覇王ケンセイによってひとたびは統一されたタイカンであったが、王亡き今、常に戦乱の危機に悩まされている。
最大の対立派閥は大王ゴーマの息子を名乗る男で、父の方針に倣い、領民に苛政を布いている。だがとある情報筋によると、大王の息子はとうに亡き者にされており、別人にすり替わっているらしい。
彼だけでなく多くの諸侯や蛮族たちが、我こそはタイカンの覇を唱えるべしと虎視眈々とその空白の王座を狙っている。
そんな中、王都でリーランが忽然と姿を消した。
*
「さあ、吐け!玉璽はどこに隠してある!」
「は……話せません」
リーランが囚われていたのは王都近郊の山地に住んでいる蛮族の居城で、狙いは王の持つ玉璽の在り処を探ることであった。
彼らもまた覇王の座を狙っており、国王の正統後継者の証となる玉璽を手にして王を名乗るつもりらしい。だがそれは厳重に隠されており、リーランは始めとしたごく一部の人間しかその場所を知らない。
「おっと、そっちの穴がお留守だな。お前、塞いでやれ。」
「ハッ」
「そ……そこはぁ……っ!」
リーランは蛮族の長の上に裸で跨らされており、その剛直が秘所を貫いている。後ろから抱えて抵抗できなくしていた戦士風の男が、もう一つの穴に己のモノをあてる。
「では、失礼して」
「ぐうう……っ!」
ただでさえ前に太いものが入っていたのに、2つの穴へ同時に侵入されるとお尻が裂けそうに感じる。こんな苦しみは味わったことがない。
「どうだ、話す気になったかね。」
「話しません…!」
「いい度胸だ、やれ!」
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その後、両の穴と口は犯し尽くされ、部下たち一人ひとりにも輪姦されて、散々な目に遭わされた。それも一日では終わらず、三日、五日、そして十日も続くことになる。
リーランがいなくなったことは王都では極秘とされていたが、十日も不在となると隠し通すのが難しくなってくる。
「兄様!大変です!王宮が取り囲まれています!」
「なんだって……!」
軍師長となったハオのところに、メイリンが駆け込んでくる。
取り囲んでいたのは蜂起した軍の一派だった。リーラン不在の隙を突かれたかたちだ。正規軍を呼ぼうにも、軍団長たるリーランがいなければ軍は動かない。文人のハオではどうしようもできない。
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外から激しい戦闘の音が聞こえてくる。こんな時信頼できるのはジャッキー達だけである。だが彼らも数では劣り、次第に押されていく。
「これまでか……」
「兄様!援軍が来ました!」
「なんだと!誰の軍だ。」
「わかりません!ただ、蛮族のような格好をしています!」
「ラムレイ親衛隊、総勢108名、参陣!」
リーランを攫った蛮族達が、蜂起軍に背後から奇襲を仕掛け、包囲網は一気に崩壊する。
「我ら同じ穴を共有した兄弟なり!かかれ!」
「すみません、遅くなりました。」
リーランは十日間に及ぶ攻めに耐え続け、ついに屈することが無かった。
その気丈さと気高さに惚れ込んだ蛮族の長は、王座を狙うのではなく、彼女に忠誠を誓うことに決めたのであった。
リーランを犯し続けた部下たちも、やはり彼女に愛着を抱くようになり、異論を唱えるものはいなかった。
蜂起はまもなく鎮圧され、王都軍には新たな信頼できる近衛軍が加わることになる。
ただし、ジャッキー達猛虎騎兵隊とはなかなか仲良くすることができず、お互いに些細なことで喧嘩する様子が見られたという。