G.O.E 〜第6話 【好敵手】〜
Added 2021-01-31 22:47:16 +0000 UTC「なぁライト。俺はイマイチ理解できないんだが......お前の計画は失敗したのか?」 「失敗......と言われれば否定はできません。当初の予定とは違いますので」 「......そりゃ残念だ」 ウィルは呆れた笑みを浮かべて天を仰いだ。 有能かもしれないと思っていた部下の失敗に、若干のショックを感じていたのだ。 1人残されているレフトは、ライトの失敗には何の興味もないのか、ただ俯いたまま一言も喋る気配はない。 「ウィル様。この失敗を取り戻すためにも、今一度私に力をお与えください」 「どうするつもりだ?」 失敗した部下の発言に、ウィルは興味を惹かれたのか眉を上げて彼の顔を見た。 その様子を確認したライトは、頭を垂れて言葉を続ける。 「今回は私も出向きます。そうすればより多くのエナジーを集められるでしょう」 「......そりゃ面白そうだ」 呟いてすぐ、ライトに掌を向けるウィル。 放たれる漆黒の瘴気がライトに吸収されていき、すべて吸収される頃にはレフトの姿はなく、ライトはそれを気にもせず立ち上がると立ち込める瘴気の中へと姿を消した。 ウィルは微笑み頬杖をつく。 何かを企んでいるライトと いつ自らの汚名を挽回しようかと機を狙っているレフト。 噛み合う事のない部下に不満を抱きながらも、何故か楽しいと感じている自分を不思議に思っていた。 ......俺は何に楽しみを見出しているのか。 “それは僕が楽しんでいるからだよ” 「なッ⁉︎」 頭の中に突然聞こえた声に、ウィルは慌てて辺りを見回した。 その行為に意味がない事は分かっていた。 ......あの声は確かに頭の中で聞こえたのだ。 だとすれば何が。 異空間に存在し、実体を持たぬ自分にこのような事ができるのは......何者なのか。 「......」 少し待ってみても、再び声が聞こえる事はなかった。 深いため息吐いて、髪の毛をクシャクシャと搔きむしる。 「......胸糞悪いぜ」 そう呟いた直後 ウィルの姿は一瞬にして霧散した。 ・ ・ ・ “そっちも面白そうだね。こっちが終わったら、遊びに行く事にするよ” ・ ・ 支部長室に立つのは物隙博士。 片手に数枚の紙を持ち、執務机を挟んで椅子に座っている大山支部長を見つめていた。 「ぇぇと......涼くんを襲った怪人はまだ見つかっていません。皆にも時間がある時は手伝ってもらってるんですけど」 「そうか。あまり執着しても彼らに迷惑をかけるだけだ。不本意ではあるが、その怪人が動き出すのを待つしかないな」 「そうですね。私もそれが良いと思います」 「博士にこんな仕事まで任せてしまって申し訳ない。本当は技術開発員としてお呼びしたというのに」 「いいんですよぉ〜。あの子達の為なら何て事ないですもの」 「...ははっ、それは彼らもたすかーー」 その時だった。 静かな部屋にけたたましい警報の音が鳴り響いたのは突然の事だった。 「なにッ⁉︎」 博士が丸っこい身体をびくんと震わせてスピーカーを見る。 そこから流れる言葉は、街に怪人が現れた事、そして出現場所を基地内にいるすべての人間に伝える。 「昼間から怪人か」 「大変、皆に伝えてこなきゃ!」 博士は大急ぎで部屋を出て行く。 大山はしばらく椅子に座って黙っていたかと思うと、徐に机の上の書類に手を伸ばし、険しい顔でそれを眺め始めた。 ・ ・ ・ ・ 「それで、今行けるのは俺だけなんですかッ」 『育也くんも近くにいるみたいなの。今の所は2人だけよ』 「分かりました、俺達だけで何とかしてみますッ」 午前中で授業が終わる唯一の日。 修二と昼食を取っていた俺の携帯に突然、物隙博士から電話がかかってきた。 出てみればそれは怪人が現れたという電話で、俺は修二に謝って慌てて店を飛び出した。 