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G.O.E~番外編9-1【魅惑のドラァグクイーン、夜の街に舞う】

*一日目* 華金と呼ばれる週末の始まりには、多くの人が街中を闊歩する。 特に繁華街は、日ごろの疲れを癒すためにサラリーマンが大勢見受けられる。 …まあ、繁華街にいるのは社会人だけじゃない。 俺みたいな学生だって、そこかしこに見受けられる。 昨日まであった水泳合宿を終えて、健成と遊びに行こうと思ってたのに、急用が入ったとかで予定はおじゃんになるし。 別に蒼汰たちを誘っても良かったんだけど、あいつら呼ぶとはしゃいじまいそうだし、筋肉痛で動かしづらい体には酷かなと思ったし。 そういうわけで一人むなしく夜の街に繰り出したわけだ。 ・ どこも繁盛してるな…。 なんか、一人で入りやすい店が見つからねぇ。 大通りをぷらぷら歩いていると、視界の端に何かが映りこんだ。 ……きっと普通に生きていたら気にならなかっただろう。 しかし、ヒーローとして怪人と戦う俺は、それを見逃すことはなかった。 薄暗い路地裏の中、煌めく何かをまとった巨体が見えた。 あれがただの物好きな一般人ならいいんだが、どうにもそうは思わないのが俺の勘だ。 「……はぁ、仕方ねえか」 重い足を無理やり動かして、巨体が消えた路地裏へと入る。 そこは普通にビルとビルの間の狭い道だったが、奥に進むと少し開けた場所に出た。 二階建ての小さな工場らしき建物があったが、明らかにもう使われておらず、外壁はサビだらけでぼろぼろだ。 そこ以外に道はなく、巨体がこの中に消えたのは明らか。 何故なら二階に明かりがついているからだ。 ……薬の取引とかじゃないよな? だったら警察に連絡して終わるから楽なんだけど。 足元に注意して、中へ入る。 目も慣れてくると、暗闇でもそれとなく周囲を認識できるようになってくる。 これといって何かが置いてあるわけじゃない。 ヤンキーが捨てていったであろう食べ物などのゴミは散乱しているが、それ以外は何もない。 階段の下まできて、上を見る。 確認できるのは明かりだけ、音をたてないように慎重に一段ずつ上る。 「あら、どちらさま?」 振り返った瞬間、強い衝撃が腹部に走った。 体が浮き、二階へと一瞬にして吹き飛ばされた。 床を滑り、痛みで悶える俺の視界に映る何か。 それは先ほど見かけた巨体に違いなかった。 煌びやかな装飾が施された衣装を身に着けているが、規格外の豊満なわがままボディのせいであまり目立ってはいない。 浅黒い肌にシニカルな笑みを浮かべて、まるで品定めするように俺を見つめている。 「僕ちゃんこんな所までどうしたのよ? アタシに用なの?」 「本当は…関わりたくもないけどな」 歯を食いしばって立ち上がり、呼吸を整える。 怪人…だよな? でも競パンは反応しなかった。 「つれないこと言うじゃなあい。私、あなたタイプかも」 「おいおい、冗談きつ……いぜ」 怪人の背後、正確には階段の向こう側だが…そこに信じられない光景が広がっていた。 全裸の若い男たちが数人、盛りあっていたのだ。 惚けた顔で、吐息のような喘ぎ声を漏らしながら、俺たちの事など眼中にない様子でいつまでも絡み合っている。 「お前、怪人か?」 「え?」 「変身ッ」 全身が黒のスーツに覆われ、すぐさまナイフを構える。 怪人はため息をつくと、宙を見上げる。 俺がヒーローであることを認識はしているようだが、動揺はしていないのか? 「あなたヒーローだったのね」 「だったらどうした」 「……他の奴らにばれてるわけではなさそうね。ならいいわ。起きてから今まで密かにパラダイスを築くための準備をしてたのに、それがばれちゃったのかと思った」 「起きてから? どういう意味だよ?」 「……どうでもいいことじゃない」 「……そうだな」 相手の能力は分からない。 だがそれは向こうも一緒だ。 突如巻き起こった風が、怪人を巻き込んだ。 「うおお、なにこれ!?」 風の塊を何度もぶつけるが、奴は僅かに後退するだけで大したダメージは与えられていないようだ。 「全身をマッサージされてる気分ね」 「じゃあこれはどうだ!」 回り込むように右に大きく動き、風で動きを抑える。 こいつを倒すには、もっと強い出力で風をぶつけないとダメだ。 だが、ここには一般人もいる。見境なく放ってはケガさせてしまう。 …蒼汰の炎は威力は断トツだが、技の範囲が広すぎるのが欠点だ。 