スパルティ前校長から名馬クラウスを贈られたエレノアは、未だに上手に乗りこなせずにいた。
馬が少し嘶いただけで落馬してしまうという危険な状況だったので、一緒に乗馬練習に付き合うことにした。
実際に上に乗ってもらってわかったことが、エレノアはただ上に座っているだけで、腰を乗せてしっかり乗馬していないということだった。
馬は戦闘で激しく走り回る上、エレノア自身も槍を奮って戦わなくてはならない。半端な乗り方ではすぐに弾き飛ばされて落馬してしまう。
きちんと腰を乗せて、両足で挟み込み、全身の重心に向けて体重を乗せなければならない。さらには自ら腰を動かして、馬に意思を伝える。
手綱だけでなく、腰使いでも意思疎通をする。まさに人馬一体の精神が不可欠であった。
そのことを実践を交えて何度も丁寧に教え込んだ。
何日も特訓した結果、エレノアの腰使いはしっかりとしたものになり、自ら激しい前後運動をしても平気になっていった。
今ではすっかりクラウスを乗りこなせるようになり、エレノアは戦場で一騎当千の活躍をしている。
しかしこの特訓もすっかり気に入ったようで、その後もこっそり復習を重ねている。
ねこトトラ@猫虎屋
2020-11-13 12:29:26 +0000 UTC新規一転06
2020-11-13 00:37:47 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-11-12 17:49:20 +0000 UTC