NokiMo
kitsunekakko
kitsunekakko

fanbox


VRちゃんぬキャプション下地 11000字ってなんだよ。

――――。 「…おや?」 いつも通りの時間に学校から戻る、いつもの自室風景。 その中にぽつんと、見慣れないものを見かけ、不審に思いながら手にとって調べてみる。 「これは…VR用のHMDか?」 買った覚えもなければ、父さんが使っているのも見たことがない。 どこから出てきたのかはわからないが、スマートグラス型が普及した今時珍しいHMD、ヘッドマウントディスプレイ型のVR機器だ。 「いつの時代のものやら…VRが出始めた頃はこんな大きな物で遊んでたのか」 VRゲームの開発を学んでいる身として、これでは装着による疲労もあって普及はしにくかっただろうなと当時の状況を思う。 「…ふむ。」 側面にある電源ボタンらしきものを押してみると、ヴン、という音がして小さなランプが赤く光りだした。 「この大きさで付属装置がないことを考えると、何かしらを本体にインストールする類か?」 内側のゴーグル部分を覗くと、何かしらの風景を映し出しているのがちらっと見える。 後学のため半分、興味半分、自分の知らない世代の機器で遊んでみたい気持ちに駆られる。 「どれどれ…ではVR黎明期を体験してみるとするか。」 ニヤリとして小さく独り言を言いながら何気なく装着する、思ったよりも楽に装着、固定が出来た。 眼鏡を掛けたままでも良いような造りになっているらしい、これは私のようなプレイヤーにはありがたい限りだ。 「ほう…これは軽いな。」 ヘッドマウントディスプレイというのはどれだけ小型であっても大抵重みや圧迫感が煩わしい。 にも関わらずこの装置はまるでそういったものを感じない、これなら疲労もなく長時間のプレイも楽しめそうだ。 [...ロード中...スキャン開始...] 機械的な音声と共に何かを映し出していたディスプレイ部分は真っ暗になり、緑色のレーザーのようなエフェクトが私の身体をなぞっていく。 しかし凄い遮光性と遮音性だ、装着感の優秀さもあって本当に暗闇の中にいるような感覚さえする。 [......スキャン 完了しました /player1 ログイン完了 ようこそ。] 「…ッ、これは…!」 何かを読み込むような音とともに広がるのは青色と緑色が広がる殺風景な世界。 小さい頃に映画で見た、0と1が淡く光りながら壁や床を形作る電脳世界、まさにあのままの風景だった。 それ自体は特に面白いものでもないが、あまりにも高い解像度と視野の広さに驚く。 VR、特にスマートグラスのような小型機器は「空間の描写」というものは苦手としている。 技術の進歩で改善には向かっているものの、視界の端から入る現実の明かりや風景、実際の動きとの動作のラグディスプレイの切れ目など、没入感を損なう要素を完全に排除するのは難しい。 それが今はどうだ、目の前でどれだけ手を動かしてみても指の先まで現実の自分と全く同じ動きで追従するし、電子的な風景でなければ目が現実世界と錯覚するほどの解像度で描写されている。 ここまでのものだと、まるで本当にこの世界に身を置いているような気さえしてくる。 「こんな古そうな機器でここまでのものが…一体どうやって…?」 こんな体験が出来るとは思っていなかった、どんな技術を使えばここまでのものが…。 「……?…これは…。」 違和感がなさすぎて気がつくのが遅れたが、画面に映る手、これが本当の私の手に見える。 指から手、手から腕、人より少し白い痩せ気味なそれらはどう見ても私そのものだ。 どのような技術でトレースしているのかはわからないが、ここまでのものは最新技術でも見たことがない。 感動と困惑混じりで肌の温度まで伝わるような描画に見入る。 全身の描写はどうだろうと身体も見てみると、白いロングタイツを穿いたこれまた私そのものに見えるキャラクターの身体が描画されている。 