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【TRPG】大悪党 地獄ケ原斬人 シナリオアレンジ RECORD_case4M_07R_KS


RECORD_case10_07_Mのアレンジ版。

元シナリオは『大悪党 地獄ケ原斬人』シナリオブック参照。

(frame embed)



■怪異:地獄ケ原斬人(z4n+)

現実はクソゲーだ。


ゲームの中なら、オレはどんな世界でも最強だった。

オレがチャンピオンになれないゲームは存在しなかった。

現実というゲームを除いて。


なぜ現実というゲームがクソなのか、オレは考えた。

そして一つの仮説にたどり着いた。

オレがコントローラーで操れる存在が、オレひとりしか存在しないからだ。

キャラ選択不可、個体値ランダム、残機ゼロ。そりゃクソゲーだわ。


クソゲーには修正パッチが必要だ。

あらゆる人間を、オレのプレイアブルキャラクターに変える装置。

――チャンピオンコントローラー。

これでようやく、俺がこの世界のチャンピオンになるためのゲームが始められる。


……まさか、装置の不具合でオレ自身が、オレ以外の誰かにコントローラーを握られるハメになるなんて、思っちゃ居なかったがな。


共鳴感情:勝利(理想)、向上(理想)、優越感(欲望)



■コンセプト

「斬人を操る共鳴者」と「斬人以外の全てを操る斬人」とのバトル。



■記憶混濁

記憶混濁の発生条件:共鳴レベル2,3,4,5,10で発生。


記憶混濁 <クソゲー>

現実はクソゲーだ。

クソゲーには修正パッチが必要だ。

――お前も、そう思わないか?


記憶混濁 <ルール①:野良戦禁止>

現実はクソゲーだ。

野良戦でトレーニング、ランク上げ。チャンピオンになるために必要なこと。

だから順番に勝負を挑んだ。最初は虫、次に小動物、続いて野良犬。

そろそろ近所のガキども……と思ったあたりで、違和感に気がついた。

――どうやらこのゲーム、野良戦はルール違反らしい。


記憶混濁 <ルール②:リセット無効>

現実はクソゲーだ。

ガキの頃、可哀想なクラスメイトがいた。どう考えたって、あらゆる能力の初期値が足りてなかった。ガチャならNormalどころじゃない。カスだ。

俺はリセマラすべきだと強く勧めた。今のままじゃ活躍なんて無理だって。

――当時は思いもよらなかったんだ。

現実じゃ、リセットしたらそこでゲーム終了だなんて。


記憶混濁 <ルール③:キャラクターセレクト不可>

現実はクソゲーだ。

どんなゲームキャラにも、特徴がある。得意不得意、向き不向きがある。

だから、応じてキャラを使い分ける。トップにはファイターやタンク、ミッドにはアサシンやメイジ。常識だろ?

――なのにどうして。

現実では、“オレ”ってキャラしか使えないんだ?


記憶混濁 <ルール⓪:主人公はあなた>

Welcome to this GAME.

You are the PLAYER.

このゲームの主人公はあなたです。

コントローラーを取り、

キャラクターを選択してください。



■専用ギミック

▼大悪党の身体

HPを×2する。


■シーン0:レポート

オレとアンタが見ている景色が一緒なんてことがあるだろうか。

真実が必ず一つだけ、なんてことが―――あるだろうか?


■シナリオ1:オープニング

元シナリオと同じ


■シーン2:展望台

目の前には惨劇が広がっていました。

あなたの右手には拳銃が握られており、お腹のあたりに何か違和感を感じます。


鏡や窓に映った姿を見ると、あなたの顔は、今世界で最も有名な大悪党「地獄ケ原斬人」のものになっています。

そして、身体が軽い。今なら何だってできるんじゃないかという万能感があなたを支配します。


もし腹部を確認すると、めくった上着のからのぞく白い体に、がっちりと固定されるように、あなたの腹部には複雑そうな機械とコードを生やした爆弾が巻かれていました。タイマーの数字は●●分を示しています。


あなたが戸惑っていると頭の中で声がします。


斬人「なんだこれ。装置の不具合か……?」


斬人「よう。どこの誰だか知らねーが、オレの身体を操ってる“プレイヤー”さんよぉ。アンタ、一体何をした?」


その声は地獄ケ原斬人と名乗り、急におかしなことを言いだしたのは共鳴者のほうだと主張します。

あなたは今日東京スカイツリーに来ていたことは覚えていますが、ここに至るまでの記憶ははっきりしません。ですが、あなたは今日まで共鳴者として過ごしてきた過去をはっきりと覚えています。

