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G.O.E.〜番外編3〜【淫紋に堕ちる青、情動に狂う】

玉座に腰掛けたウィルの目の前に、突如として瘴気のゲートが開いた。 瘴気をゲートとして開けるのはある程度の瘴気を持つ者だけ。 この空間にやってこれる時点で敵ではないのだろうと呑気に見ていたウィルだったが、現れた人物を見て表情を歪めた。 「…なんだよ、お前か」 「何だよってなに? 久しぶりに来たのに」 オウンは肩をすくめて、おどけたように笑った。 「お前の顔を俺が見たいと思うのか? 「戻ってきても憎まれ口だけか。もう行こうかな」 「そうしてくれると助かる」 「嘘。まだ行かない」 「…何なんだお前は」 「今日は君にとっておきの事を教えようと思って」 「とっておき?」 オウンがおもむろに右手を持ち上げた。 人差し指を伸ばすと、その先から細長い瘴気の線が伸びる。 複雑に折れ曲がり、何かの紋様を宙で作り上げた。 「それは?」 「これは人間に快楽を植え付ける、瘴気の紋様さ」 「…それで?」 「これを相手の体に刻めば、思いのままに操れる」 「……そんな便利なものが」 「君は色々と忘れてるから」 「どういう意味だ?」 「…そのままの意味だよ」 オウンはウィルに背を向けた。 再び瘴気のゲートが作られると、オウンはそちらへ一歩踏み出した。 「じゃあ僕は気晴らしに行ってくる」 「気晴らし?」 「…僕の嫌いな奴をいじめてくるだけさ」 そう言い残し、オウンはゲートの中へ姿を消した。 * * * * * 何の変哲もない昼下がり。 ビジネス街は様々な音で溢れている。 人々の足音、話し声。 車のエンジン音、電車の走る音…。 喧騒に満たされた場所で、音もなく発生したのは瘴気のゲートだった。 人々がそれに気づくと同時に、そこから大量の戦闘員が現れた。 手当たり次第に男を襲う戦闘員。 逃げ惑う人々の叫び声が辺りを埋め尽くす。 …ゲートの近く、商業ビルの屋上からその様子を見下ろすオウン。 彼が望むのはある男の登場であり、一般人のエナジーなど今回はおまけに過ぎなかった。 「さぁ、ストレス発散させてくれよ」 戦闘員たちが現れてから数分。 オウンは感心した。 氷の山が戦闘員を覆いつくし、その身を瘴気へと霧散させた。 「相変わらず到着が早いね。良い心がけだ」 次に炎が、風が、大地が戦闘員たちを吹き飛ばす。 彼らの脆弱な攻撃は緑のバリアを打ち砕くことはできない。 「よし」 オウンが手を叩き深呼吸する。 「お遊びの時間だ」 助走をつけてビルの屋上から飛び降りた。 その身に風を受け、笑みを浮かべて地面を見つめる。 黒くうごめく戦闘員の中に、青く煌めくスーツの男を捉えた。 轟音と衝撃と共に着地したオウンを、ガーディアンブルーが見逃すはずもない。 視線を合わせた瞬間走り出し、即座に右手に瘴気の剣を握る。 刃同士がぶつかり火花が散る。 「お前…オウンだな?」 「あぁ、この前ウィルと会ったんでしょ? 僕だと気づくなんて、よっぽど好かれてるのかな?」 「苛つく冗談だ」 蓮の握る剣が冷気を纏う。 強引に横に薙ぎ払うと、周囲の戦闘員の姿がかき消された。 後方に着地したオウンは肩についた氷を手で払うと、にやりと蓮に笑ってみせた。 「君はいつだって冷静だね。状況に合わせた行動を…最善の一手を常に選択する」 「…何が言いたい?」 「何が言いたい? お前がむかつくって言いたいんだ」 戦闘員の間を縫うように高速で移動し、蓮の前に立つオウン。 後ずさる蓮の背後に突如瘴気のゲートが発生した。 「なーーッ!?」 「君にご褒美だ」 蓮の姿がゲートの中へ消え、オウンがそれに続く。 途端に渦巻いていた瘴気が消える。 しかし他の四人がそれに気づくことはなかった。 彼らの気を引くために、戦闘員はいつまでもこの場所に溢れ続けるのだ……。 * * * * 視界が暗転し、次に俺が見たのはむき出しのコンクリート。 いくつもの支柱が視界に広がっており、荒れ果てた空間に立っていた。 「ここは?」 どこからか爆発音が聞こえる。 おそらく先ほどの場所からそんなに離れてはいないはずだが…。 「ここはどこでもないよ。人がいなさそうな所を選んだんだ」 俺が出てきた瘴気のゲートから現れたオウンが、にやにやと笑っている。 「何を企んでる?」 「ふふん。