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灰羽ちゅう
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絵描きの気晴らし


気づいたら11月が終わっていた。


私は普段人とはあまり話さないタイプなのだけど、今月はたくさんの人と話す機会に恵まれた。

人生の中で最もおしゃべりしている時期かもなという気がする。


引きこもりの自分としては日々描く絵と誰にも見せない日記が主要なコミュニケーションの手段で、それらはどこまでいっても独り相撲にすぎず(そう感じる)、鬱屈や孤独に苛まれることが多かったけれど、最近は人と話すことにより、ちょっとした呼吸孔が開いたというか、多少息がしやすくなったような気がする。


自分は黙っていようと思えばいくらでも黙っていられるし、自分のやることは絵を描くことだから、一人で淡々と絵を描いてればいいんだと思っていたけど、本当はふつうに寂しがりで人と関わりたかったようです。


口下手だし、緊張すると何も言えなくなるし、気の利いたことも言えないし、特に内容も意義もなく、身体をふったらカラカラと音のなるようなスッカスカの人間でも別にいいのか、という吹っ切れみたいなのが色んな人と話しているうちに生まれて、今までにない気の抜け、みたいなものが出てきて、さいきんは非常に精神の調子が軽くなりました。


何がいいたいんだ?


えーと、そうだな。

絵描きの中にはなにか抱えるものがあり、絵を描いてネットに上げることでしか感情を発露できない人がいて、それ以外のすべてが怖くて、なにもできない、みたいな人がいると思う。自分はそう。

それはそれで全然いいのだけど、もしそれで絵のほうがうまくいかなくなると、結構しんどくなるので、なにか別の手段もいちおうもっておくと結構いいですよ、みたいな話で、私の場合はそれが気楽なおしゃべりだったんだなということみたいです。


え、つまり気晴らしって必要だよね的な?

そんな自明のことがいいたいのか私は…。


そんなの当たり前でしょ、自分で書いていて俺は阿呆か、と思うんですけど、そんな自然なこともできなくなっていた自分がいて、内向的にただただ絵を描いていているうちに、暗いどん詰まりに自ら陥っていくように毎日を送り、気付いたら脳死でウガウガ言ってるゾンビになったり、壁に向かって呪文を唱えはじめたりしてしまうことがあったんですね。

今後もそうならないように気をつけたいものです。


おそらく同じような感じのひとがいるのではないかと思い自分の気持ちを文章にしてみた次第です。

もしそのような人がいましたら、早急に各自にあった気晴らしを開発し、すみやかに真人間になってください。その後お茶でも飲んでリラックスしたあと、私のパトロンになってくれるとなおいいです。



というわけで今月はそんな感じでした。さようなら。





絵描きの気晴らし

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