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水泳部の伝統

ストーリー

かいと「なあ?」

けんいち「なに?」

かいと「俺達、水泳部に入部したよな?」

けんいち「そうだが?どうしてそんなことを聞くんだ?」

かいと「じゃあ、何で体操着なんだよ。女子達は水着なのに?」

けんいち「知るかよ。部長が「体操着を着ろ」って言ってたじゃんか。(しかも切れ気味に)ボソッ」

かいと「そうだけどさ」

まい「え?そんなこと言ってたの?」

みほ「私達は聞いてないけど?皆は?」

他の女子部員A「私も聞いてない」

他の女子部員B「私も。というか男子たち他の部と勘違いしたんじゃないの?」

かいと「そうなのかなぁ?でも絶対に水泳部の部長だったんだけど」

~1年生達は困惑しました。水泳部なのに部長から「体操着を着ろ」とに言われた男子部員。でも女子部員は聞いてないというのだから困惑するのは当然のこと。すると一人の男子部員がやって来ました~

男子部員「1年生の皆さん。水泳部に入部してくれてありがとう。僕は2年で副部長の鬼崎 猛(タケシ)です。よろしく」

かいと「やっぱり水泳部であってるよな」

けんいち「うん。しかも副部長」

まい「でも何で体操着なんだろう」

みほ「もしかして私達も体操着を着ないといけなかったのかなぁ」

タケシ「この部は、男子は体操着。女子は全裸が伝統の水泳部です。女子達は今すぐに水着を脱いでください。」

かいと「はぁ?聞き間違いか?今、女子達は水着を脱げと聞こえたが」

けんいち「俺もそう聞こえたぞ。何かの冗談か?」

まい「ふざけないでよ」

みほ「そうよ。何で裸にならないといけないのよ。ねぇ?皆」

他の女子部員達「そうよそうよ」

~女子達は抗議します。当然です。いきなり脱げと言われて脱ぐ人なんていないのですから。すると先輩と思われる女子部員がやって来ました。しかも全裸で~

先輩「タケ君。もう終わった?」

タケシ「あっモモさん。それが女子達が水着を脱ぐのを拒んでおりまして」

先輩「もう。何で拒まれているのよ?」

タケシ「やっぱり僕に副部長は務まらないですよ。モモさん変わってください。」

先輩「え~。副部長に選ばれたのはタケ君でしょ?ちゃんとしないとカナちゃんに怒られちゃうよ?」

タケシ「しかし・・・」

~先輩の姿を見た1年生達はというと~

かいと「えっ⁉噓?あれ冗談じゃなかったの?」

けんいち「本当に女子は裸にならないといけないのかよ」

まい「噓でしょ?」

みほ「何であの人は水着を着ていないの?女子は裸って噓だよね?」

他の女子部員達「うんうん」

~困惑していた。男子部員は冗談だと思っていたし、女子部員は何かの間違いだと言い聞かせていたので現実を受け入れる事ができませんでした。すると今度は部長がやって来ます~

