ケモ夫人 電話番号編あとがき&雑記
Added 2022-06-24 13:17:27 +0000 UTCこんにちは。藤想です。
本日は三本立てで書きたいと思います。
「ケモ夫人 電話番号編あとがき」
「商業漫画になってから何が変わったのか?」
「今後のケモ夫人の意向」
その前に、皆様どうも電話番号編を最後まで読んで頂いてありがとうございました!そして次にくるマンガ大賞無事にノミネートされました!FANBOX支援して頂いている方はきっと投票してくれたと思いますので感謝申し上げます。
そして本選…緊張感が出てまいりました…。どうぞ、ご支援をよろしくお願いいたします!意気込みはというと、もう自分のペースを維持することが最大の攻撃姿勢だと思うので地道にやります。
このFANBOXを支援していない友人知人が投票してくれていたら、代わりにお礼を言って頂けないでしょうか。よろしくお願いいたします。
■ケモ夫人 電話番号編あとがき
改めて電話番号編を読んで頂いてありがとうございました。
ブレード編のあとがきで書いた通り、ブレード編はシナリオの細部まで詰め詰めで話を考えてなかったのに対して電話番号編はかなりガッツリシナリオを組んで挑みました。
12万いいねちゃんことエチカ・ホンダナ・シンケルアさんですが、電話番号編の目的は「何が何でもこの子を最後まで悪役として貫徹させる」という強い意志の元にキャラデザを行い、悪役としてはそこそこ際立ったと思います。
そう、電話番号編のテーマは「悪役」です。強い悪役をこの作品に立てるという意識。
ユエラオや解析桟敷のメンバーはホンダナの復讐に巻き込まれるという筋書きでした。
ケモ夫人に対して真っ向から対立する強敵とは世界正義なのでは?と思い、ティンバーを対立させる案もありましたが、諸々を整理した結果、最終的にホンダナさんを立てることになりました。
ホンダナというネーミングについては追悼という意味があります。
懐中虐殺というネーミングは、早稲田大学の周辺をうろついていて懐中時計が売っていて、懐中って言葉めっちゃカッコいいけど今懐中って言ったら懐中電灯しか無いな、となって懐中という言葉を使いました。
しかしケモ夫人に対抗する悪役としては、今回「武力」の方向でホンダナさんを立てましたが、世界にはまだまだ、異物たるケモ夫人と対立する様々な価値観があり、彼女の受難はこれで終わりではないでしょう。巨人の幼体も出てきましたし。
電話番号編のラストは、なんともバッドエンドじみていますね。
裏設定なんですが、ミックスナッツさんは「ミックスシェイカー」という技をケモ夫人と戦闘した時に思い付いています。それで不安定になっていたという感じです。(この情報要る?)
あと本当に唐突に出てきてただ絵を描いて立ち去った画家のザッツリッヒ、この人が描いた絵がのちに歴史的絵画になるのか?乞うご期待。
ホンダナさんのツインテールが片方ぷっつり切れちゃったの完全にアドリブの事故なんですけど、かなり彼女らしいしかわいいので今後もあの髪型だと思います。
あと博士ちゃんがユエラオの変装に一瞬で気付いたのも完全にアドリブですね。本当は解析桟敷に紛れ込んだユエラオが色々暗躍するという筋書きでしたが、いや、博士ちゃんだったら本能的に絶対に一瞬で気付くだろうと思い、その筋書きは無くなりました。私も驚いてるしユエラオもコノマチも本気で驚いているでしょう。
あと変わった筋書きといえば、博士ちゃんが新たに開発した新兵器、ハンターサーティーンですね。
これは完全に使うつもりでしたが、博士ちゃん的にはユエラオを情報源として失うわけにはいかず、ユエラオの保護に動いたため、ホンダナとの交戦が無くなりました。
それで最終話のラストパートで一気に新情報がバーッと出てきましたが、夫人達が巨人側の人間と対面してユエラオを持ち去るまでは決定していましたが、新情報をどれくらい出すかというところで、
ツイッターでも書いたんですがケモ夫人は設定の開示を極端に渋ってきた経緯を反省して結構多めに開示しました。ちょっと混乱するだろうしかなり好みが分かれるとは思ったんですが、まあここは、自分のノリでやってみようと思い、このようになりました。
■商業漫画になってから何が変わったのか?
