷いて、彼が2mに迫る巨尻に手をかけた。汗でぐっしょりと濡れるショーツを脱がせると、むあぁっとした汗臭が一気にリビングに広がる気がする。 太もも、膝、ふくらはぎ、どこもかしこも脂肪で埋まり普通の2~3倍は太そうなそこをショーツがキツそうに通過していく。 「上は、どうしようか」 丈のそれほど長くない部屋着のシャツは、トイレには然程影響はないだろうが、汗をぐっしょり吸い重くなっているし、シャワーを浴びる事を考えたら脱いでもいいかもしれない。 「それじゃあ……っふぅ、お願いしますね」 「おう、任せろ」 千雪が腕を真上……肩肉で可動域が狭まってるためやや斜め上に上げる。シャツのしたから手を入れて、一気に服を持ち上げる。ブラに支えられた胸をなぞり、背中の段々をさらいながら、大の大人二人分くらいのシャツが脱がされる。汗を吸い、生地が少し変色し重くなったそれは、このまま洗濯機行きだろう。 腹肉や背中肉の段差にまで汗が溜まっている。この部屋が暑いのではなく、脱衣と言うほんの少しの運動だけでこれほど汗をかいたのだ。 「それじゃあ、行こうか」 「んふ……はぁい…っはぁ……」 彼の腕を支えにしながら、全開になったドアをくぐり、贅肉をゆっさゆっさと揺らし、汗をぽたぽた垂らしてトイレへ向かう。たった1m弱が遠い。 太もも同士が擦れあい、歩く度に腹肉がばるんっと揺れて太ももにぶつかる。巨大な尻は、廊下をほぼ一人で占有してしまい、そのうち横向きでないと歩けなくなりそうだった。 すり足のように歩き、彼が全開にしたトイレのドアに尻をぶつけながら入る。便器の蓋も彼が上げてくれているから、後ろ向きに入っていく。その様子は、とても普通の人間がトイレに入る様子ではない。 「はい、掴んで」 「はいっ……んんっ……っふ……」 彼の肩を掴み、ゆっくりと腰を下ろす。便座への負荷は最小限にしているのに、ミシミシと音が鳴るような気がする。 ようやく、便器に腰かける。つきすぎた尻肉が両脇からはみ出し、太ももは太すぎて足を大きく開いても干渉してしまう。柔らかすぎる腹肉が、その間に落ちないように抱えなければならない。トイレに一度行くだけで汗だくだ。 「んんっ……っふぅぅ……」 千雪がぶるるっと体を震わせる。目の前では、彼が目を塞ぎ耳を塞いでる。それでも何か合った時のためにすぐ側にいてくれるのは、恥ずかしいが嬉しい。 ちょろっ……じょろろろっ……じょろろろろろ…… 大量の黄色い液体が、アンモニア臭を伴って便器に落ちていく。 「ふぅぅぅ……ん……」 両手で抱えきれないほどの腹肉を抑えながら、千雪が小便を排泄する。いくら結婚しているとはいえ、排泄姿を間近で好きな人に見られて恥ずかしくないわけがない。だというのに、膀胱から小水が無くなっていく感覚と共に、じわじわと気持ちよさが駆け上ってくる。 「んんっ……ふぅ…♡」 甘い声が一瞬漏れる。腹肉を抱え、膀胱に溜まった小水を空にしていく。 じょぉぉぉぉっ……じょろろろろっ……じょろろろっ……じょろろっ……ちょろっ…… 暴飲暴食が常の千雪に見合う、大量の小水が体から排出され切った。 彼が微かな反応を感じ取って、目を開け耳を塞いでいた手を離す。 「大丈夫か?」 「あっ……まだ、……大きい方が…」 「あ、ああ……わかった。……出てようか?」 「いっ、いえっ…そこに…居てください」 咄嗟に、そう言ってしまった自分がとても恥ずかしい。腹肉を抱える息苦しさも相まって顔は真っ赤に染まっている。けれど、彼が側にいる事が何よりも嬉しい。こんな恥ずかしい姿を晒しても、変わらず愛してくれるという実感になる。 