NokiMo
GA
GA

fanbox


高雄のガス攻撃制圧作戦2

 鎮守府。鳳翔の屋台にて。高雄と山城は呑んでいた。そのやさしい雰囲気と、料理の美味しさから日本艦以外からも人気のお店だ。 「大体明石は私のこと欠陥船と思ってるから、こんな実験体にするのよ!」 「そんなことはないかと思いますが……」 「不幸!不幸だわあああ!」 「ちょっと山城さん!?」  山城は泣きながら酒を呑む。鳳翔と高雄が慌ててフォローする。 「ほら、お酒でも飲んで忘れましょう?」 「そうですよ」 「ううう……ありがとう、鳳翔さん、高雄」 泣き上戸な山城を宥めながら、二人は山城の愚痴に付き合う。そして、一時間後。 「ううう、もう私お嫁に行けないいいい!!」 「大丈夫ですって、ね?落ち着いてください」 「そうよ、あなたなら大丈夫よ」 「うう……うええええん!!」 「あらあら……」 「……まあ、そうなるわよね」  結局、山城は泣き疲れて眠ってしまった。酔いつぶれた山城は、扶桑に連れられ去っていった。 「はぁ」  一方の高雄はストレス発散どころか増々溜まっていく。 「あのビールのおかわりを、あとおでんおかわりくださいー」 「はい、おかわりのおでんです」   鳳翔が心配そうに聞き返す。とにかく食べて呑んで発散するしかない。  よく出汁の沁みた大根に、ごぼう巻き、コンニャク……熱々のおでんが身に沁みる。慎重に大根を割り、口に運ぶ。 「はむ……はふはふ……」  優しい味付けの出汁が口の中に広がる。噛む必要も無いくらい柔らかい大根は、苦味はなく甘みが強い。今度はこんにゃくを食べる。こちらも柔らかく、それでいて歯応えがある。程よい弾力があり、噛めば噛むほど味が染み出てくる。 次は卵だ。黄身がプルンと揺れ、濃厚な味わいが広がる。だし汁がまた良いアクセントになっている。 (ああ、幸せ……)  美味しい物を食べれば嫌なことは忘れられる。高雄も幸せな気分になった。 「はふーほうしょさんのおでん最高です……日本酒のおかわりも」 「あら、大丈夫ですか?少し呑みすぎでは?」  確かに飲みすぎているのかもしれない。だが、ここでやめてしまっては勿体ない。それに明日は休みだ。多少羽目を外しても良いだろう。 「あ、玉子焼きもください、甘いやつ……」 更に注文を重ねる。そして、再びおでんを口に運び、日本酒を喉に流し込む。 「んく……んっ、ぷはあ」  熱い息を吐き出す。身体が火照り、気分が高揚してくる。まるで、アルコールによって血流が良くなったかのように感じる。 「あー、やっぱり日本食はいいわね……落ち着くわ」  そう言いながら、出された玉子焼きに箸を入れる。中までしっかり火が通っているようで、断面からは透明な液が溢れている。それを口に入れると、ふんわりとした食感とほのかな甘味が口いっぱいに広がる。  やはり、日本の料理は素晴らしい。海外艦には和食が合わない者もいるようだが、自分は洋食よりも和食の方が好きだ。特に煮物や漬物は大好物である。 「ビールを瓶でくらはい……」 「呑み過ぎですよ?酔ってませんか」 「いいんですよ〜仕事はもう終わりましたし……呑みたい気分なんです」 「でも、ほら妖精さんたちが……」  ふと見るとジョッキの近くで高雄のお付き妖精達がプラカードを掲げる。  腸内環境改善!飲酒反対!  ぷちん。昼間の任務を思い出し、再び何かが切れた。いつもは優しく誤魔化す所だが今は腹の居所が悪かった。 