バンドリコラボのために予習で見たのですが、あまりにも面白いので一夜で一挙視聴しました
なのでその面白さのポイントを自分なりに
・元ネタは(おそらく)ローグライク系RPGである
死亡すると痛みと絶望のバッドエンドの記憶とともに「セーブポイント」に戻るという設定
これは非常に良く出来ており、死んでもやり直せるから!と安易に考えることすら躊躇されます
何故なら、それまでの思い出は他の人物は持たず、全てやり直しだからです
しかし、スバルだけはその絶望をしっかり覚えている
だからその悲劇を回避するというお話です
主人公スバルが、助けてくれた恩人エミリアを助けられなかった「最初のバッドエンド」を回避するため、たとえ彼女が覚えていなくても、その本質を信じて行動を起こすところ
はたから見れば狂気そのものです、しかし…それがいい
・繰り返す悪夢
スバルは異世界転生系の主人公としては「あまりにも弱い」です
持つモノは、現実世界のガジェット、異世界転生ノベルの知識、そして引きこもりの暇つぶしに鍛えた握力、勇気とアイデアだけです
たったそれだけで、あの絶望の世界に立ち向かうには、あまりにも貧相すぎます
事実、それが理由で作中で何度も死亡します
しかし、その死の痛みと恐怖、目の前で救えなかった愛する人達の最後は鮮明に記憶して「リセット」されるのです
だからこそ、足掻いて足掻いて、足掻きまくって「最悪の結末」を回避するために、少しずつ知恵を得ていきます
・優しいひとたち
ヒロイン、エミリアは「自分のため」と言う大義名分で、他者を救おうとします
ものすごくドライに見せかけて、本当はとても孤独で、その精神はか弱い少女のそれです
彼女はハーフエルフ、銀髪…それだけで魔女と迫害される
だからこそ強く、孤独でなくてはいけなかったのです、例え本質が女神、天使のそれであったとしても
ラインハルトやフェルト、ユリウス、ヴィルヘルムなどの仲間たちも、本質はとても優しい
ただ、譲れない信念がある、だからこそ魅力的であり、ときにスバルと対立し、協力します
・狂気の果に
自分が死ぬだけならいい
あまりにも陰惨な絶望を何度も目の当たりにし、スバルは狂い、かっこ悪くなります
「エミリアのためだ!俺がいなくちゃ駄目なんだ!」
「私のためじゃない、自分のためでしょ!」
優しい二人は、衝突し、そのまま離れ離れになります
しかし、スバルは本来の目的、エミリアを助けることだけは忘れず、間違ったやり方でも足掻き続けます
そして、さらなる絶望の果に、ついに発狂し、目の前でレムを惨殺される「最悪の最後」を目の当たりにします
・憎悪
「怠惰」と呼ばれる魔女教の司教
魔女教がどんなものなのかはアニメでは多くは語られていませんが、許されざる混沌、絶対邪悪、犯罪集団であることは間違いありません
その絶望の惨劇から立ち直ったスバルは、今度は復讐の憎悪に燃え上がります
しかし、憎悪だけでは何も解決はしなかったのです
やはり「自分のため」であることを指摘され、交渉術などに失敗します
そして、次はエミリアを目の前で殺され、八つ裂きにされ、エミリアを守れなかった罪でパックに世界ごと破壊されます
・英雄として
スバルは付き人となっていたレムに「一緒に逃げよう」と提案します
彼は諦めたのです、運命を変えることを
レムは、それをすべて受け入れましたが、笑ってないスバルを…未来を見ていないスバルを指摘しました
そして、本当に好きな人であるエミリアを思い出しました
レムの前で「英雄になる」ことを宣言し、運命は大きく変わり始めます
・ただそれだけのものがたり
知恵と勇気、振り向かない、うつむかない、前を見ることを知ったスバルは、過去の知恵と機転を利かせ、白鯨退治、魔女狩りなどの功績を上げていきます
その知恵と勇気は信頼に変わり、仲間を得ていきます
繰り返される輪廻と絶望の果に、ついにスバルとエミリアは再開します
作中には「おかえり」って言葉はなかったと思います
でも、自分にはそう聞こえました
・アニメとして
まず演出がとてもうまいです
特に次回への引き、伏線の貼り方はとても上手く、全て回収していないとは言え非常に驚くことが多かったです
OP、ED曲も単品で聞いても素晴らしいのですが、作中の要所でかけられることで、その感動は更に高まります
単純に作画やキャラデザインも良いため、そこも良いです
・でもでも
レムさん人気ですが
ちょっと引っかかることが多く、素直に好きと言えないのですよアニメではw
理由としては序盤、ラムが呪殺されたときに、魔女の匂いがするという理由だけでスバルを追い、モーニングスターでミンチにします(比喩抜き、バッドエンドの一つ)
でも後半…どーみてもデレすぎてます…w
信じたものは疑わない、と言えば聞こえは良いですが、盲信であり狂信者の性質を持っているなあ、と
ってかレムの告白に対しスバルが拒否しますが、ぼくだったらその場でミンチにしてるわw
だってその雰囲気、きっかけを作ったのはスバルだし…w
・エロとしての考察
めちゃくちゃ面白いところとして、リゼロアニメには「お色気要素」は一切ありません
灰と幻想のグリムガルでさえ、ランタが風呂覗きに行くシーンとかあるんですからね?w
思わせぶりなセリフ、シチュは存在しますが…
しかし、レムが「子供を作る」未来を語るとおり、そこには確実に愛と性が存在する世界です
レムは鬼族でもあるため、子供がハーフであることも少し心配してました
そしてエミリアもハーフエルフ…実はここは考察するとめっちゃ面白そうです
また、その「すべてを受け入れる」レムさん…そりゃえっちな絵とかコスプレAVとか出てきますわ…w
ぼくだって書きてえ、って思いましたもんwwwwww
・バンドリコラボとして
実はかなり心配な部分です
バンドリはストーリーは素晴らしいです、しかしリゼロの世界観とは明らかに違うものです
他のゲームのコラボだとあくまで「エミリア可愛い、レムかわいい」以上のことはほとんどタッチされていないようです
しかし、これらを語るとおり、この作品には好きであれ嫌いであれ、スバルの存在は必要不可欠です
もちろん、リゼロ側としては宣伝も成功していますし、勝ちでしょう
ただ、それだけ素晴らしい作品だからこそ、妥協したシナリオだったりしたら、例えバンドリブシロであってもぼくは低い評価を下すと思います
かと言って、リゼロの世界観やスバルの弱さを楽しめるのは、ある程度色々を楽しめるティーンエイジャー以上でないと無理じゃないかなあ、とも思ってます、知らんけど
また、アニメとしては目を覆いたくなるような残酷なシーンが何度も出ます、これは閲覧の際注意です
でもまあ、くっそ面白いよと!
自分がガチ健全エミリアさん書きたくなるぐらいにはね☆(ゝω・)vキャピ