アンモニア臭の広がる便所で、彼が頷き、もう一度目と耳を塞いだ。 「んっ……ぅんっ……」 千雪が腹部に力を込める。腹肉は少しもへこまないし、傍から見たら顔を赤くしているようにしか見えないが、息んでいるのだ。 腹肉を抱えていた両手を、今度は尻に持っていく。脇腹の更に下で、最も幅を取っている尻肉を自らの手で割り開くように持ち上げる。 贅肉でみっちりと閉じられていた尻穴が露わになる。 ぶふっ……ぶっ…… 尻の穴からガスが漏れる。小水よりも強烈な臭いだ。耳まで赤くなって、排泄物が体から出ていくようにと力を込める。 「んんっぅ……んんっふ……」 むりゅ……むりゅりゅりゅ… 大腸から肛門へ、そして体外へと、健康的な茶色い便が出ていく。余すところなく千雪の贅肉となった食物たちの残り滓が、品のない音と共に排泄されていく。 「んんっ……ん~~っ……」 不格好に尻肉に手を伸ばし、尻穴を広げながら排泄する姿は滑稽で無様だ。誰にも見られたくない一番恥ずかしい姿でもある。けれど、それすら目の前の彼になら見せていい、見て欲しいとさえ思えた。 ぶりゅりゅ…ぶりゅりゅ…ぼちゃっ… 便が水に落ちる。けれど、大量の食事をする千雪だから、この程度では残り滓は排泄しきれない。 「ぅんっ…!んっ…!」 ぶりゅっ…ぶりゅりゅっ…ぶびっ…むりゅりゅりゅっ…! 時折ガスの漏れる音を出しながら、ひどい臭いを放つ糞便が便器へ落ちていく。普段の甘い香りとも、汗とも尿とも違うもっとも強く汚い香りが、彼の鼻に届く。 大便を排泄する姿を見られている。もう、何度も。その度に恥ずかしさと快感で千雪の鼓動は早くなるばかりだった。 「んんっ……っふぅ…♡んんっ……♡」 艶っぽい息と共に、最後の最後まで大便を吐き出す。 ぶりゅりゅっ…ぶりゅっ…ぶりゅりゅっ…!…ぶぴっ…ぶすっ…ふすぅ…… やがて、息んでもガスしか漏れなくなる。千雪の身を肥やした食物たちの、最後の一欠片までが排泄された。 太ももと腰回りのの肉で押しづらいウォシュレットのボタンを押す。尻肉を開き、肛門を露出するようにして水流を待つ。 ウィーン……という機械音がして、水が千雪の尻穴を掃除する。といっても、あらゆる贅肉が邪魔で、完璧にとは言えない。 しばらく、機械的な音が続き、千雪がもう一度ボタンを押した。 「んっ…♡っふぅぅ……っはぁ…♡……おわり…ました…♡」 千雪が甘い声を漏らす。彼が、目を開け耳から手を離す。便臭と尿の臭いで鼻の機能は完全に飛んでいた。 千雪の赤い顔ゆえか、それとも目の前で妻が艶めいた声を出しながら排泄する姿に思うところがあったのか、どこかぎらついた目をしている。 「…あ、ああ。それじゃあ……」 彼がトイレットペーパーを巻き取り、千雪の体に抱きつくように腰回りに腕を回す。 腹肉と胸に体を預けても、彼のほうが千雪の肛門に手が届きやすい。それはそれだけ、千雪の体が脂肪と贅肉で動きを阻害されている証明でもあった。 便器から上ってくる便臭と、千雪の濃い体臭が混じり合い、彼の鼻腔を刺激する。 「んんっ…♡」 尻穴を広げ、彼の手を受けいれる千雪。トイレットペーパー越しに、濡れた尻穴が拭き取られていく。 ぬちゃ……くちゅ…… あまり綺麗ではない音は、二人の耳に確かに届く。 トイレットペーパーで僅かに残っていた便滓を拭い取り、便器に捨てる。千雪の顔は真っ赤に染まり、吐息は荒く、熱い。 「んんっ…っふぅ…はぁっ…♡」 ぶるぶるっと体を震わせる千雪。膀胱も便も空になり、随分スッキリした。 「あー……じゃあ次、前…な」 彼が生唾を飲み、トイレットペーパーを再び巻き取って今度は屈む。 