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レクセル
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声ができるまで

この世界において深いダンジョンに潜り調査をして遺品や素材、アーティファクトなどの収集、場合によってはモンスターとの戦闘を行う者たちを冒険者と呼んだ。そして冒険者には大きく分けて二種類いる。得るものと、失うものだ。 人里を避けできる限り森を歩き続ける赤と白の鱗肌と大きな赤い羽根が特徴的な、全裸のドラゴンの獣人であるデルス。全裸である理由はその股間部に装着された黒く丸い塊が原因である。 角鹿から奪った皮で下を隠そうとしたり上に羽織ろうとしたりしたが、触手でずたずたに引き裂かれて全裸の状態を維持させられた。だが全裸であることはデルスにとってはまだましな話だ。 股間部についた黒く丸い塊の上にはデルスの双頭のチ●ポがギンギンに張り詰めた状態で維持され続けている。黒く丸い塊がついてからずっとなのでもうかれこれ10日はこのままなのだ。 「ぐっ、またかっ!」 勃起したチ●ポの下に玉袋のようにあり続ける黒く丸い塊だが、徐々に徐々に大きくなっていっている。それはそいつが精液を糧にして育っていっているという証拠でもあった。 デルスの精液が本来の精巣があるスリット内である程度生成されたことを黒く丸い塊が察すると、触手が伸びてきて双頭チ●ポに絡みついて、先端から侵入し始める。 初めのうちは角鹿の惨劇が自分に襲い来るのかと硬直させていたが、今は強烈な快楽に体を硬直させている。異常な行為なのにすっかり体は慣れてしまっているのだ。 「ぐぅ、ぅがあ!」 チ●ポの最奥にまで黒い触手が到達すると、あっけなく果ててしまうが、当然触手に阻まれすべて黒く丸い塊に飲み込まれていく。だがいつも通りに角鹿のように絞りつくされることはない。引き抜かれる強烈な快楽に身をよじり息を乱しながらも多少安堵する。 「はぁ、はぁ、やっぱ俺からは全部吸い尽くす気はないってか。くそっ、外せればいいんだけどな。」 いつも通り快楽で体が動かない。普通ならそんなところをモンスターに狙われたら危険だがそれも黒く丸い塊が精を奪いつくし処理するだろうと、少しばかり休息を挟む。 眠っていた体を起こす。周りに2体の蔓蛇が倒れている。大きくはない蛇の体からモンスターならではといえる紫のいびつな形の相当チ●ポがしおれていた。 「やっぱ蔓蛇が襲ってきたか。あんま美味い肉じゃないが、しょうがない。」 さっと捌いてその辺の木から串を作り、小さい岩場を探して移動する。森にはだいたいあるような岩場についたら、木と木をこすり合わせる原始的な火起こしであっという間に火を用意する。そこで蔓蛇の肉をしっかりあぶり、くらいつく。 眠って食べて体力を回復させたデルスは、火を踏み消してまた森を進み続ける。少し上りになり始め、すでに山にと向かっていることにデルスは気づいていたが、特に目的地もなく黒く丸い塊とでも安住できそうな地をもとめて進み続ける。 ーーーーー さらに4日かけて山を登ると、蔦に覆われた塀に囲われた平屋敷を見つける。人が寄り付かないような場所にできたその屋敷がすっかりダンジョンと化していることはさすがのデルスにもわかった。 「ダンジョンなのは不安だが、うまく使えればばいい住みかになるか。」 恐る恐るだがデルスは屋敷に進んでいく。それがデビアの危険な罠屋敷だともしらずに。 周りの庭に足を踏み入れようともせず、まっすぐ入り口についたが、戸に手をかけたところで黒く丸い塊から触手が伸びてデルスの腕を止める。 「何だっていうんだ?入るなってことか?」 足にも絡みついて少し後ろに下がらされるが、そこで止められて、黒い触手が伸びていき、入り口の戸をあけ放つ。そして中に少しだけ屋敷の中に触手を入れるとデルスからは何やら吸い取っているようにも見えた。 