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少女ラミアの食事……2

「どーなってんだよ!この森はっ!」  そう言って叫んだのは探検隊の一人高谷だった。突如と立ち込めた霧に方向を見失い更には三人が消えた。リーダーの三田と鈴木、最年少の光太が忽然と居なくなったのだ。 「落ち着けよ高谷。そう言いたいのはみんな同じだ」 そう言って高谷を諫めたのは長身の男佐田。副リーダーを務めていた。 「……そうですよ。騒いでも疲れるだけです」  そう言いつつテントを張るのは岡。密林の中では開けた場所だ。探検隊の中では二番目に若いが、サバイバル知識に富んでいる。 「ち、んな事言ってもよ~」 「ぶつくさ言ってないでほら手伝って下さい」  もうじき夜だ。夜営の準備をしなければならない。あまり暗くなると作業が難しくなる。 「わかったよ。面倒くさいなぁ」 「サブリーダーもお願いします」 「ん………ああ」  そう岡に言われるが佐田は嫌な予感を感じていた。無理をおしても帰り道を探すべきではないだろうか?  常識的に考えればそれは自殺行為だ。密林では夜行性の猛獣は多い。それだけでなく害虫等も活発になる。 しかし何故だか、ここで休むのは何か嫌な予感がする。何かの餌場に迷い混んでしまったかのような感覚だ。 「……佐田さん?」  嫌な予感を振り払う。ここで休んだ方が安全に決まっている。 (……夜の探索など無謀だ) 「すまない手伝う」  そう常識的に考えれば安全策だ。そう常識的に考えれば。ずるずると常識を外れた少女が迫ってくるのを彼らは気付けなかった。 ぐぅうううううううう~。きゅるるぅうううう。  自分のおなかから鳴り響く空腹音に私は思わずおなかをさする。  先程食べたばかりだといのに胃袋はまだまだ獲物を要求する。  ただ一匹だけではいくら美味しくとも空腹は満たすないのだ。  ん……? 私の目が煙が立っているのを捉えた。人間の習性は理解している。人間は夜になると簡易的な巣を作るのだ。煙は絶好の目印……あははっ♪みーつけたっ♪ 先程食べた子を思い出し涎が溢れてくる。ホントに美味しかったなぁ……光太くんだっけ……? ぐぅうううう~  ふふっ……大丈夫だよ?すぐにお友達もおなかに入れてあげるから寂しくないからね♪私のおなかにはまだまだ空きがあるんだから♪  私は舌舐めずりをしながらゆっくりと人間の巣に向けて這っていった。  数十分後。テントの見張りを任された佐田は煙草を吹かしながら空を見上げる。 (やはり杞憂か……)  付近には危険な気配はない。側に置いた相棒の猟銃の出番はなさそうだ。 「ん?」  木の陰で何が動いた気がした。前言を撤回し、猟銃を構えながら音のした方向に慎重に歩く。  ふと地面に目を向けると何かが落ちているのが見えた。 「……これは!」  出発前に全員で撮った写真だった。後ろの白紙には光太という名前があった。突如湧いた仲間の痕跡に佐田の頭に混乱が生まれる。だから気付かない。後ろにゆっくりと這いよる影に。 「一体何故……こんな所に………!?」 だから気付かない。それが狡猾な捕食者の仕掛けた罠だったと。 「うっ!?」  首筋に走る奇妙な痛み。痛いようなくすぐったいような感触に振り向く。 「!?」  満足そうに笑う少女の可憐な表情を見ると同時に佐田の視界は閉ざされた。 つん……つん (ん………」  柔らかい何が自分をつつく感触で佐田は目を覚ます。柔らかく温かい布団……いつの間にか寝てしまったのか…… つん………つんつん。 「……すまない。今起き……!?」  目を開けて自分を突いていた者の正体に気付く。巨大な指。そしてその先には巨大な少女の。とても可愛いがふと視線を落とすとその下半身は蛇の胴体。伝説上の生き物…… 「ラ………ミア?」  そう佐田が呼ぶと彼女はにっこり笑った。 (………こんな巨大な生物が居るなんて……)  自分が小さくされたことには気付かない佐田。