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ヌードランナー:新入りコーチの奮闘②

前回⤵

ヌードランナー:新入りコーチの奮闘①

「古代ギリシャの男たちは裸でオリンピックに出場していました。その理由については諸説あります」 ジャージ姿のガタイのいい男は塾講師の如く広い講義室のホワイトボードの前で話し始めた。 「ある説では、それは男たちが鍛え上げた体を観衆に披露するためだったと言われています。美しい肉体は洗練された精神の象徴と...


さすがの新学期初練習、トラックを見下ろす観客席には陸上部の選手や関係者の百数十人ほどが勢ぞろいしていた。選手やコーチは男だけだったが、サポートスタッフには女性もちらほら混じっていた。観客が見下ろす先には新入部員の二十数名が横一列に並んでおり、全身が見えるように後ろで腕を組まされていた。


「新入部員の皆さんは一人ずつ前へ出て、名前と競技種目、今シーズンの目標を述べてください!他の部員からの質問にもしっかり答えてください!では、左端から順番に行きましょう。一人目のキミ、どうぞ前へ!」


さすがオルシッポス学園、新入りたちが受ける洗礼も決して生ぬるいものではなかった。女性スタッフの指示通り、一人目の新入生が列から一歩前へ踏み出した。


「はいっ!初めまして、一年の佐藤マサルです!競技種目は三段跳びです!今年の目標は地区大会で表彰台に上がり、県大会で入賞することです!よろしくお願いします!」


俺たち観衆の視線を一身に受け、丸裸の新人は見るからに居心地が悪そうだった。背の高い彼は手足が長くスタイルがよかったが、比べて股間の存在感はかなり大人しめだった。やけくそ気味に張り上げた声は最後列まで強く響いたが、所々で震えていて緊張がひしひしと伝わってきた。素っ裸のままこんな大勢の前に出るのなんて人生で初めての経験に違いない――それを練習初日からやらせるとは、この陸上部、まるで容赦がない。


「はーい、質問!佐藤君は週に何回オナニーしますか?」


先輩部員からの下品な質問に客席はドッと沸いた。しかし、新人君が答えずに目を泳がせていると、女性スタッフは彼に冷静な一言を投げかけた。


「どうぞ、正直に答えてください。先輩たちと親睦を深めるいい機会ですよ」


佐藤は一瞬驚いた表情で女性スタッフを見たが、すぐに慌てて目を逸らして観客席を見上げた。やるしかないと言わんばかりに胸を張り、彼は無理やり声を張り上げた。


「オナニーは週七回してます!」


再び笑いが巻き起こり、新人に向けて野次が飛び交った。


「週七回って、素直に毎日って言え!」

「どうせそれ以上シコってんだろ!サバ読んでんじゃねー!」

「粗チンのくせにオナ猿じゃん!」


これも指導理念の「強靭な精神を養う」一環ということだろうか?コーチ陣やスタッフはその屈辱的なやり取りを止める気配はなかった。


「はいはーい、俺も質問!ドリチンの佐藤くんは皮オナ派ですか?ローション派ですか?」

「はい!僕は皮オナ派です!」

「そうに決まってンだろお前!」

「じゃないとあんな皮が伸びるわけないか、ガハハっ!」

「佐藤くんは早漏ですか?遅漏ですか?」

「どちらかというと早漏です!」

「とか言いつつ、本当はガチ早漏なんだろ!」

「これからヨワヨワチンポも鍛えていこうな!」

「佐藤くんはちゃんと剥けますか?実演してみてください!」


佐藤は赤くした顔を下に向け、控えめな男根を摘まんだ。するすると包皮を引いて湿ったピンク色の先っぽが剥き出しになると、観客席からは一層大きな笑いと声援が沸き上がった。


「はい、その辺にしておきましょう。佐藤くん、ありがとうございました。では、次の人!」


ようやく公開処刑から解放された佐藤は皮を戻しながら列に戻り、入れ替わりに次の新人が前へ出てきた。


「はじめまして!臼井シンペイ、一年です!中距離走者です!えーっと……今年の目標は、一番得意な800メートル走で自己ベストを更新して、県大会に出場することです!これから皆さん、どうぞよろしくお願いします!」


今度の新人くんは佐藤と比べてかなり筋肉質ながらも背丈は低く、坊主頭が幼い印象を醸した。しかし、陰部は体格に似つかわしくない立派なサイズで、包皮から亀頭の先っぽが顔を出していた。パイパンにしているせいで肉棒は根元までしっかりと見え、だらりとしなった見た目は妙に生々しかった。