そのころ、屋敷に誰か近寄る気配を感じて奥の部屋に籠ったデビアは屋敷に入ってくるのを待つように入り口の映像をだし、当然その異様な光景を見ていた。 「なんやぁ?この変な黒いの?おっ、だれか入ってきよった。」 デルスが入ってきたのを見ていたためにデビアはすぐには気づかなかった。入り口エリアだけいつもはしっかりきかせている香の罠がすっかり消えてしまっていることに。 「何だったんだ、こいつ。今度は入れってことみたいだったし。なんか触手は出っぱなしだし。」 体に黒い触手がまとわりつきデルスの体を無理やり屋敷のほうへと動かしていた。途中から自力で歩きだしたことでデルスの体からは離れたが、常に黒く丸い塊から触手が出た状態となっている。今までにない光景にデルスも少し困惑するが、それ以上に困惑するのは映像を見るデビアである。 「なんやぁこいつ。全裸で赤い二本のチ●ポと、変な黒いもん股間からはやして。さっきのもこいつの黒いやつだったのかぁ。」 自分以上の変態的なやつにさすがのデビアも眉を顰める。だが獲物なことに変わりはないと靴を脱がないやつへの手裏剣の罠は使わなかったが、あがってまっすぐ向かおうとするデビアの進路を鉄槍を召喚してふさごうとした。 「うお!?なんだ!?」 デルスはただ鉄槍に驚いただけだったが、黒く丸い塊の触手が素早く反応して鉄槍を真っ二つに折る。だがさらに何度も鉄槍は召喚され、そのたびに触手が折るが完全に行く手を防がれていることにデルスも気が付く。 「これ、無理やりいくより罠がないほうに行く方がいいだろ?」 体を横に向けようとしたが、触手が絡みつき、デルスの行く先をまっすぐに定める。こうなると触手に逆らえないデルスは無理に抵抗する気もなくなる。 「わかったわかった。まっすぐ行くから体を無理に動かすなよ。いてぇんだよ。」 触手によって行く先に洗われ続ける鉄槍を折りながらゆっくりと、だが確実に近づき始めるデルスを見て、デビアも策を変え始める。 「このままじゃダメやなぁ。香を強くして、ってなんやこれ?香切れとるやないか!あかん!」 相手の身体能力を奪う香も眠気を誘う香も媚薬の香もそのエリアだけ切れていた。香を強める操作をしても、香の効果の数値を表すところが変わっていかない。 「ちっ!しゃあない、とりあえず捕縛や。」 鉄槍の罠を目の前にだすのは所詮相手をだます足止めくらいのもので、捕縛ならばロランに使ったような枷をはめてやればいいと、デルスのお留守な足元を狙い拘束した。 「うおっ!足かせの罠?あぁ、でもやっぱお前がすぐ処理すんのかよ。」 デルスの足を一瞬だけ止めた足かせだったが、黒く丸い塊の触手が叩き割ってしまう。デルスだけではまず香の罠にはめられ、すでに捕らえられていただろう。すべてはこの黒く丸い塊の力でここまで突破してきている。 デビアのいる最深部の管理者の間は中央を通ってしまえば近い。すでに半分ほど突破されてデビアも少し焦り始める。 「もう捕まえなくてええわ!これ以上来られたらあかん!あの黒いのがやばいわ、殺せば消えるやろ!」 当然ながら侵入者の足元からいきなり鉄槍を出すような芸当もできる。それをしなかったのは捕らえて犯す目的だったからだ。今はそれよりも迫る恐怖心が上回る。 「うげっ!なんだっ?って足元から鉄槍!急に殺意増えてきたな。もしかしてやばい場所が近いのか?」 黒く丸い塊に触手を絡みつかされて急激に動かされたデルスは、鉄槍をよけることができる。さらに次々と鉄槍がデルスを襲うが、さすがにデルスも出てくる速度に見慣れて自力でよけれるようになっていた。 だがよけた先に鉄槍が出てきたときには触手がサポートして先に折ったり、無理やり体を動かしたりしつつ、確実に先にと進み続ける。 デビアも負けじと鉄槍だけでなく手裏剣を使い始めるが、すべて触手が撃ち落とす。客間でないために畳の罠も竹刀の召喚もない。枷の罠で拘束しようとするが、それも防がれ、ついに管理者の間の正面までたどり着かれ、その扉を大量の鉄槍で防いでた。