少なくとも地獄ケ原斬人という犯罪者ではなかったはずです。


斬人「時限爆弾? あぁ、そりゃあここを占拠する時に脅しで巻いてたやつだな。ホンモノだぜ? 解除方法は……おっと、これは秘密にしとくか」


斬人「なあ、相棒。こりゃあ燃えるゲームだなあ? リアル・デスゲームだ。しかも時間制限付きの。死にたくなけりゃあ必死にもがくんだな」



あなたが情報を得るためには周囲を調べる必要がありそうです


■シーン3:探索

▼転がっている死体

・〈観察眼〉〈洞察〉などに成功すると

そのうちの一人についてよく目を凝らすと、ナイフで喉を一文字に切り裂かれており、即死だっただろうことがわかる。

近くの床には凶器に使われたであろうナイフのほかにも、銃など複数の凶器が転がっていることがわかります。


・探索後

これらの死体を見た時、あなたは何故か確信します。

殺した時、斬人の心に罪悪感なんてものは微塵も無かったと。

まるで、ゲームの中で敵ユニットを倒した程度の感覚であったと。

共鳴判定(強度6/上昇1)∞共鳴感情:[狂気(傷)]



▼怯えている人々

・〈洞察〉〈観察眼〉などの判定に成功すると

縛られてもいないのに、全く動きもしないし、声もあげません。

意識は残っているのに、まるで身体の自由が効かないかのようです。

特殊な神経ガスでも吸わされたのでしょうか?



▼モニター

「本日19時ごろ、東京スカイツリー展望台にて銃撃事件が発生。多数の死傷者がでている模様ですが、詳細はいまだつかめておりません」

「犯人は指名手配中の地獄ケ原斬人容疑者とみられており、21時をまわった現在も人質をとりたてこもっています」

「地獄ケ原斬人容疑者は殺人、強盗、誘拐、器物損壊など1000件以上の犯罪にかかわった容疑がかけられており、未解決、未発見のものも含むとその数は数十倍に膨らむのではないかともいわれております」

「付近の皆様はくれぐれも現場には近づかず、周辺警察の指示に従って避難してください」


・〈知識〉〈事情通〉〈ニュース〉などに成功すると

あなたは地獄ヶ原斬人に関する次のような情報を入手します。

 ・幼少期父親殺害の疑い。

 ・近隣で動物が多数殺されていたとの目撃情報。

 ・小学校のころ、同級生が飛び降り自殺。いじめなど関与の疑い。

 ・悪魔崇拝、オカルトに傾倒、一部では斬人教団という犯罪組織の噂話も。

 ・その他にも何か重大な事をしていたようですが、あなたの記憶にはありません。

(ダブル以上の結果の場合)

 ・数々のゲームで無敗の伝説的ゲーマー「Z4N+」

  同一人物ではないかという噂があります。


▼窓の外

・〈知覚〉〈観察眼〉〈聞き耳〉などに成功すると

窓際に立つだけで足がすくむ。

下を覗けば、ここが350mの上空であることを実感します。


・〈知覚〉〈観察眼〉〈聞き耳〉などに失敗すると

ふいに、貴方を異常な感覚が支配します。

眼下に群がる無数の人だかり。

それらが、まるでゲームの駒のように感じられます。

今沸き上がったこの感覚は、はたして誰の感情でしょうか?

共鳴判定(強度6/上昇1)∞共鳴感情:[狂気(傷)]



▼エレベーター

・〈自我〉の判定に成功

そう、そんなことができるはずがないのです。

あなたは踵を返し、エレベーターから離れます。

けれどあなたは頭の片隅で理解します。

今のあなたの体なら、大悪党地獄ケ原斬人であるならば、

あのシャフトを伝って地上に降りることもできてしまうのだろうと。


・〈自我〉の判定に失敗

あなたは無意識に一歩、虚空に踏み出そうとしていたことに気づき、慌ててその足を引っ込めます。

今、あなたは確かに、「今の自分であればこのエレベーターシャフトを降りて地上に降りることは可能だ」と確信していました。

〈∞共鳴〉レベル1上昇



▼通路の奥

・〈マッピング〉〈調査〉〈観察眼〉などに成功

このフロアは円形状のホールになっている。

案内板によれば、ここは地上350mの展望台のようだ。

煙の向こうには、さらに上……地上450mの「天望回廊」へ通じるエレベーターがあったはずだ。


・〈マッピング〉〈調査〉〈観察眼〉などに失敗

このフロアは円形状のホールになっている。

案内板によれば、ここは地上350mの展望台のようだ。

この先は何かの爆発によるものだろうか。炎と煙に閉ざされている。

ふと、自分ではない何者かの記憶が流れ込む。確か、この煙の向こうに、さらに上……地上450mの「天望回廊」へ通じるエレベーターがあったはずだ。

〈∞共鳴〉レベル1上昇



■シーン4:対話

斬人は以下のことを説明する。

・爆弾はそもそも脅しのために自分の手で巻きつけたこと。

・解除キーは、上の階で待機している部下が持っていること。


斬人「スカイツリーが電波塔だってことは知ってるか? 昔は東京タワーが担っていた電波塔としての役割を引き継いで、より広くに電波を届ける。それがこの建物の本来の役割だ」


