エクセリアが捕らえられていたのは名も知られていない小さな島だった。
そこには25人ほどの男たちが暮らしている。
「返せよ!俺たちの家を、家族を!」
「知りません。私、なにも……!」
「知らないとは言わせんぞ!確かに見たんだ、大量のレッサードラゴンを引き連れて襲いかかる竜王女の姿を。」
「本当に何も知らないんです…!」
「まだしらを切るつもりか……!」
とある島で農業と海賊稼業で生活していた島民は、数ヶ月前、突然にレッサードラゴンの軍団の襲撃を受けて全滅した。ドラゴンたちを引き連れていたのは一人のドラグナー。
稼ぎに出ていてたまたま難を逃れた一隻の船だけが生き残り、残された島で再建を図っていた。
生き残った島民は恨みを募らせ、ついにその犯人を見つけ出し、偽の救援要請で竜王女を誘い出すことに成功する。
まんまと罠にかかったエクセリアは、単身捕らえられ、島民たちによって凌辱されていた。
「いやああっ!」
海賊たちはエクセリアを力付くで犯し、輪姦した。前だけでなく後ろの穴も塞がれ、休むことなく犯される。
王女として大切に育てられ、守られてきた身体に、男たちの精が容赦なく浴びせられ、中に注がれる。
島には男ばかりが25人。皆働き盛りで力も強い。そんな男たち全員の性欲をエクセリアがたったひとりで引き受けなければならず、毎日毎日、彼らは飽きることなく犯し続けた。
いつの間にか復讐することから、子孫を残すことに目的が変化し、彼らからは姫様と呼ばれるようになった。そうして何十日も経ち、一人ひとりの顔と名前が一致するようになった頃。
永遠に続くかと思った凌辱の日々が、突然終焉を迎えた。
*
「この世界のラピュセルの気配を追ってきたのですが……、まさかこんなところで油を売っているとは。」
「あ、あなたは……」
島は二度目の滅びを迎えた。エクセリアを犯し続けた男達は一瞬で吹き飛び、瓦礫の上にはレッサードラゴンを従えた少女が立っていた。
「一体何をしているの、こんなところで。あなたには守るべき国があるでしょう?」
極めて不機嫌そうにそう言う少女の顔は、エクセリアとまるでそっくりだった。ただ声の雰囲気だけは違う。
もう一人の竜王女が活動していると、シエラからそれとなく聞かされていた。彼女がそうなのだろうか。
しかし助け出されたエクセリアは顔を上げることすらできない。
「私はもう、穢れてしまって……。帰ることなんて…」
とっくに来ているはずの生理も止まっており、お腹の中には子供ができているかもしれない。
すっかり犯されることに悦びを感じるようになってしまったこの身体では、もう王女なんて務まる気がしなかった。
「…もし、あなたが、私なら…穢れてしまった私の代わりに…」
それを聞いて少女は激怒する。
「ああ!不愉快ね!ふざけないで!その程度のことで何を言っているの!」
予想外の反応が返ってきたことに驚き、エクセリアは顔を上げた。自分と同じ顔をした少女の顔には、深い闇が宿っていた。
「あなたにはまだ全てがあるでしょう?国も、部下たちも、そしてラピュセルも!」
「ラピュセル!ラピュセルはどこ!」
その名前を聞いて、エクセリアが我に帰る。ここ数ヶ月、何度呼びかけても応えがなかったのだ。
「今は眠らされているだけです。そんなこともわからないの?あなたとラピュセルの絆はその程度なの?」
心底呆れたようにため息をつく。
彼女の言う通り、ラピュセルはルーンによって強制的に眠らされ、洞窟に安置されているだけだった。
「この世界のラピュセルを回収して帰るつもりでしたが、気が変わりました。弱くて何も出来なかった自分の顔を見ているようで、不愉快です。」
「そんな……」
「さっさと自分の国に帰りなさい。そうしたら、正式にラピュセルとフィーユを奪いに行きますから。」
「ら、ラピュセルは渡しません。フィーユも!」
「せいぜい楽しみにしていることね。」
もう一人の少女はそう言ってレッサードラゴンに跨がり、どこか彼方へと飛んでいった。
エクセリアの隣では、目覚めたばかりのラピュセルがあくびをしていた。
ねこトトラ@猫虎屋
2022-08-17 23:12:38 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2022-08-17 02:48:39 +0000 UTCカイビャク
2022-08-16 18:18:51 +0000 UTCカイビャク
2022-08-16 18:16:57 +0000 UTC