今回の企みは、我ながらわがままだと思うよ」 「どういうーーッ」 言葉の途中で、オウンは突然動き出した。 軽快なステップで距離を詰めてくると、右手に瘴気の塊を作り出す。 すぐさま身構え、奴の行動すべてを警戒する。 「止められるかな?」 「止めてみせる!」 伸ばされる右腕。 膨張する瘴気に剣の切っ先を向ける。 放たれる瘴気と展開する氷がぶつかり合い、激しい音を立てる。 「くッーー!」 視界を細かな氷が覆う。 オウンの姿が揺らぐように消えていく。 「…なんだ?」 「君、僕の能力忘れたの?」 背後から声が聞こえたと同時に、体を貫くような衝撃が走った。 視界が一瞬暗くなり、すぐに元に戻る。 「ざまぁ、飛んでけ!」 再びの重い衝撃。 俺は与えられた力に従い、前方へ吹き飛ばされた。 体が二転三転し、コンクリートの床を滑っていく。 勢いが弱まったころには、オウンの姿は遠くにあった。 「まったく、詰めが甘いんだから」 「くそッ…」 そうだ。 こいつは幻覚を見せる能力を持っていた。 さっきまで俺が戦っていたと思っていたオウンは幻で、ずっとに背後に隠れていたってわけか。 「卑怯だぞ」 片膝をついてオウンを睨みつける。 「いいもーん卑怯で。君にやるべきことはもう済んだしね」 「俺に…やるべきこと? 何を言ってーー、あッ!?」 体温が瞬時に上がったのを感じた。 股間で昂るあれが、スーツ越しではっきりと分かった。 呼吸を荒くしながら俺はオウンを睨みつけた。 「俺に、何を…した」 「ふふ。教えてあげるから立ちなよ」 オウンの言葉を聞いた瞬間、俺の体がすぐさま反応し立ち上がった。 「なッ?」 違う。 今のは俺の意志じゃない。 体が勝手にーーッ。 「そのまま動くな。そして変身を解除しろ」 「ふざけるなッ」 言葉では反抗できるのに、頭が言う事を聞かない。 変身が解除され、私服の姿に戻ってしまった。 「な、何をしたんだ…」 「これが君にしたことさ」 オウンがゆっくりと近づいてくる。 その体に瘴気を纏い、俺に蔑むような視線を向ける。 「シャツをめくってごらん」 「くッ…!」 腕に力を込めても、どうしても逆らえない。 服の裾を両手で掴み、ゆっくりと持ち上げる。 へそが見え、腹筋が見え、脇腹、そして乳首が露出される。 「…なんだ、これ…」 へそのすぐ下に、見たことのない模様が浮かび上がっていた。 それは黒く、淡いピンク色の光を放っており、くっきりと肌に刻み込まれている。 「それはね、瘴気の紋様っていうんだ」 「瘴気の…」 「作るのすごい大変なんだよ。僕の瘴気をほとんど使ってもようやく一人分の淫紋だけなんだもん」 オウンは周りをぐるぐると歩きながら説明する。 その間、俺は上半身を露出して話を聞くことしかできない。 「これを使うのはね、ハイリスクハイリターンなのさ。でも、一度刻み込めば、そいつはもう命令に逆らえない」 目の前で立ち止まり、にやりと笑うオウン。 おもむろに右手を伸ばすと、その指先で俺の乳首を掠めた。 「…ぁッ」 「感じてんの? うける。服脱げよ」 「やめろ…ッ」 駄目だ、逆らえない。 シャツをそのまま脱ぎ捨て、下半身に纏うものも一気に脱ぎ去る。 靴を放り捨てると、俺はいとも簡単に全裸になってしまった。 「うんうん。その姿がいちばん綺麗だよ人間は」 「ふざけるなッ」 「…あのね、そんな姿で怒ったって、全然怖くないしむしろ滑稽だよ」 オウンの視線が下がる。 それにつられて下を見れば、股間には硬く勃起する自分のイチモツがあった。 「両手をあげて、足を開け」 その言葉通り、両腕が上にまっすぐ伸び、足が肩幅まで勝手に開く。 次の瞬間、天井から何かが素早く伸びてくると俺の手首にまとわりついた。 同時に床からも同じく何かが現れ、足首にまとわりつく。 それは瘴気で作られた鎖だった。 いよいよ俺は逃げ道を失ってしまった。 こんな危機的状況だというのに、大きく膨れ上がった己のイチモツを、敵に向かって差し出している姿は、さながら喜んでいるようにも見えてしまう。 「あぁ…」 「いいねぇ…素敵でエッチだぁ」 オウンがしゃがみこむ。 その目線には、我慢汁を垂らす俺のイチモツ。 つんつんと指先で触れられ、びくびくと体もチンコも跳ねてしまった。 「んぁッ……」 「抵抗しなければ、君らって可愛いのになぁ」 上目づかいで俺を見るオウン。 その顔には嫌らしい笑みを張り付けている。 