茶熊学園は、優秀な冒険者を育成するための学校である。
ギルドに所属する冒険者は、様々な依頼、オファーをこなす義務がある。
魔物の討伐や戦争の傭兵といった血なまぐさい依頼もあるが、それらはいつでもあるとは限らない。一方、戦時でも平時でも変わらず高い需要があるのがセックス産業である。
戦闘に関わる分野は男性の冒険者が果たすことが多く、女性の冒険者に回される依頼には、色仕掛けのエージェントから、金持ちの息子の筆おろし依頼、臨時の風俗嬢など、性に関わる仕事がかなりの割合を占めていた。
ゆえに茶熊学園でも、女生徒には性行為実習が必修課程として位置づけられており、そこでのセックスは女生徒全員の義務であった。
本番を伴う実戦的な性行為を通して様々な性スキルを学ぶ実習になっている。
どこに出しても恥ずかしくない、魅力的で立派な娼婦としての技術を身につける必要があるのだ。
初潮を迎えたばかりの、わずか13歳のミレイユにも、それは例外ではない。
「よろしくお願いします!」
上目がちにハキハキと挨拶するミレイユは、年相応の幼さが見え隠れしていた。
こんな健気な子もお金で身体を売るようになるのかと思うと、すこし不憫な感じもした。
だが同時に胸の高鳴りも覚える。初々しい彼女を抱くことができるのも、今だけの特権だ。
男子生徒だからといって誰でもこの実習に参加できるわけではない。
実習後のアンケートの結果次第では、リストから外されてしまうのだ。
だからできるだけ紳士的に振る舞い、気持ちよくなってもらわなくてはならない。
精一杯の笑顔を作り、彼女を迎えた。
*
自分とミレイユとでは体格差がありすぎるので、彼女に上になってもらうことにした。
これならミレイユが好きなタイミングで動けるので負担が少なそうだ。それにご奉仕する練習としては騎乗位のほうが役に立つだろう。
「だ…大丈夫です…っ」
つらそうにしているので痛くないか聞いたが、ミレイユはそれを打ち消した。
彼女の中は本当に狭い。全てを収めることは出来ないうちに、行き止まりにぶつかった。
こんな小さな穴に自分のそれが押し込まれているのを感じると、罪悪感すら浮かんでくる。
だがあくまでもミレイユ主体で、彼女の意志でそうしているのだから仕方がない。こちらもできるだけ動かないようにして、ミレイユのそこに馴染んでいくのを待った。
薄いゴム1枚を隔てて、熱い粘膜同士が強く密接する。実習での避妊具着用は必ず行わなくてはならない。大切な商品を妊娠させるわけにはいかないからだ。これをしないとアンケートに悪い評価を書かれてしまうので、少し惜しいようだが守ることにしている。
第一、彼女とはほとんど初対面なので、万一子供が出来た時に責任を取り切れない。
これはあくまでも一時的な関係なのだ。
「ん……っ」
一瞬膝の力がぬけて、ミレイユの全体重がぐっとのしかかった。そして今までになく強く深く突き刺さる。
「は……あ……っ」
しかしミレイユの口からもれたのは、苦痛の声ではなく、悩ましげな吐息だった。
「う…動きますね。」
腰を小刻みにグラインドしはじめる。緩急をつけて、小さく、そして大きく、また小さく。気持ちいいところを探り当てるかのように、いろいろな角度で腰を落としていく。
一体どこで学んだのだろうか、その腰づかいはたしかに魅力的なものだった。
およそ13歳の少女がするとは思えない、淫らな腰のグラインド。
「はあ…っ!あっ……。どうですか……気持ちいいですか…」
自ら愉しみながらも、相手への気遣いも忘れない。
その姿は夜の商売女のそれに近かった。確かに彼女はこの学園でしっかり真面目に学んでいるようだ。
少女がこんなに淫らな一面を見せるなんて、驚きとともに興奮も湧き上がる。
気を抜くと持っていかれそうになる。
だが年上としてのプライドがそれを許さない。ちゃんと彼女を気持ちよくしてやらなければ、アンケートで悪い評価をつけられるかもしれない。そうしたら次は外されてしまうかもしれない。
この一戦での成否には、次の一戦の可否も賭かっているのだ。
指南役としてのプライドもかけて、ミレイユをイかせることに集中した。
*
「ありがとうございました!」
すべてが終わると、最初と同じ、ハキハキとした挨拶で別れた。
そういえば名前を名乗ることもしなかった。しかしこれはあくまでもこの場限りの関係であり、それ以上深入りすることは許されない。
でもそれで満足だった。
この学園、性行為は自由だが恋愛は原則として禁止である。下手に恋人が出来て、売春行為を拒否されても困るからだ。
いつ、誰とでも抵抗なくえっちできるように教育される。
ただしお互いを認めた上で、事実上の恋人になっているパートナーもいるようだ。
入学当初は、多くの生徒がこのセックス実習制度を聞いて驚く。恥ずかしさに逃げ出したり、強く抵抗して拒否するものをいる。だが大半は次第にそれを受け入れ、自ら進んで身を捧げるようになる。
なぜならそれがとても気持ち良く、心地良いことに気付くからだ。
ミレイユからのアンケート評価は、文句なしの☆5の満点であった。
ねこトトラ@猫虎屋
2020-08-17 19:46:01 +0000 UTC