だがそれもあっけなく触手が叩き折ってしまった。 「ここが目的の部屋っぽいな。明らかに守りすごかったもんな。よし、はいるぞ。」 大きな金色の戸をあけ放つと、その瞬間、黒い触手が横にと伸びた。そしてからめとったのは大斧をデルスにと向けて振り下ろそうとしていたデビアだった。 「ぐっ、やっぱだめやったか。」 「んなっ!デビア!?凶悪犯じゃねぇか。ここを根城にしてやがったのか。」 当然もともと冒険者だったデルスはデビアの姿を見てすぐに手配書の凶悪面をおもいだす。腕部分だけは急激に締め付けられ、その痛みでデビアは持っていた斧を床にと落とした。同時に腕の触手の拘束が少しだけ緩む。 「あんちゃん、そんな恰好で冒険者かぁ?俺様をそういう目で見てるってこったぁ。」 「もと、だな。やめざるを得ない理由ができたからな。」 「この触手かぁ。なぁあんちゃん、外してくれないかぁ?」 「外したら俺を殺す気だろ?というか、これは俺の意思で動いてるわけじゃねぇしな。」 自分の意思で動かせたならとデルスも思うが、完全に自立していてデビアをずっと拘束しているのは、いまだに危険だと黒く丸い塊が判断しているからだとも理解できていた。入った瞬間に防いでくれなければ死んでいただろうと。 「なるほどなぁ、って、なんやこれ、俺様の服脱がすなやっ!」 「うげっ、まさかこいつで始める気か?」 デビアの服を脱がして黒く丸い塊が何をし始めるかの予想がすぐについた。デビアのようなガタイのいい雄の痴態を見るのなんて興味ないが、デビアを裁くような気分ですこしデルスは気が高揚した。 だがすぐに、別の考えも浮かぶ。今まで襲った相手は低能のモンスターばかりだ。自分が獣人だからこうして寄生されている。もしかしたらデビアにと移り、自分が用済みとされるかもしれないと。 「ぐぅ、こいつ、なにがねらいや!」 「こいつは、雄の精液を養分にしてるんだ。俺に寄生してるだけじゃなく、ここまで出会ったモンスターの精液まで奪っていやがる。おそらくお前のも奪うつもりだろうな。」 「何やあんちゃん、えらく声が震えとるで?」 「この力でお前もわかるだろ?こいつがすることに抵抗しても押さえつけられるだけだ。今は俺に寄生してるが、もしかしたら俺を捨ててお前に移るかもな。」 デビアに伝える必要もなかったのに、久しぶりに話し合えるような相手だったからだろう。弱音を漏らすように絶望感にデルスは震える。 「なるほどなぁ、あんちゃんか俺様かこいつが選ぶってか。確かに外そうとすると拘束が強まる、ぐっ!どうしよもないようやなぁ。」 ぺたりと座り込み、諦めたようなデルスと、そんな状態なのに衰えずいきり立ち続けている双頭の赤いチ●ポを見つめる、普通の状態なら絶望の淵にそんなチ●ポにはならない。本来ドラゴンにないはずの玉袋の用にくっついた黒く丸い塊のせいだとデビアも悟る。 香の罠を無効化したのもそれだろうと考え、もはや自分も今から精液を奪われるのだと。イラつく気持ちもあったが、どうにもできない。萎えているデビアのチ●ポに黒い触手が絡みつき始めた。 あとはこれで扱かれるんだろうと甘く考えていた。触手は確かに絡みついて軽く扱き、デビアのチ●ポに硬さを持たせる。だがそこからがデビアにとっての地獄の快楽となる。 「んなっ、こいつ、何するきやっ!?」 「扱かれるだけかと思ったか?違う。そいつは直接精巣から精液を奪うぞ。」 「んなばかなっ!んぎぃ!」 当然チ●ポに異物を挿入することなどデビアは初めての経験だった。そもそも相手を犯すこととに特化した熊特有の骨のある大きなチ●ポだ。中の拡張性は低い。それでも黒い触手は細くなってしっかりとデビアのチ●ポの中を進む。 そして精巣にまでたどり着くと、デルスを犯すためにとたまり始めていた精液を吸い上げ始める。 「んひぃぃ!なんや、このかんしょくぅ!」 色んな相手を犯してきた威厳などないような喘ぎ声をきいてデルスも少し驚きながら、どんな相手でも容赦なく快楽を与え精を吸い尽くす存在が自分の股間についていることにさらに恐怖する。 