「今まで君をいじめてきただけだったし、今回は僕がご奉仕してあげるよ」 「な、何をーーッ」 オウンが俺のイチモツに指を添わせ、優しく握る。 亀頭の先を軽くこすり、我慢汁を竿全体に塗りたくるとそれをローション代わりにゆっくりと手を動かし始めた。 「ぁ…やめッ」 「気持ちいいでしょ?」 「…くそッ」 せめて視界にはいれないよう、目を閉じて上を向く。 それでも、粘着質な音は嫌でも聞こえてくる。 竿を包み込み、ねじる様に何度も手を上下させて、オウンは笑う。 「こっち見ろよ」 その言葉に逆らえるはずもなく、上を向いていた俺の顔はゆっくりと下に向く。 「ちゃんと見てよ。僕がせっかく気持ちよくしてあげてるんだから」 「……ッ」 「返事は?」 「…はい」 俺の言葉に気分を良くしたのか、オウンは途端に笑顔になって口を開いた。 伸びる舌先が、尿道を突くように、俺の亀頭の先端に触れる。 「ぁ…んぅ…」 「ちょっと触っただけなのに気持ちいいよねぇ。ねぇ?」 「ぅ…んん」 「気持ちいいでしょ? 答えて」 「…き、気持ちい…です」 舌の大部分を裏筋に這わせ、ゆっくり、ねっとりと、味わう様に頭を動かす。 零れ落ちるカウパーが、オウンの舌に落ちて広がっていく。 口を大きく開けて、俺のイチモツを飲み込んでいくオウン。 敏感な肌に触れる吐息が小さな快感を植え付け、再び当てられた舌のざらざらとした感触が一気に俺の理性を引きずり込んだ。 「うはぁぁ…ッ!」 「んふ? もっほこえだひへいいよ(もっと声出していいよ)」 派手な音を立てて、何度も吸い付き、舌を巧みに動かして俺の肉棒をなめまわす。 空いた手で俺の玉を弄りながら、時折ケツの割れ目に指を滑り込ませる。 ケツの穴を指先が掠ると、思わず声が漏れてしまった。 「んあぁッ…やめ…」 「やめへほしい?」 「……」 「うおんはずるい(無言はずるい)」 「あぁッ!!」 オウンは俺のイチモツから顔を離したかと思うと、片手で握りグッと力を込めた。 何とも言えない痛みと、微かな快楽が迸る。 「やめてほしいの? 僕の質問には必ず答えろ」 「…ぁ……んッ」 やめろ。 何があっても、こう言わなければいけないんだ。 なのに、俺の体は…口は思い通りにならない。 「やめ…ないで」 「やめないでほしい? もっとやってほしい?」 「あぁ…もっとやってほしい」 くそ…。 この淫紋とかいうもののせいなのか。 耐えられない。 自分の中に渦巻いている欲を、今すぐに発散したくてたまらない。 煮えたぎるマグマのようにぐつぐつと滾り、今か今かと弾け飛ぶのを待っている。 いつもなら怪人のおかしな攻撃を受けても、性欲を律することができるのに。 性欲と俺の意識が、理性という綱を手繰り寄せ合っている。 少しでも気を緩めれば、すぐにでも理性を手放してしまいそうだった。 …だが、それも時間の問題だ。 「どうしたのガーディアンブルー。いつもの君らしくないなぁ」 「うぅん……くッ」 「そんなに気持ちいいんだ?」 「気持ちいぃ……」 俺の手から、するりと何かが抜け落ちていく感覚。 「ダメでしょ。このまま気持ちよくなったら、君のエナジーがここから出ちゃうよ?」 ガチガチに勃起した俺のイチモツを、人差し指で何度も弾く。 「んあッ…んあッ…」 痛みは感じず、心地の良い感覚が生み出される。 弾かれるたびに力が抜けて…理性はほぼ指に引っ掛かっているだけだ。 よだれを垂らすように、イチモツの先から我慢汁が溢れている。 亀頭のすぐそば、へその真下にあった淫紋は先ほどよりもより複雑に大きく広がっているように見えた。 …だめだ。 本能がこのままではだめだと告げている。 すると、淫紋がピンク色に淡く輝き始めた。 途端に意識にモヤがかかったみたいに思考できなくなり、内に秘めた性欲が爆発的に膨れ上がる。 「あぁ…! うあぁッ!?」 「君、理性で押さえつけようとしてるでしょ? 逆効果だよ。そんな事をすれば余計に淫紋が君を蝕む」 「やめて…これ…外して」 「え、何?」 オウンがおもむろに立ち上がり、俺から距離を取る。 俺に刺激を与える者がいなくなり、行き場を失う性欲。 もう我慢できなかった。 何とか繋ぎとめていた理性を自ら手放した。 ・ 身をよじり、何とか気持ちよくなろうと腰を動かす。 しかしそれは無様にイチモツを揺らすだけで逆効果だった。 自分で弄ろうにも両手は鎖で繋がれており、使うことができない。 