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補習実習

「残念ながらこのままでは単位はあげられないんですよね~」

「なんでさ!」

セツナは学長に呼び出されていた。あれだけ苦労した保健体育の実習が不合格だったらしい。


「身に覚えがあるんじゃないですか~」

「そ…それは…」

実習相手の男子をぶっ飛ばしたことだろうか、それとも思いっきり噛みついたことだろうか。心当たりがありすぎる。

「結構苦情が来てるんですよ~」

「だって変なところ触ってくるし!」

「それに慣れるのも実習のひとつです。どんな相手にでも笑顔で接待する。それが一流の冒険家というやつですよ。」

「うう……納得いかない……。」

この学園では保健体育で性行為実習があるが、セツナはその時間が大嫌いだった。


「ともかく、このままでは卒業もできなくなるので、補習を設定します。」

「ほしゅう?」

「一週間以内にこれを使い切り、体験を詳細に記録したレポートを提出しなさい。もちろんズルはだめですよ。」

渡されたのは5枚入りのコンドーム1箱。ほぼ毎日ペースで使っていかないと間に合わなさそうだった。

「うそ……」



保健室のベッドルーム。ここはいつでも使っていいことになっている。裸になるのは嫌なので、水着着用で挑んでいた。

「いいから早くしてよ」

べたべたと触られるのが嫌なので、さっさと挿入までもっていかせる。フェラでも一応いいらしいが、アレを口に含むのは絶対に嫌だった。それよりは本番で消費してしまったほうがマシだ。


「んく……っ」

ぬるりと入ってくる。

ローションで十分濡らしていたとはいえ、あまり準備していない状態では苦痛のほうが大きかった。

でもそれでいい。気持ちよくなりたいわけではないからだ。油断していると時々快楽に呑み込まれそうになる。それが怖い。


「ん……」

普段の実習と違うのは、パートナーがランダムで選ばれた相手ではないことだ。自分で誘わなくてはいけない。

とはいえ男友達など居ないので、知り合いとなると必然と限られてくる。

ダメ元で飛行島の主に頼んでみたら快諾された。なんだかそれも悔しい。

「は、早く終わらせてよ……っ」


後背位のほうが好きなのだが、正常位で繋がっていた。相手に表情を見られるのが嫌で顔を隠そうとすると、腕を掴まれて深く密着する。

「んんんっーーっ!」

強く腕を引き寄せられると奥までぐりっとえぐり込まれて電撃が走る。

「そ、それ…ダメ……っ」

稀に来ることのある感覚が、今日はビリビリときていた。一番気持ちいいところが、ちょうどいいリズムを刻んで叩かれる。これは嫌いじゃない……


「あ…!」

しかし何か掴めそうだと思ったところで、突如として動きが止まった。もう少しで何かわかるかもしれなかったのに。そんな気持ちで恨めしそうに相手を見ると、とても申し訳無さそうな顔をしていた。

そしてドロリとしたものが垂れる感触……。


「あああーーー!!使ってない!!」

枕元のコンドームは見事に未開封のままだった。そういえばさっさと終わらせることに夢中で、つけさせるのを忘れていた。

ということは、ばっちり膣内に出されたしまったことになる。

「ああ~~…、あたしの馬鹿ーー!」

さらにコンドームが減っていないということは、補習のカウントも進んでいないということだ。しっかりまだ5枚残っている。


「ううう……もいっかい、できる?」

だが先程までは力強い硬さをほこっていたそれも、今はしんなりと萎んでいる。


また明日に持ち越しということになり、早くも補習クリアに暗雲が漂い始めていた。

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