「そうですか、艦内の残業がしたいと。それは殊勝ね」  妖精達を乱暴に捕まえて、膨らんだお腹に押し当てる。大量のビールの炭酸で膨らむお腹からはぐるぐるぐる!ぎゅるるるうう!!という轟音が響き渡る。 「うふふ、素敵な環境になっていると思いますよ?ほうしょさんビール瓶で何本か持っていきますね」 「はい、ほどほどにしてあげてくださいね?」 「わかってますよービール瓶は明日返しますねー」  ほろ酔いな高雄と、あわあわと暴れる妖精さん達を、鳳翔は心配そうに見送るのだった。   「あ、お帰りなさい。今ちょうど妖精さん達のお話を聞いていたんですよ」  高雄が自室に戻ると、妖精サイズに縮んだ提督が居た。妖精と対話が出来る代わりに、体が縮んでしまうという明石の薬の効果だ。 「艦内環境についと、私からも注意して……ひゃ!?」 「ふふ、では提督自ら視察をお願いしまふ」 「え?ええ?ちょっ」  ぐるるるる!ごぎゅるるるるる!!  顔をほんのり赤くした高雄につまみ上げられる提督。意地悪そうに笑い、普段生真面目な彼女とのギャップにドキリとする。 「その前に提督も呑みませんか?んぎゅんぎゅんぎゅ……ぷはああ」  ビール瓶をジョッキに注ぎ一気呑みする高雄。ごきゅっ!ごきゅっ!と豪快にビールを一気飲みする姿に圧倒される提督。 「ふふふ、おっそわけですよ~れえ」 「わぷ……!」  ビールを含んだ唾液を垂らす。提督の身体を高雄の唾液が包み込む。ぬるぬるとした唾液に含まれるアルコールにくらりとする提督。そんな彼女を見て高雄はにへらと笑う。 「たまに一緒に呑むの良いでふね。んぷ♡げええうううううっぷううう!!」 「わあ!?ん!お酒くさい…」  高雄が轟音ゲップを提督と近くに居た妖精達に浴びせる。あまりの勢いに吹き飛ばされそうになるが、妖精達が支えてぺたんと尻もちをつくだけに留まる。アルコールが霧のように霧散し、くらくらと、頭がぼんらりとしてくる。 「おっと、失礼しました。ちっちゃな提督さん♪吹き飛ばしちゃったら大変ね。ゲップにも勝てない提督さん♡」  くらくらとする提督と妖精さん達を優しく掌に包み込む。そっと唇を寄せる。唾液に濡れたぷるんとした唇が目の前にくる。  乙女が花に吐息をかけるかのような仕草で、 「ゲエェェゥプ!!」 「んん!?」  思い切りゲップを浴びせる。アルコールが飛沫となり、提督と妖精さんを酩酊させていく。 「久しぶりに提督を私の艦内にお迎えするのですから……しっかりとガスを排気して換気しなくてはなりませんね♡ガスの臭いで艦の不調が分かる方も居るそうですよ?げええうううっぷう!! 「んうう、た、高雄……」  何度もアルコールゲップを浴びせられ、酩酊感から立っていられなくなる。  「ふふ、ていとく〜お酒弱いんですね、お腹の中はたっぷりビールがありますから♡げぇえぷう!少しは慣れて頂かないと♡」 「ううう…」 「少し眠くなってきました?では眠気覚ましに……ふふ、ちょっと恥ずかしいわね」  そのまま手をお尻に持っていき、押し付ける。弾力のあるクッションに無理矢理沈まされる。 「むぎゅうう!?」 「あ、でそぅ」   何がと問いかける余裕もなく、ぴっちりとした布地に肛門がクッキリと浮かぶ。それがひくひくっと蠢いた瞬間、 「へ……?」 ぐぎゅるるるう!!ブウウウゥー!!ブッボォ!!ぶうぅぅぅ……ブオォォォ!! 「おっ♡すごい熱いのでた♡あはは!流石に目が覚めました?」 「んぷうううぅ!?く、くさい!?」  