ラッシャイ。俺は鯰田。げんこつ山のたぬきだ。俺は毎日Twitter(新X)を見ながら新たなる改変のきっかけを得ているが、その審美眼の養い方は誰にも教えるつもりはない。だが今日はフォロワーであるお前へ特別に、俺が見つけて作りたくなった改変の一部を教えてやることにした。
前に強い真冬を作ったんで今回は弱そうなアバターを作ってみるという試行。
使うメインのモデルは以下の2点。
両方ともぷらすわんから発売されているアバターで、ここでは記事も書いたことがあるな。記事リンクは以下の通り。

ラッシャイ。俺は鯰田。げんこつ山のたぬきだ。俺は毎日仮想世界とはまた別にXとかいうSNSで日々喧騒を見ているが、その中では特定のアバターの印象がどうだこうだという謎の感想戦が行われているのも目にする。今日はフォロワーのお前にその筆頭であるモデルについて教えてやることにした。 今回は様々な場所で話題に上...

ラッシャイ。俺は鯰田。げんこつ山のたぬきだ。俺は毎日仮想世界へ赴いては姿の変わるFriendたちを見てその改変技術から感嘆をあげているが、あまりの変貌ぶりに使われている素体は謎に包まれている。今日はフォロワーであるお前へ特別にそのような謎のヴェールを纏うアバターのつくり方を教えてやることにした。 今回は...
そんなわけで今回特にアバターの背景や改変の細かな話はするつもりはない。シンプル弱そうなアバターを作るにあたってこれらのモデルを組み合わせていき、表情を良い感じにこねくり回すだけである。
別に真冬そのまま使えばよくね?と思うかもしれないがミルフィにはシェイプキーの豊富さという武器があるからな。改変する上でこれ以上の利点はない。
んじゃまずはミルフィ素体に真冬のジャージを着せていくぞ。やり方は簡単だ。アバターの衣装や髪型をそのままもってくるなら、まずはその着せたいアバターモデルのコンポーネントを外すところから始める。
アバターのルートボーンを選択するとInspectorにAnimatorやVRCAvatarDiscriptorなどのコンポーネントがついている。これの右端にある縦3点をクリックしRmove conpornentを押して外すだけだ。
すべて外し終えると
このような表示になっているだろう。もしこれらを戻す場合は再度縦3点をクリックしてRevertすればいい。
そして再度ルートボーンを選択し、右クリック。
ModularAvatarの項目へカーソルを移動し、出てきたメニューの一番上「SetupOutfit」を押せば完了だ。服と同じように付けるわけだな。
あとこの作業は後でも先でも良いが、合わない部分はTransformをいじったりMAScaleAdjusterで調整し、関節部のような動かした場合にはみ出てしまう恐れがある箇所はシェイプキーでシュリンク対応する。
今回の場合は
Shoulder
Upperarm
Elbow
Chest1
Chest2
LowerLegR
AnkleL / R
FootL / R
ToeL / R
をシュリンクすれば良い。
Scale値は真冬のAmatureに対して以下の数値を入力しろ。なお調整にはすべてMAScaleAdjusterを使用している。
Chest X1.1 / Y1 / Z1.1
Spine X1.17 / Y1 / Z1.17
Hips X1.17 / Y1 / Z1.17
UpperLeg X1.2 / Y1 / Z1.2
この数値であればジャージのみ使用した場合、フルトラの寝ころんだ姿勢であっても貫通しない。今回趣味趣向の関係上でエプロンを外しているが、この記事と同じモデル構成で改変する場合にエプロンも付けたい!となると、フルトラッキングの姿勢によってはSpineあたりが貫通するため注意しろ。
どうしてもという場合はメッシュ変形ツールでの対応が可能だろう。上手く調整しろ。めんどくさい場合は真冬素体にミルフィのHeadをミックスしても良い。
最後に、着せられたらGestureManagerでテストしろ。
そして服を着せたら次はアイテクスチャを真冬からミルフィのFaceテクスチャに貼り付け、スパッツを履かせたら真冬モドキの完成だ。
しかしまぁ色味とこの意匠に対しての偏見があり、もう弱そうだな…