「うおっ、チビのくせにチンコデカッ」

「小っこいから対比でデカく見えてるだけじゃね?」

「いやいやいや、あれは絶対デカチンだって!」

「普通に俺よりデケェじゃん」


臼井のマグナムにさすがの先輩部員たちも一瞬ざわついたが、すぐに気を取り直して下ネタ尋問を開始した。


「じゃあ俺から!デカイチンペイくんはチン長何センチですか?」


くだらないあだ名に上級生たちは低い笑いを漏らした。嗚呼、この先一年はそんなくだらないギャグが臼井のあだ名になるのだろう……。


「あ、えっと……図ったことがないので、分かりません!」

「じゃあ今度図って部員のグループラインで報告しろな、忘れンなよ!」

「勃起した時の長さもな!」

「は、はいっ!分かりました!」

「はいはい、つぎ俺!チンペイくんはエッチの経験人数は何人ですか?」

「……エッチは、その、未経験なので、ゼロです……」

「なんだよ?そんないいモン持ってて童貞かよ?!」

「もったいねぇ!宝の持ち腐れじゃん!」

「部活期間中は基本禁欲だから、童貞卒業は当分お預けだな!ワハハ!」


真面目そうな臼井はめげずに顔を上げて胸を張っていたが、居心地が悪そうに足踏みをしていた。申し訳ないと思いつつも、俺の目線はつい存在感がありすぎる下半身に向いてしまった。


「チンペイくんはオナニー好きですか?」

「はいっ!好きです!」

「普段はどんなおかずでヌいてますか?」


そんな調子で新入部員たちは一人また一人と大勢の前で赤裸々な全裸自己紹介に課せられた。その恒例行事に馴染みのない俺からしたら新人たちがただただ気の毒だったが、これが成長のための試練なら致し方なかった。しつこい質問攻めのせいで新人たちの自己紹介はかなり時間がかかったが、最後の一人まで上級生たちは手を抜かなかった。


「では、皆さんの自己紹介が終わったので、ここからは事務連絡を――」

「あの、ちょっといいですか!」


ミーティングを進めようとする女性スタッフを止めたのは薪谷先輩だった。


「割って入ってすいません、次に行く前に僕から提案なんですが……」


最前列に座っていた先輩は立ち上がり、客席に向き直って話をつづけた。


「今年はコーチ陣にもニューフェイスが多いので、新しく加わってくれたコーチの皆さんにも自己紹介をしていただこうと思うんですが、コーチ陣から異論はありますか?」


ん?ちょっと待て、急に流れが変わったぞ……。俺の思考が追いつく間もなく、先輩のコーチたちからは次々に賛同の声が上がっていた。


「いいんじゃないですか」

「まだ名前も知らない人もいるし」

「異論ありません」


反対の声は上がらず、薪谷先輩は口を閉ざしたままの俺や他の新入りコーチたちに向けて続けた。


「では、新しいコーチの皆さん、どうぞ前へ」


なるほど、ここでは選手、コーチ関係なく、新入りは初日に試されるということか。乗り気ではないが、そういうことならやってやろうじゃないか。俺たちがぞろぞろと客席から降りる間、薪谷先輩は嬉しそうに声を張り上げた。


「一人ずつ名前と担当競技、そして軽い経歴を述べてください!もちろん、部員の皆さんはコーチたちに訊きたいことがあればなんでも訊いてください!」


薪谷先輩の発言に上級生たちは歓喜の声を上げた。やはりそうなるか。こちとら社会人、大学生のエロ尋問くらいで怖気づいてたまるか!意気込んで同期たちと一列に並ぶと、いつの間にか俺が一番手になっていた。


「では、柵田コーチ、どうぞ前へ」


普段通りに微笑む薪谷先輩に促され、俺は一歩前へ出た。観衆の目線が自分一人に集中する感覚は俺を予想以上に緊張させたが、俺は新入生たちがやっていたように後ろで腕を組み、全身を同僚や選手たちの群に堂々と晒した。



次回は【3/8】に投稿予定です!柵田コーチの全裸自己紹介、エロ質問攻めはどうなる?!今回も読んでいただきありがとうございました!


次回⤵

ヌードランナー:新入りコーチの奮闘③

前回⤵ ~ 「初めましての人は初めまして、今季から新しくコーチとして加わりました柵田シノブです!今までは帝央学院で中距離走のコーチをしていました!選手の皆さんが実力を発揮できるように最善を尽くしていきますので、これからどうぞよろしくお願いします!」 客席の全員が俺の下半身に注目しているのがひしひしと...


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