カスミはトワとセツナの先輩として、保護者も兼ねて温泉旅行に同行していた。
彼女たちに起きた異変も知らず、混浴露天風呂で一人になったところを狙われる。
「何……!?こ、こら!触るな!離れなさい…!?」
突然の背後からの強襲に驚き、逃げようとするが、後ろからがっちりと抱きつかれてしまった。
男の名前はホメ=タタエール。一見、人畜無害の狂人を装っているが、とんだ変態親父である。
「どこを触っているの!や、やめなさいっ!」
男のごつごつとした腕が、乱暴にカスミの柔肌を掴み、大切なところをまさぐってくる。
温泉ではあらゆる強化能力が無力化される。お湯の中ではただの女の子に等しい。だがカスミは格闘術の心得もある程度あった。力では劣るとは言え、このくらいの抱擁を振りほどけないはずがない。
「ひっ……!」
だが男の指は容赦なく女の子の大切な場所を探し当て、誰にも触れさせたことがない場所をなぞり始めた。
片方の手は乳首を摘み、もう一方の手は肉芽をつまみあげる。
「や…やめ……て…」
力づくで振りほどいたら、千切れてしまうかもしれない。一番敏感な場所を触られて、弱点を押さえられた状態になった。
「ぴったりと閉じているな。もしかして生娘かね?」
「そんなこと関係ないでしょう。離しなさい!」
「ほほほ、まあ、どちらでもいいさ。すぐにワシの女になるのだから。」
「誰がそんなこと!」
背中には、女の子にはついていない硬い物がぴったりと押し当てられていた。見なくても、とても大きいことがわかる。これが入ってくると考えるとゾッとする。そんな事は起こるはずがなかった。
「私の本職は女衒<ぜげん>でね。今のところ君が一番素質がありそうだが…」
女衒……頭の片隅に知識としてあった。女の子を遊郭に斡旋し売り飛ばす商売だ。
「下衆な男ね。」
「あのトワという娘もなかなか良かった。君が拒むなら向こうを売り飛ばそう。実はもうその手筈は整えてある。」
「ふざけないで!そんなことさせるわけないでしょう」
「ま、それは君の態度次第だな。私はどちらでもいいのだよ。」
どうやらトワもすでにこの男の毒牙にかかったらしい。あの奥手のトワが…と考えると、いかにこいつが卑劣かを察することができる。その先には不幸しかないだろう。
だがこの男の企みを知っている自分なら、なんとかできるかもしれない。
「そこの岩に両手を突いて、お尻をこちらに向けたまえ。私を満足させることができたら、特別に二人とも見逃してやろう。」
「な…!」
もはや選択肢は一つしかないように思えた。
カスミは言われるがままに、露天風呂の岩に腕をのせて、お尻を向けた。
ねこトトラ@猫虎屋
2022-08-04 17:45:55 +0000 UTC