もしジャージの柄がなくシンプルすぎると感じた場合はヘアピンやヘイローを追加して頭の装飾を増やすか、ジャージ自体のテクスチャに何かワンポイントで追加するのもいいだろう。
俺は今回ジャージにMiyaCatのpngを追加したぞ。
Miyacatは100円で買えるゆるかわいいアバターなんだが、画像データも付属しているためシンプルな衣装へ追加するのにぴったりのデザインだ。
ペラペラのねこの首が伸びたりゲーミングに光ったりひげが伸びたりなど様々な点でチャーミングなコイツは非常に軽量で環境に優しく場所を選ばず使用できるアバター界最強の一角だ。買え。
ああ、そうだ。全く話の流れと関係ないが胸を大きくしない場合にはBreastからPBのチェックを外しておけ。揺れるサイズではないのに揺れているのはおかしいからな。
では更に弱さに拍車をかけるため、表情作成に移る。
◆EYE
eye_zito_1 100
eye_sad 25
eye_tare_1 45
eye_tare_2 10
◆EYELASH
lower_eyelash_1_× 100
lower_eyelash_2_× 100
lower_eyelash_3_× 100
lower_eyelash_sub_1_× 100
lower_eyelash_sub_2_× 100
lower_eyelash_sub_3_× 100
lower_eyelash_sub_4_× 100
◆EYEBROW
eyebrow_tare 20
ここは太眉にしても可愛いんでeyebrow_thickやeyebrow_maroを使っても良い。
◆HIGHLIGHT
highlight_1_small 50
highlight_1_down 5
highlight_1_far 20
highlight_2_× 100
highlight_3_× 100
highlight_sub_× 100
真冬の顔を再現したい場合はハイライトの数なんかも合わせるといいかもな。
◆EYE_PUPIL
pupil_× 100
◆MOUTH
mouth_yaeba_L 0
mouth_narrow 45
ミルフィの口元は元々がシェイプキーで変形されているためそれを戻すだけでも変化をつけられる。
◆FACE CUSTOM
face_child 15
今回ミルフィの顔を使ったのは、このシェイプキーの豊富さが理由である。最近の人気アバターは元のツラが良くてあまり変更する必要がないように感じる。
大きく変えて個性を作るのも正解の一つだとは思うが、俺は感覚で見て元のバランスから大きく離れない程度の調整でも良いと思ったんで今回は強めにはいじってない。そも別アバターの衣装や髪型へ改変する時点で大きな変化とも言えるわけだしな。
で、ベースが完成したことだし元と比べてみるか。
髪型も相まって多分パッと見てミルフィであるとは感づかれなさそうな程度に変化がある。
では残りの表情作成にかかる。
アバターの表情はどこに何を割り当てるのか、自分なりのテンプレートを作っておけ。俺は以下のように設定している。
Fist 目閉じ
Gun 白目 困り顔
Open 目閉じ笑顔
Peace 笑顔 ウィンク
FingerPoint 興味 挑発
RockNRoll 妖艶 喜び
ThumbsUp キラキラ目 ドヤ顔
このようにどこになんの表情があるのかを決めれば覚えやすい。
なおここで指示しているシェイプキー以外はIdleから変えていないということを前提に進めろ。つまりidleのキーをベースに作るということだ。
手を握った時の表情だ。大体どのアバターもここには目を閉じる「Close eye」が設定されている。
eye_blink_1 100
mouth_Λ 100
目閉じはシンプルに。
両手Fist
eye_blink_1 100
eyebrow_down 40
mouth_yaeba_L 0
mouth_yodare_2_L 100
extra_shy_1 100
口を開いて歯が見える状態になった場合は八重歯のキーを0にして表現としての歯の被りを除く。
親指と人差し指が開いた状態、銃のような形状にした時のジェスチャーだ。
ここでは困り顔と驚き顔、嫌がる顔などを作る。
eye_>< 100
eyebrow_confuse_1 75
mouth_kuri 100
extra_sweat 100