「ツイッター連載漫画が商業に行くとつまらなくなる」という、深夜番組がゴールデンタイムに行くとつまんなくなるみたいな言説があり、ケモ夫人もその範囲にあるので、それについて、つまり商業単行本が出たことによってケモ夫人にどのような影響があったか?私の主観で書きたいと思います。
ツイッターに書いても良いかなと思ったのですが、共感する人もいれば異なる気持ちになる人もいるだろうから、皆さんにはお話しします。
まず、そもそも、大きくは何も変わってません。
つまらなくなったのだとしたらそれは単純に私の力不足、そして読者様の気分の変化だと思います。
出版社が絡むことによる影響を、特にケモ夫人は具体的には何も受けておらず、ちょっと気分が落ちた時に編集者さんに電話して励ましてもらうくらいで、内容については編集者さんは全く知らないし、干渉してません(描き下ろしを除く)。
全部私が自分のペースで好きな話を考えて好きな時に描いている趣味みたいな制作体制で、それを編集部に理解してもらって、本当に何も口出しをされていないです。
わかんないけど、深夜番組がゴールデンに行くとつまんなくなるのは様々な配慮や自主規制による制限が大きい印象がありますが、それとは全く原因が異なります。
なので変わったことといえば、私の漫画技術と、私の気分と読者さんの気分だけです。
じゃあ変わった部分はどう変わったのかというと、まず漫画技術に関しては単純に安定感が上がっている実感があります。狙ったものを描けるようになってきてます。
その変化によって今まで(一巻あたり?)あまりにも不安定なものを描いていて、その不安定さが良かったんだ!と思うような方もいるかもしれないと感じています。
表現力の向上は自負していますが、まだまだ未熟ですので見守ってください。
大きいのは、私のメンタルの変化だと思います。これに関しては、ちょっと大きすぎるほど変化しているので、書いていきたいと思います。
連載開始時は皆さんがご存知の通りただの落書き、それを連載する決意をして構想を練っていったとしてもその意識はまだコミティアで活動してる同人漫画作家からまったく変わっていない、そういう状態で描いていったのがペルコ個体討伐までのところですね。
実際、コミティアで同人誌版としても商業単行本と全く同じ内容を掲載している。とにかくなんかよく分からないものを掴まなくてはいけないという必死さはあったと思います。
それで、それ以降、かなり意識が変化してきます。これって原作として頑張ればもっとずっと単行本も続くし、アニメ化もあり得るのではないか、というか、アニメ化するくらいのものを描かなくては、推薦文を描いてくださった飛先生、つくし先生、近藤先生達もしっかりと認めてくれないのではないか?そのようなモチベーションとプレッシャーが結構湧いてきます。
この時の意識の変化が、作品のSF色や設定の複雑さの直接的原因であります。簡単に言うと力みすぎて考えすぎてしまった。しかし同人誌時代とは同じことをやっているので、私的には間違ったことをやっている意識はなかったです。
具体的には529個体との戦闘時の博士ちゃんのセリフですが、コリドールについての説明が細かかったり、あとなにか、意思表明のようなセリフがありますが、この複雑さがいけなかったとも思いますし、しかし意思表明のセリフから飛先生が「約束」という言葉を拾って下さったり、一概にすべてが良い悪いとは言えない変化でした。
まあそうですね、簡単にまとめると、単行本を沢山出していく、それでアニメ化して頂点を取る。その為に全力を出す。志は高く、平沢進楽曲を明確にオマージュしたのも私にとっては必要なことでした。
それから様々なことがあって、解析桟敷編あたりはより作品として奥行のあるものにするため、つまり三巻以降の話ですが、結構またダークファンタジーとしての色を強めていきました。
電話番号編はもっと露骨にダークファンタジーっぽい気がします。
しかし最近はもっとデカい作品にならなくてはいけないという気持ちは落ち着いています。私の漫画の初心に返り。ただ面白いものを純粋に追究し。心に残る作品を作る。読者のそしてケモ夫人は私の作品の一つとして、アニメ化や単行本の続刊という目標よりも、ケモ夫人という漫画作品が私の出来る最大限よい作品になること。それが最近の思いです。
私の座右の銘は、自分に出来ることをする。です。志が低くなったわけじゃない、ケモ夫人という牙を研ぐことに専念したい気持ちがあります。
■今後のケモ夫人の意向
投票も始まったし章が終わったので、実は今日は今までのケモ夫人のあらすじをまた投稿しようと、それとまたケモ夫人関係の設定資料をアップしようとしていましたが、明らかに今日の最新話の情報量が多すぎるので後日に改めることにしました。
なので近日中には。
あと来週、外国の方にケモ夫人作者に関するインタビューをして頂いて、その9分くらいの動画がアップされるそうです。かなり細かく私のルーツなどについて語っているので是非見てください。英語ですが。
ケモ夫人三巻もすぐに出ますね。描き下ろしは納品していますが、かなり良い話だと思います。
それでケモ夫人本編の次章についてはまだ構想中です。
諸々、あれどうなったんだ、これどうなったんだ、というのはあるんですが、とりあえず分かりやすい話にしようと思います。小学二年生くらいに分かるとベストなんですが。
それでは、今後もケモ夫人の展開をお楽しみに!
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またねじゃ~