携帯に送られた地図を頼りに目的地点までひた走る。 幸い走ればすぐ着く場所だ。 育也も近くにいるらしいから、せめて他の3人が来るまでは耐えないと。 俺とは逆方向に逃げてくる人達が目に入って、場所は近いんだと理解した。 「......何だよ、これ」 角を曲がった俺の視界に飛び込んだのは、うごめく黒い何か。 よく見ればそれは人のような形をしてはいるが、顔には口しかなく、その股間には肌の色よりも黒いイチモツがぶら下がっていた。 何十人もいるそいつらは男の人達に馬乗りになり、身体を舐めまわし、イチモツを夢中でしゃぶり尽くしていた。 「数が多すぎる......」 「蒼汰くん!」 後ろから聞こえた声に振り向くと、既に変身を終えた育也がいた。 「......ひどい」 育也がこの現状を見て、掠れたような声で呟く。 「今すぐ止めないと」 「うん、蒼汰くん早く変身をーー」 育也が俺を見て、俺も頷く。 そして変身しようと身構えた時、背後で物音が聞こえたんだ。 2人で振り向くと、そこにはあの黒い奴らとは違う......言うなれば普通の姿をした男が立っていた。 いや、これが普通とは言えないか。 制帽を被った白髪の男。 軍服の上から漆黒のコートを羽織り、腰には剣が、そして手には鞭が握られていた。 「お前達が......ヒーローか」 「なんだよあいつ」 怪人......というには何かが違った。 何が違うかと言われれば、よく分からない。 ただ違うんだ。 雰囲気が......今まで出会った怪人とは明らかに違う。 強い。 こいつは強い。 布男よりも...触手野郎よりも...後ろでうごめく黒い奴らよりも ......こいつは数段強い。 「育也......」 速くなる呼吸を何とか抑えて、隣の育也を見る。 「悪いけど...後ろの奴ら頼めるか。俺はこいつとやる」 「そ、蒼汰くんでもこの怪人多分ッ......」 「分かってる......多分めちゃくちゃ強い。でも2人がかりでやったらあの黒い奴らが野放しだ。だからあいつは俺1人で抑える。育也はあっちを頼む」 「......分かった。無理しないでね」 育也が頷き、背後に消える。 「変身っ!」 赤い光に包まれ、一瞬にして戦闘用スーツに変身する。 剣を手に呼び寄せて、俺は目の前に立つ白髪の男を睨みつけた。 「お前が俺の相手をするか。いいだろう」 男は薄く笑みを浮かべ、右手に纏めていた鞭を放す。 地面に垂らされた鞭が大きくしなり、甲高い音を響かせた。 「さぁ、俺に剣を抜かせてみろ」 「すぐに抜かせてやるよッ!」 叫びながら地面を強く蹴り、前へ踏み込む。 柄をしっかりと握り、俺を見て佇む男に斬りかかる。 腕を振り上げた反動で、身体が僅かに宙に浮く。 その瞬間 ......男の瞳がギラついた。 身体を左に回した男は、流れるまま俺に蹴りを叩き込んだ。 ・ ・ ーーしまったッ、育也から離される......ッ 僅かな隙を突かれて左の脇腹に蹴りをもろに喰らい、俺はかなりの距離を吹き飛ばされた。 コンクリートの上に背中から落ち、そのままゴロゴロ転がる。 背中の鈍い痛みに歯を食いしばりながら何とか立ち上がると 白髪の男はゆっくりとこっちに向かって歩いてきていた。 「威勢の割には大したことないようだが」 「くっ......うるせぇ...ッ」 やっぱこいつ......強い。 何だよあの動き。 ......全く反応できなかった。 「これは......」 男が小さく呟き 引きずるようにしていた右手を微かに動かす。 「どうだッ」 次の瞬間繰り出されたその手から、驚異的な速度の鞭が放たれる。 僅かに鞭の先端がマスクを掠った。 俺はギリギリで仰け反って、よろめきながら後ずさる。 マスクに手を触れて、唾を思わず飲み込んだ。 「ふむ。