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ヌードランナー:新入りコーチの奮闘④

前回⤵

ヌードランナー:新入りコーチの奮闘③

前回⤵ ~ 「初めましての人は初めまして、今季から新しくコーチとして加わりました柵田シノブです!今までは帝央学院で中距離走のコーチをしていました!選手の皆さんが実力を発揮できるように最善を尽くしていきますので、これからどうぞよろしくお願いします!」 客席の全員が俺の下半身に注目しているのがひしひしと...


「君は確か、堀内くんだね。それは本当にごもっともな意見だが、それがここの決まりだからなぁ……照れくさい気持ちは分かるが、置かれた環境に適応するのもアスリートとして大事なことだぞ」

「どこ見てもチンコだらけの環境になんて適応したくないですよ!しかも、試合も裸で出なきゃいけないんですよね……知り合いとか家族にチンコ見られるとか、サイアクすぎる……」

「――あのさぁ」


突如、イラ立った声を上げたのは少しヤンキー味のある囲出だった。ツーブロックの短髪で端整な顔立ちの彼はモテそうなタイプだったが、全身を晒していると顔よりも体毛の濃さが目立った。すね毛や腕毛にとどまらず、胸毛もそこそこにこさえた囲出はかなりオス臭い体をしていた。


「お前、今更なに言ってんだ?そんなの入学する前から分かってたことだろ!やる気がないならなんで入部した?!」

「べっ、別に、やる気がないとは言ってないだろ!本当は帝央学院に行きたかったのに、スポーツ推薦で入れるところがここだけだったから、仕方なく……」

「それってお前の実力の問題だよな?それを棚に上げて文句垂れるぐらいなら、とっとと辞めちまえよ!」

「はぁ?!」

「ま、まぁまぁ!堀内くんも囲出くんも、一旦落ち着こう!」


俺の言葉も虚しく、囲出は立ち上がって堀内に詰め寄った。


「大体、お前自意識過剰なんだよ!お前のドリチンなんて誰も見てねぇし!」

「はぁ?!お前こそ粗チンのくせに態度デカいんだよ!そんな小っせぇモンよく恥ずかし気もなく出せるよな!」

「お、お前、よくも――」

「――あっ、あのっ!」


他の一年たちがだんまりを決め込む中、言い合う二人の間に割って入ったのは意外にも大人しそうな臼井だった。


「その、大きさは個人差がありますし!お二人ともそこまで気にしなくても……」

「デカチンのお前に言われたくねぇよ!」


堀内が臼井に牙を向けると、すかさず囲出が堀内にカウンターを放った。


「お前、自分は見られたくないくせにヒトのはちゃっかり見てるとか、なんなんだよ?!」

「無駄にデカいから見たくなくても目に入るんだよ!」

「お、お二人とも――」


ピピーッ!ピッピッピーッ!


俺がホイッスルを鋭く鳴らすと、裸の男子たちはようやく言い争うのをやめた。


「堀内っ!囲出っ!これ以上練習時間を無駄にするようならお前らは退場だ!分かったなら座って一旦頭を冷やせ!」


声を荒げた俺にさすがの二人も口答えをしなかった。堀内と囲出はベンチにケツを落とし、不機嫌そうに腕を組んだ。どうしたものかと思考を巡らせると、ふと薪谷先輩の言葉が頭に浮かんだ。


『あまり見栄を張っているコーチに選手たちは心を開いてくれない』


そこで俺はいきなり先輩の言葉の意味に合点がいった。俺は己のイチモツを見下ろし、剥けたそれにため息をついた。なるほど、「見栄を張るな」とはそういう……俺はその場で覚悟を決めざるを得なかった。


「よっし、みんな俺のチンコを見てくれ!遠慮するな、じっくり観察してみろ!」


俺は手を腰に当て、堂々と胸を張った。自分で命じたくせに、一年たちの視線を股間に感じると堪らなく居心地が悪くなってしまった。そんな恥ずかしさを精一杯振り払い、俺は選手たちに問いかけた。