「おお…?」 腕から先と同じく肩から上半身にかけても精巧に描画されているのは同じだが、タイツ以外何も身につけていない。 見覚えのある育っているとは言えない胸も、アダルト向け以外では本来描画が禁止されているような部分まではっきりと見える。 驚きはしたがこれはあくまでもゲーム内のものだ、特に恥ずかしいと思うわけでもなくどのようにプレイヤーをトレースしているのかという好奇心が勝る。 「本当にすごい…な、これは…」 あまりにも精巧な描画にまるで本当に半裸で一人立っているかのように感じる。 どう考えても私の知る技術で実現出来るものではない光景に、ただただ感嘆しながら身体をひとつひとつ確かめるように触れてみる。 「…!」 ゴーグル越しの視界に広がるリアルな自分の身体、それだけでも驚きなのだが実際に触れるとまた驚きが生まれる。 タイツの感触、現実では制服を着ているはずの上半身の肌の直な温かさをしっかりと感じる。 頬に手を当てるとディスプレイを装着しているはずのそこには何も無い、ただ頬だけの柔らかさを伝えてくる。 没入感というレベルではない実際にそこにあるというリアル、私という一人の人間を感覚まで完全にトレースして描画している事に興奮を隠せない。 「こんな、脳を錯覚でもさせているのか?まるで本当に電脳世界に接続しているみたいじゃないか…!」 現代の技術では相当大掛かりな装置を使ったとしてもここまでのものは難しいかもしれない、あったとしても軍事技術で扱われるようなレベルのもののはずだ。 ましてやこんな小型ディスプレイでプレイヤーの完全再現なんて事は…いや、そんなことはどうでもいい。 この装置が何であるかという疑問よりも先に、身体のリアルな感触への興奮が先立つ。 「はは、これはこころの奴にも体験させてやらないとな」 VR内とはいえ半裸でギャーギャー騒ぐ親友の姿を思い浮かべ愉快な笑みを浮かべる。 「さて…。」 自室より広く描画されたこの世界を恐る恐る歩いてみる。 絨毯が敷かれた自室とは違い、足からは硬い感触が返ってくる。 手を前に伸ばしながら恐る恐る、自室の壁がある方向へ進む。 だが、いくら進んでも壁にはぶつからない、本当ならもう外にいるような距離を歩いた。 「ふむ、なるほど。」 衣服やヘッドマウントディスプレイの感触がないこと、足から感じる現実の自室とは異なる硬い感触。 これは恐らくこの世界をディスプレイで見ているのではなく、擬似的な夢の中で自由に動ける状態、そういうものなのだと思った。 だとするとこれはやはりとんでもない技術なのではないかと思う。 それが何故自室にあったのかということは置いておいて、最先端どころではないその先の世界を目の当たりにしているのかもしれない。 「……。」 とはいえ、ソースコードや技術情報が見られるわけでもない。 本当なら再現可能な要素なども盗みつつ学びたいわけだが、私の体格を模した仮想キャラクターと床、壁以外何もない上に高度すぎて私では何も理解が出来ないだろう。 しばらく歩いても何も変わり映えがない風景を少々落ち着いてこの世界を見てみると、VR作品、ゲームとして何をするものなのかがわからない。 「…ふむ…、開発者視点で見るとこれは減点だな」 妙に偉そうな独り言だなとは思ったが、実際これではただ電子的で無機質な世界をリアルに歩けるというだけで、娯楽としては退屈な事この上ない。 こういうものは技術デモ作品だとしても何かしら演出の緩急をつけないと効果は薄いし、ゲーム作品として売り出すのであればこの状況は致命的だ。 これが例えば普段入る事を禁止されている場所などを再現したものであれば、シミュレーターとしてはまた違って来るのだろうが…。 「何もない…か。」 何か新たなイベントなりが起こることを期待して15分ほど歩いたが、同じ風景が続くだけ。 