一流の二流になる
Added 2022-03-11 20:45:19 +0000 UTCまず私に興味をもっていただき、このブログまでお越しくださったこと心から感謝申し上げます。
現在、PIXIV内、FANBOX内だけでも圧倒的な数のクリエイターが活動しておられます。みなさん私よりも技術的にも知名度でいっても決して敵わない方々ばかりです。
そんな先輩であり一流クリエイターが飽和する中、どうして私に支援なんてくるものかと考え、長い間FANBOXなどの支援サイトを活用することには億劫になっていました。
いつか自分も一流クリエイターになったら開設しよう……そう思っていたのです。
いつかもう少し上手くなるはず…もう少し納得できる出来のイラストを描けるようになるはず……絵描きの皆さんはある程度そういった思いはあり、そう思いながら月日を過ごして来たことと存じます、私もそうでした。
「いつかきっと上手くなり認められる」そう信じて疑わない時期もありました。
ですがそういった考えは残酷ですが幻想です。才能(努力することも含む)と運を持っている方々には決して敵わないのです。愚直だった私はこの真理に至った時、愕然としました。
私は一流クリエイターにはなれないのだとようやく理解したのです。
一流になれないのであらば、絵を描き続けることに意味はあるのか?
一流になれないのであらば、絵を描くことを諦めてしまうのか?
私は悩み、一時筆もおきました。が、そう自問した私の最終的な答えは「否」でした。決して一流になることが出来なくても絵を描いていたい、どんな形であれイラストを通じて人と関わっていきたい。その時私はそう感じたのです。
決して一流になれないのであらば、この先どういった方向に進むべきか?
そう自問を繰り返す中でおのずと次に目指すべき道も見えてきました。
私のような凡人でも遺伝や才能という絶対的アドバンテージが取れずとも、ある程度のところまでは努力しだいでは到達は可能なはずなのです。
そう、私の目指すべきは「一流の二流」だったのです。
この考えに至ってからは心もとても軽くなりました。
SNSなどでは常にトップクリエイター達の作品が拡散、評価され正直嫉妬や焦燥を感じたことも少なくありませんでしたが、結局はそのような感情は無自覚であっても自分もそのステージに居るべきだという自意識の強さ、傲慢さが原因となっていたということも理解することも出来ました。
自分とトップクリエイター達とではステージが違うこと、彼らが時代と流行を創る先駆者であり、私達は彼らのフォロワーであることを重々承知することで負の感情はなくなり、敬愛すべき存在となるはずです。
最初に私は世の中には技術的にも知名度でいっても決して敵わない方々ばかりだと言いました。
そんな先輩であり一流クリエイターが飽和する中、どうして私に支援なんてくるものかと……結局はこのような考え自体も傲慢だったのです。
この時はまだ、言わば一流クリエイターと自分を同列とみなし張り合っていたのです。
本当に支援してくれる人はいるのか?今は例え居なくてもいいのです!
私はパイオニアではなくフォロワーなのです。最先端の一流に業は無くとも私は私の速度でついて行きます。一人でも誰かの目に留まればそれでいいのです。そしてまた次に走りだせればいいのです。
私のイラストが好きだ、癖に刺さるという方がごく少数でも居てくださり支援をしてくれたならばそれはとても凄いことなのです。
自分を卑下している訳ではありません、「なんの為に絵を描くのか?」どんな形であれイラストを通じて人と関わっていきたい。それが私の根幹だったはずなのです。
支援して下さった方と私の間で金銭(汚く感じる方もいらっしゃるでしょうが)という確かな関わりが築かれるのです。
これこそがひとつの目指すべき道なのではないでしょうか?
最先端の高い技術や知名度は得られないことを知りました。
私にしか描けないもの、私にしか表現できないものなど存在しないことも知りました。
一流ではないならば、二流でいいじゃないか。
だが決して怠ることなかれ、私は一流の二流になることが出来るのだから。