ナースとしての仕事は激務を極めていた。
常に強い緊迫感に晒され続けて、ストレスと疲労で全身全霊ぐったりして帰ってくる。
せっかくシェアハウスで生活しているのに、家はただ寝るためだけの部屋になりつつあった。
そして身体は疲れているのに、目が冴えてしまって眠れない。
明日はまた早朝から仕事があるのに…。
(また、あれを使うしかありませんね…)
ごくりと息を呑む。最近いつもお世話になっているやつだった。
ひょんな拍子で<すにゃほ>の広告にでてきたやつを、うっかりポチってしまった。
ジョークグッズと名を打った、ちょっとえっちな道具。
これを使ってから寝ると、緊張がほぐれてぐっすり眠ることができる。
最初は小さなローターだった。でもだんだんもっと刺激が欲しくなって、本格的なバイブを買ってしまった。
スイッチを入れると、ヴィンヴィンと大きなモーター音を発する。
ここはシェアハウスだ。壁一枚隣には同居人がいる。ちょっと驚いたが、このくらいならバレないだろう。でも声をだすわけにはいかない。
ローターで一度イッたのですでに充分濡れていたが、太いものがずぶずぶと入ってくると息苦しさを感じる。
(んんん…ここが…たまりませんね…)
このバイブは突起が無数にあるゾーンがあり、それがクリトリスを擦るとたまらなく気持ちいい。でもそこまで入れるには、かなり深くまで挿入しなくてはならない。息を止めて、ぐっと奥まで押し込むと、先端が一番奥まで届くのを感じた。
(く……はぁ……っ!)
ズンと鈍い痛みのような感覚があって、その後じわじわと熱い波が広がっていく。
ローターの表面的な気持ちよさとはぜんぜん違う、もっと深いところで感じる刺激。
満足感が段違いだ。
これなら何度でも逝けそうだった。
*
翌朝、見事に寝坊してしまい、同居人に起こされることになったという。
ねこトトラ@猫虎屋
2022-04-05 15:35:35 +0000 UTCミラばけっそ
2022-04-03 16:22:55 +0000 UTC