困ったことにHMDを取り外したり退出という機能が見当たらないためそう言ったものを探して歩き続ける以外何も出来ないのだ。 「まあ、歩いていればそのうち何か見つか…」 [!安全エリアから離れています すぐに引き返してください!] 突然大きな警告音声と共に目の前にメッセージウインドウが浮かび上がる。 驚いて何度かスライドしたりタッチするが、警告の詳細などは何も出てこない。 通常のVRであれば壁に激突したりといった事故がよく起きる為こういった警告が出ることもあるが、今はそう言う心配もないのにどういうことだろうか。 「……。」 退屈な状況が変わるのであればと、少し考えてから更に歩を進める。 [警告 警告 警告 引き返してください 警告 警告…] 警告音声を無視して歩き続けるのは不思議なスリルを感じる。 妙な高揚感の中で歩いていくうちに、メッセージウインドウが赤く変化し、文字化けしたエラー表示になってしまった。 その代わりに[危険 ログアウトしてください]というウインドウが辺りにいくつか浮かび、その後ろには壁が形成され行く手を阻まれてしまった。 これはこういう演出なのか、どうなのだろうか? ログアウトといっても、HMDを取り外すことも出来なければそういったUIが表示されるわけでもないので進むしかないのだ。 警告をしていたウインドウも最早なんの反応も示さず、いよいよやることがなくなってしまった。 「全く仕方がないな…。」 ため息をついてからそう呟いて、ひとまずは元の場所に帰ろうと振り返る。 [ザ…ッ] 先程まで歩いて来た床がエラー表示で崩れ、ノイズ混じりにザザ、ザザ、と震えていることに気がつく。 床を形成している数字は一部分だけが赤く変化しており、何かを表示上の異常が起こっていることが見て取れる。 「これは…?」 崩れた数字は震えるごとに床から大きく離れ、しばらくそれが続くと床の表示は完全に崩れてしまった。 床から浮き出した赤い数字はその場を大きく離れることないままホコリのように辺りを漂っている。 「これは…バグか?そうだとしてもなんとも奇妙だな。」 そう言って漂う数字にそっと触れてみる。 するとノイズが一層強いものに変化し、混ざりあうように一点に集まりだす。 「…これは…?」 自分は何かをしようとしたわけでもないが、謎の数字は規則的な動きで何かを形作っていく。 赤い数字の塊をそのまま注意深く見ていると、それは急速に人の形を形成し、そのまま表面が頭の先から肌や筋肉を表示し始める。 そのままほんの1分足らずの間に目の前で鬼のようなキャラクターが完成していった。 「これは…面白いな。」 警告メッセージからの演出の流れとしても悪くない、ホラーゲームを制作することがあれば参考にさせてもらうとしよう。 「ふむ…これまた凄い描画だな。」 プログラムされていないのか全く動かない鬼に近づいて触れてみると、自分のアバターの身体と同じく肌の質感や筋肉、温かさまでも感じる。 自分の倍以上の大きさの化物が目の前にいる感覚がここまでリアルだと、ホラーゲームとして扱うならはかなり良い部類かもしれない。 あいにく私は妖怪や霊などの類は見えないし見たこともないので信じることがなく、あくまでも虚構のキャラクターとしてしか見ることはないが。 「ほう、これはまたすごい…が…」 素晴らしい描画には変わらず感心するばかりだが、ひとしきりこの赤鬼を見ていてやはり気になるところがある。 私のアバターと違って何も身につけていないのだ。 身体の大きさからしても不釣り合いに逞しい男性器が露出されており、どうしてもそこが目立って視界に入ってしまう。 「全く、こんなところまで描写するということはやはりアダルト向けのゲームなのか?」 何の修正もない男性器が目の前にあると言う照れをごまかしながらぼやいて見せる。 「……。」 少し躊躇いながら、自分の腕ほどもある男性器を持ち上げてみる。 