エルゴラムによってサタニアスの牢獄に入れられてから丸二日。
天使としての強靭な生命力を持ってしても、飲まず食わずで過ごすには限界が来ていた。
焼け付くような喉の渇きが、波のように押し寄せる。身体の限界は、その心までも蝕んでいく。
『クソ天使ちゃ~ん。食事の時間だよ~!』
やけに上機嫌なエルゴラムが牢獄に入ってきた。一人ではない。ぞろぞろと村の住民たちを連れてくる。
住民たち、男ばかり15人ほどは、みな怯えた表情で暗い顔をしていた。無理もない。エルゴラムの気分一つで、一瞬で自分の首が飛ぶのだ。命の保証が全く無いという意味では、この牢獄に繋がれたルカよりもさらに立場が低かった。
『あんたたち、言われたとおりにこの生意気なクソ天使に食事をあげなさい』
「は、はいいいっ」
住民たちをは怯えながらも、その服をたどたどしく脱いでいった。
「何をするつもりですか。」
『見てわからない~?今日から君のゴハンは、こいつらの精液よ~?
言っとくけど、抵抗したら一人ずつ殺していくからな。』
「く……卑怯です!」
「こいつらにも言ってあるわ。今日から全ての精液は、この天使の中に注げとね。それ以外のところに出したら、クビが、こう」
住民たちがビクッと震えた。エルゴラムの言うことは冗談のように聞こえるが全て本気だ。だが強い生存本能が働くせいか、男たちの股間は高く張り詰めていだ。
*
「むぐっ……」
生臭い液体が口の中に注がれる。だがそれを呑み込むしか無い。カラカラな喉に絡みついてなかなか飲み干すことができない。そうこうしているうちに、また別の男が前に回り込んできた。
「おい、穴が一つ空いてるぞ。そっちも塞いでやれ。」
「は、はい、それじゃ失礼して……」
「そ、そこは……!」
後ろの穴がめりめりと拡げられていき、熱い肉棒が押し込まれた。
下から突かれているぶんには甘美な感触もあったが、こちらの穴は激しい熱さと強烈な違和感がある。
幸いにも何も食べていないお陰で、最低限の尊厳だけは保つことができそうだが、入れる目的ではない穴にまで侵入してくる容赦の無さに、愕然とする。
そして、守るべき存在からこうしてめちゃくちゃにされるという情けなさが、感情の波として押し寄せてくる。
「いいね、いいね!その表情。そういう感情の脈動が、僕の大好物なんだよ。
さあもっとだ。もっとめちゃくちゃにしてやれ!」
ぱんぱんと肉を打ち付ける音と、上機嫌なエルゴラムの笑い声だけが、牢獄に響いていた。
ねこトトラ@猫虎屋
2020-11-09 15:31:17 +0000 UTCほしみな
2020-11-06 23:24:41 +0000 UTC