fanbox post: creator/114230/post/1377999
の続き
「お嬢ちゃん。そいつは通らねぇぜ」
「そんな……」
トワがリーチ棒と同時に投げた六索は見事に捕まってしまった。
これでトワはハコ点。すべてを吐き出してしまったことになる。
トワは最後の一枚も脱がされ、全裸で男たちの前に立たされることになった。
「うちのレートはウーピンだからハコると3万G、セツナの嬢ちゃんの負債もあるからあわせて9万Gの借金だな。」
「そんな大金……払えません…」
「なーに、1発3万Gで買い取ってやるよ。」
まるで始めからそうなることが準備されていたかのように、雀卓の横に布団が敷かれていた。
トワはそこに裸で横たえられ、恐ろしき狂宴が始まる。
*
「トワ……ごめんね。」
全てが終わり、帰路につく途中、セツナがぽつりと謝罪の言葉を漏らした。
「いえ、いいんです。ある程度覚悟はしていましたから……。」
まだ股になにか挟まっているような錯覚を感じる。
トワは先程のことを思い出していた。
男女の交わりについて、書物でときどき読んでいたので、知識としてはあった。
だが自分には関係ない、あるとしてもずっと未来の話だと思っていた。
それが初体験でいきなり三人も相手させられてしまった。いま三人分の精液が体内に残されている。この穢れを浄めなければ望まぬ子を孕んでしまうかもしれない。早く寮に帰って禊をしなければ…。
最初の一人目はひたすらに苦痛と苦しみだった。身体を引き裂かれるような痛みに、このまま死んでしまうのではないかと思った。破瓜の痛みについては書物にも書いていたが、恋物語で描かれるようなロマンチックなものとはあまりにも程遠いものだった。
一人目で終わっていたら、強いトラウマになっていたことであろう。
二人目も同じ苦しみが来るとか覚悟していたが、思っていたより辛くはなかった。
相変わらず痛みはあったが、じんじんと痛むその向こう側に、熱さのようなものを感じていた。
三人目は全く違って、まるで快楽の泉を掘り起こされるかのようだった。一突きされるたびに、痺れるような痛みが快感に変わっていく。緩急つけて浅く深く壁を抉られて、泉があふれるかのような快楽を感じていた。
なるほど、書物によく描かれている、性交の悦びとはこれなのかと実感し始めていた。
自分でも驚くほどに淫らな声を上げていた。
だが何かを掴みかけて、絶頂の山を登り切る手前で、唐突にそれは終わってしまった。
びゅくびゅくと痙攣しながら精液が注ぎ込まれていき、終わりの時間が訪れたことを告げる。
あともう少しで達することができそうだったのに、それ以上は掘り進められることはなかった。
あの山を越えることが出来たら、極上の快楽が訪れるのだろうか。早くも次の機会のことを考えている。
巫女は処女でなければならないという不文律は、これまでトワに重くのしかかっていた。
処女崇拝に限らず、トワの家は古いしきたり、慣習、掟、そういったものにずっと縛られている。
だがその一つを破ってしまったにも関わらず、自責の念というよりはむしろ清々しさのようなものも感じていた。縛られていたものからひとつ解き放たれたのだ。
これから自分は好きなように生きていく。楽しいことも面白いことも気持ち良いこともたくさん経験したい。きっともっと素敵なものが待っているはずだ。
*
「トワ、どうしたの?ぼーっとしてるよ。」
「は、はい…!いえ、なんでもないです。」
「ほんと、ひどいめに遭っちゃったね。あー!悔しいなもうー!」
「そうですね。今度は返り討ちにしましょう。」
「トワ……?」
「セツナ、私にもっと麻雀を教えて下さい。そして一緒に強くなりましょう!」
「そういえばトワは結構負けず嫌いだったよね~。サモンカードでも熱くなりやすいし…」
「次こそは絶対に負けません!」
後に、『群青の雀士』と呼ばれる伝説の打ち手が生まれた瞬間であった。
ねこトトラ@猫虎屋
2020-12-29 15:52:54 +0000 UTCせれす
2020-12-28 18:33:42 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-12-24 15:05:07 +0000 UTCほしみな
2020-12-23 22:43:32 +0000 UTC