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【手記】物語とは星座のようなもの

空には無数の星がある。

その中でいくつかの星を線で繋げて、秩序だったなにかに見える概念にする。

一度それを認識すると、自然とその星々が星座に見える。


でも実際のところ、それらは無限に近い星々のカオスの中から作為的に抜き出した組み合わせにすぎない。

夜空に星と星をつなぐ線は実際には存在しないし、その線の引き方でその星座名を名乗るのは流石に無理があるだろ、みたいな星座もいっぱいある。


「物語」って、星座のようなものだと思う。


ひとりの人間の人生には、物語として線をつなぐにはカオスすぎる……一貫してなかったり、理が通ってなかったり、つまらなかったり、しょうもなかったり……そんな瞬間がたくさんある。(むしろそっちの方が多い)

たくさんの人が関わるとそれはもっとカオスになる。

その中から、目立つものを無意識なのか意識的なのかはさておき、作為的に抽出して(見出して)線を引いたもの。それが物語だ。


わかりやすい物語であればあるほど、大量のカオスを取りこぼしている。

でも、我々は物語に魅了される。

全くのカオスな夜空からは方角が読み取れないように。

僕たちが生きるために物語が必要だ。


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