目の前の光景に圧倒され他の景色が目に入らない。しかしそれに気付いたからといって何か変わるわけでもない。 ただ巨大なラミア少女が目の前にいる事実は変わらないのだから。 「………俺をどうする気だ!」  その台詞にラミアは可愛らしく首を傾げた。 まるでそんなことも分からないのー?そう言っているようだった。  ぐううううう~  そんな低重音が響いた。なんの音か分からなかったがそれが彼女のお腹辺りから発っせられていることに気付く。 (腹の音………空腹音?)  びちゃりと直後に滴り落ちてきた粘ついた液体。顔をあげると涎をぽたぽたと垂らしながら彼を見下ろすラミアの笑顔。 (まさ………か?)  ラミアの口がぐぱぁと粘つく唾液で糸を引きながら開いた。再び唾液が滴り落ちてくる。 「……食べる気なのか?」   そう佐田が呆然と呟いた直後、その開かれた口が覆い被さるよう降ってきた。異常な程真っ白な岩のような歯、唾液に濡れ光る舌、そして獲物を待つかのように構える口蓋喉。スローで見えたその光景が佐田の最後に見た美しい景色だった。 ぱくんっ。 くちゃ……ぐちゅ……ん……はぁ  ラミアにして珍しく一口で彼の口の中に誘った。そしてゆっくり彼の身体を味わう。 「!!くっ……やめ!」  全身を柔らかい肉が唾液を塗りつけながら愛撫する。 じゅる……じゅる……じゅる  唾液はとどめなく溢れ佐田は口内で溺れる。粘性の強い唾液の為身動きがとれない。その気味な気持ちよさ佐田は射精してしまう。 「………!」  そして追い討ちをかけるように舌が動く。 ぐちゅ……じゅるくちゃぁ……じゅるじゅるじゅる 佐田の身体と唾液をかき混ぜるように舌を動かすラミア。 「~~」  窒息するそう思った直後、 じゅるじゅるじゅる…んく………  唾液と精液のみが波が引くように口の奥に流れていき、そして ごくん……  彼女の喉の奥に流し込まれ響く嚥下音。 (俺も……あそこに………そうか……光太も……)  光太の行方が分かった。そして佐田も同じところに送られる。 「やめろぉ……食べないでくれ!」 その返事は再び舌による凌辱だった。 ぐちゅぐちゅれろれろん~ぐちゅじゅる 「……!」  股間に集中する攻めに佐田は何度も放ってしまう。 「は………もう……限界だ……はぁはぁ」 そして…… じゅるじゅるじゅる……ずず  口の中にある唾液を じゅるる……ん……ごっくんっ。  獲物ごと飲み込んだ。喉移動する獲物ののど越しを味わう。その感触が消えはぁとラミアは満足気に息を吐くとお腹を少し叩いた。 ごちそうさま。  食道に締め付けられながら落ちていく佐田。光太の待つラミアのお腹の中に。 ぼちゃんっ。 胃の底に落下する佐田。立ち上がろうとするも足に力が入らない。 口の中でラミアに散々なぶられたせいだ。 「…………ちくしょう」 ラミアの胃の中で徐々に分泌されていく胃液。 ぐりゅるるる!きゅううう!  周りを見渡しても胃液と飲み込まれた唾液と精液以外なく、光太の姿は跡形もない。 「せめて骨くらい残してくれよ……」 もうそんなことを呟くしかなかった。 ぐううう~きゅるるー 「……ん。ごちそうさまぁ」  私は満足気にお腹を叩いた。 「はふぅ……おいしかったぁ♪」  私はお腹をさするがなんの反応もない。光太君のようにお腹の中で暴れてくれない。 「んん~お口の中でいじめ過ぎたかなぁ……」  あまりにおいしかったから味わい過ぎたみたい。 ぐぎゅううー!ぐううるる 「あ……消化始まっちゃった」  胃が元気な音をたてる。だがそれでも獲物は動かない。 「はぅ……楽しみだったのに、やっぱりほどよく舐めてごっくんが一番かなっ♪んーそういえばー」  二匹も居るし一人はやっぱり味わうかな。 うふふ♡そう決めたら早速……私はテントを開け眠っている二匹の首に噛み付いた。


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