千雪が太ももが触れ合うギリギリまで足を広げ、腹肉を抱え上げる。汗と小水の臭いが強くなるが、便臭すら漂うここでは最早誤差だ。 性器を見せびらかすような姿勢の千雪。その秘部にトイレットペーパーをあてがい尿を拭う。 2度3度と拭い、トイレットペーパーを便器に中に落とす。 「よし、大丈夫……千雪?」 「…あっ、はいっ。ありがとう、ございますっ……んっ…ふっぅ…」 腕を差し出した彼が、ボーッとしてる千雪に声をかけた。少し余韻に浸っていた千雪が顔を赤らめて彼の手を取る。 ミシミシとなる便座から立ち上がり、のっしのっしと体を半回転させる。 便器の中にはトイレットペーパーが沈み、どっさりと出た大便と小水の黄色が広がっている。ひどい臭いだ。自分の贅肉の隅々までこの臭いが染み付いてしまったような気がする。 レバーを引く、流れるかわからない程の量だったが、難なく吸い込まれていってくれた。 「……大丈夫かな」 「ふぅ……はいっ…あの…シャワーを、浴びたいなあって…」 脱衣と排泄で、千雪はすっかり汗だくだった。そう思うのも自然だろう。 「あ、ああ。……俺も一緒に浴びていいかな」 「はいっ…もちろんです…♪」 シャワーを浴びれば、体の奥の火照りも消えると思った。そしてそれはお互い様だった。 しかし、結果として二人で一緒にシャワーを浴びる事になれば、どうなるかは想像に難くない。 便臭も尿臭も染み付いてしまったような廊下を歩き、脱衣所に着く。千雪がフロントホックを外す。彼が衣服をすべて脱いで洗濯機に入れた。千雪の臭いが染み付いた服だ、再び着るには些か問題がある。 「わっ…その……どうして…」 彼の性器は、硬く立ち上がり、今にも千雪と交いたそうにしている。 「あー……なんだか、千雪がさ…セクシーで。……千雪こそ」 彼が千雪の体に抱きついて、腹肉の下…秘所に触れる。先程小便を吐き出したそこは、再び濡れていた。だが、違う液体でだ。 「っ…なんだか、興奮…してしまって。アナタに、その…うんちするのを、見られるのが…」 「あっ…そ、そっか…。お互い様、だな…はは」 二人の間に芽生えてしまった新たな性癖を、どうすれば良いかわからず互いにはにかみ、誤魔化すようにキスをする。 けれど、微妙に残る便臭や、怒張した性器が腹肉に食い込む感触は、確かだった。 「……いつもはこんな事なかったのに…ヘンですよね…」 「……俺はわりと、いつも大変だったよ。千雪の全部を見せられてる気がして、さ」 「っ……嬉しい、です。こんな、はしたないのに、嫌われてなくて」 「当たり前だろう、俺は千雪の全部が好きだよ」 そう言って、もう一度唇を交わす。千雪の贅肉がむにゅむにゅと歪み、まるで彼を飲み込むかのようだ。更に太ってしまったら、キスすら大変かもしれない。 「……大変です、いつも、こんなふうになっちゃったら…」 「そう、だな……気をつけないとな」 そう言いながら、脱衣所の扉を全開にし、いくら何を垂れ流しても大丈夫な風呂場に千雪と一緒に入る。 「…今日は、特別ですから…。特別、ダラダラしちゃう日にしちゃっても…良いですよね…」 「…ああ、そうだな。今日だけ、特別」 二人して言い訳をしながら、シャワーを出しすらせず、風呂場の床に千雪が寝転がり、むっわぁあと臭う秘部を晒す。前戯もしていないのにそこは濡れ、彼の性器は、今にも飛び込もうとしていた。 お互い、何もかもを曝け出した夫婦に、今更言葉は必要なかった。 一時停止されたままの映画が、もう一度再生されたのは、1時間以上も後のことだった。