RECORD_case3_03_TYのアレンジ版。
改変部分のみを記載。元シナリオは『大悪党 地獄ケ原斬人』シナリオブック参照。
シナプス連結手術とVR訓練により特殊工作員に仕立て上げられた、元一般人。
国家諜報機関“アニマルズ”に所属。コードネームは「梟」。
諜報員としての十数年の活動の中で、組織のあり方や自身の行いに疑問がぬぐえなくなってきていた。
引退を条件に最後の任務に挑むが、それは組織の仕掛けた罠だった。
共鳴感情:罪悪感(傷)、絶望(傷)、疑念(傷)、逃避(欲望)
記憶混濁の発生条件変更:共鳴レベル2,4,6,8,9で発生。
記憶混濁【1】<シナプス連結被検体>
何者にもなれず、ただ鬱屈とした日々を送っていた俺の人生が、ある日一変した。
俺のもとを訪れた《彼ら》は、俺にある「才能」を見出したのだという。
それからの人生は、まるで映画のように劇的だった。
脳への特殊な処置、VR訓練、そして任務――俺は望んでいた「特別な何者か」になった。
記憶混濁【2】<エージェント・オウル>
俺に与えられた役割は、諜報員。国家の犬だ。
表沙汰にできない任務に駆り出され、成功も失敗も一切の記録に残らない。
栄誉はない、影の存在。だが、正義と秩序のためと信じていた。
コードネームは《梟》――夜に忍ぶ狩人。
俺の所業は、表の世界では架空の大悪党「地獄ケ原斬人」の仕業として処理されていた。
記憶混濁【3】<裏世界>
任務の詳細は詮索しない。それが掟だった。
なのに迂闊にも知ってしまった。
政治とカネの問題で長引く不況。世間を騒がせている社会問題。
それらが、一部特権階級の利益のために人為的に引き起こされていたという証拠。
そして、その証拠を闇に葬るために……
「大悪党 地獄ケ原斬人」が暗躍していたのだという真実を――。
記憶混濁【4】<ゴーストの囁き>
過去に殺してきた人たちが、俺を責める幻覚にさいなまれる。
未来でこれから殺す人たちが、俺を責める幻覚にさいなまれる。
もう、この仕事を続けることができそうになかった。
だから、足を洗う覚悟をした。
最後にと届けられた任務は、スカイツリー爆破テロの阻止だった。
「君のコードネームの、本当の意味を知っているかね」
上官の最後のその一言が、耳にずっと残っている。
※「梟」という漢字には「さらし首」という意味もある。
記憶混濁【5】<死にたくない>
どうしてこうなってしまったんだろう。
俺はただ、自分を誇れる何者かになりたかっただけなのに。
悪党は死ぬべきだ。ならば、裁かれるべき悪党はここにいる。
なのに、俺は……。
元シナリオと同じ
元シナリオと同じ
元シナリオと同じ
元シナリオと同じ
元シナリオと同じ。
シナリオに時限爆弾についての描写がないので、忘れずに最初に伝えること。
めくった上着の裾からのぞく体に、がっちりと固定されるように、あなたの腹部には複雑そうな機械とコードを生やした爆弾が巻かれていました。
タイマーの数字は●●分を示しています。
斬人との会話
「アンタ、いったい誰なんだ。俺の身体を乗っ取って何をしようとしている」
「てっきりアンタも奴らの罠か、あるいは“手術”の後遺症かと思っていたんだが……どうやらそういうわけでもなさそうだ」
エージェントが弾丸を撃ってきて、意識が途切れて暗転した直後、
以下の処理を行う。
共鳴判定(強度:6/上昇:任意)∞共鳴感情:[逃避(欲望)]
※共鳴表の効果は、シーン7開始時の〈大悪党・偽or真〉の入手とする。
変更点:使用しても共鳴レベルは上がらない。
爆弾解体・タイマー停止後、最後の問答をやや変更。
タイマーが停止し、フロアを静寂が包む。
男が呆然とつぶやく。
「なぁ、どうしてここに来たんだ? 死にに来るようなもんだったじゃないか」
「……そうか。強いな、アンタは」
「早く逃げろ。爆弾が解体されたと分かった今、奴らはもっと直接的な手段をとってくるはずだ」
「オレは……もういいんだ」
「組織が俺を逃がすつもりがないって事がわかった。その時点で、もう終わりなんだ。奴らは強大だ。今ここで逃げても、俺が生きていると分かれば、どんな手を使ってでも地の果てまで追ってくるだろう……今回みたいな事件が、また起きることになる。アンタも巻き込まれるかもしれない」
「どちらにしろ……俺の負けなんだよ」
斬人を組織から隠匿するには、〈隠匿〉でトリプルの成功が必要だ。
斬人の説得次第では、本人の協力を得られる。諜報員としての経験を活かす提案であればさらにボーナスが得られ、最終的にダイスボーナス+2程度は考慮してよい。
落ち着いたところで、ヘリが現れる描写に戻る。
元シナリオと同じ
タイマーが停止し、フロアを静寂が包む。
男が呆然とつぶやく。
「なぁ、どうしてここに来たんだ? 死にに来るようなもんだったじゃないか」
「……そうか。強いな、アンタは」
「早く逃げろ。爆弾が解体されたと分かった今、奴らはもっと直接的な手段をとってくるはずだ」
「オレは……もういいんだ」
「組織が俺を逃がすつもりがないって事がわかった。その時点で、もう終わりなんだ。奴らは強大だ。今ここで逃げても、俺が生きていると分かれば、どんな手を使ってでも地の果てまで追ってくるだろう……今回みたいな事件が、また起きることになる。アンタも巻き込まれるかもしれない」
「どちらにしろ……俺の負けなんだよ」
斬人を組織から隠匿するには、〈隠匿〉でトリプルの成功が必要だ。
斬人の説得次第では、本人の協力を得られる。諜報員としての経験を活かす提案であればさらにボーナスが得られ、最終的にダイスボーナス+2程度は考慮してよい。
こうして事件は幕を閉じる。
取り調べ調書には多くの懐疑的な内容がふくまれたが、事件を証明する物証は何一つ残っておらず、信憑性に欠けた記録のみが綴られ、残された。
俺とアンタが見ている景色が一緒なんてことがあるだろうか。
真実が必ず一つだけ、なんてことが―――あるだろうか?
諜報員の、大悪党の本懐は――隠すこと、騙すこと、欺くこと。
誰がどのように欺かれ、それによって誰が救われたのか。
それを知るのは、君だけだ。
この物語はフィクションです。劇中の人物、事件、真実が一つとは限りません。
エモクロアTRPG
大悪党 地獄ケ原斬人 終了