プール授業における男女混合の準備運動を快く思わない女子もいくらかおり、トワもそのうちの一人だった。
しかし意外にも賛同者は少なく、その意見は通らなかった。せめてセツナが一緒のであれば……。と思ったが、彼女は別のクラスであった。
クオンの家では婚前交渉は禁じられている。
既に保健体育の実習として初体験は済ませてしまったが、あれは授業なのでやむを得ずそうしたものだ。でもこれ以上はするつもりはなかった。
こんなよくわからない理由でしていいものではない。
「わ、私の家では、こういうことは禁じられていますので…」
「練習だよ、練習。本番じゃないからさ」
「で、でも…」
練習と言っても、実際に男性器が中に入ってくる。保健の授業のときはちゃんと避妊具をつけていたが、今回は正規のカリキュラムではないのでつけないようだ。
「いいから、いいから」
「ああ……っ」
潤滑のルーンという便利な道具があるので、受け入れ体制は一瞬で整ってしまう。
結局トワは流されて、そのまま受け入れてしまった。
好きでもない男のそれがみちみちと入ってくると、背筋にぞわりとしたものが走った。敏感な神経が内側から直接刺激され、思わず声を出してしまう。
「は…ぁ…っ♡」
自分でも驚くほど艶のある声だった、この感覚。本当は嫌いではない。でもはしたない女の子だと思われたくなくて、それを受け入れることはできなかった。
別のことに集中して気持ちを逸らそうとする。
好きな温泉のことなど考えて…
でも剛直が敏感なところを貫くたびに、だんだんその事しか考えられなくなってくる。
温泉はまだまだ混浴のところが多いが、そこで見るおじさんたちのそれは、こんなに固くて立派ではない。こんなに悦ばせるものでは。あるいはおじさんたちのそれも、変貌したらそうなるのだろうか。温泉に行けばいつでもそれを味わえるのだろうか。
「ああ…っ!」
淫らな妄想に支配されそうになって、気持ちを打ち消そうとする。気がつけば後ろの男はスパートに入っていて、そのピストンが一段と早くなっていた。
「中に出すよ、トワちゃん!」
「だ、ダメですっ!」
準備運動は三人交代で行う。通常は三人目の正常位のセットで射精を迎えることが多いが、この男は既に絶頂を迎えようとしていた。それだけ気持ちよかったのだろうか。かすかな優越感と共に、中に出される恐怖感が訪れる。
危険日ではないとはいえ、絶対に安全という保証はない。万が一のことを考えれば、できれば避けたかった。
「あ……ああ……」
しかし一歩遅く、どくどくと熱いものが流れ込んでくる。自分もどこかこれを望んでいたのだろうか。深い溜息と共に、身震いをする。一滴残らず膣内で受け止めると、次の相手と交代した。
「それじゃ、トワさん、よろしくね」
ねこトトラ@猫虎屋
2022-07-01 15:57:33 +0000 UTCアーク
2022-06-30 20:35:18 +0000 UTC