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最弱の生態

この世界において深いダンジョンに潜り調査をして遺品や素材、アーティファクトなどの収集、場合によってはモンスターとの戦闘を行う者たちを冒険者と呼んだ。そして冒険者には大きく分けて二種類いる。得るものと、失うものだ。 この世界で最弱のモンスターは?という質問で真っ先に上がるのはスライムだろう。基本的に水分だけあれば生きられるモンスターでゼリー状の体に核があるだけのモンスターである。 その核を少しでも切られたり刺されたり、強くつぶされたりすればあっけなく消滅してしまう。武器さえあれば冒険者でなくとも倒せてしまうというほどに普通サイズのスライムはよわく、また人にとっての脅威ともなりえない。顔にくっついて窒息でもしない限りまともな攻撃手段も持ち合わせていないからだ。 だがそんなスライムでも気を付けなければいけないことがある。ヒュージスライムと呼ばれるような巨大な個体に武器無しで挑んではいけないということだ。 小さいスライムならば抵抗なく素手で核をつぶせるだろうが、大きい個体となれば核も大きくなり、より濃密されたゼリー状の体は殴る蹴るといった攻撃の威力を落とす。 そんなヒュージスライムの中でも人の5倍はあるんではないかという個体から逃げる一人の影があった。彼の名はラム、もこもこの茶色い毛並みと頭から生え曲がった二本の角が特徴的な羊の獣人だった。 「こ、こんなでかいのいるなんて、聞いてないっすよぉぉ!」 ラムが今いるダンジョンは真ん中に大きな水路が通り左右に道のある、まるで下水道のような作りのダンジョンだ。匂いの面でくさいわけではないがその水の成分が特殊なのかここではよくスライムが沸くと知られていた。 だがこんなにも大きいサイズではない。せいぜいヒュージスライムが出ても人と同じ背丈まで育ってれば大きいほうだと聞いていたのだ。そのサイズならばラムの持っていた長剣でも問題なく倒せる予定だった。 だがすでに長剣は水路のどこかにと落っことしてきてしまっていた。このジャイアントヒュージスライムに一矢報いようと剣をふるったのだが、大きすぎて濃密なゼリー状の体に阻まれて核にまで届かず、突き刺さった剣を引き抜くことも出来ず、手放してしまったからだ。 「無理無理無理!まじむりぃぃ!しかも早いし!」 通常のヒュージスライムでもゼリー状の体は安定感がなくそれほど動きは早くない。今ラムが走って逃げている理由はこのジャイアントヒュージスライムは体の形をしっかりとした丸にして転がってきているからだ。 速度的にはほぼ互角だがラムは全速力ではないうえに、守るための皮鎧を外せばさらに早くもなる。だが体力も防御力も温存しなければいけない理由があった。 逃げる先にいる普通のサイズのスライムである。脛ほどのサイズしかない核もすぐ届いてしまうようなほとんど水のようなゼリーのスライムを蹴り飛ばす。その動作には少なからず体力を使うが、躓いたりでもすれば後ろの巨体に追いつかれるのは必然だ。細い通路上にいるならば安全面を考えれば処理が必須となる。 「どこまで追いかけてくるんだよぉぉ!」 即座に討伐されるスライムたちしか知らないラム。スライムは水さえあれば生息域に限りはない。縄張りという意識もなく獲物と見定めたラムを追うばかりだ。 そもそもスライムがこうして人を襲うというのがラムにとってはあまりない体験。だが実際にはスライムは小さかろうが大きかろうが何か生物がいるととりあえず向かってくる性質がある。水から離れすぎると逃げていくこともあるが、その前に討伐されることがほとんどだが。 水路が続くこの場所ではひたすら逃げるしかない。実はラムは今逃げてる方向が出口かもわかっていない。いくつか入り口のあるダンジョンで迷路のように入り組んでるというわけでもないが直線も長い。かなり深く入り込んでいたのもありまっすぐ戻るというわけにもいかなくなってしまった。 目の前に右への曲がり角がようやく見えてくる。外の光が差し込んできていないから出口が近いというわけではないが、ラムにはそこしか進む先がない。 飛び込むように曲がった先に見えるのはは、ダンジョンの水路の終わりである網から下にと流れていく。だがそれは歩く場所としては行き止まりということになる。 「うっそだろぉぉ!?やるっきゃないのかよ!?」 窮鼠となったラムは行き止まりにつく前に、水路を埋めつくすジャイアントヒュージスライムにと振り返る。背負っていたカバンを捨てて転がってくる巨体に素手で突っ込んでいく。追い込まれたものは強い、なんてことはなく、小さいスライムとは比べ物にならないほど弾力的なゼリー状の体に埋め込まれてしまい、身動きが取れなくなってしまった。 「ウググググ。」 スライムの中で息を止めながらもがこうとするがゼリーの中に余計に埋もれていくばかり。このまま動けずに溺死するそんな未来すら見えてきたラムはただただ必死にもがこうとするが、すでに腕も足もほとんど動かない。 