「もっと女の子らしくなりたい?」
キャトラのところにルカが相談に来ていた。
「そーなんですよー。部下に笑われちゃって……。ルカ先輩ってほんと男の人みたいデスねーって」
「リスティね。」
「全く失礼ですね!私はいつでも!全力乙女まっしぐらのつもりだったのに!」
「たぶんそういうところよ。でも案外気にしてたのね。」
「アイリスさんみたいに素敵な女性になりたいんです~。どうすればいいんでしょう」
「マ、そういうことならキャトラさんにどーんとおまかせなーい。」
「頼もしいです!キャトラ先生!」
*
「まずは料理からね」
「お料理でしたら得意ですよ!」
「次はお掃除」
「掃除ならお任せあれ!」
「お洗濯はどうかしら」
「毎日シーツ洗ってます!」
「なかなかやるじゃないの」
「次は何をすればいいですか!?」
「そうね、あと女の子に大切なのは…夜伽かしら」
「よとぎ?」
ルカの顔に?マークが浮かんだ。
「殿方を喜ばせるには一番有効な方法よ!」
*
ルカは赤髪にベッドでご奉仕していた。
「あっ……、こ…これが本当に乙女に必要なことなのでしょうか……」
「あら、嫌だったかしら?」
「い、嫌じゃないですけど…、アイリスさんに申し訳ないというか…んんっ!」
「これはあくまで修行なんだから、気にせずやっちゃいなさい」
「そうですよね…んあっ……これは修行……」
「今日から毎日するのよ!」
*
それから数十日後。ルカは検査キットを持ってキャトラのところにやってきた。
「キャトラ先生~…、できちゃったみたいですー」
「あら、おめでとうさんね。」
「おめでとうじゃないですよー、これからどうしたらいいか……」
「ふふん、この時がついにやってきたわね。ここからが本番よ。母親としての資質を極めるのが、真の乙女の道!これまではただの前哨戦に過ぎないわ!」
「そうなんですね!燃えてきました…!」
10ヶ月後、ルカは元気な赤い髪の女の子を産んだという。