ひときわ体温が高いそれはずっしりと重みを感じて、ドクドクと強い血の流れを感じる。 ただこれは(恐らくは)本当にリアルな造形なのだろう、これはこれでいい勉強になるなと頬目少し染めながらまじまじと見つめる。 脈打つ太い血管、鼻を突く臭い、これはこころに詳らかに話してからかってやろうと小さく笑う。 「さて…もう、いいか。ログアウトの方法を探さないとな」 流石に照れが大きくなってしまったので、さっさとここを離れようと男性器から手を離す。 [...model T-oni358-aの起動を感知 危険 危険 接触の回避を推奨 危険 危険 危険...] 「…なんだ?」 鬼の横を通り過ぎて歩いて来た方向へ戻ろうとすると、サイレンのようなひときわ大きな警告音が耳をつく。 起動?回避? 一瞬困惑したが、何のことかは大体は予想がつく、すぐそこにいる化物のことだろう。 ―――……。 ぐぐ…っと、先程までは真っ直ぐに下ろしてピクリとも動かなかった大きな拳を軽く握りしめる。 項垂れていた頭が持ち上がり、後ろにいる私の方へと向きを変える。 動作を確認するようなゆっくりとした動きで、しかし確かに私を視界に捉える。 その目は黒い目に金の瞳が光って、私を感情の感じられない目で見やる。 「う…。」 仮想現実とは言え半裸の自分を誰かに見られる事に抵抗があった私は胸の前に腕を組んで胸を隠す。 私のその様を気にすることもなく、鬼は私の方への歩みを進める。 一体の敵キャラクターに、対抗装備もない主人公である私。 「…これは、逃走系のゲームか?」 昔はフリーゲームでそういうものも流行ったらしいが、それにしては性的な表現が精巧で過剰すぎる気もする。 現に鬼はただでさえ逞しい男性器を槍のように硬く大きくさせて、その欲望の捌け口を求めて歩き出している訳だ。 のし、のしっと愚鈍な動きで歩を進める化物、これに捕まればどうなるかは経験のない自分でもはっきりとわかる。 「ひとまず動きは遅いみたいだからな、逃げながらログアウトする方法を探して…!?」 驚きに思わず目を見開く。 いつの間にか唯一の帰り道である方向にも警告ウインドウと数字で出来た壁が立ちはだかっていた。 壁には[危険 ログアウトしてください]とノイズ混じりに浮かび上がっている。 親切な警告メッセージで四方を壁で塞がれ、完全に逃げ道がなくなる。 「…何の冗談だ?」 危険と書きながら逃げ道を塞ぐなんて嫌味にも程がある。 恨みがましく警告の文字を睨んでいると、後ろからあの巨体が私に影を落とす。 頭を掻きながら振り返る。 「…参ったな、これは…。」 これからどうなるのかはわかっているが、このような状況で考えられるのはホラーゲームにもよくある「強制イベント」というものだろう。 これ以外に何も起きなかったことを考えると、この化物との「イベント」が終わればログアウトもしくは次への進行が可能になると考えて良いはずだ。 「やれやれ…経験はないんだ、お手柔らかに頼むぞ、全く…」 どうにもならない状況で、特に抵抗する事もなく鬼の光る眼を見据えてそう言った――。 ――――。 「…わ…ッ」 眼前まで歩み寄ってきた鬼が、私の身体を脇の下から掴み上げる。 まるで高い高いをされるような状態で、光る眼が私の顔、胸、タイツ越しの秘所を見て回る。 品定めをするように私の頭から爪先までを何度も往復して見て、それを繰り返すだけ。 「…っ、何もしないなら、下ろしてくれないか…ッ」 脚をばたつかせながら強がりでそう言うと、鬼は私の身体を顔に寄せる。 言葉を理解しているのかはわからないが、私の言葉をきっかけにして鬼は長い舌を伸ばして来た。 べろん、と右の乳首がひと舐めされる。 「ん……ッ!?」 覚悟はしていても突然の刺激に驚いて声が出る。 鬼はそれに気を良くしたのか、何度も同じことを繰り返し始める。 