これは避けるか」 避けたっつてもほぼまぐれだ。 次を確実に避ける自信は...正直ない。 3人が来るまでの時間稼ぎのためにこいつを止めようとしたけど ......勝てるイメージが...全然湧かない。 俺程度じゃ......足止めにもなれないってのか? 「どうした? 随分と怖がっているようだが」 「怖がってなんか......ッ」 「......まぁいい」 男が歩き出す。 1歩...2歩......。 踏み出すごとに男の動きは速くなっていく。 ーーくるッ! 鞭を持つ右腕が動くのが見え、俺は全身に力を込める。 大丈夫だ、しっかり見ればかわせる。 上から降り下ろされる鞭を右に飛んで、すぐに前を見た。 「なッ⁉︎」 「鞭を見過ぎだ」 鞭を躊躇なく手放した男は、地を強く蹴って俺の懐に飛び込んでくる。 視界が暗くなったと思った瞬間、俺のマスクを鷲掴んでいたのは男の手。 「うあっ!」 そのまま強引に後ろに押し倒され、コンクリートに打ちつけられ、後頭部を襲う激しい痛み。 暗い景色に光が一瞬迸った。 「ぅ......ぁぁ...」 視界が再び明るくなり グニャグニャと歪んだ視界が徐々に修正されていく......。 ーーッ‼︎ 俺の目に映った男は ただ俺を見下ろしていた。 俺があれだけ追い詰められていたというのに 男は息一つ乱さず 濁った瞳で俺を見つめていた。 「お前戦い慣れてないな? 構え、剣の持ち方......何もかもがお粗末だ」 俺から離れ、鞭を拾った男はため息をついて視線を戻す。 「楽しめそうだと思ったんだがな。気のせいだったか」 「......くっ」 くそ... くそ......ッ 何で何もできない。 どうして......。 ......俺はこんなに弱かったのか。 「悔しければ俺に一撃でも与えてみろ」 その一言と共に聞こえた空を切る音。 しまったッ、と思った瞬間には遅かった。 “パンッ” 「うぁぁッ‼︎」 腹を押し潰すような強烈な痛みに、一瞬息が止まった。 くの字に身体を曲げ、未だ残る激痛に身を悶える。 「さっさと立て」 “パンッ” 「あぁッ‼︎」 今度は背中に鞭が打ちつけられた。 歯を食いしばり、背中を反る。 このままじゃ......ッ やられっぱなしのわけにはーー。 持てる力を全て使って立ち上がり、急いで前を見る。 口元を歪ませて、男は俺を見つめていた。 「どうした?」 鞭が振るわれ、右腕に噛みつく。 痛みを感じる暇もなく、次は左の太ももを鞭が叩く。 足から力が抜け膝をついてしまい、慌てて前を見たが、遅かった。 ーービュンッ‼︎ 視界を横切る黒い線。 マスクの左に発生した衝撃は、そのまま身体ごと右に持っていき、俺を地面に倒した。 「人間を痛めつけるのは久しぶりだ。お前は特に痛めつけがいがあるな」 ......ふっざけんな。 俺はお前に鞭で打たれるために、ここに来たわけじゃない。 「お前もそう思うだろう?」 「誰がッ!」 「何を言ってる、自分の“モノ”をちゃんと見てみろ」 ......何を言ってるんだ、こいつは? 俺はゆっくりと男の視線を追い、そして自分の身体を見た。 「......そんなっ」 何で? 何も気持ち良いことなんてなかったはずなのに どうして俺のイチモツは勃ち上がってる? 赤く輝くスーツを窮屈そうに押し上げ、それは目一杯に存在を主張していた。 「...お前は痛みで快感を感じる人間のようだな」 「そんな...そんなわけない!」 「......自覚なしか」 ......あぁっ さっきまでは何ともなかったのに 下半身の熱を......勃起しているのを意識した途端に 息があがってきた......。 「くそッ......立てッ」 地面を殴りつけ、剣の柄を握りしめる。 股間の快感を忘れようと地面を殴りつけ、離れたところに立つ男を睨みつけた。 