ドク、ドク、ドクと黒く丸い塊にデビアの精液が溜められていく感覚がわかってしまう。今までモンスターでも何度も味わってきた感覚だが、デビアのはさらに濃く重い感覚。より深い味わい。おいしいと黒く丸い塊が感じているかのようにすらデルスには思えた。 「あぎぃ!やめ、やめぇや!もう、俺様の、精液、出ない、でないぃ!」 黒く丸い塊はむさぼるように吸い尽くしていく。それは今までモンスター相手に見せた生命すらも性に変え奪いつくす吸い取り方だ。デビアの筋肉質な肉体が、少し衰えてきてすらいる。 「ぃぁ・・・」 そして小さな断末魔とともに、完全に生気が薄れ毛が全身からバッサリ抜け落ちる。皮だけになったそのデビアの死体は、もはやデビアとわからないような悲惨な状態だった。 デルスはただただ恐怖した。いつか自分もこういうふうになるのだと。デビアのチ●ポから触手が引き抜かれ、拘束していた触手もすべて取られて黒く丸いものにと納まると、デビアの死体はどさりと床に倒れ伏した。 息を荒げ、自分の股間部につく黒い丸い塊を見つめることしかできない。もはや完全にデルスは心がまけていた。そんなとき、その黒く丸い塊から声が聞こえてくる。 「デルス、あんちゃん、いい獲物みつけてくれたなぁ。」 「で、デビアの声?なんで・・・」 「俺様はデビアじゃないんや。あんちゃんらみたいな名前なんてない。でもどういうものかはもう、よぉわかっとるやろ?」 明らかに声のするところは自分の股間部の黒く丸い塊で、目の前の死体からではない。デビアの精を完全に吸収して、声を得たのだとデルスは理解した。そして、恐れるように何度もうなづく。 「あんしんせぇやデルス。あんちゃんだけはいかしといちゃる。俺様がこうして声を持てたのもあんちゃんのおかげや。」 「っ、そ、そうか。」 「んでや、これからもできれば人の精がほしいんや。やっぱ格別にうまい。あんちゃんのもおいしいんやが、ずっとやとあきるからなぁ。魔物の精はもっとうまくないしなぁ。」 「そ、そんなこと、俺は、したくない・・・」 たとえ死が待っているとしても、人を襲うなどしたいとは思わなかった。だが黒く丸い塊はそれに対して即座にデルスに何かしたりはしなかった。 「あぁ、わかっちょる。あんちゃんはいいこでいたいんやろ?んで、ここに住んでできるだけ人に影響無いようにするつもりやった。そうやろ?」 「そ、そうだな。」 デルスは自分の考えがばれていることに繋がっていることで心まで読まれているのではという恐怖感までも芽生えてくる。 「だからなぁ、ここにきてしもうた人だけでえぇ。それだけでいいからささげるんや。そしたら俺様はあんちゃんから全部は奪わず、ちょっと飲むだけにしてやるからなぁ。」 「・・・わ、わかった。ここにきてしまった相手、だけだな。」 ここに冒険者が来る恐れもあったが、背に腹は代えられない。こんな山奥のダンジョンに挑むような相手が悪い。ギルドに報告されたならまたその時考えるしかないと承諾した。 「せや。交渉成立な。んじゃ、その記念に、俺様に名前つけてぇや。」 「え、名前がほしいのか?」 「なんでもえぇからつけてくれ。さすがに俺様のこと呼ぶ場合とかもあるだろ?」 「・・・本当に何でもいいなら、マルでいいか?」 名前がほしいなどと言われてもそんなすぐに思いつくものでもない。球体だからマルと適当によべばいいだろうとすら思っていた。こうして喋ることすらあり得るとは考えてもいなかったから。 「マル、まぁえぇわ。んじゃ俺様のことは今後そうよびぃや。」 「それでいいのか。わかった。」 こうしてデルスは新たな根城と黒くて丸い塊、通称マルと言う話し相手ができることになった。その夜に名前を叫びながら喘げと尻を責められ、マルなんてつけるんじゃなかったと思うことを今はまだ知らない。


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