右の乳首を舐め、左、右…そうやってゆっくりと刺激を与えてくるかと思うと、舌で強く胸を持ち上げるように舐めあげたり、円を描くように乳輪の辺りに舌を這わせる。 予想外に技巧を凝らした責めに困惑しながら、少しずつ身体が羞恥に満たされていく。 (…っ、こいつ、こんな…ッ) 羞恥に息を荒げ胸を襲う快感にブルブルと身体を震わせて、目をキュっと閉じる。 ぞく、ぞくっと身体が鳥肌を立てて何かを主張する。 これは気持ち悪いだけだと、ざらついた舌が乳首を責める度に声が出そうな自分を必死に抑えつける。 そのままただ耐えることしか出来ずに、しばらくの間なすがままにされてしまう。 「はぅ…ン…っ…。」 たっぷりと責めを受け、よだれまみれの乳首が固くなりきった頃、鬼はようやく舌を収めた。 (…終わっ…た…?) ばたつかせていた脚をくた…っと力なく垂れ下がらせ、潤んだ瞳を鬼に向ける。 ビリッ、ビッ…ビリ…ッ 「…ッ!」 何かを引き裂く音と共に、下腹部に空気が触れる感覚がする。 鬼は私を片手だけで持ち上げる格好に変えて、空いた手でタイツを裂き始めていた。 裂かれる度、ボロボロに破れたタイツからはじっとりと濡れた下腹部が露出していく。 「……み、見るな…ッ」 未発達なそこには見合わないような汗と雌の匂い、それを他ならない私が発している事の羞恥が襲いかかる。 むわっ…と広がるそれを鬼は楽しむように大きく何度か鼻で吸い込み、満足気に熱い息を吐き出してから、糸を引く舌で私の蜜を味わい始める。 べろ…ッ、ぬちゅ、べろん…っ 「…ッ!、ン、んぁ…ッ」 チロチロと周囲に舌を這わせ、時折強く押し込むように、全体によだれを塗りつけるように、胸と同じく緩急をつけて私の秘所を何度も何度も舐めあげる。 自分でも触れないような所を無遠慮に責められる度、身体が小さく跳ねる。 「ッ、んぁ…、や、ンン…ッ」 胸の時とは違うダイレクトな刺激が絶え間なく襲い、私のものとは思えない声が止まらなくなってくる。 こんな声も出るもんだなと変に落ち着いた自分もいる中で、ゾクゾクと身体を駆け巡る何かと強くなる雌の匂いが頭を羞恥で埋めていく。 鬼はその全てを味わうように舐め取るように舌を巧みに使い、ぴったりと閉じている秘所が開かれ少しずつほぐされていく。 「はぁ…ッや…そこ、んぁ…ン…ッ、あ、あぁ…ッッ!」 …これはあくまでもバーチャルリアリティで、ただの夢のようなものだ、現実ではない。 なのにこの身体の奥から湧き上がるものはなんなのだろうか、化物の唾液と混ざり合う私の雌の匂いは本当に仮想のものなのだろうか。 身体を駆け巡る何かが快感であることを身体は素直に表している。 「ン…ッ、ちが、こんな…わたし、は…ッ」 自分に言い訳をしても仕方がないのはわかっている、それでも羞恥心が勝る中で必死に耐える。 なのに、身体は何かを予兆するようにお腹の奥からキュン、キュンという反応を繰り返し始める。 (あぁ、これが、「イく」ってやつなのか) 紅潮した頬と潤んで歪む視界で、頭の中では妙に落ち着いた自分がいて、今まで経験のなかったことが訪れるとそう確信した。 顔を歪ませる私を一瞥して、鬼は突然ただただ乱暴に責め始める。 私が限界な事を察知して、トドメを刺しに来ているわけだ。 「ンぁ、それ、ダメだ…ッ、私、わたし…ッ、――――…ッッ!!」 当然やめるように言ったところでそれを聞く相手ではない、一心不乱に責めあげる鬼を涙を流して見ていることしか出来なかった。 下腹部がぎゅうっ、と勝手に収縮して、何かを解き放つような、そんなものが膨れ上がっていく。 「は、んは…ッ、なんか、来る…ッイく、イ…―――――ッッッッっ!!」 ――――――――ッッッッッ! 膨れ上がったものが一気に全身を駆け巡る。 脚をピンと伸ばして、身体が硬直して跳ねる、大きすぎる快感と羞恥が同時に私を襲っていた。 そんな状態でも執拗に責められ、限界を超えた秘所からは何かよくわからない液体が吹き出し鬼の顔を濡らす。 