栗みたいな口しやがって…
両手Gun
eye_blink_1 15
eye_uruuru 100
eyebrow_sad 75
eyebrow_tare 0
mouth_^^^^ 100
extra_shy_1 100
extra_tear_1 100
extra_tear_2 100
extra_tear_3 100
いつもは白丸目なんだが今回は弱いアバターというコンセプト。うるうるを選択してよりなさけなく。口をmouth_^^^^でぐっとつぐませて負けてないというささやかな犯行の意思を表現。
手指を広げた状態のジェスチャーだ。目閉じの笑顔。
eye_smile_1 100
eye_zito_1 0
eye_tare_2 10
mouth_smile_1 100
目閉じの笑顔の細かな形や角度の調整については、大きく破綻する形になっていない場合はidleで使用した小さいキーを切っていくと元のスタイルから外れないようになる。mouth_smileで口角を上げるのも忘れずに。
両手Open
eyebrow_tare 0
eyebrow_down 40
mouth_ω_wa 100
mouth_yaeba_L 100
mouth_wide 70
mouth_narrow 0
extra_shy_1 100
片手Openのキーに加えて上記の変更を追加。できるだけアホ面がの方良い。こいつは弱いので。アホにしたい時は表現を大袈裟にするくらいがちょうど良くなる。mouth_wideでバランスを見ながら調整し、大きく口を開ける。
ちょっとギャグ味もつけたい場合はShyではなくHoppe_pinkでも良い。それと気が緩んだ時は眉が下がる。eyebrowの調整もしておけ。まぁこれは変化量を大きくしすぎない調整ばかり俺はしているから自己満足に近いが…
人差し指と中指を開いた状態のジェスチャーだ。写真撮影用の笑顔だな。
eye_smile_1 30
lower_eyelid_up_1 20
eyebrow_tare 0
eyebrow_angry 60
mouth_ω 100
mouth_narrow 0
なんか威張ってそうで可愛いね。この顔した後すぐ負けそう。
両手Peace
eye_smile_1 100
eye_zito_1 0
eye_tare_1 100
eye_tare_2 0
lower_eyelid_up_1 20
eyebrow_sad 55
mouth_wa_2 70
extra_shy_2 100
extra_sweat 100
ダブピはなんか恥ずかしいらしく無理している様子。
人差し指だけが開いた状態のジェスチャーだ。興味や恥じらいを示す表情を作る。
eye_zito_1 0
eye_surprised 55
mouth_0 95
eyebrow_tare 0
eyebrow_surprised 45
目元の変化と同じものを選んでシェイプキーを使うだけなんでここは簡単だな。表情作成は結局感情表現なんで妙に拘らずに方向に合うものを選べばいい。
両手Point
eye_zito_1 100
extra_shy_2 100
eye_tare_1 70
lower_eyelid_down_1 15
eye_op_type_1_zito 70
eyebrow_tare 60
mouth_awawa 100
mouth_yaeba_L 0
負けてる顔はいくらあっても良いとされている。
小指、人差し指、親指が開いた状態のジェスチャーだ。このジェスチャー、誤爆が少ない(主観)ので淫女の顔を入れがちだな(偏見)というわけでここにはプラベで出そうなヤツを入れていく。
eye_zito_1 50
eye_smile_2 10
eye_tare_1 90
eyebrow_tare 50
tongue_4 100
extra_shy_1 100
目を少しつよめにeye_tareで調整して蕩けた表情に。眉も同じくして少し不安もアリな感じ。お前は弱い生き物。捕食されることをイメージしろ。
両手RnR
eye_zito_1 50
eye_smile_1 40
eye_tare_1 90
eyebrow_sad 60
eyebrow_tare 0
mouth_narrow 0
tongue_6 100
tongue_wide 30
