この世界では15歳で成人とみなされるが、12歳以上であれば見習いとして性産業に従事することができる。
基本的には客を取らずに嬢達の身の回りの世話をするのがその役割だが、ミレイユは経済的な事情もあり、すでに客を取り始めていた。
通常は一度の接待で2万Gの収入になるが、ミレイユは見習いなので半額の1万Gしかもらえない。
それでも生計を立てるには貴重な収入で、月に20日出勤すれば20万Gにもなる。兄妹二人で暮らしていくには悪くない収入だった。
ミレイユを指名する客層のなかで一番多いのは、年頃の娘を持つ父親たちだった。
「最近、うちの娘が口を聞いてくれなくてね~。ミレイユちゃんだけが癒やしだよ。」
「そ……そうですか…。ありがとうございま…すっ!」
年が二倍近く離れた男が、ミレイユの幼い秘裂をこじ開けながら突き上げる。
もうすっかり慣れたもので、一番奥の壁で剛直を受け止めても、それほど苦痛は感じなくなった。じわりと広がっていく下腹部の心地よさに、不思議な安心感を覚える。
「でもミレイユちゃんはまだ13歳なのに、こんなえっちなことをしちゃって…。悪い子だね。」
自分で指名しておいて、よく言うと思う。でも口には出さない。
「す、すみません…。」
「うちの娘はこんなことをしていないと思うけど……。あいつはとっても真面目なんだ。この前はテストで一位を取って…」
さりげない言葉に強い棘を感じる。しかしそういった闇の部分を全て引き受けるのも仕事の一つだ。
肉体だけではなく、精神的に寄り添うのも風俗嬢の役目である。そう先輩嬢たちに教えられてきた。
「……す、すごいですね…」
「ミレイユちゃんも、こんなことしてたらパパとママが悲しんじゃうよ。」
来た、と思う。こういう質問はもう何度もされている。
「でも、どっちももう、いないですから……」
「そうか!それはすまないことを言ったね。」
男の表情が、咎めから慈愛に変わる。だがそれは圧倒的な優越感によるものだった。
「それじゃあ、おじさんが代わりにパパになってあげるよ!」
そして抉るようにピストンを始めた。
「あ……ん……っ!」
太いものに突き上げられると、黒い感情が強制的に白く塗り替えられていく。
沈滞した感情がぐちゃぐちゃにかき回されて、撹拌される。何も考えずに快楽に身を任せるのが、とても気持ちよかった。
「それじゃあ、出すよっ!!」
「は…いっ……!」
客は白濁をどくどくと一番奥に注ぎ込む。
この店では膣内射精は原則としては禁止で、無断で中出しすれば5000Gの罰金が待っている。だがそれを事実上のオプションと考える客もいて、平気で中出しをしていく。ミレイユにとっても、そのぶんいくらか収入が増えるので悪くはない制度だった。
だがいつもこれを繰り返していると、いずれ文字通り、客がパパになってしまう。
「ありがとう、ございました……」
全てを終えて客を送り出した後、ミレイユは逆流してくるそれをシャワーで洗い流しながら、深くため息をついた。
行為の最中は夢中で忘れられるが、後からずしりとのしかかって来る。
このままでは見習い期間が終わる前に、母親になってしまう。
本職になってもっとちゃんと稼げるようになりたいのに、年齢が邪魔をしてなかなかそれが許されなかった。
自分も早く大人になりたい。膨らみかけの平らな胸に手をあてながら、ミレイユはそう願っていた。