そんな中でジュッという音が聞こえてくる。目をつぶっていたラムだが音があまりにも近くて不安になり恐る恐る目を開けると、自分の服が解け始めていた。 「んがぼっ!げほ、服がっ!?え?息が、できる?」 ゆっくりと溶かされていく服に焦り思わず息を吐いてしまった。ハイ待機を戻そうとほとんど無意識に呼吸してしまったが、ゼリー状の体の中だというのに息ができる。 ラムにとってはスライムで窒息したなんて例を聞いたこともないが、スライムの中で呼吸できるなんてのも聞いたことがない。そもそもそんな事態になる前にたいていは討伐できてしまうからだろうが。 それよりもラムは今服を溶かされ始めていることへの恐怖感がまた再熱し始めた。スライムに捕らえられたものの末路を知らない。溶かされて食べられるんではないかという予感が高まる。 「やめろぉ!俺なんか食ってもしょうがないぞ!はきだせぇぇ!」 叫んでもがこうとするがやはり体はほとんど動かない。普通に動かせるのは口と瞼くらいなものだった。着々と服が溶かされていくなかでだんだんとスライムの温度が高まった行くことに気が付いた。 「あ、あちぃ、なんだこいよぉこれぇぇ。」 通常の動物であれば汗はかかないが獣人であるラムはこんなもこもこの毛を持ちながらも汗をかく。特に毛の少ない首元あたりは余計に暑いと汗が出る。 「んひぃぃ!?な、なんだぁぁ?」 首元をじゅるりと舐められたかのような感覚が襲う。スライムのゼリーの体が首元を通った、そんな感じがした。ふとラムはあることを思い出す。スライムは水さえあれば生きられるという生態。 「まさか、俺そののもじゃなくって汗を食べるために捕らえたってのか?いやいやいや・・・」 いくらなんでもそれはないと思い直す。魔物なら汗はかかないが動く生物ならとりあえず寄ってくるのがスライムだ。汗を目当てにはしないだろう。だけれど異様に体が暑い。 「はぁ、はぁ、はぁ、あっ・・・」 ぬるりとラムの股間部にゼリーの体がより密着し始めるのを感じる。雄であるラムのチ●ポはこの世界にはいない人間という種族のチ●ポの形をしている。同じ羊の獣人とは違うチ●ポをコンプレックスに思うこともなかったがこんな危険な状況なのに興奮して立ち上がってしまうチ●ポに不審に思い始める。 「・・・まさか、まさかまさかまさか!や、やめ、んひぃぃ!」 ゼリーの体がチ●ポのところでだけ蠢いて確信に変わる。やっぱりスライムが生物を襲うのは生物から液体を奪うためなんだと。だがそんな確信も快楽によって塗りつぶされていく。 異様に火照る体は明らかに発情している。何よりゼリー状の体が這いまわる感覚はまさに絶妙な刺激。娼館にも通っていたラムでも知らないような快楽にあっけなく果ててしまう。 「くっうぅぅぅ!」 吐き出された白濁の精液は一瞬でスライムのゼリーの肉体にと溶けていく。ジャイアントヒュージスライムにと育ったこの個体にとっても甘美で上質な味わいなのだろうか。止まっていた全身をゆらゆらと揺らめかせていた。 当然もっと欲しいとせがむようにさらにラムのチ●ポは刺激され始める。この巨体では味が良くても量としては全く足りていない。だが刺激されても一度出したラムの精液はそう簡単に持ち直すものじゃない。 「んぃぃ!やめろ、やめてくれ、それいじょう、しげきされたら、べつの、がっ!あ、んぁ・・・・」 止めるように懇願したがスライムにとっては言葉の意味も理解できない。それよりも新たに出された黄色い液体を味わっていた。獣人にとってはただの排泄物でもスライムにとってはこれも濃厚な味わいなのか、喜ばせるように体を揺らす。 さらに求めるようにラムのチ●ポを刺激するが、勃起を続けているものの、すでにラムの玉は少しづつ精を作り出していても即座に出るようなものではない。 「もう、でない、やめ、やめてくれ・・・」 すっかりぐったりしてしまったラム自身だがスライムはさらなる追い打ちをかける。出てこないならば直接飲みだせばいい。ゼリー状の体はいともたやすくラムの性器の小さな穴にと入っていく。 「んひぃぃぃぃ!?!?やめ、はいって、くる、なぁぁぁぁ!」 暴れようとしてもがっちりと体はゼリー状の体に固められていて動くことは許されない。抵抗も出来ずラムのチ●ポの奥にまで到着したスライムは宝の山を見つけてそれをすべて吸い尽くす。 「んぁぁぁぁ!?すわ、すわれてるぅぅぅ!?」 その感覚がラムにはわかってしまった。もう大げさに口を開け目を開けて異様で異常な快楽を強制的に与え続けられる。冒険者でもありそれなりに鍛えているラムでなければ気絶すらしていただろう。だが中途半端に気絶にまでは行けなかった。 スライムはチ●ポからの養分でもまだ足りないといわんばかりに、さらなる液体を求める。叫ぶラムの口に液体がたまっているのを目ざとく見つけ侵入を始める。 「んごっ、もがっ!」 喉を閉じられれば今までできていたい気ができないと思ったが、それでも息は実はできていた。