ここは県下随一の実績を誇る学習塾。多くの卒業生が各界で活躍している伝統校でもある。 この塾の生徒は、極限まで自分を追い込んでいる。人生が賭かっているからだ。 だから、他ではありえないルールも成績を上げるためのものとしてまかり通っている。 「それでは、今回の模試の『落第者』を発表する。」 厳粛な雰囲気の中、講師が声を上げた。 『落第者』。それは毎月の模試で成績が規定を下回った者のことである。 「あっ……あぁ……。」 『落第者』として名前を呼ばれた女子生徒が、顔面蒼白になってフラフラと立ち上がった。 「……あいつ、落第は初めてだよな。」 「あぁ。いいもん見れるぜ。」 男子生徒のヒソヒソ話も、彼女の耳にしっかり届いているだろう。 そんな中、彼女は身に着けていた衣服を脱ぎ捨て始めた。 「うぅ……。」 下着姿になったところで手が止まる。しかし、静まり返った教室の雰囲気は全く変わらず、彼女に助け舟を出す者も皆無だった。 「……。」 彼女は震える手で下着を脱ぎ、乙女の恥部が露わになった。 この塾では、『落第者』に服を着る権利は無い。ここでは、成績が全てなのである。 彼女はこの先一ヶ月、塾に来る度に全裸にならなくてはならない。全裸になって、服を着る権利を取り戻すために必死で勉強を重ねるのだ。