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GFH a07(unknown) Making + PSD

ご支援ありがとうございます!!


今回は、新しいオリジナルイラストのメイキングとPSD配布です。


GIRLS FROM HELLの新作(7人目)になります。名前はまだありません。


今回は、イラストメイキングにあたって、巷で話題のAI (Stable Diffusion)を随所に活用しています。

PSD

大変恐縮ですが、今回からStandardプラン、Premium以上のプランでPSDの解像度を変えさせていただきます。コミケ参加も年一回ほどで、あまりPremium向けの差別化ができていない現状があり・・・ご了承いただけますようお願い致します。

JPEGはどちらも高解像度でダウンロードできます。


Standard 用ハーフサイズPSD,JPEGリンク


Premium, VIP 用フルサイズPSDリンク (別記事)

redjuice.fanbox.cc
https://redjuice.fanbox.cc/posts/5546068

配信アーカイブ

いつもの限定公開リストです。URL直リンクで誰でもアクセスできるので、SNS共有などはしないようにお願いします。

www.youtube.com
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjw-WVCOcPDkdHkON9eUWkh7NhpqbNGe6

メイキング

1.案だし(ドラフト)

なんだこれって感じですが、こんな感じでつれづれと思いついたことを書き出してみました。AIを使うことを前提に、今回の作品を含め今後の方向性など、色々なことを考えていました。


キャラのコンセプトとしては、XilenXちゃん(2番めの青い子)と似た環境にある、現実世界に溶け込んで生活しているヴァンパイアJK(年齢不詳)です。


2.ラフです。

自作の天球パースグリッドを使って背景のアタリを取り、キャラを乗せていきます。この段階ではAIの利用はありません。おおざっぱにライティングも考えてレイアウトを作成します。最近は陰影含みでラフを起こすことが増えました。ライティングも重要な画面の構成要素ですからね。

(frame embed)



3.AIや画像検索によるリファレンス作成

PureRefというリファレンス表示用アプリを利用しています。

AIの導入、使い方についてはかなりめんどくさい話になるので、各自検索したりChatGPTに聞いて下さい。Stable Diffusion Web UI (Automatic1111) [以下SD]NMKD Stable Diffusionの2種を使っています。また、グラフィックボードは非常に強力な製品 (VRAM 24GB以上) が必要です。HDRで必要にかられて導入した Geforce RTX 3090 Ti が唸りを上げてがんばっています。


学習モデルは、いくつかの既存のモデルをMargeした上でSDのDreamboothという拡張機能で、自分のイラストや手持ちのリファレンスを追加で学習させたものを使っています。モデルのレシピは企業秘密です。NovelAi系のも含まれているまあまあグレーなものなで、あんまり公に言いにくい、というのもありますが・・・

左側にAI生成ゾーン、真ん中が自分の絵、服などの写真リファレンス、右は背景のリファレンス、イメージリソースです。急ぎで作ったのであんまり多くないです。お仕事で絵を描く時には、場合にもよりますが5倍ぐらいの量になることもあります。


自分の絵をDreamBoothで学習させてキャラを描かせる、というのもやってみました。

そこそこredjuice感は出ているので将来性はありますね・・・しかもそこそこ上手いんだこれが・・・・・・


靴はまず手書きのラフを作成し、img2img (image to image)というStable Diffusionの機能を使って、様々なパターンを作ってみました。(左上がラフ、その他がAI生成)

なかなかいいセンスしてますね・・・最終的に右下の白いやつをベースにペイントしています。


ステッカーは、プロンプトのみ (txt2img) で生成。これは追加学習させたリファレンスの影響が強いので、既存モデルで同様の結果を出すのは難しいと思います。プロンプトは、画像をクリックして拡大し、ダウンロードしたPNGをAIのPNG Infoなどで読み込ませれば出てきますが、以下のようになっています。bad anatomyとか明らかに不要なプロンプトや効果のあるかどうかわからないものもありますが、このへんは基本コピペで、ほしい結果にあわせて微調整していく感じです。


Prompts:

(masterpiece, best quality)++, (illustration)+, (Logo desingn, corporate Logo, Logotype, design sheet, typography, )+, design, sticker, hyper detailed, high-teck, warning, alert, cation, alphabet, product design, artstation, blender, ray traced, unreal engine 5, military, wapon, tag, nameplate, blueprint, medical use, concept design, (Accurate information, accurate text, best geometry)+, simple configuration, _design, _dsn


Negative Prompts :

(low quality, worst quality)1.4, lowres, bad anatomy, bad hands, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, jpeg artifacts,signature, watermark, username, strong lighting, abstract, NSFW, beard, star, planter, (sci-fi,)0.2, human, crop, trim, (bad text, bad typography, Incomplete geometry)1.5, car, motorcycle, fantasy, perspective


やりますねえ・・・

細部は荒いですが、イラスト用の貼り込み素材としては十分でしょう。

靴とステッカー生成だけでも使う価値あると思います。


他に、カバンのベースになるものも靴と同様に、手書きラフからimg2imgに加筆で作成しています。カバンはほとんどラフの形そのまま、AIのテイストだけを少し乗せた感じです。


4.キャラクター清書

従来だとラフから線画の清書をして塗り・・・というパターンが多かったのですが、最近はラフからとりあえず塗り作ってそれに合わせて清書、ということもやっています。今回もそれ。


なので、明確にどこからが清書、というのがあんまり無いです。細かい部分は配信アーカイブを見ていただければと。服やスカートの塗のリファレンスとしてAI生成も少し活用していますが、この時点ではほぼ手書きです。


ちなみにジャケットは私が持っているTHE NORTH FACEの撥水ジャケットを、自分で着て写真撮ってシワ感などのリファレンスにしています。(透けてはいないので、透け感は私の脳味噌で計算しました。)