「――ッ!ぁ…ッ!ン、ぁ…――ッ!」 腰が勝手に舌の方へと押し付けるようにガクガクと動いてしまう。 それに応えるように、鬼はとろとろにほぐれている私の雌の部分を更に舐め取り、その度に私の身体がビクン、ビクンと大きく痙攣する。 「…ッぁ、こんな、…ッ、これ…ッッ」 気持ちがいいなんて、最早そう思う事を否定することが出来なくなっている。 身体に連動して心までがほぐされてしまうような執拗な舌責めを止めない鬼の頭にしがみつきながら腰を押し付ける。 (わたし、私は―こんな…―っ。) 初めての絶頂を終えた私を、満足気な鬼がようやく離す。 どさっと床に打ち捨てられ、力なく余韻に浸る。 (…ああ、そうか。苦痛の類は感じないようになっているのか) 身体が床に落ちた時、肩を強く打ったはずなのだが痛みがないことに気がついた。 食い込んでいたはずの鬼の爪の痛みもないことを考えると間違いないようだ。 (そうか、なら…) この後の事を考えると、本当ならこんな巨大な鬼に犯されれば大変な身体的苦痛が伴うだろう。 しかしそれらの心配がないなら、あとは私自身がどう思うかということだけだ。 気持ちがいい、認めたくはないが確かに私はそう思った。 逃げることも出来ないし、どのみち「これ」が終わらないと抜け出せない状況、苦痛もないしだれも見ていない。 「どうせなら、ゲームとして楽しんだ方が良い…か。」 観念したような顔でフッと笑って鬼を見据える。 この状況が何なのかはわからないがあくまでも仮想現実なのだから、無駄な抵抗をするよりも今はこの世界観に従ってみよう。 「――――。」 鬼が反り立った男性器から何かを垂らしながら、逆光気味に私を見下ろす。 「はは…っ、さっきのは悪くなかったぞ、化物。」 そう言って未だ絶頂の余韻にヒクつく恥ずかしい穴を両手で広げて見せる。 「当然、まだ終わらないんだろう?私は構わないさ、好きにすると良い」 ――――。 「っ!」 興奮した様子の鬼が大きな手で自転車のハンドルでも持つかのように、寝そべる私の太股を軽々と掴み上げる。 私を人形のようにガクガクと乱暴に動かし、私の腕ほどもある男性器が腹や秘所にぬるぬると擦り付けられる。 くちゅ、くちゅっと言う淫猥な音が響く度、先程以上の快感を想起させて期待と興奮が高まっていく。 「あ、ン…ッ」 興奮が高まりきった私は鬼の動きに合わせて切ない声が漏らす。 それに気を良くしたような鬼は重く響くような声で唸り、濡れそぼる肉穴に男性器をあてがう――。 あぁ、いよいよかと思った。 私の初めて、本当にあんなものが挿入るのか不安では―――― ずぶんっっ 「――――――――――――ッッッッッ!!!!!!!!!!」 突然、湿った音と共に視界にバチバチと星が飛ぶ。 目を見開き、全身を反らして硬直させて声にならない声を上げる。 挿入るかどうかなど関係がない、鬼は突然に、そして一気にその凶悪な欲望で私の胎内を貫いていた。 「か、は…ッッ!」 全く痛みはないが、もの凄い異物感、圧迫感が下腹部を襲う。 この世界では苦痛は感じないのはもうわかっていることだが、みち…ッ、と肉が限界以上に押し広げられる音が痛々しい。 貫かれた胎内が押し上げられて、へそのあたりが大きく膨らんでいるのが見える。 自分の身体がその様になっているのはかなり不安を覚える光景だった。 だが、そんな不安もすぐにかき消される。 「は、んぁ…これ…ッすご…い…ッ!!」 苦痛がないということはその分の感覚も快楽で埋め尽くされるということだ。 巨大な肉棒の熱を内側からはっきりと感じ、挿入れられているだけで先程までよりも大きな快楽が全身を駆け巡る。 「あは…ッ私の初めての味はどうだ…ッ?存分に、気持ちよくなると良いさ…ッ」 鬼の太い指を掴み、自分の脚を支えて、両手でしっかりと体勢を安定させて鬼に言う。 