膣内に射精され子宮に到達した精子は、およそ4~5日程度で活動を停止し死んでしまう。
しかし遺伝子的レベルではずっと残り続け、母体の中に新たな因子として取り込まれるという。ゆえに何年も前に交際し性交した相手の特徴が、結婚後に生まれた子供に顕れることがある。
つまり処女のまま結婚した女性よりも、沢山の男とのセックス経験がある母親から生まれた子供のほうが、多彩な遺伝子的特徴を持ち、才能も開花しやすいと言われる。
そのことに気付いた学者は、茶熊学園を通して壮大な実験をすることになった。
保険の授業で女生徒達は、様々な遺伝的特徴を持つ男と性交をし、その遺伝子を体内に取り込んでもらう。
そして誰の遺伝子を受け取ったかを正確に記録し、生まれてきた子供の遺伝子と照らし合わせてどの程度受け継がれたかを比較検証していく。
色々な遺伝的特徴を持つ男が自動で選ばれるため、誰とするかは任意で選ぶことはできない。
この日、ティナが相手させられたのは、大柄で肥満体型の男だった。
体重はティナの三倍もある。
「はあ…はあ……っ」
男が腰を振り、打ち付けるようにしてティナのそこを出入りしている。
これはあくまでも実験的行為なため、キスなどの愛情表現はする必要がない。また望むなら水着を着用して、裸を晒さなくてもいいことになっている。
「早く……出して……くださぃ…っ」
ともかく一度射精してもらえれば終わるため、素早く終わったほうがティナにとっても負担が少ない。好きでもない相手と肌を重ねるのは、一秒でも短いほうがいい。
今まで沢山の男のそれがティナの中に入ってきたが、どちらかというと好きなのは長いやつだ。
奥までぐいぐいと押し付けられるように先端が当たるそれが好みだ。
だがこの男のそれは短めで太い。その代わりに、浅いところでGスポットをしつこくなぞりあげてくる。
「んんん……!だ……だめぇっ……!」
何度も何度もそこを押し込まれて、我慢していたものが抑えきれなくなった。
ぷしゃあっと潮を吹き上げ、男の肌を濡らす。
それに呼応するようにして、中に入っているものがびゅくびゅくと律動し、膣内に遺伝子が注ぎ込まれる。
そのうちいくらかが子宮にも到達し、恒久的に取り込まれていく。
「あ…ありがとうございました。」
事が終わると、そそくさとベッドを後にする。
同じ男と二度とすることはない。そのため、愛想をよくする必要もない。
できるだけドライな関係のまま終えるのがティナの主義だった。