「ふふ、このお屋敷に侵入できただけあって、力強くていいですわね」
顔の前に持ってきた指先へ言葉を向けるこのお屋敷のお嬢様。
まるで独り言を言っているような構図に見える。
だが、彼女の視線の向く指先には、虫のような大きさの哀れな侵入者が挟まれていた。
「うぅ……このままでは私の非力な指先が押し返されてしまいますわ~……!」
血気盛んな虫は、指という巨大な肉の天井と床に押しつぶされまいと抵抗をする。
心中はなんとしてでも逃げ出してやろうという意思ひとつだった。
だが、今の身体の大きさでは無意味というほかなかった。
「……なんて♪ そんな抵抗は無意味だと理解させてあげますわ」
抵抗虚しく、全身が体の中心に吸い込まれていくような感覚に襲われる侵入者。
それは、先ほどこの大きさにされた際に感じたものだった。
この屋敷で悪事を働こうとした者の末路を誰も知らない理由。
彼は、身をもってそれを実感することになるのだった。
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・指ではさむ
・極小サイズへ縮小
・縮小後
・挟み潰される
・事後
計5枚
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