従順に雄の欲望を受け入れる私の声を聞いて、鬼はとろとろになって光る肉穴から肉棒が抜ける寸前まで私を持ち上げる。 ずぶんっ 再度胎内をその欲望で満たす。 ぐぢゅ、ずぶ、ぐちゅんッ、ぢゅぶっ、じゅぽっ 何度も何度も、水気のある音が響き渡らせながらその動きを繰り返す。 「あ、あぁあッ!!はぁあッッお腹の中ッ何回も、擦れてッ…ッ!!」 ただ欲望を満たすためだけの動きを繰り返し、息を荒げて私をおもちゃのようにしてめちゃくちゃに突き上げる。 「ン、はあ…ッ、こんな、オナホみたいにされて…必死、だな…ッ、私の膣内が、そんなにイイか…?」 入り口から子宮までを道具の様に犯されて悦ぶ私の声に呼応して、鬼は交尾とも言えないような強制的な行為の激しさをひたすらに増していく。 一突きされる度、奥の肉がぎゅう…と収縮するのを感じ、先程までのものとは比べ物にならない濃厚な快楽が全身を包んでいく。 「ぁは…ッ!なか、すごいぞ…ッ奥までめちゃくちゃにされて、ヌルヌルに、されて…ッッッ!」 ただの雌としてしかここにいない自分に興奮が高まり、高まった興奮は鬼の欲望を満たすように肉穴をうねらせ、締め付ける。 「はは…ッ、初めてなのに…ッこんな凶悪なモノでめちゃくちゃに気持ちよくされて…こんなに、咥え込ん、で…ッッ、はは、こんなの…ン…ッぁ、人にはッ言えないな…ッッ」 そう言いながら浸るように目を閉じ、子宮を激しく突き上げる鬼の責めを淫らな肉穴で受け止める。 「でも、好きにするとイイさ、私もっ、好きにする…ッ、なか、もっとぐちゃぐちゃに…ッ本気のオナホ交尾…ッ」 ここでいくらいやらしく嬌声を上げたところで、それを知る事ができる者は誰もいないのだから、素直になれば良い。 いやらしい汁を飛び散らせている肉穴と蕩けきった表情で、ただ快楽を与えられるだけの雌としての自分の姿を受け入れる。 化物とのオナホ交尾、はたから見ればひどい状況だろう。 でも、どうだって良い、肉穴から全身に広がる強すぎる刺激をもっと味わいたい。 出来る限り快楽を得られるように下腹部に力を入れ、互いにより強い快楽と興奮を得られるように鬼のオナホ動作に合わせて腰の動きをつける。 限界以上の快楽に襲われているはずなのに、私は更に快楽を貪欲に求めて腰を動かす。 「んんッ!…ッ!、こうすると、ピリッてするところに擦れて…すご…ッッ」 一瞬だけ電気が走るような感覚が生まれるところに擦れるように、動きを変えていく。 「あ、あは…ッ、ここ、こうするとここ、いっぱい擦れてすご…ッ!私も、コツがつかめて来たな…ッ!で、でも、もう…ッッ」 胎内がぎゅうぎゅうに収縮し、本能的に何かを求めているのがわかる。 鬼の方も膣内で一層性器を硬く大きく膨らませているのがわかった。 今までで1番大きな何かが来る、そう感じた。 「もう…ッ、イくんだろう…?私の子宮にッ、孕ませ大量射精…ッッッ!!!!」 続けて私は鬼の目を見てに言う。 「私も、それを望んでいるぞ化物…ッ!」 そう言って、奥の奥までぐちゃぐちゃにされ、ビクビクと痙攣しながらその時を待つ。 私の言葉を聞いた鬼は私の子宮を強く強く突き上げ押し上げながら、大きな唸り声を上げる。 ――――――――――――ッッ その瞬間、目の前が真っ白になる。 ごぶっ、ぐぶん…ッというような強い脈動と篭もった音がへそのあたりから身体を通して聞こえてくる。 その間もずっと鬼はしっかりと私を掴み離さない。 私も全身を限界まで反らせながら、奥までしっかりと注ぎ込めるように腰を押し付ける。 身体が勝手に跳ね、だらしなくよだれを飛び散らせて絶頂を迎える私は動物のよう叫んでいた。 息が出来ないほど強く押し付けられながら、子宮に熱い精液がものすごい勢いで注ぎ込まれているのがわかる。 目の前も頭も、胎内も真っ白に染め上げられていく。 入り切らない大量の精液が蛇口を大きくひねった水道のように私の肉穴から勢いよく溢れ出ていく。 