「その状態では余計動きづらいだろう」 何とか膝をつき睨みつけても、勃起している俺の視線など男は意に介してもいない。 「お前の鞭......他の怪人みたいに、媚薬でも塗ってあるのか?」 「媚薬? そんなものは塗っていない。そもそもお前達の着ているそれは媚薬など通さないだろう」 ......そうだ。 この前触手野郎に襲われた時、あいつはわざわざマスクを壊してまで俺の中に媚薬をいれた。 ......じゃあ、俺は本当に あいつの鞭に打たれて、感じたってのか? だってさっきそんな事考えもしなかったのに......。 俺を見ていた男の目がスッと細められ、鞭を持つ右手が微かに動く。 「そろそろ終わらせるとしよう。お前との戦いはもう飽きた」 ・ ......飽きた? お前はそれだけの理由で戦いをやめられるのかもしれないけど 俺は育也と約束した。 必ずお前を抑えると。 だから...... お前を行かせるわけにはーーッ ・ 「くッ‼︎」 何も考えず足を踏み出した。 何も考えずーーただあいつを行かせないためだけに走り出した。 「......愚かだな」 男が右腕を持ち上げ、鞭をしならせ俺に差し向ける。 ふざけんな...っ そんなもんで...... 「うあぁぁッ‼︎」 横から迫る黒い線に、剣を振り下ろした。 切断された鞭は無様に震え、勢いを失い地面へと落ちる。 男は目を微かに見開き、すぐさま右腕を引く。 瞬時に引き戻された鞭は再び振るわれ、俺に襲いかかる。 ......何でだ? さっきは動きを捉えるだけで苦労してたのに 今は簡単に目で追える。 鞭を切り裂いて、足を止めず男に向かって走る。 もう充分に近づいた。 この距離なら、鞭を使うよりも速く俺の剣があいつに届く......っ ーーッ‼︎ いや、分かっていたことだった。 でも......。 男が鞭を手放し、すかさず腰の剣に手をかけ引き抜く。 下から伸びる刃は鈍く輝いて俺の首元に伸びるーーッ ・ ・ 「......分かった。無理しないでね」 蒼汰くんに別れを告げて、僕は任された役目を果たすため反対側へと向かう。 大量にうごめく黒い怪人の1人が僕に気づき、近づいてきた。 「くッ」 顔面に拳を打ちつけると、怪人は吹っ飛ばされて地面に落ちて、その身体は煙となって消えた。 ......あれ、もしかしてこいつら弱い? 1発殴っただけで倒せるなら、これだけの数がいてもすぐ終わらせることができるかもしれない。 「ぁぁぁ......やめッ...」 聞こえた呻き声の方を見ると 怪人に馬乗りにされて、イチモツを飲み込まれている青年の姿を見つけた。 「どけっ!」 精液を回収するのに夢中な怪人の頭を蹴り飛ばすと、やはり一瞬にして消える。 「大丈夫ですかッ?」 「あ......はい...」 「すぐここから逃げてください!」 青年を起き上がらせて、無事逃げるのを見届ける。 他にも同じように襲われている人達がいる。 まずはその人達を救出しなきゃ......ッ。 僕はそんなに強い方じゃないけれど、これなら1人でも何とかなる。 怪人を殴り...蹴り...捕まっている人達を解放する。 「おらっ!」 煙となって消える何十体目かの怪人を葬り、辺りを見回す。 “...ぁ” どこからか聞こえた喘ぎ声に、まだ捕らわれている人がいるのだと気づいて、探し始める。 「どこに......」 辺りを見回すと、一箇所に群がる怪人達を見つけて、僕はそこに走った。 怪人達を引き剥がし、何体か倒して下敷きにされていた青年を見つける。 ...見たところ高校生ぐらいだろうか。 下半身の勃ち上がったイチモツには白濁液が付着し、青年は白目を向いて気を失っていた。 「くっ、避難させないと......ッ」 未だに群がろうとする怪人達を倒し、青年に手を伸ばす。 「くッ......うわ!」 青年を助けることに夢中になっていた僕は後ろから迫っていた怪人に気づけず羽交い締めにされて投げ飛ばされた。 