「あぁぁ…頼む、触って…ぇ…くれぇ」 「…はぁ? 本気で言ってるの?」 意地悪い笑みを浮かべたオウンがゆっくりと近づいてきて、俺の顔を下から覗き込む。 「君、本当にあのブルーと同一人物?」 「かはッ…」 乳首を指先で弾かれる。 腹筋に人差し指の腹をつけると、脇腹にかけてなぞるように動き始めた。 「ぁぁ…んぅ」 「さすが淫紋だ。作った甲斐があったなぁ。ねぇ!?」 「うあぁッ!!」 ”パンッ!!!” 背中まで回ると、今度は大きな音をたてて俺のケツを叩くオウン。 両手でガシッと鷲掴むと、思い切り左右に開かれた。 「あぁ…何を…」 「分かってるくせに」 穴に感じた冷たい感覚。 オウンの舌先が、穴をほぐすように何度もつついたり、舐めたりを繰り返す。 「んんぅー! 良い匂い!」 次に顔をうずめて、思い切り息を吸う。 オウンの呼吸が、嫌に耳に響く。 突然顔を離すと立ち上がって、俺の肩に顎を乗せ、耳に息を吹きかけられた。 「はぁぁぁッ…!!」 「あらら、こんなんでも感じるんだ?」 イチモツがビクビクと、何度も跳ねる。 先端からあふれる汁でへその下は汚れ、付着した液体で淫紋は僅かに輝きを増す。 耳元に顔を寄せたまま、オウンの指先が本格的に俺のケツの穴をほぐし始める。 「いつもこのお尻は誰に遊んでもらってるのかな?」 「…ッ」 「誰に?」 「…そ、蒼汰…」 「ソウタ? あぁ、ガーディアンレッドね」 「んんぅ!?」 いきなり指三本がケツにぶち込まれた。 躊躇いなく奥まで進むと、それまでの勢いとは裏腹に優しく肉壁を撫で始める。 「すごいよねぇ彼のチンコ。あんなでかいのが、このケツに入るの?」 「ん…うん…」 「彼の為にいっぱい慣らしたの? それとも元々男の人とセックスをいっぱいしてたのかな?」 「あいつ以外と…するものか…」 「そう。一途だねえ」 指が引き抜かれる。 生ぬるい液体まみれのその三本で、今度は俺のイチモツを掴んで動かし始める。 「あぁ…うあぁ…気持ちいぃ…」 「硬くて…熱いねぇ…」 「んあッ!?」 突然感じた違和感。 耳にぐちゃぐちゃと触れる何か。 音と吐息でそれがオウンの舌だと分かった。 くすぐったさと、気持ち良さが同時に俺を襲う。 「んはぁ…ぁぁ…すごッ…」 「んん? 気持ちいいかい?」 「うはぁぁ…すごい…ッ、もっとやってッ…!」 「ははは! どうしようかなぁ」 オウンが高らかに声を上げる。 あぁ…。 嫌だ。 こんなの、嫌だ。 なのに 俺が…溶けて消えていく。 抗おうとしていた気持ちは容易く崩れていく。 密着するオウンに欲情してしまっている俺の体は、もう手遅れの状態だった。 後戻りはできない。 この先はもう…欲望の沼に、堕ちていくだけだ。 ・ ・ ・ ・ ・ 「どうしたの腰なんか動かして、僕のモノが欲しいの?」 体に刻まれた瘴気の紋様によって理性を奪われ、欲望に忠実なオスとなってしまった蓮は 無様にもそのケツをオウンの股間へと擦りつけていた。 普段だったら絶対にありえないその姿が、淫紋の恐ろしさを余計に際立たせる。 耳を、首筋をついばみ、舐めながら、オウンは蓮のイチモツをしごく手を止めない。 蓮のイチモツの先端から零れ落ちる液体は僅かに白く汚れているようにも見える。 淫紋によって感度を極限まで高められたその体は、普段なら満足することのない刺激でも十分なほどに感覚を刺激する。 常人ならばとっくに射精していてもおかしくない状況だったが、良くも悪くもヒーローである蓮は未だにその股間の肉棒に精液を溜め込んでいる。 しかし、それも時間の問題であった。 いくらヒーローであり、こういった辱めに慣れているとはいえ、限界はある。 限界の近さは、蓮の表情が物語っている。 頬は紅潮し、目は蕩けてどこに焦点が合っているのか分からない。 普段のキリっとした眼差しはどこかへ消え、口端からよだれを垂らし、与えられる快楽を存分に味わっている。 オウンのしごきだけでは足りなくったのか、自ら腰を前方に突き出し始める。 オウンはそれに気づくと、途端に手を放して蓮から距離を取った。 「んあ? …やめないでぇ…」 「だめだめ。それはだめだよ」 オウンが蓮の目の前に移動し、淫紋に手を重ねる。 その手から流れ出る瘴気が蓮の体…いや、淫紋に吸い込まれていく。 再び淡く輝きだした淫紋は、更に複雑に大きく蓮の体を侵食していく。 腹筋の部分はとっくに覆われ、乳首の所まで淫紋は広がっていく。 