「コルネちゃ~ん!遊びに来たよー!そして今日のお土産~」
リリアがコルネの武器店に飛び込んでくる。片手にはワンホールのケーキがぶら下げられていた。
「リリア。最近やけに羽振りがいいではないか。お、おい、その武器はどうした」
「じゃーん!スサノスティング5号だよ~」
リリアの腕に装備された宝石が散りばめられたナックルが光る。
「この前新しく買ったばかりではないか…。それになんだ、その攻撃力は大したことないくせにやけに装飾ばかりゴテゴテしおって……。どれどれ…これは5万Gはするな。」
「さっすが目利きのコルネちゃん。10万Gで買っちゃった!」
「どこにそんな金があるんだ。父上と母上が冒険から帰ってきたのか?」
「うーん、パパとママは相変わらずだよ。手紙はくれるけどね。
でも最近パパがたくさんできたんだ!」
「……なんだそれは」
*
「『秒で稼げる!パパ活入門』……なんだこの頭の悪そうな本」
「最近拾った攻略本だよ!」
「ばかもの!これはどう見ても……いかがわしい本ではないか…。」
「えー、普通だよ。この本によると、私達くらいの年齢の子は、みんなやってるって書いてあるよ。」
リリアがパラパラとページをめくる。男性とのえっちの仕方特集なんて記事も載っている。
「まさか実践しているのか…これを」
「うん!」
コルネは思わず頭を抱える。
「えっちってすごく気持ちいいんだよ!
身体の中のスイッチが無理矢理押されちゃうというか…。マッサージのすごいやつみたいな!身体がぽかぽか温まってきて、ともかくすごく気持ちいいの」
「わかった、わかったからもうよい。」
「で、男の人が出す時、辛そうな顔しながらびくびくって震えるのが中でわかるの」
「ばかもの!そんなことをしたら、その……子供ができてしまうではないか」
「大丈夫だよー!見てみて、この攻略本に、ちゃんとそのあたりのことも書いてるから。」
「読まぬ!」
「えー、コルネちゃんもやろうよ~!絶対楽しいよ!」
「やらぬ!」
「そうだ!ルグノス君って下半身あるのかな。試してみたいかも」
「ばかもの!」
二人のガールズトークを店の隅で聞いていた剣形態のルグノスは、その剣身から冷や汗を流していた。