どろどろに濃いものが吐き出される度に、その熱さと快楽に意識が飛びそうになる。 「―――ッッッ!――ッ、――――ッッッッ!!!!!」 声にならない声を上げながら、欲望の全てを受け止める。 そうして鬼の長い長い射精がようやく収まる頃には、私は壊れた人形のようにだらりとうなだれていた。 肩で息をしながら、溢れて全身に飛び散っている精液を指で掬う。 (こんなに、濃いものが…私の子宮、に…) 固めの乳液のような精液が全て自分の中に注ぎ込まれたのだ。 「はは…これはこの歳で母親確実、だな…」 仮想現実であることを忘れて、力なくそう呟く。 不意に射精を終えた鬼がぼやけているままの私を離して立ち上がり、背を向けてのし、のしっとどこかへ向けて歩き出す。 (これで…終わり、か…。) 「悪くは、なかったぞ、化物……」 そう言って精一杯の強がりを鬼の背中にぶつける。 鬼はこちらを見ることもなくそのまま壁の方へと歩を進め、壁に触れた辺りで元の赤い数字に分解されて消失した。 安心感とすさまじい絶頂から、身体を激しい倦怠感が襲う。 (少し…休んだら、行動しよう…) [...model T-oni358-bの起動を感知 危険 危険 接触の回避を推奨 危険 危険 危険...] [...model T-oni358-cの起動を感知 危険 危険 接触の回避を推奨 危険 危険 危険...] 「……は?」 突然聞き覚えのあるサイレンのような音とともに、いつの間にか表示されていた黒と白の数字が壁から浮き出してくる。 「ちょっと、まさか…な…」 先程までと同じ工程で、やはり同じ鬼の姿をした色違いの化物が形作られるのが見える。 完成した2体の鬼はやはり何も身につけておらず、私の姿に気がつくと明確な目的をその凶悪な男性器で主張しながらてこちらに歩みを進める。 あれだけでは終わりでなかった、その上今度は2体だと言うことだ。 「はは…、それは…ない、だろう…。」 2体の鬼がその大きな手を伸ばし、私に触れようとする。 その光景を最後に、私は意識を失った――。 ――――――。 「ん……。」 「…は……っ…?」 気がつくとそこは自室だった。 机に突っ伏していた私の横にはあのHMDが何もなかったかのように置かれている。 「いつの間にか寝ていたのか…?」 目を擦りながら顔を上げる。 あんなことは現実にある訳がない、全く嫌な夢を見たものだ。 だとしても、実際にHMDはそこにはあって、どこからが夢だったんだ…? 「…っ。」 身体がピクッと震え、「夢だった」という考えはすぐに消えた。 ひたすらに注ぎ込まれた胎内は未だに脈動するように熱い。 固くなった乳首はたっぷりとねぶられた感触が残り、下着はぐっしょりと濡れていやらしい匂いをさせていた。 「まさかこんな…驚いたな。」 怪奇現象の類は信じないが、今の状況をそれ抜きで説明するのは難しい。 羞恥や恐怖の前に驚きの言葉を発するのはなんとも私らしいが。 「………。」 虚構の刺激があまりにリアルな場合、現実の身体にも影響を及ぼすと言う事を聞いたことがある。 仮想世界であってもそこで命を落とせば、脳がそう認識して現実の身体も死に至る、そういう実例も数少なくないらしい。 私はあの世界で、本気で「孕まされた」と、そう感じていた。 それに、意識を失ってからは何をされたかもわからない。 ドクン、ドクン、と子宮から感じるこの感覚は、そう言うことなのかもしれない。 だとすると今の私はまさか本当に…。 …。 「…ふむ、興味深いな。」 へその上をひと撫でして、不敵な笑みをあげながらそう呟く。 我ながら妙な思考だとは感じたが、何もないかもしれないし、私の信じていない不可思議な世界を目の当たりに出来るかもしれない。 まあしばらくは様子を見てみようかと、反応のなくなったHMDをベッドの方に投げ捨て、浴室へと向かうのだった。


Related Creators