「と…、通ったら立直<リーチ>です。」
トワは恐る恐る牌を横にして寄せる。左手は胸を隠しているのでどうしても動作が遅くなる。
前局ですでにスカートの下のパンツは脱いでいる。
残された制服のスカート1枚だけが、最後の砦だった。あと一回振り込んでしまえば敗北は確定する。服も点棒もほとんどない。
そんな状態でリーチを決めるのは、まさに危険行為だった。
だがもう後がない、どんなに安い手であっても。ここはリーのみ1300点だろうとまずは自分が和了る必要があるのだ。
大丈夫……まだみんな聴牌していないはず…。そんなかすかな希望と運命に身を託した。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。
セツナが無謀な勝負に挑んだのがことの始まりだった。
ガチ勢の集う雀卓でセツナがハコってしまい、身ぐるみすべて剥がされてしまう。
そんなセツナを救うために、トワが代打ちを買って出たのだった。
この試合で点数をすべて取り返せば、セツナのマイナスもチャラにすると。
だが一つ条件をつけた。トワが振り込むか、親で和了られた場合、服を一枚脱ぐと。いわゆる脱衣戦。服がすべて脱がされれば、セツナと同じ運命を辿る。
だからなんとしてでも勝たなければならない。セツナと、自分自身に降りかかる火の粉を払うためにも。
だがセツナにルールを少し教えてもらった程度の、初心者のトワに、このような勝負の場を渡り歩くのは極めて厳しい戦いとなった。その証拠に、まだ中盤なのにすでに5回振り込んでいる。完全な一人負け。集中攻撃を食らい、靴下・上着・シャツ・ブラ・パンツと脱いで、残るはスカートしか残されていない。
まずは1回和了って、ブラだけでも取り返したい。そうでないと、胸に突き刺さる視線がやまなく、配牌に集中することすらままならない。
だからお願い、ここは通って……!
トワは天に祈りながら、千点棒を投げた。
ねこトトラ@猫虎屋
2020-09-09 15:00:55 +0000 UTCせれす
2020-09-08 08:42:20 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-09-06 07:14:38 +0000 UTCカイビャク
2020-09-05 22:09:40 +0000 UTCねこトトラ@猫虎屋
2020-09-05 18:13:06 +0000 UTCほしみな
2020-09-05 16:42:28 +0000 UTC