蓮はもうそんなことどうでもいいのか、自分の体を見ても反応することはなかった。 「はぁぁッ…なにこれッ…だめ、耐えられッ…!」 「いっちゃだめだよ」 普通なら抑えられるはずのない生理現象である射精は オウンのその一言によって封じ込まれた。 瘴気に蝕まれた蓮の体だからこそ通じる命令だった。 「これでもう君は射精できなくなった。 どれだけしごこうとも、ケツを掘られようとも、絶対にね」 「…あぁ…そんな…いやだッ」 「君さぁ、まさか僕が本当に君を気持ちよくしてあげようとしてこんなことしてると思うわけ」 オウンが体を寄せ、右手で蓮のイチモツを包み込む。 触れられただけのその刺激でも、蓮を絶頂に導くには十分だった。 「あはッ…がはぁ…なんでッ」 しかし蓮のイチモツの先端から見慣れた白濁液が噴き出すことはない。 オウンは蓮のことなど構わず素早く右手を動かす。 「ぁッ、いッ! んはぁッ…!!」 股間の奥深くで、ぐつぐつと何かが煮えたぎるような感覚を感じてはいるのに それがチンコの先から出てくることはない。 物足りない快楽が蓮を支配し、その顔を情けなく歪ませる。 「うああッ…頼む、いかせて…ッ」 そんなことなどおかまいなしに手を動かし続けるオウン。 何度も空イキし、腰ががくがくと震え、足から力が抜けていく。 オウンにもたれるように体を預けてしまう蓮。 両手を吊り上げる鎖もあるおかげで、倒れ込むことはない。 「おっと、どうしたの積極的だねぇ」 おどけた調子で呟きながら、左手を蓮の背中に回すオウン。 グッと蓮の体を引き寄せると、再びその首筋に顔をうずめる。 息を吹きかけられただけで喘ぎ悶えてしまう今の蓮に、オウンの舌による戯れはあまりにも刺激が強すぎた。 「ふあぁッ!? はぁぁんッ…! んはぁぁッッ!!」 何度も何度も全身を痙攣させる。 とてつもない感覚に思わず離れそうになる蓮の体をオウンが逃がさない。 力を込められたオウンの左手から蓮は抜け出すことはできない。 「んあッ…あひ…ぐあぁぁ…!」 オウンはその右手で、蓮のイチモツが大きく膨らむのを感じた。 そしてにやりと笑う。 あれだけ僕をいらつかせた男が 今、僕の手によって、僕の手の中で、その身を快楽に委ねて、無様で哀れな姿をさらしている。 こんなに嬉しいことがあるだろうか。 ヒーローも所詮は男。 どれだけクールぶったって、中身は一緒なんだ。 オウンの右手は、今や蓮の我慢汁によってびしょびしょに濡れている。 皮肉なことにそれが潤滑油となって、蓮に与える快感がより大きくなる。 ……大量の瘴気を消費する淫紋はコスパは悪いが、それに見合うだけの効果は得られる。 必殺技、といっても過言ではないほどにその効果は強力だ。 何せ、あの堅物で快楽攻撃に強いガーディアンブルーですら、容易く堕としてしまうからだ。 他のメンバーがこの淫紋をその身に受けていれば、もっと早く堕ちてしまっていただろう。 「んんぅ…あぁぁ、イきたい…イかせてぇ…!」 「ダメだよ…君たちのエナジーは上質なんだから。出したらダメでしょ?」 オウンが囁くように、優しく蓮の耳元で呟く。 「知らないッ! そんなのどうでもいいからぁ…ッ!」 かくいう蓮はお構いなしで首を振り、泣きながら懇願する。 それほどまでに、蓮は追い詰められていた。 オウンはその言葉を聞くと再び蓮から距離を取った。 支えを失ったことで大きくぐらつく蓮の体。 上から伸びる鎖によって斜めの姿勢になり、両腕は背後にまっすぐ伸びる。 「…うあッ?」 「仕方ないな。いけるようにしてあげるよ」 「へ…ほ、本当か?」 「あぁ、可哀想だからね」 いとも簡単に。 オウンのその一言で蓮に課せられていた呪いが消える。 しかし、だからといって簡単に願いを叶えてもらえるほど、オウンは優しくはない。 そんなの、分かり切っていたはずなのに。 オウンが一瞬。 たった一擦り、蓮のイチモツに触れた。 限界まで膨張し、脈を浮かび上がらせた蓮のイチモツにはたったそれだけの行為でも致命傷になりえた。 「あはぁぁ…ッ! ぐぁ…!」 「どうした?」 もう一回、指で輪っかを作り蓮のチンコをその穴に通す。 僅かに指が触れるたび、空気の動きをその肉棒で感じるたび、蓮の決壊寸前のイチモツがビクッと震える。 「はぁ、はぁ…やめッ…イかせ…ッ」 「だーめ。そう簡単にはイかせないよ」 「うあぁぁ…お願い、お願いしますぅ! イかせてぇ! イきたいぃぃッ!!」 