周りに一般人がいる場合は、好き勝手放てるようなものじゃない。 俺の風は、威力は蒼汰には及ばないが、一つの利点がある。 それはある程度制御できる、ということだ。 この向きなら、万が一風が怪人を貫いても一般人に当たる事はない。 「何かする気ね?」 追い詰められているのは自分だというのに、何でこいつは笑ってられるんだ? ……この状況を危機と認識してないって事か? 「なめやがってッ」 風は目の前で集中させ、先ほどよりも巨大な塊を作り出す。 普通の怪人ならどてっぱらに大きな穴ができる威力だ。 これを食らえば、あいつだってただじゃすまない。 「悪ぃけどここで終わりだ!」 放たれた風が、砂埃をまき散らしながら轟音と共に一直線に突き進む。 「やってみなさいよ!!」 怪人が腰を低くし、風を受け止めようと身構えた。 ぶつかった瞬間の、一瞬の衝撃音。 怪人は抱きかかえるように俺の放った風を受け止めると、体を震わせ耐えている。 「ぐぅぅぅッ!! こんなの、きかないんだよぉぉッ!!」 怪人の雄たけびが工場にこだまする。 先ほどの作られた甲高い声とは違う。 怪人の本当の声が、耳が痛くなるほどの声量で響き渡る。 「……マジかよ」 怪人はしばらく肩を大きく上下させ、そして上半身を起こして俺を見た。 腹部には擦り傷のような痕だけが残っていて、それ以外には大したダメージは見受けられない。 「ーーなッ!?」 化け物のような耐久力の奴でも、これには驚いたようだ。 「ぐああッ!!」 奴が顔を上げた瞬間、目にしたのはナイフを振りかざした俺の姿。 胸のど真ん中に突き刺し、その勢いのまま後ろへと押し倒した。 下敷きになった怪人が動かなくなった。 ナイフを抜いても、血などは付着していない。 だが、倒したことには違いないだろう。 視界の向こうで乱れる男たちを見ながら、俺は安堵のため息をつく。 おそらくこの怪人能力は洗脳系のものだろう。 やられてしまえばそれで終わりだ。 だから、一瞬で戦闘を終わらせる必要があった。 立ち上がろうとすると、何かがそれを阻んだ。 ナイフを持った俺の手を、怪人の太い腕が掴んでいた。 「嘘だろ」 「…死んだと思った?」 目を開けた怪人がもう一つの手で俺の首を掴む。 怪人はそのまま立ち上がると、体を密着させ、俺のマスクに顔を近づける。 「私の心臓を突き刺すには、あと数センチ足りなかったわね。さぁ、どうする? また風でもぶつける? でもこの近さじゃ、あなたもただじゃすまないわね」 「があッ、くそ、離せッ!」 「暴れないでよ。ただでさえあなたのせいで疲れてるんだから」 首を掴む手に力は込めたまま、怪人を俺を床におろした。 くるりと向きを回転させ、脇の下から両手を通して羽交い絞めにする。 「ど、どうする気だよ」 「ふふ。みんなぁ、こっちに来てえー!」 すると、今まで所かまわず乱交中だった男たちが、怪人の一声で立ち上がり、ゆっくりと近づいてきた。 「変身を解きなさい」 「はあ?」 「じゃないとあの人たち皆自殺させちゃうよ? いいの?」 「……くそッ」 言われるがままに変身を解除する。 すると突然、耳に吐息を吹きかけられた。 「やめろよ! 気持ち悪い!」 「いやーん、そんな事言わないで。お詫びに今から気持ち良くしてあげるから」 「はあ? って、あんたら何を…!?」 数人の男たちが足元にひざまずき、慣れた手つきで俺のズボンを下ろしていく。 他の男たちは横に立ち、シャツをまくりあげ、胸や腹を撫で始める。 俺のパンツ越しにチンコを揉み、何を期待しているのか笑顔を向けてくる。 こいつらがゲイなのかノンケなのかは分からないが、怪人に操られているのは明白だ。 こんなこと、普通はーーッ 「あッ……あぁ…やめろッ」 「みーんながあなたのためにご奉仕してくれてるのよ? もっと嬉しそうな顔してよぉ」 「ざっけんなぁ…あはッ///」 ついにパンツの中に手を突っ込み、直に俺のイチモツを触り始める。 まだ柔らかさを残すそれを、これでもかと揉みこまれ、悔しい事に俺のイチモツはガチガチに勃起してしまった。 こんな、触られただけで……。 合宿のせいだ。その間は禁欲生活だったから、こんな羽目に…。 「パンツ脱がしちゃって、ほらほら!」 怪人に急かされ、男たちは俺のパンツを足元までずり下げた。 ぶるん、と硬く伸びた肉棒がさらけ出され、我慢汁を男たちの顔面に飛ばす。 「さあみんな、頑張ってぇ!」 一人の男が間髪入れずに俺の亀頭に食いつき、舌先で鈴口を舐めたかと思うと、今度は一気に竿まで頬張る。 