地面に転がり、すぐに青年を見る。 ダメだ、このままじゃまたあの子が襲われるーーッ。 右手を伸ばして、青年の周囲に意識を集中させると彼を覆うように緑色の壁が展開されていく。 ドーム状に広がったそれは怪人達の侵入を許さない。 あいつらの攻撃力なら絶対に壊せないはずだ。 ・ しかし、また青年に気を取られていた僕は 足に突然感じた重みにうつ伏せのまま振り向いた。 怪人が這うように僕の体を登ってくる......。 「あ...やめろ!」 顔面を蹴ると一瞬にして消えるが、次から次へと怪人達が僕に群がってきた。 「や、やめ......来るなっ!」 腕と足を押さえられ、反抗しようにも動けなくなって 怪人達は僕の上に被さって 口から伸びる舌で僕の体を丁寧に舐めまわし始めた。 「ぁぁッ......やめ...ろ」 腹筋...二の腕...脇...乳首... 執拗に舐めまわされるそこでは飽き足らず、怪人達は手足の指先までも舐めようとする。 「んんッ......ちょ...!」 ついには舌が股間まで伸びて、緑の膨らみをペロリと舐める。 そこには他と比べ物にならない数の舌が押し寄せ、一瞬でスーツを唾液で黒く染めていった......。 「そんな......とこッ...ぁ」 スーツ越しにもイチモツが限界まで勃ち上がったのが分かる。 執拗に下から上へ裏筋を舐められ、口から漏れる声が抑えられなくなる。 ......マズイ、このままじゃ変身が。 ・ 僕たちのスーツは戦闘を想定したものであり、使用者の想いによって耐久度が変わる。 通常の状態であれば僕達の身体を護ってくれる頼りになるスーツだけど 快楽に負けて意識が朦朧としたりするとスーツは脆くなっていき、終いには強制解除されてしまう。 また洗脳などで使用者の意識が失われてしまった場合 そして身体の変化やダメージ蓄積などによるスーツの破損を防ぐ場合でも、強制解除されてしまう。 ・ ......このまま...じゃ 変身が解ける......ッ 「あぁ...ッ!」 スーツを押し上げるほどに股間が膨張し、唾液か先走りか分からない汁を怪人達は一生懸命に舐める。 「んふッ......」 僕の身体が......淡い光に包まれる。 「あぁ...ダメ......」 言葉では否定しても もう身体は快楽に染まってしまっていた。 僕の願いも虚しく変身は解け 緑の競泳パンツだけの姿になってしまう。 裸になったことで怪人達の攻めはより激しくなり 乳首を執拗にしゃぶり、ヘソの穴に舌を突っ込み、顔に空いた唯一の穴で僕のイチモツを呑み込み、そしてパンツを奪い去ってケツにまで指を突っ込み始めた。 「ぁぁ...はぁッ......!」 潤んだ視界に怪人の顔が入り込み、一気に近づいてくる。 唇が僕のに重なり、強引にこじ開けられて舌が中に入ってきた。 「んんぅぅぅッ‼︎」 僕の舌を絡めとり...吸い取り... 身体中の性感帯を一気に攻められ 怪人の温かい口の中で自分のチンコがビクビクと跳ねるのが分かった。 すると口にしゃぶりついていた怪人が顔を離し、イチモツを舐めていたのも離れていく。 快楽が途切れて戸惑う僕に、下半身に突然の衝撃が襲った。 何とか顔を上げて見てみると、足が持ち上げられて、怪人が足の間に座っていた。 後ろの穴にあてがわれる温かいものに気づき、思わず身体を引こうとしたがすぐに引き戻された。 「ちょ......あっ」 怪人が僕の上に跨り、勃起したチンコを掴んで一気に黒い身体で呑み込んだ。 「ぁぁぁ......そんなッ......おぅ......!」 口の中よりも温かく、その締め付けのキツさに思わず声を漏らした。 そして開いた僕の口に何かが突っ込まれ、あまりの苦しさに目を見開いた。 怪人は勃起したイチモツを口に入れて、僕のほっぺを突きながら動かす。 