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起きて見る夢の話 1

歩きながら本を読むためだけの道が欲しい。

普段通る道を一本外れたところから始まっている。

私のためだけの。

どれだけ前方不注意でも、どれだけゆっくり歩いても怒られない道。

歩きながら旅の本を読む。

リュックサックに入れてきた漫画に取り替える。

漫画はすぐに読み終わるのでまた本を読む。

足を動かしながら、見たことのない景色に思いを馳せる。

で、ふと本を閉じて上を見て横を見る。

景色が少し変わっている。

ふりかえって、そこで初めて自分の通った道を見つめたい。

こういうとき、びっくりするほど歩いているものだ。

通った覚えのある橋なんかがすごく遠い。

帰り道のことを考える。

気が少し重くなる。

不思議と少し以上は重くならない。

もう一回歩き始める。

前よりは集中していない。

いちど周りを見るとそっちも気になってくる。

でも結局また没頭する。

で、気がついたら4時位になっていて、帰りにバスか電車ないかなとか思い始める。

土手っぽいところを歩いてた気もするのにわりと建物が多いところに来ている。

なんか知り合いがたまたまいたらいいな。

なんか奢ってとか言って結局解散して帰る。

そんな道が欲しい。

四半期に一度違う景色に変えてほしい。


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