「どうだ?俺のはどんなチンコだ?誰でもいいから言ってみろ!」


数秒の沈黙の後、囲出がぼそりとこぼした。


「……小ぶり」


うぐっ。確かに小さいのは自覚しているが、いざ面と向かって言われると少し胸が痛かった。


「そ、そうだな、小ぶりなチンコだ!あとは?」


また数秒の沈黙を経て、今度は堀内が口を開いた。


「……剥けてる」

「そう、ズル剥けだよな!じゃあ、全員よく見とけ!」


自分に二の足を踏む間を与えず、俺はカリ首に引っ掛けた包皮をスルスルと転がした。選手たちが見る中、俺は亀頭に皮を被せ、その先まで余った包皮を伸ばした。先っぽで皮のドリルを垂らし、俺は再び顔を上げた。


「見ての通り、俺もドリチンだ!包茎が嫌で普段は剥けチンのフリをしているが、ただの見栄剥きだ!自分を偽るようなことをしてすまない!」


じわじわと顔に熱が集中するのが分かったが、俺は顔を上げて真っすぐに選手たちの目を見た。


「……スゲー、全然気づかなかった。見栄剥きうますぎ」


気まずい空気をやぶったのは堀内だった。


「そりゃあそうだ、若いころから一生懸命剥き癖をつけてズル剥けに見えるように努力してきたんだからな。イマドキは知らないが、俺が学生の頃は剥けてないとガキちんこだなんだって馬鹿にされたんだぞ!俺みたいに小さかったら尚更な」


次は囲出が口を開いた。


「確かに今でもそういう雰囲気はありますけど、そこまで気にしてないっすね。で、コーチがズル剥けじゃないからってなんなんですか?」

「まぁ聞いてくれ。俺は今日ほど恥ずかしい思いをしたことがない。さっきの自己紹介もそうだし、今もそうだ!俺は自分のチンコに自信がないんだ!被ってるトコなんて嫁にも見せたことないんだぞ!メッチャ恥ずかしいけど、お前たちには見せてるんだ!なんでかって?それはお前たちと本気で向き合いたいと思ってるからだ!」


一息つくと、一年たちは口を挟まずに俺が話を続けるのを待った。


「普段通りのタイムが出せてないのは堀内だけじゃない。全員が慣れない格好のせいで走りに集中できていない。でも恥ずかしいのはお前たちだけじゃない!俺も滅茶苦茶恥ずかしい!だから、これから集中できない時は俺のチンコを見ろ!お前たちよりも粗チンのいい大人がドリチン晒して見守ってるんだ――俺を笑って気が楽になるならそうすればいい。俺はどんな格好でも競技に全力をかけるつもりだ。だからお前たちにも全力を出してほしい。すぐにはとは言わないが、それぞれタイムを更新して大会に向けてコンディションを整えていこう!お前たちは一人じゃない!仲間もいるし、俺もいる!だからめげないでみんなで頑張ろう、な?」


少しクサかったか?話し終わって俺は我に返ったが、臼井が立ち上がって賛同してくれた。


「はいっ!僕、頑張ります!ほらっ、堀内くんも」


急に話を振られ、堀内は照れくさそうにぼそりと返事をした。


「……分かってるよ、別に頑張らないとは言ってないし……」


囲出は何も言わなかったが、先ほどよりはすっきりした表情を浮かべていた。


「よしっ、皆もそれでいいな?じゃあこれからのトレーニングメニューを煮詰めていこうと思うんだが、その前に……」


俺は選手たちの陰部をサッと見渡した。チン毛を生やしている者は一人もおらず、毛深い囲出でさえ陰毛だけはキレイさっぱり処理をしていてツルツルだった。


「……気になってたんだが、やっぱり最近は男でもパイパンにするもんなのか?」



この投稿、実は昨日すでにアップしていたんですが、ミスって二週間前に誤投稿したのが原因でおそらく皆さんのフィードに上がってなかったと思われ……なので、新しい投稿としてアップし直しました!すでに読んでいただいていた方々には再投稿になってしまい申し訳ないです。


次回は【4/5】に更新予定です!次回で「新入りコーチの奮闘」は終了です。ここまで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!


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