蓮がなりふり構わず大声で叫ぶ。 それと同時に、階下から強烈な衝撃と爆音が轟いた。 「お? 君のお仲間がやってきちゃうよ?」 「あぁ、違う、イかせてぇ!! 早くぅッ!?」 「どーしよっかなぁ」 オウンの作り出した輪っかを、蓮のイチモツは何度も通り過ぎる。 遊んでいるだけのオウンだが、蓮にとっては拷問に近い行為だ。 射精したい。でもできない。 蒼汰たちが来てしまえば、戦闘が始まって自分は放置されてしまうかもしれない。 …蓮の頭の中は、蒼汰たちのアシストをするよりも、いかに早く射精させてもらえるか、ということでいっぱいだった。 「はやくぅッ、イくッ、イきたいッ!」 「でもなぁ、もうすぐ君のお仲間来ちゃうし」 爆発音がどんどん近くなる。 蒼汰たちはすぐそこまで来ている。 蓮が身をよじる。 手足を拘束する鎖をがちゃがちゃと鳴らし、必死に懇願する。 イかせてくれ! イかせてくれ! 敵であるはずの青年に、何の恥ずかしげもなく大声で叫ぶ。 おそらくは蒼汰たちにもこの声が聞こえてしまっているだろう。 しかしそんなこと、蓮にとってはどうでもいいのだ。 灼熱砂漠でオアシスを探し求めるように、淫紋に蝕まれ頭の中を快楽に染められた蓮は射精しか求めていなかった。 「お願いッ! お願いしますッ! イかせてぇッ!!」 オウンの作る輪っかが僅かに小さくなった。 余計、蓮の肉棒に触れる瞬間が増えた。 カリに引っ掛かり、気持ちよく感じてしまう瞬間が増えた。 蓮の肉棒の、赤黒く膨らんだ亀頭が何度も空を突く。 パンッパンに膨らんだ玉がキュッと持ち上がる。 「あはッ…はぁ、んがぁッ…頼むぅ…ッ」 「ほらほら、いっちゃうよ? だめでしょ我慢しなよぉ」 オウンが声高らかに叫ぶ。 蓮を追い詰めるのと同時に、それは他のヒーローたちへ居場所を伝える意味もあった。 階段を駆け上がる複数の足音が聞こえる。 オウンが視線を扉に向け、次の瞬間それが勢いよく開いた。 色とりどりのスーツに身を包んだヒーローたちが、ついに憎き敵と囚われた仲間を見つけ出した。 「オウン! なッ、蓮…」 最初はオウンを睨みつけた蒼汰。 だが、敵の側にいる蓮に気づかないはずはなかった。 四人全員が、蓮に釘付けになった。 しかし蓮がそんなことを気にするわけもない。 オウンは再び、蓮の耳元で囁いた。 「さぁ、もう一度大きな声でお願いしてごらん」 光のない瞳で、言われたままに顔をあげる蓮。 仲間がいるとわかっていながらも、その口を閉じることはできない。 「お願いしますぅッ! イかせてくださいぃッ!!」 「はいッ、よくできましたぁぁッ!!」 オウンが蓮のイチモツを掴む。 一瞬、気の抜けたような顔になる蓮。 しかし、直後に与えられる衝撃にその顔は一気に歪んだ。 「んはぁぁぁッッ!?」 オウンが二擦りしただけで、イチモツの先端から勢いよく白い何かが噴き出した。 「んおおぉぉッ!? すごッ…いっぱい、でッるッ!?」 肉棒の根元で、限界まで蓄えられていた蓮のザーメンが、これでもかと強力な勢いで放たれる。 それはかなり離れた蒼汰たちの足元にまで到達し、四人はただ射精している蓮を見ていることしかできなかった。 「がッ…うほぉぉッ…んはッ!?」 腹筋を素早く凹ませ、呼吸が途端に荒くなる。 腰がこれでもかと前後に揺れ、足ががくがくと震える。 鎖で吊られていなければすぐにでも地面にうずくまっていただろう。 …いや、むしろそうなっていれば蓮の痴態を仲間に見られることもなかったろうに。 大きく股を開き、本能に任せ股間の硬くそそりたつ肉棒からザーメンを吐き出すその様を、見せつける形になってしまった。 「すごいねぇ、いっぱいでたねぇ」 オウンが床に落ちた蓮の精液を指ですくい、舌先で舐める。 満足そうに笑うと、次に蒼汰たちを見た。 「どうかな? ブルーの淫乱ショーは?」 「お前…一体何をしたんだ?」 「え? 何って、気持ちよくしてあげただけじゃん。何、君たちも気持ちよくなりたくなっちゃった?」 「ふざけるなッ!」 剣に炎を纏い、動き出そうとした蒼汰をオウンが片手をかざして制した。 「おっと! そんな馬鹿正直に突っ込んでいいの?」 オウンが蓮の背後に回り、肩のあたりから顔をのぞかせる。 蓮は射精の直後でうなだれて、動こうとはしない。しかし股間のイチモツは元気に勃起したままだ。 「僕にはこいつがいるんだよ。