【後日談】三階建てアパート
Added 2020-10-17 10:15:50 +0000 UTC~数時間後~ 夜になり、顔面を覆っていた液体も目の前の女の性器から垂れていた精液も完全に乾く頃には、私は女の肛門の味を覚えてしまっていた。こう何時間も同じものを舐めていると、もはや自分の唾液と同じ味になっている気もする。 302号室と305号室の住人はすでに帰ってきていた。隣の302号室の換気扇からはおいしそうな匂いが漂っている。 何となく空腹を感じ大きなお腹がグーと鳴った頃、スーツ姿の主人が帰ってきた。 私や二人の体をまたいで通り過ぎ、私たちの部屋のドアを開けて中に入っていく。 しばらくすると、主人も全裸になって外に出てきた。こちらにやってきたので、私たちも舐めるのをやめて立ち上がる。 主人は何も言わずに顔面私のウンチまみれの女を逆さにしながら抱き上げると、乾いた精子の残る性器をペロペロと舐め始めた。下では女が主人のペニスをくわえてしゃぶり始める。 私はその主人の両肩に手を置くと、さっきまでしていたように女の肛門を舐め始めた。それと同時に、後ろに強面の男が立って私をバックから犯し始める。 こうして昼と同じ形で私たちはしばらく体を揺らした。 やがて同時に絶頂すると解散し、私と二人はまた四つんばいになって互いの肛門を舐める作業に移り、主人は一人部屋に帰っていく。 これを私たちは月曜の朝まで続けた。と言っても、肛門を舐める作業が終わっただけで、朝晩四人で合体する習慣はその後も続いた。 ~数週間後~ あの日までは普通に入院して出産する予定だったが、事情が変わったので無理を言ってお医者さんにアパートまで来てもらうことになった。 出産の直前とか、ましてや最中に合体したくならなかったのは不幸中の幸いと言える。 日が沈んだ頃に破水して、お医者さんと看護師さんを呼び、自宅のリビングで絶叫しながら出産、へその緒を切って処置を終え、ようやく赤ちゃんを抱けると思ったその瞬間に、私と主人は立ち上がって全裸になった。 お医者さんと赤ちゃんを抱いている看護師さんを部屋に残して外に出ると、二つ隣の部屋からも全裸の二人が出てきたところだった。 今夜は主人が出産したばかりの体を逆さまにして、その両肩に女が手を乗せ、後ろから男が挿入する。男だけはあの日の前から同じことをしていたのだろうが、女は私の肛門を舐め、主人はさっき赤ちゃんを出したばかりの性器を舐め、私は主人の勃起したペニスをくわえてズンズンと揺られる。 やがて全員がそれぞれの液体を放出すると解散し、私と主人は部屋に戻って服を着て、何事も無かったかのように看護師さんから赤ちゃんを受け取って泣きながら笑い合った。 ~数ヶ月後~ 私と主人は過酷な育児生活に追われながら毎日を過ごしていたが、二つ隣の二人はいつのまにか破局したらしい。 しばらく男しか見かけない日が続いたと思ったら、別の女と二人でいるのを見かけるようになったのだ。 しかしおもしろいことに──そう、私はついにこの習慣をおもしろいと感じるようにまでなってしまっていた──、朝晩全裸で合流する時には、男の隣には別れたはずの女が立っているのだ。 今夜も主人と共に全裸になって廊下に出ると、二つ隣のドアの前には全裸の男と服を着た今の彼女が立っていた。どうやら二人で帰ってきて部屋に入る直前で時間になったらしい。男の足元には着ていた服が落ちていて、彼女の方はボーッとした顔で突っ立っている。 すぐに階段を全裸の女が駆け上がってきた。全身ずぶ濡れで頭がシャンプーまみれだが、まちがいなく元カノである。 今夜は私が男に逆さにされる番だった。もうこれだけ言えば、主人と女の立ち位置はわかってもらえるだろう。 酒臭い男のペニスをしゃぶりながら、別れたはずの男女に性器と肛門を舐められている。その女の方を主人は平然と犯している。その近くにはボーッと立ち尽くす派手な服装の女が一人。 もはや生活の一部になっている作業を終えて、私は男の精子が混じったおしっこを口や鼻から垂れ流しながら、主人といっしょに息子が待つ部屋へと戻った。 ~作者より~ シリーズでも最新話の後日談になってしまいましたが、その間はもう書かないわけではなく、陸上部員やパン屋などの後日談も書く予定です。 今回の後日談は自分でも短すぎるのではないかと思っているので、また長い版も書けたらいいなと思います。