部長「おい。遅いぞ。何分も待たせやがって」

先輩「あっカナちゃん。それが1年生達がタケ君に反抗しているらしいの」

部長「そうなのか?」

タケシ「えぇ女子達が水着を着ていまして。部長、伝えましたか?」

部長「おう。男子には伝えたぞ」

タケシ「女子は?」

部長「・・・忘れてた」

先輩「もうカナちゃん。ちゃんと伝えないと駄目じゃない」

部長「悪い悪い。では、気を取り直してっと。私は3年で部長の中谷 加奈(カナ)だ」

先輩「同じく3年の月島 桃香(ももか)よ」

カナ「さて自己紹介も終わったところで本題に戻ろう。女子達は早く水着を脱げ。」

モモカ「そうよ。早く脱いでちょうだい」

タケシ「恥ずかしいと思うけど脱いだ方がいいよ。部長が怒ると大変なことになるんだから」

~頼りだった先輩ですら脱ぐように言われてしまい女子部員達はとうとう水着を脱ぎ始めました~

かいと「女子達。本当に脱いじゃったよ」

けんいち「何か凄い光景だね」

まい「ちょっと男子。こっち見ないでよ」

みほ「そうよ。見ないで」

他の女子部員達「こっち見んな変態」

カナ「おい。女子共、五月蠅いぞ」

モモカ「そうよ。むしろ見てもらいなさい。男子達も遠慮せず目に焼き付けなさい」

タケシ「これも伝統だから。先輩には従った方がいいよ」

かいと「目に焼き付けるって」

けんいち「女子達。可哀想」

まい「そんなぁぁぁぁぁぁぁ」

みほ「何で女子だけ?こんなの理不尽よぉ」

他の女子部員達「うんうん」

カナ「さて今度は1年達が自己紹介をしてもらおうか」

モモカ「そうね。そうしましょう」

タケシ「では皆。それぞれ1人ずつ前に来て自己紹介をしてください」

かいと「えっ⁉噓?1人ずつ?」

けんいち「前に来て?」

まい「自己紹介するの?」

みほ「噓でしょ?」

他の女子部員達「そんなぁ」

カナ「早くしろ」

~1年生達は1人ずつ前に来て自己紹介を始めていく~

かいと「1年の曾山 海斗です」

カナ「カイトか。いい名前だな?」

かいと「ありがとうございます」

カナ「副部長からは何か無いのか?」

タケシ「僕ですか?では、その彼女はいますか?」

かいと「はい。います」

~この後、先輩達から色々と質問された~

けんいち「福岡 賢一です」

カナ「福岡県一位?お前良くわかってんじゃんか」

けんいち「違います。福岡 賢一です」

タケシ「ごめんね。部長は福岡県出身なんだ。だから聞き間違えたのかも」

カナ「ごめんごめん。けど嬉しいな。お前に名を与えた親に感謝だな」

~部長から気に入られたケンイチ君であった~

まい「牧野 麻衣です」

カナ「お前、どうして水着を脱がなかったんだ?」

タケシ「部長。もう終わったことですし掘り返すのは止めましょうよ」

カナ「それもそうだな。お前、彼氏はいるのか?」

まい「いません」

カナ「彼氏欲しいか?」

まい「欲しいです」

タケシ「いきなり何の話をしているんですか?次いきますよ」

みほ「金森 美穂です」

カナ「お前、彼氏はいるのか?」

タケシ「またこのくだりですか?」

カナ「だって気になるじゃん。タケシ、お前は気にならないのか?」

タケシ「・・・気になります」

カナ「ミホって言ったか?結局いるのか?」

みほ「いません」

カナ「彼氏欲しいか?」

みほ「欲しくないです」

カナ「理由は?」

タケシ「部長。彼女の方は後で質問するとして次いきましょう。」

女子部員「入江 結希菜です」

カナ「ユキナか。覚えたぞ」

タケシ「部長。ナで終わる名前は直ぐに覚えますよね?」

カナ「何か親近感が湧くんだよ。仲良くしようぜユキナ」

ユキナ「はっはい」

女子部員「入江 柚葉です」

カナ「ユキナと同じ苗字だな?親戚関係か?」

タケシ「部長。親戚じゃなくても同じ苗字の人はいますよ」

ユズハ「ユキナは私の従姉妹です」

タケシ「親戚だった」

カナ「ユキナの従姉妹か。なら仲良くしないとな」

女子部員「前島 翔子です」

カナ「お前、身長低くて胸はぺったんこなのに下はボーボーって凄いギャップだな」

タケシ「確かに。普通はツルツルなのがお約束だったりするのに」

ショウコ「よく言われます」

カナ・タケシ「だろうね」

女子部員「粟森 美代です」

カナ「お前は、毛ぇ少ないな。手入れしているのか?」

タケシ「部長。それは聞かなくてもいいのでは?」

ミヨ「いいえ。手入れはしていません」

カナ「天然かよ。羨ましい」

タケシ「元から薄いのか」

カナ「最後は、お前だな。名前は?」

女子部員「三木 美紀です」

タケシ「苗字と名前が一緒なんだね?」

ミキ「はい。そうです」

カナ「いい名前だな。気に入ったぞ。副部長は?」

タケシ「はい。覚えやすくていいですね」

ミキ「ありがとうございます。私も気に入ってます」

モモカ「今年の1年生は何人が成果を出すんだろ。楽しみだね?カナちゃん」

カナ「そうだな。去年はタケシだけだもんな」

タケシ「はい。楽しみです」


その後

無事に自己紹介を終えた1年生達。そして、この水泳部にはまだまだ秘密があり、男子部員は結果を出せなかった場合とんでもない罰が用意されているのだがソレを知るのはまだ先の話である。

~終わり~

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