発散から数時間、溜め込まれた廃棄物から発生するガスが高雄の尻からオナラとして排気される。一瞬で酔いが覚める程強烈なガスだ。それを提督に向かって排気した高雄はけらけら上機嫌に笑う。 「うう、くっさああ……これは妖精さんもクレームを入れる訳ね……」  その濃厚な匂いに、酔いとは別に意識を失いそうになる。高雄の腸内は何度も経験はあるが、今回は溜め込みが凄いようだ。 「んっ♡」  ひくひく……ブウウゥー!!ボフウウウウ!!  高雄の尻が大きく揺れ溜まっているガスを排気する。普段は思わず出して赤面する高雄だが、酔っている為遠慮が無い。  「ふう♡妖精さん達、そんなにへばっていたら艦内清掃なんて出来ないわよ?さて、換気もある程度出来ましたし、先ずは妖精さん達なら入〜艦♡」  妖精達をビールの中に入れる高雄。ジョッキを傾け一気呑みする。ビールの濁流に飲まれ、妖精さん達は一人残らず高雄に呑み込まれてしまった。 「ぷはあ」 「では、提督も♡ふふふ、やっぱり提督が入艦されると知り、お腹も喜んでいるみたいです」 「あっあっ……」  ぐうううう!!ぎゅるるるぅ!!  膨らんだお腹に押し付けられ、蠕動や消化音、妖精さん達の慌てる声を聴かされる。 「あむ♡ふふ、艦内に入る前にしっかり消毒でふよ♡」 「わぷ!?あっそんなに舐めないで……」  酒臭い口内に閉じ込められ、しっかりと舐め回される提督。空気はすべて高雄のアルコールを含む吐息となり、再び酩酊感に襲われる。数分に渡り、アルコール消毒を受けていると口が開く。次の瞬間、 「では、いらっしゃい提督♡いただきまぁす♡」 「んぐんぐんぐ♡」 「わあああ!?」  ビールの濁流が巻き起こり、翻弄される提督。やがてその濁流に呑まれ、食道にビールごと一気に胃袋に流し込まれた。 「ぷはあ……高雄のお腹の中……うう、だめ、居るだけで酔っちゃう……」  高雄の胃袋はビールと胃液が混ざって、大量の気泡を立てている。 「よ、妖精さん達は……?」  周りを見渡すと、顔を赤くして踊ったり泳いだりしている。ほとんど酔っぱらっていて頼りになりそうもない。 げええうううっぷう!!ぐるるるるる!  遠くで高雄のゲップが聞こえ、胃袋が揺れ動く。提督はあまり噛まずに食べたであろう、おでんのこんにゃくにしがみつく。消化されにくい優秀な足場だ。 「うう……高雄……よく噛まないと……」   酩酊してイマイチ思考が覚束ない。胃壁をペチペチ叩いてみるが反応はない。   「ごちそうさまでした♡はぁ、なにか〆が食べたくなったわね」  戸棚を勝手に漁る高雄。すると奥からカップラーメンが出てくる。愛宕がよく夜食で食べていたのを思い出す。 「ラッキー♪お湯お湯〜」  上機嫌に鼻歌を歌いながら、お湯を注ぐ。しばらく待ちながらお腹を擦ってみる。僅かにお腹を叩くような感触に、にまにまと微笑む。 「やっぱり〆はラーメンよねぇ」  ほとんど噛まずに飲むようにラーメンを平らげていく。味もあまり分からないくらい酩酊していた彼女は、シャワーも着替えもせず布団に転がる。 「わぷ!?」 ごきゅごきゅ!ごっくん!!  噴門から大量の麺が降り注ぐ。まだ食べたりなかったのか、お酒の〆のようだ。胃袋を満たしていく麺に提督は埋もれていく。 「高雄……呑みすぎは……ほどほどに」  力尽きた提督は酩酊状態のまま深い眠りに落ちた。

Comments

これは…翌朝に期待ですね!

topy


Related Creators