『碧い瞳の天狗伝承 民俗学助教授による現地レポート』設定メモ
・杙凪村(くいなむら)
中国地方の険しい山々にひっそりと存在する村。
平安時代に今日から都落ちした者たちによって造られた村といわれている。
周囲の険しい山と強い流れの渓流で下界と隔離されたいたが、今では舗装された道と立派な吊り橋がかけられている。
ひと目を避けるように吊り橋や山道からは死角になるように家屋は建てられているが、それ以外は開けているので日差しは通常と変わらない。
貴重な平地は田畑に使われ、建物は山肌に張り付くように建てられてる。
吊り橋を渡ったところに共用の駐車場があり、そこにある大鳥居が村への入口。
家屋を縫うように蛇行した道が続き、山頂にある神社へと繋がっている。
広い境内と、立派すぎる本殿、その裏に古びた祠(ほこら)がある。
祠には二メートル近い天狗の立像が祀られ、目には碧い天然石が埋め込まれている。
その背後には装飾の布で隠されているが、両開きの扉がある。裏手にある岩穴を祠は隠す目的で建てられている。
岩穴は十畳ほどと六畳ほどの2つの空間があるひょうたん型。
手前の十畳の空間にはご神体として、象牙のオブジェが設置されている。
近年になるまで資料に村のことが明記されていなかったのは、村出身の人物が政府に喰いこんでいたから。
その影響はいまも続き、行方不明などの不祥事は揉み消されてしまう。
村内に駐在している警察官はいるが、この村の出身者。
近年は高齢化の影響がでており、現在の人口は二百人にも満たない。
岩穴に男性を幽閉するのは近年では行われていなかったが、それは岩穴を使用していなかっただけで、村内に軟禁されていた。
村から出るには車道のある山道を辿るか、流れの強い渓流を下るしかないがすぐに見つけられてしまうため、逃げ出すのが困難。
一応、携帯の電波基地局は境内にあるが、その通話内容は全て把握できるよう設備が整っている。
村内では貞操観念は一般とは異なり、双方の合意があれば性行為することができる。
子供は神から授けられた宝との考えで、子育ては村民全員で行い、学費なども村の予算から出されている。
村内には小中学校の一括した校舎があるが、高校からは全寮制の学校に通わせるのが通例。
・象牙のオブジェと天狗さま
漆塗りの台座から生えた二本の白亜の柱。象牙で出来ており、戦国時代の頃に天狗より与えられたものと言われている。
実態は、当時に日本にきていたポルトガルの乗組員によってもたらされた物である。
乗組員の容姿から天狗と勘違いして厚くもてなしたことが、この村での碧い瞳の天狗伝承のはじまり。
歪んではいるが一応は友好的な関係が築けていた村人と乗組員だが、彼が帰国するために立ち去るのを知り、岩穴に幽閉したのだから歪んでいる。
鉄枷で繋ぎながらも、飲み食いや女には不自由しない生活をおくれたが、流行り病で敢え無くなくなってしまう。
それから、ことあるごとに若い男を攫って幽閉するようになり、その隠語として”天狗さま”と使うようになる。
そうした経緯をへて造られていったのが祭事なのだが、幽閉していた男たちを愉しませる趣旨もあった模様。
・綴木(つづるぎ)教授
四十代のはずだが、若々しい容姿な美魔女。
主人公も以前は彼女の助手として、現地調査に常に連れ回されていた。
学者としては有能な人物なのだが、いろいろと無茶な要求をするので助手が長続きしない。
それに唯一対応できていた貴重な人材とて主人公は重宝されて(こき使われて)いた。
独身。世界各地に出資者がおり、人脈はかなり広い。それらを活かした情報ネットワークを構築している。
主人公も付き合うとロクな目に合わないのがわかっているのに、ついつい応じてしまう。要するに尻に敷かれている状態。
・栞凪 静流(かんなぎ しずる)
23歳、村役場の若手であり観光担当(実際には少子化対策担当)。神主さんの娘。
