少女の作り上げた理想の世界で、エクセリアは竜の国の王女として幸せな日々を送っている。
だが、どこか違和感を覚えていた。全てが甘く、夢のような世界。
「では、今日は姫様に世継ぎを作っていただきますぞ。」
「え?ゲオルグ…どういうこと…?」
「どうもこうもありません。姫様は子供を成して初めて幸せになれるのです。」
「そんなこと私は望んでは…きゃっ・・・・・!」
部屋に乱入してきたのは、見知らぬ男。
「その者は白金の国の王子。姫様の殿となるのに相応しい男でしょう」
「いや、やああっ……!」
エクセリアは無理矢理組み伏され、裸にされた。でも周りの人は見ているだけで助けてくれない。微笑みながらその様子を見ている。
何が起きたのか分からず、思考がぐちゃぐちゃになっていき、気が付けばたっぷりと中に出されていた。
そしてそのたった一度の行為で身籠ってしまう。
「うう……こんな、こんなのって………」
そう、これは夢。誰かが作り上げた、まやかしの夢。こんなものを自分が望んでいるはずがない。
目を閉じて、また開けば、全てがもとに戻っているはず。あの絶望の世界に。
エクセリアはぎゅっと瞳を閉じた。
ねこトトラ@猫虎屋
2023-07-27 23:10:57 +0000 UTCカイビャク
2023-07-26 14:30:00 +0000 UTC