「ちょっと張り切りすぎちゃった、かな」
勇気を出して誘った"彼"とのデート。
いや、デートというのは一方的な思い込みなんだけれど、二人きりでビーチに海水浴に行くのにそれをデートと言わずになんと言うのだろう。
でもあくまでもクエストの"ついで"という形をとっているだけに、待ち合わせ場所は現地集合のかたちだ。
待ち合わせの90分も前に着いてしまったのだから、ちょっと張り切りすぎだよね。とキュアは苦笑する。
そのおかげで心の準備を整えることはできる。ちょっと過激すぎないだろうか。いや、以前も一度見せたことのある水着だから大丈夫のはず……。
「あ……」
その時、見えてしまった。青い糸が。
キュアはキューピッドの中でも、不幸の青い糸が見えるという特別な力を持っている。不幸な運命にしかならない男女の間は青い糸で結ばれていて、キュアはそれを断ち切ることができる。
さっきまでの浮かれ気分が一転して、仕事の顔になった。
「あの子……」
ビーチを歩いて……いや、複数の男たちに半ば連れて行かれるようなかたちで、一人の少女が岩陰のほうに向かっている。
なにか弱みでも握られているのだろうか。抵抗こそしていないものの、その顔は陰りがある。
助けなきゃ……!
咄嗟に身体が動く。
*
「おいおい、どーしてくれるんですかねー」
「でも、その子は嫌がって……」
なんとかそこに割り込んで、青い糸を断ち切ることができた。そこまでは良かった。始めから少女に拒絶の意志があったため、断つのは簡単だった。
だが問題はその後だ。
「おい、まてよ。さっきの女よりこっちのほうがよっぽといい素材になりそうだぞ。」
「確かに。」
「な…何を…するんですか!?」
男たちの視線がキュアに集まる。そして気がつくと後ろから四肢を掴まれて動けなくなっていた。
「や…やめてください…!!」
「やめてもいいが、こいつがどうなっても知らないからな。」
男たちはまだその少女を解放していなかった。
「あんたがかわりに撮影に応じるって言うなら、解放してやってもいいんだがなぁ」
少女は泣きそうな顔をしている。見殺しにするわけにはいかない。
「わ……わかりました……。」
キュアは震える声で同意した。
*
「んむむうっ・・・・!」
それはハードなAV撮影だった。
男たちが肉の壁になり、回りから見えにくくする。そしてその様子をビデオカメラで撮影される。人目のつきにくい岩陰とはいえ、ファミリーも居る海水浴場のすぐ近くで、泳いでいる人達の声が届く距離だった。
そんな環境で、男たちに集団で犯されていた。
「んあああっ……!」
前だけではなく後ろの穴も塞がれ、めりめりと腸壁が拡げられた。
口も手も奉仕を強要される。
こんなことをあの少女にしようとしていたのか。助けたことを後悔はしていないが、いざそれが自分に降り掛かってくると、恥ずかしさと苦しさで泣きそうになる。
(は…はやく終わって……!)
何よりも気がかりなのは、この様子を"彼"に見られてしまうのではないかという焦りだった。待ち合わせにはもう少し時間があるとはいえ、もし向こうも早くに来ていたら見つかってしまうかもしれない。それだけは絶対に避けたい。
少しでも早く射精させるために、男たちの動きにあわせて腰を振り、手と口で丁寧に愛撫していく。だが向こうもプロだ。そう簡単には射精してくれない。
「んん……んんーーっ!!」
下からずんずんと突き上げられ、後ろからも攻められると、だんだん頭が真っ白になってくる。こんな感覚、味わったことがない。
「はあっ……ああんっ……!」
下からくる刺激が強すぎて、奉仕する手が止まり、口も疎かになってしまう。
それでも前と後ろの穴を交互に突かれる刺激は止まらず、背中をのけぞらせてその快感を貪った。
「あああ…あああーーっ!!」
2つの穴に熱い白濁が注がれるのを感じながら、キュアは絶頂を迎えた。
*
「ごめんね。ちょっと遅れちゃった。待ったかな?」
『いや、いま来たところ。』
海の家でシャワーを浴びて、火照る身体を冷やしてきた。どうやら"彼"が来るタイミングにはギリギリ間に合ったようだ。
バレていないはず……。膣内と腸内にたっぷり出されてしまったのが溢れてきそうだけど、海に入ってしまえばごまかせると思う。
「行こ……!」
自然に腕をつかんで手を引っ張る。さっきまでの自分ならできなかったことだけど、今は自然とそんな勇気も出る。
― 物陰からその様子もしっかりと撮影されていて、後日発売されたAVに収録されるということをキュアはまだ知らない。
ねこトトラ@猫虎屋
2021-09-14 16:44:28 +0000 UTCカイビャク
2021-09-13 13:50:31 +0000 UTC