キャラ清書途中のやつ。

ステッカーやロゴ。一部AIによる生成。


5.背景

当初、Blenderでおおまかにキューブを配置してControlNetというSDの拡張機能でDepthを作り、なんとかしようと思ったのですが、ダメでした。ライティングの制御含め諸々無理。リファレンスにはなるのですが・・・

まだまだやのう・・・


幾何学やライティングの精度の低さについては、学習モデルに構造的な問題があると考えています。3D生成AIの研究も進んでいるので、いずれ完璧に近いAIができるかもしれませんが・・・


結局、リファレンスとして参考にした路地裏の写真を試しにアタリをつけてみたところ、そのまま使えそうだったのでpixtaでこれを購入し、SDでイラスト調に変換して合成してみました。AI生成そのままだと気持ち悪い部分が多いので、多くの部分で加筆が必要でしたが、あえて部分的にAI感が残るようにしています。

背景の奥行きによる明暗を作成するために、デプスマップをSDのControlNetで生成しています。地味に便利。フォグや空気遠近法にも使えますね。


6.合成

配信ログでは、ここまでです。この後、ねこちゃん描いたり背景の微調整をしたりしました。


7.微調整、完成!

これでひとまず完成、といきたいところですが、服(特にルーズソックスと袖のシワ感)などもう少し改善できそうな気がしたので、キャラをimg2imgでAIに描かせてみて、部分的に乗せてみました。


まずは入力に使った手書きイラスト

それをStable Diffusiondでimg2img

やりますねえ・・・


SDで出力できる解像度には限界(最大2K程度)があり、このままでは使えないので拡大する必要があります。SD付属のアップスケーラーも色々ありますが、クセが強かったり調整がめんどくさいので、別のAIアップスケール専用ソフトGigapixel AIでイラストの解像度に合わせて高解像度化しています。


さらに加筆を加え、完成したイラストがこちら。

髪の毛の一部はAI生成を少し乗せてますが、顔は全てペイントで加筆しています。ネコちゃんも手書きです。

お疲れ様でした!

AIの利用にあたって

Stable Diffusion, Midjourney といった画像生成AIがここ一年ほどで急速に進歩、普及しつつあります。Twitterでも、手書きや写真と見紛うレベルのAI生成イラスト、CGを見かけることも多くなりました。twitterでイラストを見かけたらとりあえずAIっぽさが無いかどうか、という部分を見てしまうようになりましたね・・・


生成される画像の品質は目を見張るものがあり、テクノロジーもついにここまできたか・・・という驚きと危機感をおぼえています。


イラストだけではなく、ChatGPTなどの対話式テキスト生成AIも盛んに研究が進んでおり、様々な分野で応用され、プログラミングや検索エンジンにパラダイムシフトをもたらしています。


このままAIにイラストレーターが活躍の機会を奪われる・・・というディストピア的妄想も脳裏をよぎりますが、すでにフィクションではなく現実問題として向き合わなければいけない状況にあると考えています。


所謂「AI絵師」と呼ばれる、全く、もしくはほとんど絵を書かないでAIのみを使ったイラストを生成することに情熱を傾ける投稿者が増え、様々なサイトで物議を醸しています。


また、学習に使われているイラストはインターネットで公開されているものを中心に、数百万、あるいはそれ以上と言われるイラストや写真が学習データに含まれていると言われていています。


イラスト系で強力なマイルストーンとなった学習モデル、NovelAI系列の高品質モデルは、Danbooruなどの違法アップロードサイトからデータを取得しているとされ、著作権侵害の疑いが大きな問題になっています。イラストAIに関連する訴訟も起こっています。医療系データベースが持っているCTスキャンなどの個人情報を持つ流出画像が使われているモデルもあると言われていて、ヤバイ。


また、高品質学習モデルはハッキングで流出したNovelAiモデルがベースになっているものがが多く、学習モデルの変遷はアンダーグラウンドな一面も持っています。


様々な問題を抱え、権利的に完全にクリアになることは難しいと思いますが、イラストレーターとしては使いたくてもどうしたらいいか・・・といった葛藤を抱えることになると思います。


もうひとつ、特定のアーティストの画風を模倣するモデルを第三者が作成、公開しているのが問題になっています。


私のイラストを、あくまでも他の多くの学習データの一部としてAIに学習させることには特に反対しません ("NO AI" 穏健派です) が、第三者による私の画風そのものを再現できるようなモデルの作成には反対します。まじでやめてね。


利用においては上記のようなリスクが有り、まだいろいろと思うところはあるのですが・・・


個人的なスタンスについて結論から言うと、今回の作品作成のスタンスを基本とし、


リファレンスやデザインの案出し、素材作成などのピンポイントで活用します。


ということで、今後もAIと積極的に向き合っていく所存です。

ご理解いただけましたら幸いです。


作品への感想、AI利用についてのご意見などございましたらコメント下さい。

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Comments

いつも動画配信を楽しみに見させていただいております! AI関連については応用範囲が急激に広がり時代の変化を感じますねー プログラミングなどの分野でもなかなかに良い結果を出しているので、分野を問わずに注目しております。 AI絵はいろいろメリット、デメリットはあると思いますが、絵を描いている主体はAI側なので、AIイラストを公開されている方を「AI絵師」呼ぶには違和感があるかなと思いました。やっていることは、絵師というよりは、ディレクターさんっぽい印象です。

erudo_of_sappy

ご投稿お疲れ様です! 案出しとしてAIを活用する…そういう使い方もあるんですね。確かに、頭の中のフワッとしたイメージを捉えて、抽出してくれるのはかなり強力かもです。

Sss


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