一昨年まで帝都大に在籍して東京に住んでいたため、訛りのない標準語を話す。
主人公のサポートとして滞在中は共に行動する。
ボウイッシュな雰囲気の女性で、普段はズボンを愛用。常に爽やかなイケメンタイプで、同性にも好かれそうな外見。
着痩せして見えるが、隠れ巨乳。
少しファザコンの傾向があるようで、年上趣味。
閉鎖的な村でありながら観光担当という役職がるのは、主人公のように新たな男性を村内に案内する役割のためで、村内一の美人が代々担当となる。
性欲は強めで、爽やかな笑みで主人公と会話していたが、頭の中ではエロいことを考えていた。
被虐趣味も強め。(村内の娘は基本的に同じく嗜虐趣味がある)
・栞凪 陣(かんなぎ じん)
通称”天狗神社”の神主。
白髪の五十代の男性で、落ち着いた物腰の紳士。
村民の相談役でもあり、村長より敬われている。実質的な村の指導者。
少々、茶目っ気のある人物で、子供から年配まで分け隔てなく接する。
贄巫女によって生まれた神の子のひとり。
・栞凪 京也(かんなぎ きょうや)
神主である陣の長男。神社の業務や裏の作業などを一手に担当している。
愚直なほどに真面目な人物。ただし、倫理観は村内基準なので、一般とは常識がズレている。
村のためであれば法を破ることも厭わない考えの持ち主。
彼もまた贄巫女によって生まれた神の子のひとり。
・水琴(みこと)
今回の祭りで贄巫女に任命された少女。十代前半。
背中まである黒髪が特徴的な、凛とした雰囲気の美少女。
一年に及ぶ訓練によって二つ穴を拡張されて肉体開発されてきた。
それらは、天狗さま(巨根の多かった海外男性)を相手にできるようにするためで、それが風習化したもの。その過程で多くの娘が嗜虐趣味に目覚めてきた。
贄巫女に選ばれたことは名誉なことだと思っているので、当人は苦に思っていなかった。
・贄巫女
神として祀られる天狗への供物として差し出され、その子種を受け止める役割の巫女。
昔は赤羽の矢が軒先に射られた家から娘を差し出す風習だったが、今は玄関先に矢が置かれている風に変わっている。
任命された娘は、贄巫女の経験のある女性らの指導の下、祭事に耐えられるよう身体を造っていく。
元々は幽閉した男性を悦ばせる役割であったが、今は祭事のためとなっている。
祭事では、天狗に贄巫女が孕まされると豊穣と繁栄が約束され、そうでないなら厄災が訪れると言われている。
その為、贄巫女が生んだ子供は、神の子として大事にされ、贄巫女を出した家は村内で優遇される。
・巫女たち
元贄巫女だった女性たち。新たな贄巫女が任命すると、その教育(肉体調教)係となる。
・百里(むろい)先生
村内にある診療所の老医師。
村人の健康を守るとともに、祭事に使用する薬剤の調合もしている。
産婆とともに出産にも対応しており、村内で生まれた子供は全て取り上げている。
酒好きで、酒豪。いつも一升瓶を片手に赤ら顔でいるが、医療行為の際は酔いを醒まして真剣な表情を浮かべる。
祭事の際に、贄巫女の膣内へと手を挿入する一番手も彼の担当。
・主人公
三十代半ばの男性。
最近、地方大学で民俗学の助教授になったばかり。
それまでは綴木教授の助手として、彼女に鍛えられたので、大概のトラブルには動じなくなっている。
格闘技もかじり、銃の扱いにも慣れているのもそのため。
鍵開けなどのスキルも(覚えざるおえない状況にされて)その時に覚えた。
先天性の虹彩異色症で、瞳の色が碧色と翠色。他の人より色素が薄いため、普段は色眼鏡を着用している。視力が悪いわけではないのでレンズに度は入っていない。
顔の彫も深く、背も高いが、両親は純然たる日本人で隔世遺伝だと思われる。
※最終的に作中に記載されたことが最終設定となるので、上記の設定も変更される可能性があります。