苦しそうに嗚咽しながら、喉奥まで俺のイチモツを飲み込む男。 頭を前後に動かし続け、じゅぼじゅぼと卑猥な音をたてる。 「が、はぁ///、や、やめぇッ///」 「いいぞいいぞぉ、頑張れ頑張れー!」 あぁ…。 股間の熱がどんどん高くなっていく。 温かい口の中で動かされる舌の感触が、俺のチンコをそのまま引きずり込んでしまいそうだ。 こんな、こんな、フェラだけで、すぐにーー。 「あぁ、イっちゃうぅ///」 その衝撃は俺の体を硬直させた。 腰を突き出し、男の口の中に、出せる限りの精子が吐き出された。 びくびくと震える腰。 射精しても止まらない上半身への攻め。 そのすべてが俺の理性をかき消していく。 怪人の拘束から解放されたが、俺は膝から崩れ落ちるだけで何もできなかった。 いつの間にか周りから男たちはいなくなり、目の前に怪人がしゃがみこむ。 俺の顔を下から覗き込み、顎を持ち上げ目線を合わせた。 「……可愛い顔。私のタイプ」 「……ぁ」 「だから、あなたも私の奴隷にしちゃう」 一瞬にして近づいてきた唇。 その分厚い唇は俺の口を強引にこじ開け、これまた分厚い舌が俺のモノに絡んでくる。 「んんぅッ!? んん!」 あぁ…どうしてだ。 「んふぅッ///」 今射精したばかりだっていうのに、また勃起してる…俺のチンコ。 こいつとキスすると、何でか気持ち良くてたまらない。 自然と手がチンコと乳首に伸びて、指先で弄り始めてしまう。 俺ぇ…何してんだ。 こんな、こんなこと。 怪人の目の前で。 キスは止まらない。 次第に俺からも舌を動かし始めて、興奮の最高潮へと到達する。 射精が止まらない。 しごくたびに精子が漏れ出す。 言葉にならない喘ぎ声が、いつまでも俺の口からこぼれる。 視界が暗くなっていく。 それでも、手と舌は止まらない。 何も見えなくなっても、俺はいつまでも自分の体を弄り続けた。 ・ ・ ・ ・ ・ 床に転がる涼は、まるでちんちんのポーズをした犬のような恰好をしていた。 だらしなく空いた口、そして瞳に浮かぶ妖しげなハートマーク。 それは、彼が正気ではない事を物語っている。 股間のイチモツを元気に勃起させたその姿を見下ろす怪人は、好き放題に攻めるかと思いきや意外にも冷静な態度を崩さなかった。 「……あなたをこのままここでおもちゃにするってのもいいけど、さすがにヒーローがいなくなるってのは怪しまれるわよね」 腕を組み、今後の可能性を模索する怪人。 今、彼の脳内では様々な未来が想像されているが、その見た目は言葉通りの、豚に真珠をつけているようなものだ。 「…そうだ」 涼を見下ろし、にやりと微笑む怪人。 「もう私が隠れる必要は、ないのよ」 涼のそばにしゃがみ、そそりたつイチモツを指で弾く。 「あひぃ///」 情けなく喘ぐ涼。 そんな彼を愛おしそうに見つめ、頬に手を添える。 「正真正銘の、私のパラダイスを築く時よ。もう我慢しない」 立ち上がった怪人の瞳には、決意の光が宿っている。 それはきっと、何が起きても揺らぐことはないだろう。 「……でもまずはその前に」 言葉を言い終わらないうちに涼の上にまたがり、怪人は舌なめずりをする。 普段の涼なら顔を引きつらせ逃げ出すところだが、むしろ彼の表情は歓喜に染まっている。 「あぁ…俺と遊んでくれるんですかぁ///」 「そうよ。私と朝まで気持ちいいことしましょぉ」 「はい、はいぃ…ッ、したいです…!」 喜びに打ち震える涼の体、そしてイチモツ。 陶器のように滑らかで白い涼の肌を、怪人の浅黒い手が撫でる。 「あぁッ///」 「もっと声出してぇ、今は我慢しなくていいのよぉ」 「はいぃ…ッ!!」 どれだけ喘ぎ声を出そうとも、この場所から誰かに漏れる心配はない。 端正な顔立ちのヒーローと、太った怪人のまぐわいは、誰にもばれることはないのだ。

Comments

コメントありがとうございます! 気づくの遅くなってしまいすみません(;'∀') 近々続きも更新しますので、ぜひお楽しみに!

ジェニファー

単独での戦闘で健闘しつつも、想定外にフィジカル面が強かった怪人に一歩及ばず捕らわれてしまった涼君が、洗脳済みの一般人による攻めや怪人のキスで堕とされていく過程、楽しく読ませていただきました!この状態で怪人と一夜を共にしたという状況がまた、妄想を掻き立てますねw

めーぷる


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