「んふぅ......ん...ん...ん...ッ‼︎」 口にチンコを突っ込まれ、自分のイチモツの上で腰を動かされ、そしてケツに挿入された肉棒が動き出す。 視界は真っ黒に埋め尽くされ 俺の頭が認識するのは粘着性のある音と 自分に与えられる快楽だけ。 「ぁぁ......ぉぉッ...んふッ!」 キモチイイ...... はぁぁぁ......おかしくなりそう......っ 自分のチンコを呑み込まれて... 口とケツにチンコを突っ込まれて... 相手は男の身体なのに、僕は快楽を感じてる。 その間も乳首や他の性感帯への攻めは止まらず 僕の身体は今までにない快楽を一気に味わい、そして破裂寸前まで高められていく。 口に突っ込まれていたチンコが一瞬膨らんだと思うと、温かい体液が放出された。 「んふッ!」 苦くて吐き出した体液は黒く、僕を犯しているものは人外なのだと思い知らされる。 それでも既に与えられた快楽からはもう逃れられなくて 僕の周りに膝をつき、勃起した黒いチンコを素早く扱いている奴らの姿を何故か、ジッと見つめてしまっている自分がいた。 次から次へと僕の身体に真っ黒な精液が放たれ、僕の肌は瞬く間に黒く染まりべとついていく。 それを潤滑油にして、怪人達は乳首を更に舐め始める。 「......ぁ...ぁ...ぁ」 下半身から与えられる二つの動きが、連動するように速くなっていく。 ケツに今までで一番の力で打ちつけられたと思った瞬間、ジワーッと生暖かいものが中に広がっていった。 そして僕のチンコももうじき限界を迎えそうになる。 「ぁ...ぁ...ぁ......やめ、やめ......て」 自分がヒーローであることは忘れていない。 口では何とか拒絶の言葉を発してみても 身体は快楽に従順で、気づかぬうちに腰を動かしてしまう。 「はッ......イク...イッちゃう......」 終いには自ら腰を打ちつけているのにも気づかぬまま 快楽に導かれるままに僕は怪人の中に己の真っ白な精液を吐き出した。 射精直後の倦怠感に襲われているのも束の間...... 怪人は僕の精液を最後の一滴まで搾り取ろうとケツを締める。 「あぁぁッ! し、締めないで......ッ」 チンコに熱を感じて、このまま引きちぎられてしまうんじゃないかと思うほどに、圧力がかかった。 何回か締め付けられると怪人はようやく身体を持ち上げる。 黒い身体と僕のチンコは粘ついた液で繋がっていて 怪人の尻からは......ゆっくりと真っ白な精液が僕の股間へと垂れ落ちた。 これが倦怠感のせいなのか...それとも大量の快楽を浴びすぎたせいなのか...分からないけど 指一つ動かすことができず 僕に跨がろうとする別の怪人の動きを...ただ黙って見つめることしかできなかった。 ・ 「どけっ‼︎」 聞き慣れた声が聞こえたかと思うと、僕の周りに群がっていた怪人達が吹き飛ばされた。 光が差し込み、僕の視界を眩しく照らす。 「......育也...だ、大丈夫か⁉︎」 黒いスーツを着た涼くんが......僕の姿を見て一瞬言葉を詰まらせる。 「涼くん! 育也くんは⁉︎」 姿は見えないけど......奏多くんの声も、聞こえる。 「何とか無事だッ!」 涼くんはすぐに僕の身体を抱き抱えて立ち上がって動き出す。 「お前あの高校生守るためにバリア張ったろ? 自分の身も守らないで何してんだよ!」 「......ご、ごめん。 ぁ...蒼汰くん......は?」 「あっちなら......ッ......じだ...」 ......あれ......自分で、聞いたのに 涼くんが何を言ってるのかが分からない。 俺を見つめる涼くんの顔が段々歪んできて もう今の頭じゃ、何かを考えるのは無理だった。 襲う睡魔に抵抗せずに、僕は目を閉じた。 ・ ・ 怪人が剣を鞘から引き抜き、鈍く光る銀の刃を何の迷いも見せず俺の首めがけて振るう。 それを防ぐため俺の剣をぶつけると、火花が散り俺たちの視界を色づかせた。 刃と刃を押し付け合い、絶対に負けるもんかと全身に力を込める。 股間で疼く熱が俺の邪魔をするが、それを精神力でねじ伏せて目の前の白髪の男を睨みつける。 「...ふふっ。いいぞ」 男は笑って、先ほどとは違う歓喜の表情を浮かべる。 「その状態で剣を抜かせたか。面白いぞ貴様ッ!」 「くッ......何も面白くねぇよ‼︎」 体重を乗せて剣を押すが、すぐに押し返された。 ......ぁぁッ やっぱり疼く熱のせいで力が入らない。 このままじゃ......せっかく反撃したっていうのに......ッ。 ーーッ! 怪人の視線が左に向けられた。 直後怪人は後方へと跳躍し、怪人がいた場所が透明な氷で埋め尽くされる。 「蒼汰ッ!」 蓮が俺の横にやってきて、怪人を警戒しながらも俺が無事かどうか確認する。 俺は蓮が来たことで安心してしまい、前のめりに倒れそうになったのを蓮に支えられた。 倒れそうになってもかろうじて見る。 怪人は剣を鞘にしまうと、俺を見て口元に再び笑みを浮かべた。 「邪魔が入ったな。今回はここまでとしようかガーディアンレッド」 奴の背後に真っ黒な煙が渦巻き、それが一気に肥大化する。 「俺はお前が気にいった。次会う時までには、このライト将軍と互角に戦えるまでに強くなっておけ」 ライト将軍......。 あいつの名前は......ライト。 ライトは肩にかけたコートを翻すと、黒い煙の中へ姿を消した。 「くっ......そ...」 「...おい、蒼汰......そうッーー」 ライトとの戦いで消耗しきっていた俺は 蓮が来てくれたことへの安心感からか、蓮の腕の中で落ちるように気を失った。 ・ ・ ・ 医務室のベッドで俺は1人起き上がって、ボーッと宙を眺めていた。 隣のベッドには育也がいるけど、まだ眠ってる。 『次会う時までには、このライト将軍と互角に戦えるまでに強くなっておけ』 ベッドの上で 俺はライトに言われた事を思い出していた。 ......俺も何となく感じる。 あいつとは必ずまた、戦うことになることを。 すると、医務室の扉が開いて蓮と奏多がやってきた。 奏多は先に育也を見に行き、蓮は俺のところに来てくれた。 「体調は大丈夫か?」 「あぁ......」 蓮の顔を見ながらも 俺が考えるのはライトのこと。 あいつに勝つには......どうすればいい? 『お前戦い慣れてないな? 剣の持ち方...構え...何もかもがお粗末だ』 俺の剣は......未熟。 剣での戦い方を知らなきゃ、あいつには勝てない。 「蒼汰、大丈夫か?」 黙りこんでいた俺を見て蓮が心配そうに呟く。 蓮の顔をジッと見つめ そして蓮も剣を武器にして戦っていたことを思い出した。 今考えてみれば......蓮の戦い方や剣の構え方は俺とはまるっきり違う。 俺がおもちゃを振り回す子供だとするなら、蓮は使い方を熟知した大人のように剣を正確に振るう。 「......なぁ蓮」 「なんだ?」 「俺に......剣での戦い方を教えて欲しい」 「......あのライトって奴か?」 俺の意図に気づいて聞いてきた蓮に 俺は頷いた。 蓮の目をジッと見つめ 自分の真剣な気持ちを伝えるために ただ見つめる。 蓮はしばらく考えてから、俺の目を見て口を開いた。 「分かった。時間が合う時に、ここの訓練場を使おう」 「おぉッ! ありがと蓮ッ‼︎」 もしかしたら断られてしまうかもしれないとどこかで恐れていた俺は、蓮が承諾してくれた事があまりにも嬉しすぎて、思わず抱きついてしまった。 「おいやめろっ、おとなしく寝てろ!」 あまりにも騒がしい俺たちを見に来た奏多が困ったように笑う。 それでも俺は、そんな事気にせず蓮を抱きしめ続けた。