茶熊学園に新たにフルーエスールと呼ばれる制度ができた。
兄弟と姉妹を意味する言葉で、下級生を上級生が正しく導くことを目的としている。
中等部の女子には高等部のお兄様が、中等部の男子には高等部のお姉様が一人つき、およそ3ヶ月の間、一対一で指導する。
相手を選ぶことはできず、学園側によって指定される。
中等部に新たに入学したジークにも、お姉さま〈スール〉としてルカがつくことになった。
*
学生寮のジークの部屋に、ルカが突撃してくる。
「こんにちはー!あなたがジークですね。姉としてのお役目を頂いたからには、ビシバシしごいたりますよー!」
「ああ、めんどくさいのに当たったな…」
ジークは心底ダルそうに下を向く。うるさくて過干渉な姉は、もう十分間に合っている。
ネコミミストの時に会ったエレノアのような優しくて控えめなお姉さまならいいと思ったのに、来たのは"姉"よりもさらに輪をかけてうるさそうな姉だった。
「今日から私がお姉さんですよー」
「姉なんて大嫌いだ。」
やたらと距離を詰めてくるルカを邪険に振りほどく。
ルカは部屋の中を見回した。
「おやおや、男の子の部屋なら、もっと乱雑としているかと思っていましたが、意外と綺麗にしてるんですねー!」
「ああ、だらしない姉を見ていると自然とそうなるのさ。」
「しっかりしてるんですね~。……と見せかけて……ここだーー!!」
「あ…馬鹿…っ!!」
ルカはすかさずベッドの下の空間に手を伸ばした。そこには何冊も積まれた写真集や漫画などが隠されている。ジークの必死の静止も間に合わず、秘蔵の本たちが日の下に晒されてしまった。
えっちな本や漫画がずらりと並べられて、ルカはにやにやと笑った。
「ふふふ、ですよねー!男の子といったらやっぱりこれじゃなきゃ」
「うるさい!いきなりなんなんだよ。出ていけよ!」
プライベートをズタボロに晒されて、苛立ちげに怒鳴った。だがその程度で怯むようなルカではない。
「おやおやおや~……これは…」
秘蔵のコレクションを一冊一冊見分していくと、ある特徴があるのを発見した。
「馬鹿…見るなっ!!」
「『姉と夏休み』『甘えさせてくれるお姉ちゃん』『姉の胃袋を満たすのは僕』『近親相姦、一線を越える日』『姉アンソロジー』……これは全部お姉ちゃん関係ですね。」
「くっ……!」
何か言い訳をしようと必死に頭を巡らせたが、何も思いつかない。
「サテラさん、魅力的ですもんね~」
「だらしなくてうるさいだけの姉だよ。学園に来なくてせいせいしてるくらいだ。というかサテラを知ってるのか?」
「目立つ姉弟なので、時々見かけてましたし、サテラさんは応援団で一緒に戦いましたからね~」
「わかったら出ていってくれよ。」
「ふふふ、ダメですよー!私は、あなたを正しく導くために派遣されたんです。弟が実の姉をえっちな目で見るのいけないことです。知っていますね。」
「知ってるよ!というか、別にそういう目で見てないし。」
「この本に残っている残留ソウルを見ればわかります。これで…していますね。」
「なっ……!」
言葉を失った。ルカが手にしていたのは、本に挟まっていた一枚の写真。サテラの水着姿を写したピンナップ写真だった。
「なので、"姉"として責任をもって、今日から私が管理してあげます!」
*
ルカがジークに施した〈封印〉は、ルカの許可なく射精することができないというものだった。自分で扱こうとしても腕が感電したかのようにしびれてしまい、中断を余儀なくされる。年頃の男の子として、むらむらを処理する手段が無いのはあまりにも辛いことだった。
それから3日後、再びルカがジークの部屋を訪れる。
「どうですか?調子は」
「最悪だよ。」
少し前かがみになって座る。固く勃起しているのを悟られたくないからだったが、そんなことはルカにもお見通しだった。
「ふふふ、頑張りましたね。」
ルカの顔が近づくと、髪からふわりとシャンプーの香りがした。それでもうダメだった。3日間我慢してきた欲望が爆発しそうになる。
「こっちを見てください。本で一方的に変態的な欲望を募らせるのではなく、目の前の女の子を見て、一緒に気持ちよくなれるように勉強しましょう。」
「……!」
ルカがするすると服を脱いでいく。もう何を言っているか言葉が耳に入らない。だが封印のせいで、こちらから積極的に動くことができなかった。
「今日は私がリードしてあげます。これから徐々に、女の子の扱いを覚えていきましょうね。」
ルカは横たわるジークの上にまたがると、腰を落とした。ぬるりとした感覚に包まれ、一気に熱を持つ。
「う‥…あ……あ……!」
手で乱暴にしごくのとはぜんぜん違う。暖かくて竿全体が包み込まれるような感覚。まだ動いていないのに、中の壁がうねうねと絡みつくようで、ボルテージたたちまち跳ね上がった。ダメだとわかっているのに止めることができず、そのまま中でびゅくびゅくと暴発してしまう。
「おやおや、たくさん出ましたね~」
3日分の練り上げられた濃い精液が、あふれるほどにルカの膣内に注がれた。
「ご…ごめん…」
出したことで冷静さを取り戻し、我に返る。こんなに早く射精してしまうなんて、漫画でも見たことがない。情けなくて顔に火がつくようだった。しかも避妊具などはつけていない。ルカがいたずらげに笑う。
「こんなに出されたら赤ちゃんができちゃうかもですね~」
「そ…それは…!」
「ふふふ、びっくりしましたか?女の子には、できやすい日と、できにくい日があるんですよ。でも100%ということはないので、明日からはきちんとつけてからしましょう。」
「そうなんだ」
そういうことはあまり漫画にも書いていなかった気がする。それよりも、明日もまたできるということを知って、興奮が高まった。たしかに毎回ルカが処理してくれるならもうあの本はいらないし、一人でしなくてもいいかもしれない。そう考えると、一度萎え掛けたそれがまたむくむくと立ち上がり始める。
「元気になってきましたね。まあ、一回も二回も変わらないですから、今日はこのまましちゃいましょう。」
繋がったままで、今度はルカが積極的に腰をグラインドさせていく。
先ほどとはぜんぜん違う、強い刺激だった。まさに強制的に搾り取られていくような感覚。本日二度目の膣内射精まで、あっという間に導かれてしまった。
「これから三ヶ月よろしくね、ジーク」
その呼び方が、"姉"のトーンとそっくりで、果たしてこれからどうなってしまうんだろうと期待と不安が一杯になるジークであった。
ねこトトラ@猫虎屋
2023-01-06 22:37:27 +0000 UTCAstranagant
2023-01-06 04:15:27 +0000 UTC