face_mouth_down 85
extra_shy_2 100
最近のアバターにはちらほら口の位置の調整ができるシェイプキーが搭載されるようになった。舌出しやあわわのような口をこれと合わせて使うことで鼻の下が伸びたような下品な感じや蕩けた状態を表現できる。使っていけ。
親指のみ開くジェスチャーだ。グッジョブ。
eye_shiitake 100
eye_doya 100
eyebrow_tare 0
eyebrow_angry 65
mouth_a_3 100
mouth_yaeba_L 0
mouth_wide 60
extra_shy_1 100
ここばかりは自信満々にするためdoyaを全部入れる。
さぁこれで一旦すべてのジェスチャーに表情を作成できた。片手の表情と両手の表情で分ければ覚えやすい表情セットにできるはずだ。お前の今使っているツールで割り当ててみろ。
出来上がった表情をまとめるとこうなる。
全体像はこんな感じだな。
追記
胸の大きくないアバターというのは使える衣装の幅が広いということでもある。他アバター用の衣装をある程度サイズ調整すれば、今回の真冬衣装のように着ることができるのだ。
例えばふかんじ屋から発売されているサナティアには、同ショップからサナティア専用のモデルとしてサナティア堕天セットがある。
これは「サナティア本体のデータ(ver1.11以降)が無ければ使用できません」とあるが実際のところは耳や髪、包帯といった細かな部分がマテリアルエラーを起こすだけなんで気にせず使うことはできる。
今回使用するのは耳とシャツ。他の部分はEditorOnlyで非表示にする。耳の形状はシンプルであるため、自分でマテリアルを作成して影色など必要な設定を合わせる髪型から持ってくれば違和感なく合わせられる。
ここでお前は「マテリアルを自分で作る???」となるだろうが安心しろ。俺が手順を教えてやる。といっても簡単だ。
まずは下部のAssetsを右クリック。すると一番上に「Create」という欄がある。これにカーソルを合わせて真ん中あたりにある「Material」を選択。
するとAssetsに「New Material」が作成される。名前をsana_kemomimiにでも変えておけ。そしてInspectorに表示されたマテリアル設定の上部にあるShaderから「liltoon」を選べ。
後は詳細設定から影色や他必要な情報があれば髪型からコピーしてくるだけだ。真冬anotherの髪型から設定をもってくる場合は作成したマテリアルへ
・メインカラーに「F4F6FF」
・影設定のコピー
この2点だけやっておけばいいだろう。
ついでに天使からアイテムを持ってきているわけだからヘイローもつけたいところだな。Boothを探せ。アテがなければNanahaを頼ると良い。
さて使用するモデルが決まったらフィッティングだ。
今回はミルフィを素体として使用しているが、フルトラでもある程度貫通を抑えられるようここでもMAScaleAdjusterを使用して調整してやる必要がある。
メッシュエディターを使用して調整してもいいが多分ここの記事を読んでいるお前は面倒を回避してどうにかしたいと思っているだろうからな。一番簡単で手っ取り早い方法でいく。
全体的な位置とサイズを調整したらPrefab_DatenのAmatureを開き、下記へMAScaleAjusterのコンポーネントをつけろ。
Hips X1.15 / Y1 / Z1.2
Spine X1.1 / Y1 / Z1.2
Chest X1.1 / Y1 / Z1.1
UpperLegL/R X1.1 / Y1 / Z1.1
これである程度の動きには対応できるだろう。だがShoulderLR以下のボーン位置も少しいじった方がいいかもな。全体的な調整の時に貫通してないなら恐らく問題ないだろう。俺は貫通していたから少し後ろにズラした。
全体的な設定をし終わった見た目がこんな感じだな。
改変の参考にでもしてくれ。
さて今回の記事は支援者向けとしたのでここに表情のanimファイルを置いておく。自分でやりながらオリジナルを作るのが面倒な場合はこれを使ってくれ。
なおこのファイルは支援者向けで二次配布は禁止だ。
記事が役に立ったらいいねやコメントで感想や要望をくれると助かる。