攻撃すれば、ただじゃすまない」 「くッ…卑怯者ッ!」 「知った事じゃないね」 オウンが両手を広げておどけたように肩をすくめる。 蓮の前に移動すると、彼の顎を掴んで視線が合うように持ち上げた。 「うあッ……」 限界まで追い込まれ、射精したことでその身に感じる倦怠感は凄まじい物だろう。 だがオウンにとってはそんなことどうでもいい。 まだこのおもちゃで遊べる。蓮の股間のイチモツがそれを証明していた。 「またイきたいだろ?」 「ぁ……はいッ、イきたい…」 「よし、じゃあ今度は自分でしごくんだ」 その一言で、蓮を拘束していた瘴気の鎖が霧散した。 よろける蓮の体。 力の入らない足で何とか立ち続けると、右手をゆっくりと股間のイチモツへ持っていった。 「な…蓮、嘘だろ…」 蒼汰が、信じられないといったように呟く。 だらしない笑みを浮かべて、右手を動かし始める蓮。 淫紋がまた輝きだす。 最底辺まで下がりきっていた性欲が、一瞬にして最高潮まで高められる。 「君たちは動くなよ。少しでも動けば、こいつが傷つくぞ」 オウンはいつの間にかその手に漆黒の剣を握っていた。 それは蒼汰たちを脅すには十分な道具だった。 そんな自分の状況を知ってか知らずか、蓮はただただオナニーをこの空間にいる全員に見せつける。 「あ…やばッ、イ、イくッ…!?」 さっき一度イったはずなのに。 オウン以外の誰もがそう思った。 しかしそれも、淫紋あってこそのことだった。 「あぁ、あぁ、またッ、イ、イっちゃぁ…!!」 蓮の右手が高速で動き、ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てる。 口をだらしなく開き叫ぶ蓮に、オウンは容赦ない一言を浴びせた。 「手を放せ」 「え…うあぁッ!? あぁ…なんでぇ…」 命令によって絶頂直前で手を離した蓮。 困惑した顔でオウンを見て、そして自分のチンコを見る。 ーーあと一擦りでイけたのにッ 「ぁぁ…うあぁ、いやだぁ…」 愛おしいものでも見るように、自分の汚れたイチモツを見下ろす蓮。 そしてオウンは再び命令を下す。 「しごけ」 「あ…やった…ぁぁッ」 嬉々とした表情でオナニーを始める蓮。 しかしまたオウンの一言でその手を離すことになってしまう。 「あぁッ!? やめてぇ! お願い、イかせてぇ…ッ」 「ダメだよ。君のその姿、もっと仲間に見てもらおう?」 「…くッ、蓮」 蒼汰が我慢できずに目をそらした。 それは蓮の情けない姿を見たくないという意味。 そして、蓮を見て欲情してしまうことを防ぐためだった。 今の蓮は、あまりにもエロすぎたのだ。 しかも恋人である蒼汰には、刺激が強すぎた。 股間で疼く熱をなんとか誤魔化そうと、視線をそらし歯を食いしばった。 自分までおかしくなってしまう。 蒼汰にとって、今の蓮の姿は瘴気と同じぐらい厄介なものだった。 「ちょっとぉ、見てあげてよ~。せっかく頑張ってるのにぃ」 オウンの一言で再びしごきはじめる蓮。 手を止め、動かし、止め、動かす。 その繰り返しだった。 「んあぁッ…お願い、イかせて…ッ!」 「ダメ。ほら手を放して」 「おぁ…ぁぁ…イきたい…イきたいよぉ…ッ」 「そう。じゃあしごいて」 「ぁ…んあッ…ふッ…あぁキモチイイぃぃ…」 緩み切った表情に浮かぶ笑顔は見るに堪えない。 いつもの蓮からは想像もできない、あられもない姿はこの空間の異常性に拍車をかける。 といっても、この場で異常なのは蓮しかいないのだが。 「ぁぁ…イくぅ、イっちゃうぅ…ッ!」 「はいストップ」 「あッはぁッッ!? うあぁ…やめてぇ…」 蓮から漏れる、甘えるような甲高い声。 いつまでもこの地獄が続くかと思われたが、意外にも終わりは早かった。 「んはぁッ!?」 オウンの何度目かの「やめろ」という命令。 蓮が手を放し、情けない声を漏らした直後だった。 「おごッ?! んほぉ…?! アッ…」 手を両側にだらんと垂らし、腰を突き出した状態で蓮は射精してしまったのだ。 腰をがくがくと震わせて、何度も白い線がイチモツの先から迸る。 さすがに先ほどまでの飛距離は見せなかったが、勢いは二回目とは思えないほど凄まじかった。 「あーらら。何イっちゃってんの?」 「ぁ…ごめん…なさいッ」 「謝って済むと思ってんの?」 「…ッ、いやッ」 オウンが蓮の背後から、左腕を亀頭に伸ばし、掌を押し付けた。 