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捕らえたエレノア

世界に仇をなすもう一つの飛行島。それを制御していたエレノアを捕らえることに成功した。

正確には闇ではないが、自らそうであるかのように振る舞っているため、闇、もしくは黒のエレノアと呼んでいる。


その闇のエレノアを飛行島の地下にある牢に幽閉し、抵抗できないように拘束した。




「本当に同じ顔をしているんですね。なんだか鏡を見ているみたいで不思議な感じです。」

尋問の場にはもう一人のエレノア、白のエレノアにも同席してもらっていた。

二人が並ぶと、髪の色こそ違うものの、まるで双子のようにそっくりである。むしろ双子よりも近い。寸分違わぬ遺伝子を持つ本人同士なのだから。

「あんまり見ないであげてくださいね…。なんだか私まで恥ずかしくなってきました。」

下着も全て脱がせて、腕は頭の上で鎖に吊るしているため、身体を一切隠すことができない。それでも腰を捩って少しでも見えないように抵抗してみせる姿は、このような姿をしていても恥じらいのある証拠だった。


「近寄るな!裏切り者が。」

白のエレノアが至近距離まで近づくと、黒のエレノアが拒絶するように威嚇した。

「別に危害は加えませんよ。あなただって私なんですから。…それに、裏切り者はそちらじゃないですか。」

「アイリス様を見捨てて、そんな男に現を抜かして。裏切り者以外の何物でもないわ。」

赤髪を見て、吐き捨てるように言う。

「ち、違います!この方はアイリスさんのパートナーですから。私にとっても大切な人というだけで…」

「お前が言っただろう。私がお前だと。つまりはお前は私でもあるのだ。お前が何を考えているのかくらいわかる。」

「そ、それは……」

「そんな男のどこがいいのか。アイリス様を裏切ってまで……!」

「やめてください!本当にそういうのじゃないですから…!」

「うるさい、この売女が!」

黒のエレノアの激しい罵声に、なんとか笑顔を浮かべていた白のエレノアの表情がぴくりと動く。そしてくるくると変化した後に、満面の笑顔に変わった。


「わかりました。いいでしょう。教えてあげますよ。あなたが私なら、きっとその良さも理解してもらえるはずです。」

白のエレノアはあくまでも笑顔だが、その目は笑っていない。


「何をする…。それ以上近寄るな!」

「さあどうか、このわからず屋の私に、教えてあげてください。本当の愛というものを。」

エレノアは自分と同じ顔をしたその顔に、優しくキスをした。

捕らえたエレノア 捕らえたエレノア

Comments

ありがとうございます😆

ねこトトラ@猫虎屋

素敵です!

魔鬼靐ユリア@リク停止中

ありがとうございます😆

ねこトトラ@猫虎屋

どちらのエレノアも可愛い‥! ストーリーも素敵や‥

nanamiya22

(*/ω\*)キャー!!


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