スライムの体には酸素があったようだ。だがそんなことラムにとってはどうでもいい。どんどん体の中にとスライムが入ってくる。 スライムは他の穴もないかと口だけじゃなく、今度は尻の中にまで入り始める。尻の中には液体ではないが排泄物が残る。ゼリーの体で溶かして進めばこれもスライムには甘美な味わい。 ラムにとっては腹の中にたまっていくゼリー状の感覚が伝わっていく。なのに体が感じているのは明らかに快楽。さすがに体は限界を迎えていた。スライムに体中の栄養をむさぼられて死ぬんだと思いながら意識を手放した。 ーーーーーーーー 「・・・かはぁっ!?あっ?い、いきてる?」 状態だけ起こして自分の手を見つめるラム。生きていたのは奇跡だ。だが異常なまでに空腹感が強く、何より少し気をぬいたら体がとてつもなく重かった。 「栄養を奪われたけど、体はとかされなかった、のか。」 ぐったりとうつむいたけれど、すぐに立ち上がる。重い体でも動けるくらいには訓練していた。脇にバックは水路端に捨てられていたままだったが中身は無事だった。道中に小さいスライムは何匹もいたもののそれくらいならば蹴り飛ばして進む、何とか外にまでたどり着いた。 入ってきた入り口とは違うがやっと待ちわびた外。重い体を引きずりながら歩く途中で犬と猫と兎の3人組と出会う。どうやら彼らもラムと同じようにスライムの水路ダンジョンに挑もうとしてたようだ。 「素っ裸!?だ、大丈夫ですか!?」 「あ、いや、大丈夫、ではないかな。何か食料はないかい?俺のバックからスライムの魔石を渡すから分けてほしいんだ。」 「分けます分けます。魔石もいらないのでがんばって。」 「そうだぜー、困ったときはお互いさまー。」 体力も空腹感もやはりかなり限界に近かったようで、人を見つけてドカッと座りこんでしまったが、気前のいい3人組に助けられて角鹿の乾燥肉を貰う。カバンの中を魔石で詰めるために乾燥肉も何も入れてこなかったが、だからこそかばんは無事だったのだろう。 核が死んだスライムは少し経つとくず魔石となる。くず魔石でも大きい個体ならば魔石も大きくなりそれなりの価値も出るために何かとこのダンジョンは重宝される。 だが助かったラムはもうこのダンジョンに着たくないと思った。3人が安全のためにと上着だけだが服までくれて街までついて来てくれた。彼らには話していないがまずギルドにあの巨大スライムを報告しないとと思っていた。街についてまず一休み入れるまでは。 一日たつとラムは体が火照っていた。それはあのスライムに飲まれて暑くなった時のようで、体に催淫効果が残っているのだろうと仕方なくこの町の娼館にと入った。 だが雌の体に抱かれても出なかったのだ。気持ちいいことには気持ちいい。でも何か足りない。そう感じてしまっていた。 「おきゃくさぁん?出さないでやめちゃうんですかぁ?」 「あ、あぁ、ごめんよ。ちゃんと時間分の金は払うよ。」 「うぅん、私のほうが足りない気持ちだわぁ。」 申し訳なさそうにしながらも街で新たに買ったとりあえずの服を着て外に出た。もうあのスライムじゃないと満足できない体になっているのかもしれない。ギルドに報告すれば大きいだけのスライムなら討伐される可能性もある。 助けてくれた3人と一度合流する約束を思い出し合流場所でもあるギルドにとついた。犬と猫と兎の3人組をみつけ手を振った。 「あの、大丈夫でしたか?一日たちましたけど、後遺症なんかは?」 「あぁ、大丈夫。ありがとう。」 「まさかー、あのダンジョンで裸になるなんてねー。」 「こらこら。なんかの事情があったんだろうから駄目だよ。」 道中は大した話も出来なかったが、ラムは自分を心配してくれている3人に感謝をしつつも、今すぐにでもまたあのダンジョンへと思っていた。 「生きてるからね、こうした原因に・・・リベンジしに行こうと思うよ。あいつはどうやら殺す気はないようだからね。」 「それなら!よければ一緒に行きましょう!一人より四人ですよ!」 リベンジというのは嘘だ。完全にもう一度快楽を得るために行こうとしていた。もちろん一人で行くつもりであったが、リーダーらしき犬の提案を吟味して、軽くほくそ笑む。 「そうだね、それがいいかも知れないな。」 「報酬はー、やまわけでもいいのー?」 「かまわないよ。じゃあ行こうか。」 報酬なんてラムにとってはどうでもよかった。自分よりも若そうでまだまだ駆け出し感のある3人ならあの巨大スライムの核をつぶせそうな武器もない。自分と同じようにあのスライムに与えれば、もっと大きくなってゼリーの質も高まり快楽が強くなるかもしれないと。 数日後、毎日足しげくスライム水路のダンジョンに通う四人の姿があった。入り口付近で他に誰もいないことを確認したら服を脱ぎ隠してスライムのダンジョンにと入っていく。もはや彼らはスライムたちの絶好のえさとなっていたが彼らもそれを楽しんでしまっていた。


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