それを見て、何をされるのか気づいた蓮はオウンを見て表情を歪める。 「いや…やめてッ…お願いだからッ」 「ダメだよ。お仕置きだ」 射精直後の敏感になった亀頭。 そこをオウンはこれでもかと力を込めて、手のひらをぐりぐりと押し付けた。 「あああぁぁぁッッッ!?!?」 蓮の首筋に、血管が浮かび上がる。 全身が強張り、時折白目になりながらも何とか意識を繋ぎとめる。 「うああぁぁッ!? やめッ、やめてぇぇッ!!」 ぷしゅっと、雫がオウンの指の隙間から見えた。 次の瞬間には、大量の液体がそこかしこへと飛び散り始めた。 蓮の右足を下から右腕で持ち上げて、潮吹きしている情けないその姿に更なる辱めの追い打ちをかける。 蒼汰たちによく見えるように体勢を固定させる。 いつまでも動かされ続けるオウンの左手に連動するように、とめどなくはじけ飛ぶ透明な液体。 「うはッ…んあぁッ!? やめ、おかしくぅッ…なっちゃ…ッ!?」 片足を持ち上げられ、無様なポーズをしていることなど、気にしている余裕は蓮にはなかった。 「うわぁすごい、ほら皆に見てもらいなよ潮吹きしてるところ」 歯をグッと噛みしめ、その身を襲う衝撃に耐える蓮。 言わずもがな、その姿はヒーローどころか一般人ですら晒すことない惨めで無様な様相を呈している。 コンクリートの床にびちゃびちゃと音を立てて、蓮の吐き出した液体が広がっていく。床を黒く染めて、その領域をどんどん広げていく。 次第に勢いが衰えてくると、オウンは手を放して蓮から離れた。 支える者がいなくなり、蓮は流れるように床にうつ伏せに倒れてしまった。 「蓮!」 蒼汰が動き出そうとするが、それを涼が押さえる。 今動けば、オウンが蓮に何かするかもしれない。 そう、四人は何があっても動くことはできないのだ。 「あーらら。気絶しちゃった。起きろ」 淫紋を刻まれた蓮に、非情にも命令するオウン。 しかしオウンの予想に反して、蓮が起き上がることはなかった。 「…ん?」 例え気絶していても、淫紋が反応して体は勝手に動くはずだ。 なのになぜ動かない? オウンが首を傾げ、そして蓮に近づく。 蓮を仰向けにして、そこで気づいた。 「…なんで?」 蓮に施したはずの淫紋が、消えかかっていたのだ。 上半身を埋め尽くしていた淫紋が、急速に消滅していた。 「嘘だ、なんでこんなことに」 うろたえるオウンの様子を、四人が不思議そうに見る。 四人の位置からでは、何が起きているかは分からないのだ。 「……まさか、僕の瘴気でも足りなかった?」 淫紋の消滅。 考えられる要因は一つ。それは淫紋が不完全であったという事。 つまり、瘴気が足りなかったのだ。 完全な淫紋を作るには、オウンが持つ瘴気でも不十分だったということだ。 「はぁ…せっかく良い気分だったのに」 蓮の体を足で小突き、振り返る。 武器をそれぞれ構える蒼汰たちを見て、もう一度ため息をついた。 「まぁ、ストレス発散にはなったしいいか。今の僕では器としては未熟ってことも分かったし」 このままガーディアンブルーを連れ帰るつもりだったが、こうなってしまっては面白くない。 オウンの興は一瞬にして削がれてしまった。 「こいつは返すよ。皆で笑い話にでもしてあげて」 オウンの姿が一瞬にしてゲートの中へ消える。 それを見届けた蒼汰たちはすぐさま蓮のもとへ駆け寄った。 冷たいコンクリートの上で、気絶している蓮。 浅い呼吸から、どれだけ疲労しているかが見て取れた。 「蓮……」 他の三人が蓮の脱ぎ散らかした服を集めている。 蒼汰が蓮を抱きかかえようと触れる寸前ーー先ほどの蓮の痴態を思い出してしまった。 伸ばした手が踵を返し…こらえきれずに、つい自らの股間を撫でてしまった。 あぁ…。 このままここで蓮とセックスできたら、どれだけ気持ちいいだろうか。 そんな不純な考えに支配された。 「蒼汰、大丈夫か?」 「えッ、お、おう…」 涼のその一言で我に返った蒼汰は、すぐさま蓮を抱きかかえる。 蓮の疲弊しきった顔を見て、すぐさま罪悪感に襲われた。 だが、そうしてしまうのも無理はなかった。 愛する人が普段見せないあんな姿を見せられて、興奮するなというのが無理な話なのだ。 ただただ…今の行動を誰にも見られていなくてよかったと、蒼汰はホッとしてため息をついた。


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