斬人「電波っつったらさァ、毒電波だとか、ゲーム脳だとか……昔よく言われてたよなァ。いや、今でも言われてんのか? ほら、ゲームやってると脳に悪影響があるってやつ。アレについて、アンタどう思う?」


斬人「世間とか、大人とかって奴は、ゲームを悪者にしたがるよなあ。そして決まってこう言うんだ。ゲームばっかり遊んでないで、もっと現実を大事にしなさい……って。だがよ、オレは思うんだ。現実なんかより、ゲームの中の世界の方がよっぽど“公平”だってな」



エレベーターがたどり着いた展望回廊。

そこには巨大な機械の塊。まるでゲーム機……というよりは巨大なコントローラー。その悪趣味な外見は、それが絶対にここにあるべきものではないことを物語っていた。


斬人「腹に巻いてある時限爆弾、鍵はあそこにいる部下が持っている。頼めばロックを解除してくれるはずだぜ。よかったな、無事ゲームクリアできそうじゃねえか」


斬人の声で頼めば、部下(斬人教団)の一人が爆弾を外してくれる。

そしてそのまま、その爆弾を裏返し、そこにあったドクロマークの書かれたスイッチを押し……。


爆音。


気がつくと、貴方の身体は宙を舞い、

視界の先には、東京の夜景が迫ってきていました。



■シーン5:エンゲージ

斬人「チッ……こんだけ強い衝撃を与えりゃ、身体からアンタを追い出せるかと思ったんだけどなあ……」


斬人「安心しな、東京スカイツリーから落ちた程度で俺は死にゃしねえよ。鍛えてるからな」


斬人「現実はクソゲーだ。だからさ、オレはこのクソゲーに修正パッチをあてたいんだよ」


斬人「あらゆる人間を、オレのプレイアブルキャラクターに変える装置。――チャンピオンコントローラー。これでようやく、俺がこの世界のチャンピオンになるためのゲームが始められる……はずだったんだが。まさか、装置の不具合で、オレ自身が他人にコントローラーを握られるハメになるなんてな」


~ ~ ~


斬人「なあ、k4sen。ゲームをしないか。オレとアンタの真剣勝負だ」


斬人「ルールは簡単。アンタはオレを使う。オレはオレ以外の全てを使う。アンタの勝利条件は、スカイツリー天望回廊にたどり着いて、《チャンピオンコントローラー》の電源スイッチを切ること」


東京スカイツリーを下から、最上フロアの天望回廊に向けて駆け上がりながら、斬人が操る襲撃者たちとの連続戦闘が開始する。


VS襲撃者

襲撃者たちは全員、先制で固有技能で攻撃してくる。

命中すると【成功数】点のHPダメージを受ける。回避は可能。


共鳴者は、襲撃者を攻撃できる。【成功数】人の襲撃者を撃破可能。



■シーン6:クライマックス

逸脱 or HP 0になると

斬人「……な? クソゲーだろ?」

という言葉と共に、意識がブラックアウトする。

→記憶混濁5へ。


ここで一つ、選択してください。

大悪党の体を持つ、あなたは一体誰でしょう?


A:共鳴者

B:地獄ケ原斬人


どちらでも構いませんが、この選択はエンディングへ影響します。



■シーン7:エンディング

7A:共鳴者

地獄ケ原斬人の身体から、器から[逸脱]した貴方は目を覚ます。

その身体は、本来のあなた。

ここは東京スカイツリー展望台。


※技能〈大悪党〉を取り除く。

※HPを元の数値(半分)に、〈∞共鳴〉レベルを1に、戻す。


周囲を見渡すと、地獄ケ原斬人の残機たちが待機している。

天望回廊へのエレベータへ向かうには、彼らを突破する必要がありそうです。



7B:地獄ケ原斬人

人の限界を[逸脱]した貴方は、もう引き返すことはできなくなりました。

貴方は地獄ケ原斬人。

世界一有名な大悪党。


技能〈大悪党ULT〉を入手。 {共鳴}DM<=9


さて、貴方はこの物語にどのような決着をつけるでしょうか?




終幕

こうして事件は幕を閉じる。

取り調べ調書には多くの懐疑的な内容がふくまれたが、

事件を証明する物証は何一つ残っておらず、

信憑性に欠けた記録のみが綴られ、残された。


オレとアンタが見ている景色が一緒なんてことがあるだろうか。

真実が必ず一つだけ、なんてことが―――あるだろうか?


この物語の最後を締めくくるのに相応しい言葉は、きっと一つしか無い。

そう……GG、ってな。


この物語はフィクションです。劇中の人物、事件、真実が一つとは限りません。


エモクロアTRPG

大悪党 地獄ケ原斬人  終了

【TRPG】大悪党 地獄ケ原斬人 シナリオアレンジ RECORD_case4M_07R_KS

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